9月3日 木曜日 雨のち曇り
そろそろシノノメソウが見頃ではないかという事で、祖母山系に出かけてみました
台風後ですので、風や雨が心配されましたが、それほどひどい目に合うこともなく、緩木山から越敷岳の縦走を楽しみました
緩木神社上の駐車場から、林道→登山道→緩木山→縦走路→長尾山→越敷岳→登山道→林道→駐車場 というルート
小雨の降りしきる中、林道を登って登山口へ
沢の流れが気持ちよい登山道を登って行く
立ち枯れた木の趣を味わう
風流な滝で一休み
滝の岩にはジンジソウなどが着生していた
登山道の様子
決して歩きやすい道ではありません
猛暑が続いていますが、天気が悪いせいか、あまり暑さを感じない
緩木山へ到着
結構急な斜面を登り上がってきたので、疲労感が強い
ここで昼食をとり、しばらく休憩
雨は止み、木漏れ日が射す事もあった
さて、祖母へ続く尾根を目指して縦走路を進む
縦走路は、多少アップダウンがある程度で、楽勝だろうと思っていたが、なんか上りが多いぞ!
地形図を確認すると、緩木山や越敷岳より縦走路の方が標高が高いではないか😝
木の間から見える、あの尾根まで登り上がるしかないのだ
展望が見られるところもあった
ドウダン系の果実かな?
結構きつい縦走路だな~
ブナの自生南限付近らしい
上りばかりで、いい加減嫌気がさしてきた
ようやく祖母へ連なる縦走路へ到着
最高標高は、1144mであった
尾根上は木が生えていないところがあり、背丈より高い草をかき分け進まなければならない
彼方に目的地の越敷岳が見える
あんなところまで歩くのか~
途中長尾山を通過
標高1106.8mと書いてある
越敷岳までは、なだらかな下りが多い
再び越敷岳への急登をこなし、山頂岩の基部へ到達
岩を登り、越敷岳の山頂到着\(^o^)/
展望岩へ移動し、景色を楽しむが、お天気が悪く残念な風景
風がそこそこ強く、火照った体を冷却してくれる
だれもいない山頂で、雄大な風景を独り占め
下山道は結構荒れていて歩きにくい
途中、マムシが登山道に居座り、立ち去ろうとしない🐍
とぐろを巻き、しっぽを高速で振り回し、ガラガラヘビのように音をだし威嚇してくる
ハイハイ、山の斜面へ迂回し、マムシ君に道をゆずりました
迂回した斜面では、シノノメソウが花を咲かせていました
明神の滝で涼をとる
とても落差80mには見えないが、この上にも滝が連なっているようだ
氷解けの季節には、氷柱の落ちる音が地区に響き渡り、春を告げる風物詩になっているとの説明書きがある
登山道にある、エゾエノキの大木に着生していたギボウシがなくなっていた
あのギボウシはヒュウガギボウシだという噂があったが、今となっては確かめようもない
よだれを垂らし、泣きじゃくる人
登山者と全く遭遇する事なく、静かな山歩きを楽しむ事ができました
シノノメソウ
環境省絶滅危惧Ⅱ類
昨年、出遅れて9月14日に訪れたときには、葉っぱさえあまり見つけられなかったのですが、今年は沢山の花を見る事ができました
シノノメソウの名の由来は、斑点のある花弁を夜明けの空に見立てた事だという
曙も東雲も夜明けの頃を指す言葉なので、アケボノソウの名の由来もそういう事なのだろう
シノノメソウの近くでは、シデシャジンがまだ花を咲かせていた
キキョウ科シデシャジン属
花弁が細く、独特の花姿
シコクママコナ、ホソバシュロソウ、エビヅル
登山中は疲労感が強く、あまり花の写真を撮らなかった
週末は再び台風に見舞われるようで、用心が必要です
停電や断水が懸念されるとの事なので、ヘッドライトやモバイルバッテリーをフル充電し、ペットボトルの水を確保しておこう
九州の方は、非常に強い台風10号へ警戒を🌀