春、本番

2020-03-13 18:16:31 | 日記
 今日は気温がグンと上がり春らしい一日だった。拙宅の庭の木にウグイスが飛来してまだ喉慣らしかどうか試しのホーホケキョの声だった。大阪の桜の開花は今月20日とある。まさに暖冬の今年の冬で予報通りの開花となれば開花新記録だろう。春というにニューヨークダウ株価は大暴落だし日本の東証株価も大きく値を下げた。消費税をゼロにしようという意見まで出始めた。まさに異常な状態といえる。ひたひたと迫る東京オリンピック開催の是非でどうやら悲観的な見方が多勢のようである。プロ野球にJリーグと全国の高校球児の憧れの甲子園まですべてにわたって中止並びに延期、全国の観光地は閑古鳥の鳴く姿でこれで世界中の選手を招待するオリンピッック競技ができるのかどうか。大相撲春場所が大阪で開催中で誰もいない体育館の真ん中でひとり「残った残った」の行司さんの声だけがむなしく聞こえる。こんなのやっていていいの?と心ある人ならば思うのではないか。
 外出は控えて部屋でひとりパソコンに向かって動画の編集をする。しばらく遠のいていた為編集の基本を忘れてしまっていた。思い起こすのに時間がかかってしまった。これからは桜のシーズンだし、花や若葉の見事な景色を撮る最適の季節だ。投稿される動画だが、圧倒的に若葉の季節が多い。4Kの動画もあるが2Kでもそんなに変わらない画面だ。NHKもひところのように4K8Kと宣伝しなくなったようでコロナウイルスで世の中騒然としている状態で今の2Kで十分ではなかろうかとも思う。

センバツ中止

2020-03-12 10:20:23 | 日記
 センバツ高校野球の開催が中止となった。なんとも残念の一語に尽きる。楽しみの春の祭典センバツ野球大会を楽しみにしておられた方々が大勢おられたはずだ。何としてもこの大会に初出場が決定していた球児の落胆は計り知れない大きなショックに違いない。これまでこの大会に向かって精魂込めた練習と指導をされてきた監督も同様であろう。察するに余りある大会中止である。これを決定した大会委員長以下も苦渋の決断だったであろう。甲子園に出る出ないで選手のこれからの人生たるや大きな違いが出る。特に初出場の高校の選手にとっては無念の一語であろうか。
 コロナウイルスの蔓延とそれに対する各国の対策が新聞紙上を賑わしている。対岸の火事とあまり関心を寄せないでいたヨーロッパ諸国が本気で対応に苦慮している状態でまさにこれは地球上を覆った大災害に違いない。我日本では各都道府県で感染し陽性反応で若干の発病者が確認されているが、小中高の子供たちや青少年には今のところ感染者がないということでまずまずのところだが安心は禁物だろう。近所でも子供たちが外で遊んでいる姿が確認できる。学校が休校になってすることなしで外で遊んでいるのであろう。私もそろそろ床屋のお世話になる間隔が来ているが人の集まる場所には極力行かないようにしている。同じく近くの行きつけの診療所にも薬を貰いに行くのを控えている状態である。
 さて、今日は抜けるような青空の快晴に恵まれた。気持ちがいい。突然ホーホケキョのウグイスの声を聴いた。今年初のウグイスだ。初鳴きにしては上出来だからもう既に初鳴きをどこかで終えて今日のこの良き日に近くに飛来してきたものと思う。でも私にとっては初鳴きの観測である。いよいよ春本番だ。早くこのウイルス問題が終息に向かって欲しいと祈るばかりである。


東日本大震災から9年

2020-03-11 10:40:00 | 日記
 あれから9年が経過した。避難生活なお47,000人とある。岩手県が985人、宮城県が3,969人、そして福島県が30,914人で全国に散らばっている避難者を合計すると47,737人とある。東北地方以外に避難した人は11,869人である。福島県がダントツの被害地域であることはいうまでもなく原発による放射能による避難生活者でこの人々は今後何十年単位での避難生活を余儀なくされる。津波の最大被害地域の岩手県は復興が進んでいるのか1,000人を割り込んでいる。東電福島原子力発電所の解体に向かっての工事が日夜多くの作業員によって進められているがこの人たちは放射能被ばくという現実と闘いながらの毎日である。政府東電はこの人たちを一種捨て駒的存在として扱っている。お上のすることは何時の時代も同じことである。国会中継をみてもこの種の質問は与野党からひとつも出ない。
 新型コロナが全世界を覆い地球が委縮している状態だ。米国でさえ警戒をし始めてその気分が大きく広がっている始末である。日本の私たちはオリンピックは大丈夫かとの声も上がり始め、プロ野球は開催の延期を発表しJリーグも同様の気配、センバツ高校野球はどうするか今検討中とのこと。身近な地域の人々の楽しみの寄り合いも中止中止で旅行も電車に乗ることも控えめでGDPに大きなダメージを与えている。面白いのは無観客での開催に突っ込んだ大相撲春場所だ。誰もいない観客席の中央に土俵があり審判員だけがいわば観客のような状態での勝負である。行司が「残った残った」と声を張りあげまるまる太った力士がいつものように勝負らしきものをしている。それを見て「どうして?つまらない来る日も来る日も取っ組み合いの毎日ではないの?」と憐れみを通り越して滑稽さが漂うのは私ひとりか。この国難いや全世界中が非常事態の中でこんなことをしていて大丈夫なのかと思う。この相撲を後ろで支えているNHKにも大きな責任がある。彼らはNHKの放送権料が頭にあっての開催なのだ。
 今日の政府主催の東日本大震災慰霊行事は中止される。東北の被災地の皆さんにはまことに申し訳ない次第である。

