ひと月前に登った石灰岩の山
春になると珍しい野草が咲いているのではないかと予測し、昨日再び登ってみたものの、期待は裏切られた
今にも雨が降り出しそうなお天気
沢が流れる森にはヤマアイがたいそう多く自生していた
小さな流れには早速オニシバリが見られる
もう花は終わり実がなっている
コショウノキと同様、毒素ダフニンを含むが、果実にも含有するのかはわからない
ただ、実を食すと消化系の不調、多く摂取すると呼吸困難におちいるとの記述があり、毒性があるようだ
種子の散布は主に鳥類と推測され、ヒヨドリとカワラヒワの採食が確認されている
しかし、両者の採食部位は異なっており、ヒヨドリは果肉、カワラヒワは種子を採食している
カワラヒワにより採食された場合、種子は消化されてしまうだろうから、種子散布には貢献しないのではないか?
洞穴がある
暗い岩壁にホウチャクソウ
オニシバリが点々と生えている斜面を登っていくと
花茎を立てたエビネ
ここには28株生えていた
登っていくと、エビネが生えている場所が他に3か所みつかった
岩場には、あまり植物が生えていない
ナガバタチツボスミレ
サツマイナモリ
カテンソウ
オニシバリが群生している場所に到着
まだ花を咲かせている株もある
もうすぐ山頂
山頂直下にフデリンドウ
ここが山頂
なかなか良い展望
下山は少し寄り道
フウロケマン
クマイチゴ
なぜか山中にエニシダが生えている
環境省の生態系被害防止外来種リストで、その他の総合対策外来種に指定されている
急な斜面にマルバコンロンソウが生えていた
シュンラン発見
一株だけ後ろを向いている
このシュンランは葉が細いと思ったが、6~7mmぐらいはある
ホソバシュンランの葉は、幅4mm以下とされているので、実際に見てみるとかなり細くみえるのだろう
分布は四国なのだが、九州にもあるのかもしれない
シロバナハンショウヅルぐらいあるのではないかと思ったが、期待外れでめぼしい植物は見られなかった
雨に降られるかもしれないと思ったが、小雨程度で助かった('ω')ノ