全国の岩山ファンの皆さんこんにちは。
久しぶりに山深い美しい池の畔にやってきました。
本日、晴天に恵まれた日曜日は池の向こうにそびえ立つ名も無き岩山に登ります。
この山、この位置からはそうは見えないのですが、見る角度によっては象の巨体のように見えるので、私は象山と呼んでいるんです。
遠くからこの山を見ると、画像の左に見える山頂から左下方向に長い岩尾根が伸びていて、これが象の長い鼻のように見えるのです。
今日のルートは、この象の鼻尾根を登って山頂へ。
それから、象の胴体を左から右に伝って行き、画像には写っていませんが、右方向にある岩場から下山するショートコース。
それでは池の奥に向かって森へ入って行きましょう。
当然道はありません。
池の奥には神秘的な洞穴が!
灌木の急斜面に挑む。
象の鼻尾根に登り上がった。
岩尾根といってもところどころ灌木が茂っていて、行く手を阻むのです。
岩場の灌木は結構密林状態となっていて、突破するのに難儀する場面も多い。
春になると、この岩尾根にはヒメミツバツツジやザイフリボク、イブキシモツケ、タイミンタチバナといった樹木の他、ヒメハギやシハイスミレ、ヒメカンスゲといった草本の花も咲いて華やかなのです。
この時季はヒメカンスゲの花が少し見られる程度。
さぁ~ この辺りから厳しい崖との闘いです。
この山、画像に写っているようにタイミンタチバナが非常に多い。
今現在、たわわに蕾をつけています。
怖いやせ尾根をクリアする。
足を踏み外したらお陀仏だぁ
衝立のような象の胴体部分の岩場が凄い迫力。
人一人しか立つ事ができない、狭い山頂に到着。
この岩山の迫力は実際ここに来た者にしか分からないだろう。
うぅ~む 山頂に到達したとたん怪しい雲行き"(-""-)"
風も強くなり、山の神様が早く立ち去れと言っているようだ。
さっさとランチを済ませ、これからこのナイフリッジを進んで行きます。
尾根の上には木々の枝が覆い被さり、歩きにくい事この上なし。
鋭利な刃物のようなナイフリッジの上は超怖い。
こちら側に落ちたら即死でしょう。
下に延びる岩尾根。
ナイフリッジをなんとか通過して、雄大な景色を堪能しながら岩尾根を進む。
本来、このまま岩尾根を進み山の反対側へ下山するのですが、今日は非常に花粉症の症状が辛い。
なので、この岩壁を降りて下山する事にしました。
もちろんザイルにて懸垂です。
森林帯へ降り立ちますが、猛烈な藪&急斜面でクラクラしました。
さながらプロ野球選手のように、華麗なスライディングを2回ほど決めさせていただきました。
要するに、こけちゃったんです。
崖とも言える急斜面を降り切ると、枯れ沢のような谷へ到達。
色のない森の中ではヤブツバキの赤い花が大変目立っていましたよ
ガレ場の谷地形をどんどん下っていくと、神秘の池へ戻ってきました。
こけた時打った左足が少し痛い。
身体がドロドロなので早く帰って風呂に入りたい。
さて、今日は草むらでアマナの花が沢山咲いてました。
晴れたり曇ったりだったのですが、花被片が大きく開いた花も多かった。
それにしても、アマナの花はうまく撮れない。
どこにピントを合わせ、どの程度ボカシを入れるのか、いつも試行錯誤するのですが、今一なんですよね~
岩山の風景、楽しんでいただけたでしょうか(=゚ω゚)ノ