大阪担当です。
3月6日、第186回自助会を開催しました。
今回は初参加の方2名を含む10名の方に集まって頂きました。
うつの症状が辛い時どうすれば良いのか、日常生活で出来ないことがある辛さなどの話がありました。
人には失いたくないもの、続けたい事、欲しいもの、やりたいこと、なりたいものなど少なからずあります。
うつになるとそれらのものが、なくなったりできなくなって、どうしてこんなことになったのか苦しい気持ちや悲しい気持ちに支配されます。
これが欲しい、こうしたい、こうなりたい、こう思われたいなど希望や夢と言われるもの、それらはすべて自分が主語です。つまり自分の希望で、自分のためで、自分の欲望だということです。
たとえ子供のために、大切な人のためであったとしても自分の子供、自分の大切な人のためで、希望がかなえば自分もうれしいから望んでいるという側面はあると思います。
欲望を持つのが良くないと言っているのではありません、端的な事実として自分の欲望が叶わないことが苦しみの原因だということです。
則天去私(そくてんきょし)
ご存知の方もいると思いますが、夏目漱石の言葉です。
読み下すと、
天に則り、私を去る(てんにのっとり、わたくしをさる)
となります。
うつに向き合うためにという意味を込めて意訳します。
私を去るとは、わたしの欲望をすべて諦める。
欲望を捨てて自分を捨てて無欲になれという意味ではなく、叶う叶わない、成功失敗、手に入れる失うということに執着しなさんなということです。
わたくし心は片隅に置いておくということです。
天に則るとは、来るものは来るに任せ、去るものは去るに任せる。
全ての出来事を良い悪い、嬉しい悲しいなどマルかバツかで判断することなく、ただ受け入れるということです。
わたくし心に執着することなく、起こること全てを受け入れるだけでいいのです。
つまり一言で言うと、これでいいのだ! 笑
そんなことで良くなるのかと思われるかもしれません。
真(まくとぅ)そーけーなんくるないさ※1
考えることに手遅れはありません。
一緒に考えましょう。
※1・・・まくとぅそーけー((人として)正しい事、真(誠)の事をすれば)なんくるないさ(何とかなるさ)
「なんくるないさ」は本来「まくとぅそーけー」の枕詞をつけて使うものなんだそうです。
次回の自助会について
開催スケジュール
日時:2021年4月3日(土)、13時30分~16時30分
場所:大阪市北区民センター
最寄駅:JR線「天満駅」、堺筋線「扇町駅」
関西テレビの北隣になります。
新型コロナ対策の詳細は申込ページに記載していますのでご確認の上、申し込みをお願いします。
参加費:500円
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