花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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石灰岩の山

2024-04-08 | 登山

ひと月前に登った石灰岩の山

春になると珍しい野草が咲いているのではないかと予測し、昨日再び登ってみたものの、期待は裏切られた

 

今にも雨が降り出しそうなお天気

 

沢が流れる森にはヤマアイがたいそう多く自生していた

 

小さな流れには早速オニシバリが見られる

 

もう花は終わり実がなっている

コショウノキと同様、毒素ダフニンを含むが、果実にも含有するのかはわからない

ただ、実を食すと消化系の不調、多く摂取すると呼吸困難におちいるとの記述があり、毒性があるようだ

種子の散布は主に鳥類と推測され、ヒヨドリとカワラヒワの採食が確認されている

しかし、両者の採食部位は異なっており、ヒヨドリは果肉、カワラヒワは種子を採食している

カワラヒワにより採食された場合、種子は消化されてしまうだろうから、種子散布には貢献しないのではないか?

 

洞穴がある

 

暗い岩壁にホウチャクソウ

 

オニシバリが点々と生えている斜面を登っていくと

 

花茎を立てたエビネ

ここには28株生えていた

 

登っていくと、エビネが生えている場所が他に3か所みつかった

 

岩場には、あまり植物が生えていない

ナガバタチツボスミレ

 

サツマイナモリ

 

カテンソウ

 

オニシバリが群生している場所に到着

 

まだ花を咲かせている株もある

 

もうすぐ山頂

 

山頂直下にフデリンドウ

 

ここが山頂

なかなか良い展望

 

下山は少し寄り道

 

フウロケマン

 

クマイチゴ

 

なぜか山中にエニシダが生えている

環境省の生態系被害防止外来種リストで、その他の総合対策外来種に指定されている

 

急な斜面にマルバコンロンソウが生えていた

 

シュンラン発見

 

一株だけ後ろを向いている

 

このシュンランは葉が細いと思ったが、6~7mmぐらいはある

ホソバシュンランの葉は、幅4mm以下とされているので、実際に見てみるとかなり細くみえるのだろう

分布は四国なのだが、九州にもあるのかもしれない

 

シロバナハンショウヅルぐらいあるのではないかと思ったが、期待外れでめぼしい植物は見られなかった

雨に降られるかもしれないと思ったが、小雨程度で助かった('ω')ノ