花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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緩木山→越敷岳縦走 シノノメソウやシデシャジン

2020-09-04 | 登山

9月3日 木曜日 雨のち曇り

そろそろシノノメソウが見頃ではないかという事で、祖母山系に出かけてみました

台風後ですので、風や雨が心配されましたが、それほどひどい目に合うこともなく、緩木山から越敷岳の縦走を楽しみました

 

緩木神社上の駐車場から、林道→登山道→緩木山→縦走路→長尾山→越敷岳→登山道→林道→駐車場 というルート

 

 

小雨の降りしきる中、林道を登って登山口へ

沢の流れが気持ちよい登山道を登って行く

 

立ち枯れた木の趣を味わう

 

風流な滝で一休み

 

滝の岩にはジンジソウなどが着生していた

 

登山道の様子

決して歩きやすい道ではありません

 

猛暑が続いていますが、天気が悪いせいか、あまり暑さを感じない

 

緩木山へ到着

結構急な斜面を登り上がってきたので、疲労感が強い

ここで昼食をとり、しばらく休憩

雨は止み、木漏れ日が射す事もあった

 

さて、祖母へ続く尾根を目指して縦走路を進む

 

縦走路は、多少アップダウンがある程度で、楽勝だろうと思っていたが、なんか上りが多いぞ!

地形図を確認すると、緩木山や越敷岳より縦走路の方が標高が高いではないか😝

木の間から見える、あの尾根まで登り上がるしかないのだ

 

展望が見られるところもあった

 

ドウダン系の果実かな?

 

結構きつい縦走路だな~

 

ブナの自生南限付近らしい

 

上りばかりで、いい加減嫌気がさしてきた

 

ようやく祖母へ連なる縦走路へ到着

最高標高は、1144mであった

 

尾根上は木が生えていないところがあり、背丈より高い草をかき分け進まなければならない

 

彼方に目的地の越敷岳が見える

あんなところまで歩くのか~

 

途中長尾山を通過

標高1106.8mと書いてある

 

越敷岳までは、なだらかな下りが多い

 

再び越敷岳への急登をこなし、山頂岩の基部へ到達

 

岩を登り、越敷岳の山頂到着\(^o^)/

 

展望岩へ移動し、景色を楽しむが、お天気が悪く残念な風景

 

風がそこそこ強く、火照った体を冷却してくれる

 

だれもいない山頂で、雄大な風景を独り占め

 

下山道は結構荒れていて歩きにくい

途中、マムシが登山道に居座り、立ち去ろうとしない🐍

とぐろを巻き、しっぽを高速で振り回し、ガラガラヘビのように音をだし威嚇してくる

 

ハイハイ、山の斜面へ迂回し、マムシ君に道をゆずりました

迂回した斜面では、シノノメソウが花を咲かせていました

 

明神の滝で涼をとる

とても落差80mには見えないが、この上にも滝が連なっているようだ

 

氷解けの季節には、氷柱の落ちる音が地区に響き渡り、春を告げる風物詩になっているとの説明書きがある

 

登山道にある、エゾエノキの大木に着生していたギボウシがなくなっていた

あのギボウシはヒュウガギボウシだという噂があったが、今となっては確かめようもない

 

よだれを垂らし、泣きじゃくる人

登山者と全く遭遇する事なく、静かな山歩きを楽しむ事ができました

 

シノノメソウ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

 

昨年、出遅れて9月14日に訪れたときには、葉っぱさえあまり見つけられなかったのですが、今年は沢山の花を見る事ができました

 

シノノメソウの名の由来は、斑点のある花弁を夜明けの空に見立てた事だという

曙も東雲も夜明けの頃を指す言葉なので、アケボノソウの名の由来もそういう事なのだろう

 

シノノメソウの近くでは、シデシャジンがまだ花を咲かせていた

 

キキョウ科シデシャジン属

花弁が細く、独特の花姿

 

シコクママコナ、ホソバシュロソウ、エビヅル

登山中は疲労感が強く、あまり花の写真を撮らなかった

 

週末は再び台風に見舞われるようで、用心が必要です

停電や断水が懸念されるとの事なので、ヘッドライトやモバイルバッテリーをフル充電し、ペットボトルの水を確保しておこう

九州の方は、非常に強い台風10号へ警戒を🌀