日替わりの天気

2020-03-09 09:40:19 | 日記
 今日は朝から快晴の良い天候だ。新型ウイルスで外出には億劫になっていてうずうずの毎日だ。昨日など終日雨模様で自宅のパソコンと睨めっ子だった。なので今日のようなよい天気になると出かけたくなるのが人情ではあるまいか。
 3月11日がまたやってくる。あれからまる9年である。大津波に見舞われた東北各地の復興は順調に進んでいるようだが、被災された人々の復帰帰還はまだまだのようだ。特に原発事故による帰還は全くの状況のようである。阪神淡路大震災では9年目は殆ど現状回復だった。京阪神地区という都市部と東北の漁港との違いではあろうが特に原発被害という特殊性が大きな要因が早期回復を遅らせている。
 新型ウイルス蔓延で人々の動きが大きく止まってしまっている。すべてが中止中止で自治会の行事でさえ中止なのである。スーパーの売り上げも公共交通機関に乗車する人々も減って経済に大きな影を落としているに違いない。これほど大きな騒ぎになるとは思ってもみなかったのは私一人ではあるまい。仮にもしこれが日本国内の要因だったならば日本国内はもちろん全世界中から非難ごうごうであろうし、損害賠償の問題になるであろう。その損害額たるは猛烈な額に及ぶこと間違いなしである。
 NHKBS1で第二次世界大戦で活躍した零式戦闘機にまつわるドキュメントがあった。前篇後篇合わせて3時間のものだった。新しい知識を得て満足した内容だった。世界の最先端をゆく名機ともてはやされたゼロ戦だったが、流石に米国の対応で日本が開発しそれを頼りに戦いを挑んだものを打ち砕く策を開発して見事に打ち勝ったものだった。以前にもあった「太平洋戦争」のドキュメントはそれなりに評価の高いものだったが今回もまた違った視点でのものだった。特攻を支持し20歳そこそこの若者を敵艦めがけて突入させる命令をした上官が日本に帰国して最近まで生き延びていた現実を知って驚いた。旧日本軍軍部とはそんなものだったのかということだ。かの有名な忠臣蔵の赤穂浪士は上司の殿様の無念を晴らすために討ち入り切腹して果てた。江戸時代の人間のほうがよほど優れていたのではあるまいか。久しぶりによい番組に出会えて嬉しかった。

中止の嵐

2020-03-06 13:14:31 | 日記
 周近平中国主席の日本訪問が中止になり東日本大震災追悼記念式典も中止となった。センバツ高校野球は観客なしの大会だし大相撲大阪場所も同様観客なしでの開催のようだ。それぞれが楽しみにしていた行事や国の行事が大幅な変更を余儀なくさせている今回の新型ウイルスだ。この手のことであまり騒がない米国ですら金利を下げて景気の気遣いでこれほどな騒ぎになるとは思ってもみなかった。いちばん影響を受けているのがほかならぬ中国経済だろうか。周主席もこれは想定外のできごとと内心穏やかならぬものがあるに違いない。
 さて、今日の新聞のコラムにテレワークとは電話の仕事だと思っていたと物知りのコラム作者が言っている。このテレとは「離れて」の意味で離れて会話するのがテレフォン、離れていて物をみせてくれるのがテレビジョン、職場から離れて自宅で仕事をするのがテレワークだ。物知りのコラム作者さえ思い間違いするのだからわれわれ凡人は猶更だろう。ひとつ賢くなった思いである。それに昨日のNHKBS1の「ゼロ戦、搭乗員の見つめた太平洋戦争」でゼロ戦パイロットの未帰還兵には米軍機との戦闘で撃墜された他にパイロットの居眠りで墜落するものもあったという。居眠りの原因は休息なしの過酷な搭乗戦闘だという。ベテランパイロットが失われ18~20歳の若き未熟なパイロットでの過酷な操縦など新たな事実を教えられた。今日その後編がある。
 今日は快晴の良い天気、まさに春本番を思わせる。ただ風が冷たいのでまだウグイスの初鳴きはお預けのようだ。いままで部屋の奥深く差し込んでいた陽射しがいつの間にか窓際になっている。そろそろプランターの土拵えの時が来たようだ。