宮城まり子さん

2020-03-24 17:37:35 | 日記

 21日元歌手で「ねむの木学園」の園長の宮城まり子さん(本名本目真利子)がお亡くなりになった。93歳。太平洋戦争の敗戦の昭和20年といえば宮城さんが18歳といえる。東京大阪名古屋神戸とそして横浜など大都市は米軍の猛烈な空襲を受けて焼け野原となった。親を亡くし住む家もない子供たちは明日の糧をと靴磨きなどをして凌いだ。夜の寝場所といえばガード下だった。こんな姿を描いて戦後間もない時代に作られた歌謡曲が宮城まり子さんの「ガード下の靴磨き」だった。そして女たちが自身の身体を売って明日の糧を稼いだいわゆるパンパンと呼ばれる売春婦となってゆく様を描いた菊池章子さんの「星の流れに」がヒットした。

 宮城まり子さんが肢体不自由児のための養護施設「ねむの木学園」を私財を投じて設立したのはたぶんに彼女自身の大ヒット曲「ガード下の靴磨き」によるものだろう。いちめんの焼け野原になった街でどうして生き延びたのか今の豊かな生活に慣れてしまった我々は想像するだに困難だが極限の生きざまだったことは容易に想像することができる。今では靴磨きはなくなってしまった。満員電車の中で靴を踏まれて不愉快な思いをした方々は多いであろう。もう都会でも靴を踏まれるほどの満員電車はないのではないか。

 東京五輪夏開催は困難との今日の新聞の見出しである。延期か中止かが今後の問題だが、延期するにしても1年先は予定がびっしりで余裕はなさそうだし2年先とすれば選手の体力精神力がそれまで持つのか気がかりだ。オリンピックという国際大イベントというものは予定されたスケジュールに沿って行われて初めて気分が最大の盛大さがでるもので延期となればその気分そのものが喪失されて大イベント足りえないものにならないかだ。中止の公算が大である。


IOC 五輪延期を検討

2020-03-23 16:04:15 | 日記

 やっと五輪の延期を口にしだした。ヨーロッパ各国はすでに選手の派遣を取りやめとしているのに今更IOCが延期の検討もないものだ。カナダは派遣せずとしている。おそらく延期は1年後かだろうが、それでも各国においては来年の予定がそれぞれ決められており延期も難しいのではないか。結論からいえば中止取りやめが決着どころではないかと思われる。麻生大臣のいう「呪われた東京五輪」が今回も起こるのではないか。


彼岸3連休

2020-03-21 10:33:12 | 日記
 3連休の中日の今日はよい天気、思わずちょっと出かけてみるかの気分があるのは多くの皆さんであろうがこの陽気とは裏腹に外出を控えてくださいの社会の今日この頃である。大阪府の吉村知事が大阪神戸間の移動はできるだけよしてくださいのコメントを発表した。兵庫県の集団感染が起こりそうだと危惧しての早めの対策を採られたようである。兵庫県の井戸知事はそこまで心配する必要なしとのようで大阪府の対応をやや大げさに見ておられるフシがあるようだ。
 米国カリフォルニア州は外出禁止令を発した。大阪府の吉村知事の要請よりもはるかに強力な感染防止対策を採り感染防止に本腰である。このようにまだ未知の流行性疾病には早めの予防対策が必要なのはもう11年前のあの原発事故で経験しているはずなのだがいざとなればなかなか進まないようだ。原発事故も最初は小出しにして住民の避難を遅らせた。
 同じことが東京五輪の開催での対応にも言えるのではないか。もう中止を宣言すればよいのに関係者は未練たらしく予定通りを固執してその場を胡麻かしているよに見終えて仕方がない。アスリートの皆さんが練習に打ち込めない現状でどうして競技が出来ようかなのだ。イタリアなど国外出国を禁止するなど強力な措置を講じているのにである。菌をばら撒いた中国の選手を日本国内に入国させるのか、多くの観客を入れて菌を国内にバラ撒くのか等々開催がダメなことは明々白々ではないのか。身体作りが重要なプロ野球の選手やサッカー選手は練習が出来なくて開催が延期されるであろうことが予見される。大相撲などの力士はそれほどの技量は不要だし適当に土俵上での練習に毛の生えた程度の取り組みでごまかして(しょっと失礼かも)いればよしとして開催しているがNHKだけがスポンサーで放映権料をあてにしている姿は哀れとしか言いようがない。親方制度など改革が必要でそれぞれがスポンサーを持つ本当の競技会であって欲しい。進化を止めたものは時代遅れとして取り残される運命にある。


