大阪担当です。
10月3日、第182回自助会を開催しました。
今回は初参加の方4名を含む8名の方に集まって頂きました。
何かを再開させる、復職するタイミングはどうやって決めたらいいか、働いていたころの辛い想いや人間関係の難しさなどの話がありました。
前回休むことは難しいという話をしました。
休むということはどういうことなのかもう少し掘り下げて書いてみます。
私たちにはする時間と在る時間が有ります。
する時間とは誰もがやっている何かをする時間、例えばパソコンに向かってメールを書く、スマホでゲームをしたりSNSにいいねをするなど何かをしている時間です。
何かをすると何か結果が返ってきます。
そしてその結果に対して何かする、その結果が返ってくる。
で、その結果に対してまた何かをして・・・。
という風に延々と続いていきますし、他に何か始めれば増えていきます。
つまり、するということは際限なく続き、する時間はどんどん増えて、する時間で埋め尽くされていきます。
いわゆる忙しいという状態です。
忙しくなるとする時間でいっぱいになり、在る時間がなくなっていきます。
つまり、する自分で埋め尽くされて、在る自分はなくなっていくということです。
そういう状態が長く続いた後、うつになってすることができなくなると、する自分はなくなります。
でも在る自分もする自分に押しやられていたのでどこにいるのか分からない。
する自分も在る自分もいなくなって困り果て、必死にする自分を取り戻そうと焦れば焦るほど何もできなくて自信を失い、落ち込んでしまう。
休めと言われても、今まで休みは余暇をするための時間としてしか使ってこなかったから余暇が楽しくない今、休むこともできない。
こうなると八方ふさがりですが、それでもなお何をすればいいのかとすることばかり考えてしまう。
これが休むことの難しさでないでしょうか。
そして、在る時間とは、そのするをやっていない時間のことです。
ただそこに在ること、その時間であり、その時間に在る自分です。
元々誰でも持っていたはずのものです。
子供のころ、外で遊んで家に帰ったらお母さんに
「何して遊んでたの」と聞かれて、
「何もしてない」と答えたことはありませんか。
大人から見れば何もしてないはずはないのですが、子供からすれば本当に何もしてないのです。
この何もしてない時間、これが在る時間です。
大人になるにつれ、する時間が増えて何もしてない時間が少なくなり、忘れていきます。
しない時間、つまり在る時間をなくしていって大人になった今、在る時間をなくしてきたことは本当に良かったのでしょうか。
しない時間は無駄に決まっている、競争に勝って生き残るためにはそうするしかないなどの常識は一旦保留にしてゼロから考えてみてください。
在る時間は本当に無駄なのか、在るだけの自分は無駄な自分なのか、うつになって休んでいるからこそ考えられることだと思います。
みんなそう言っているとかそう教えられたからではなく、自分で考える、納得するまでとことん考えるのです。
答えはあなたの中にしかありません。考えれば必ず、自ずから答えは出てきます。
その時あなたは、うつは必ず治るのだと確信できていることでしょう。
考えることに手遅れはありません。
一緒に考えましょう。
次回も3密回避のため人数制限を行います。
定員9名、webから申し込みのみ、先着順です。
定員に達した場合、キャンセル待ちでの申し込みとなります。
(参加可能かキャンセル待ちかは返信メールで確認してください)
その他コロナ対策の詳細は申込ページに記載していますのでご確認の上、申し込みをお願いします。
開催スケジュール
日時:2020年11月7日(土)、13時30分~16時30分
場所:大阪市立北区民センター
最寄駅:JR線「天満駅」、堺筋線「扇町駅」
関西テレビの北隣になります。
参加費:500円
お問い合わせ、参加希望は下記リンクをクリック。
自助会への参加・お問い合わせはこちら案内ページが表示されますので申し込み若しくはお問い合わせボタンをクリックしてください。
連絡先のメールアドレスはパソコン用のアドレスでお願いします。(携帯電話のアドレス(docomo.ne.jp、ezweb.ne.jpなど)はこちらからの返信が届かない場合があるので使用は避けてください)
申込み、問合せ送信後、自動返信メールを確認してください。
※申し込み、問い合わせはイニシャルやニックネームではなくお名前をお書きください。