日本維新の会が大躍進である。首脳部も予想以上の獲得議席で内心嬉しいに違いない。5人の幹部は壇上で記者に対して笑顔ひとつも見せずまだこれからの党で万歳どころではないとの発言だったが内心してやったりの心境だったに違いない。
まずは公明党を追い越して第3党になったことはひと際成功であるだろう。吉村副代表は国会で議員11名と絶滅危惧種であると度々応援演説で主張し何とか国会に議題提出可能な人数21名を確保したいと訴えておられたがそれを遥かに超える37議席である。公明党の29議席を8議席上回り見事第3党に踊り出た。公明党は告示前議席29を全員当選させ29議席と同数を得たが、これは維新と自民との選挙協力の結果であってガチンコすれば4~5議席減少するだろう。
それに大阪10区である。立民の辻元清美議員に対する維新の会は何としても首を捕らねば済まないの怨念で選挙に向かい見事にその結果を果たし本懐を遂げたのである。それは1年前の大阪都構想の住民投票で立民の先頭に立って都構想反対をして松井一郎維新代表と吉村洋文同副代表の怨念を買った。二人の維新幹部は次回の選挙で絶対にクビを捕ってやるのテーマに上り着々準備をしてこの結果になった。
結果、辻元議員もバッジを外されいち国民になり高槻市民として生活が始まるのだが内心寂しいに違いない。それはご自身が政党に踊らされ大阪市民を裏切った結果であることを深く反省されたい。辻元さんが大阪市南部の皆さんに大阪都構想に是非賛成してくださいと応援演説していれば都構想が成立していたかもしれず、吉村副代表と同じ宣伝カーで同乗していれば大阪10区は辻元さんのものになっていたはずである。私のこの思いはきっと多くの皆さんと同じであると確信する。