イカル(Eophona personata) Masked Grosbeak
作りものみたいな鳴き声に振り向くと、イカルがいた。
「月日星」等、様々な聞きなしがあるけれど私にはKey Coffeeに聞こえる。
カラアカハラ(Turdus hortulorum) Grey-backed Thrush
もうだいぶ暗くなった夕方6時過ぎ、畑奥の空き地にはやはりカラアカハラがいた。警戒心が強い、というよりも単に暗い所が好きなだけかもしれない、という気がしてきた。
【2010/05/05/山形 Yamagata,Japan】

ハギマシコ(Leucosticte arctoa ..........?) Rosy Finch
夕方、ちょうど私が見ていた目の前の草地にハギマシコの群れが降り立った!
この群れは何をするにも集団行動を乱さない。アトリなんかは飛び立つ時もパラパラと思い思いのタイミングで飛ぶのに対し、ハギマシコは飛び立つのも舞い降りるのも群れ全体がシンクロしていた。


群れで採餌

アトリ(Fringilla montifringilla) Brambling
アトリの中でもこの個体は特別警戒心が薄かった。
1羽だけ他の鳥から離れて餌をとり、人が横を通ってもあまり逃げない。

【2010/05/05/山形 Yamagata,Japan】
マミジロキビタキ(Ficedula zanthopygia ) Yellow-rumped Flycatcher
今回、個人的に一番見たかった鳥。
見たいがために時期や場所を狙って探しに行き、実際に見られた時の嬉しさは格別!
島に渡る前に、神社という神社にお賽銭をしただけのことはあった。
飛島で過ごす日々は、毎朝5:00~5:30起床、夜は22時就寝と、なんとも健康的な生活になる。日中はずっと鳥見で自転車を漕ぐか歩くかしており、夜には疲れ果てて自然とすぐに眠くなってしまうため、早寝も苦にならない。
私は学生なので、節約のためと少しでも多くの時間活動できるように、いつも泊まる宿は食事全抜きの素泊まりにしている。これを言うと皆に「信じられない」と言われるけれど、もし飛島がキャンプ禁止でなければ最初テント泊にしようと思っていたぐらいである。このおかげで、遠征中1日あたりの平均鳥見時間が約13時間になった。
【2010/05/04/山形 Yamagata,Japan】

コルリ(Luscinia cyane) Siberian blue Robin
もしも生まれ変わったら、ここの小学生になりたい、なんて思ってしまう。こんなレモン石鹸でも置いてありそうな場所にコルリが置いてあるなんて。
ここの小学生なら、レモン石鹸と間違えて酷似しているマミジロキビタキで手を洗ってしまうこともしばしばあるに違いない。

キマユムシクイ(Phylloscopus inornatus) Yellow-browed Warbler
日が落ち、宿への帰り道。
ビシッと白い翼帯が目の端に映り、止まって確認してみるとキマユだった。

細いけれど翼帯が2本見える。薄い頭央線も。
同じ場所に2羽いた。かなりバテている様子で、地面から草に付く虫をジャンピングキャッチしていた。
【2010/05/04/山形 Yamagata,Japan】
ノジコ(Emberiza sulphurata) Japanese Yellow Bunting
白いアイリングがかわいい。この日は、ライムグリーンが美しいこの鳥を3、4個体見た。いずれも他の鳥に混ざらず、単独で行動しているようであった。
路に落ちているのを見るのもいいが、そのうち初夏の高原の明るい林でさえずるノジコを見てみたいと思ってしまう。
【2010/05/04/山形 Yamagata,Japan】