大阪担当です。
7月7日、第157回自助会を開催しました。
前日の大雨の影響もあり、開催できるかどうか、開催しても参加者は集まるのか心配しましたが、初参加の方2名を含む13名の方に集まって頂きました。
うつになった原因はどこにあったのか、それを今振り返ってどう感じるかという話、カウンセリングの意味についての話がありました。
また、今回初の試みとして、短時間ですがあなたのうつがよくなったとしたら何をしたいかというテーマで話をしました。
前回、生きるために働かなければならないと言いました。
ここには人は生きたいと思っている、生きないといけないと思っているという前提があります。
なぜ、人は生きたいと思っているのか、生きないといけないと思っているのでしょうか。
生きること自体が「善いこと」だと思っているからです。
世の中の人は、生きること自体が善であると思っています。
では、世の中の人はどこまで善を考えて善だと言っているのでしょうか。
人それぞれが善について考えていなければそれはその人にとって、みんなそうだと言っているからそうなんだというただの規範、単なる社会通念にすぎません。
単なる社会通念を善だと思い込んで善をおこなうのは偽善です。
善ではないと知りつつ善であるかのように行うことも偽善と言いますが、ここでは善であると思い込んで善でないことををするという意味で捉えてください。
でも、もし生きていることが善でないなら、生きている上で行為すること全ては善ではなくなってしまいます。
人生は偽善なのでしょうか、人生が偽善なら人生に意味はあるのでしょうか。
わたしは、人生の意味と無意味は、人生の意味と無意味を考える時間の中、与えられた生という有限の時間の中で徹底的に考え抜く、そこにしかないと思います。
そして、その有限の極限に無限が立ち現れます。
また、生きる意味とは、私が生きる意味という現世的生命への執着を通しての生きる意味であれば、現世的生命が有限である限り、そこに生きる意味など見いだせないと思います。
結局、偽善にしかならないのだと思います。
わたしにとってうつになるということ、うつになったということは、わたしの人生が偽善であったということだと思っています。
そして、わたしの人生が偽善だったからうつになり、うつになったから、わたしの人生が偽善だったことに気がつきました。
だから、生という有限の時間の中で考えています、人生の意味について、無意味について。
無限に。
一緒に考えましょう。
次回8月のご案内
日時:2018年8月4日(土)、13時30分~16時30分
場所:大阪市北区民センター 第一会議室
JR天満、地下鉄扇町が最寄り駅です。
参加費:500円
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梅雨が明けると夏ですね。
暑さで体調を崩さないよう、どうぞご自愛ください。