彼岸入り

2020-03-18 10:06:03 | 日記
 彼岸入りを迎えてやっと春らしい陽射しになった。季節は春だが日本はいや地球はその地球の北半球はコロナ騒ぎでいつもの春とは大いに違う様子である。人の行き来を制限する動きが活発になって停滞ぎみの姿が鮮明になりだした。こんな中で我日本は東京オリンピック開催を強調しているが世界の大方は否定的な見方が大勢を占める動きをしている。国内の方も止めたほうがよいの意見が開催賛成の方よりも多いようだ。アスリートの皆さんもこれでは本気で競技に向かっての体力精神力気力も失われてしまっているだろう。安倍さんと小池さんが何が何でもやりますよとカラ威張りで叫んでいるだけで世界も選手も協会ももうやれない方向にハラつもりに違いない。
 この東京大会だが言い出しっぺは石原慎太郎元東京と知事だったのではないか。この人何かと人気があったようだがなにか因縁が付きまとうと思えてならない。日本維新の会という国政選挙でこの会を立ち上げた橋下徹元大阪府知事にすり寄り仲間になりたいと申し出たが、大阪と東京に分派していわば維新の会が立ち消えそうになった。維新の会の勢いを弱めた張本人がこの石原元東京都知事だった。今回の東京オリンピックもまさに今延期か中止かの瀬戸際にある。
 小中学校の休校が続いている。久しぶりの登校で喜ぶ児童生徒がテレビで報道されているが仲間とあえて話会えることがどんなに嬉しいことかは自身のこととして理解できる。家の中で過ごすことよりも学校での生活がどんなに嬉しいかだ。これはなにも子供たちに限ったことではあるまい。大人だって仲間と会えないでいることはストレスが溜まる。EU諸国は外出禁止措置を採用する動きが強まっている。そんな中でオリンピックなど到底できそうにないのが現実である。あの新装のオリンピックスタジアムはどうなるか。高い税金が使われた建物は本来の使われ方をしないまま終わりになるのか。小池東京都知事に往時の晴れやかな笑顔は今は見られない。

新聞の株価欄はすべて黒塗り

2020-03-14 18:00:50 | 日記
 米ダウ平均株価が暴落である。つれて東証株価も暴落で新聞の株価欄の銘柄すべて黒塗りの値段をつける。これほどの世界経済に及ぼす新型コロナの影響を誰ひとりとして予想だにしなかった。イベントもすべて中止で街中は人出がピタリと止まってまるで限界集落の探検といった気分である。長い冬が終わりこれから春の観光シーズンであるのに観光地は閑古鳥の鳴くところばかりのようで大きな影響が今後予想される。各会社の春の賃金闘争でベアゼロ回答が多数をを占める。株価下落で国民年金の運用にも影響があるとかだがまさか国民年金支払いにまではならないだろう。もしそうだとすればまさに日本経済は赤ランプ点灯だ。
 この騒ぎで真っ先に円が買われドル安円高が現れる。世界が日本円を最強とみなしている証拠でちょっとやそっとでは日本は崩れはしない。トランプさんが言うように日本は裕福な国なのだ。裕福なのだがそのカネは東北震災復興に向けられまた自衛隊の軍備増強或い更新に充てられて一般庶民には現在の年金水準で辛抱せよとのことのようだ。
 今日9日、JR常磐線の富岡~浪江間が開通してこれで常磐線全線が繋がった。9年も要した。原発の放射能の影響だ。津波で水没した被災地は元の場所が嵩上げされて美しい住宅地に変貌したが、もとの住民が戻らない状況だ。ハード面はできてもソフトがないと、つまり人が住んで楽しい嬉しいと感じるものがないとなかなかなのではないか。人が住みたがるのはそんな場所、それが都会の人が集まる場所なのだ。終電車に心配しなくてもよい場所、電車が何本も走っていていつ駅に行っても乗れるといった安心感が必要なのだ。