中立国フィンランドがNATOに加盟します。このことは残念なことですが、フィンランドを中立からNATOへ追い込んだロシアの外交の拙劣が大問題です。
また、トルコとハンガリーが反対しているためスウェーデンはまだNATO加盟の見通しが立っていませんが、スウェーデンもNATO加盟を求めています。トルコ・ハンガリーとスウェーデンの関係は今後話し合いが行われ、スウェーデンの加盟も実現するでしょう。
ロシアは、自分の外交下手を棚に上げ、対抗措置をとると言ってます。フィンランドに近い地域の軍事基地を強化したり、フィンランドやスウェーデンとの経済交流を縮小するのでしょう。
信用を失ったという反省がロシアにはありません。ロシアの低迷とプーチンロシア大統領一派の失脚は確実です。北部西アジアの悲劇です。
南シナ海における中国の利権追求が非常に強く、音を上げたフィリピンは、アメリカに新たに4か所の軍事基地の利用を提供することで対中国防衛力を大幅に上げます。
アメリカは、日本の軍事基地、グアムの軍事基地、フィリピンの軍事基地を強化することで、台湾侵攻も含め、中国の侵略を阻止する体制を整えつつあります。
東アジアで隣国の信用をえるのではなく、失い、隣国をしてアメリカに追いやるとは中国の外交はロシアと同様拙劣です。
西と東で信用を失ったもの同士が中央アジアで協力関係を深めても信用を改善できません。消極的対策にすぎません。ロシア・中国の未来は暗いと思います。外交下手すぎます。
(注)中央アジア諸国すらロシア・中国を信用していません。信用を失ったもの同士(ロシアと中国)の協力関係がしばらく続くことになります。
本来なら人口14億人の強大国中国は、東アジアにおいて信用を保ち、隣国との友好を重んじ、平和であるべきです。中国は外国とはよくウィンウインの関係を重視すると言うのですが、やっていることはまったく逆で自分がウィンすることです。圧倒的中国の力を誇示し、隣国を下にすることで中国共産党の安定を考えています。
結果は反対で、中国共産党はすでに信用を失い、解散に追い込まれる確率は100%です。しかし中国はそう予測していません。東アジアの悲劇です。
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