9月に見つけた野草の花(大分県)
ツクシカシワバハグマ(筑紫柏葉白熊)
Pertya robusta (Maxim.) Makino var. kiushiana Kitam.
キク科 コウヤボウキ属
花期 : 9~10月
生育地 : 山野の林床、崖地
分布 : 九州
RDB指定 : 環境省カテゴリ:なし 大分県:準絶滅危惧種
ある植物の探索ついでに、昨年見つけたツクシカシワバハグマの様子を覗きに行った(2021年)
まだまだ蕾ばかりであったが、一輪だけ花が咲いていて徒労に終わらずに済んだ
ツクシカシワバハグマは普通のカシワバハグマと混生している場合があるようで、細部を確認しなければならない
総苞の細毛を確認・・・
薄暗いのでシャッタースピードを上げられず、ぼけた画像になってしまった
トリミングして拡大 ほこりのように見えるかもしれないが、これは粉状の毛なのだ
ツクシカシワバハグマで間違いない
ツクシカシワバハグマは、カシワバハグマの変種で九州に自生する
学名のkiushianaは、「九州の」という意味
基本種との違いは、葉の幅が広く、頭花に短い柄を持ち、総苞に粉状の細毛がある事
その他の特徴は、基本種のカシワバハグマと同様なので、特に解説する必要はないであろう
今年は、一輪だけの開花で寂しい状況なので、昨年撮影した画像を掲載しておく
短いなからも頭花の柄が確認できる