to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

めがね

2007-10-11 23:42:53 | the cinema (マ・ヤ行)
製作年度 2007年
上映時間 106分
監督 荻上直子
出演 小林聡美/市川実日子/加瀬亮/光石研/もたいまさこ

海辺の小さな町にやって来たタエコ(小林聡美)は、素朴で小さな宿・ハマダに到着。宿の主人・ユージ(光石研)とその愛犬、さらには不敵なほほ笑みをたたえた女性・サクラ(もたいまさこ)らに出会う。何日かを過ごしたタエコは、マイペースに明け暮れるハマダでの毎日に違和感を覚え、別の宿へ移る決心をするが……。 (シネマトゥデイ)

友人Yのリクエストで「めがね」を観てきた。

ただ、なんとなく前回一緒に観たキサラギで、「邦画も面白い」ぐらいで、疲れないものが良かったんだと思う。
でも、、、結果的に、疲れはしなかったが
疲れても「面白いもの」「心にのこるもの」の方が良かったのかも・・・でした

う・・ん、、、なんていうか、押し付けのようなものを感じてしまったのね。。。
意図的なセリフの少なさ、観光地のPRのようなストーリー性のなさはいいとして
登場人物の喋り方も、セリフもちょっとわざとらしい。(加瀬くん、光石さんを除く)笑えない繰り返しの手法。
出演者では、ホンのちょっと出てた薬師丸ひろ子が一番巧かったと思う。


「たそがれる」って分かりましたかー?!
みなさぁーん!癒されましたかー?!って小林聡美さんの声が聞こえてきそうで、
なんだかよくTVで見た新興宗教みたいな感じを受けちゃった。

特に最後の方でタエコさんの例の口調で発せられるセリフ「ここに来るまでは○○なんて云々・・」はちょっと引いた。
ちょっと陳腐っていうか、いっぺんに安物になった感じがしたし、
たとえば朝黙って布団の脇に座ってじーーっと見てられるような(笑)
威圧感?駄目押し?のように感じた。
こっちが「むり。」ですって
絶対ハマダには泊まりたくない。コワイ、ブキミだよ~。「マリンパレス」と大差ない。
さり気なく、さりげなくを装って、けっこう押し付けてきてたくせに!(笑)


―何が自由か知っている―というキャッチコピーも、え~~??という描かれ方。
客をほったらかしにしてあげる自由?食事ぐらい用意するだろ、普通。
好きなことだけする自由?ルーズになる自由。無関心になれば自由?それが思いやり?
そんなことなの??????????
その割りにあの幼稚な女教師は詮索ばっかりしてたっけ(笑)


それでもロケ地、与論島の海の色、砂浜の色は美しい。
ちょっと流れたチェロの音も素敵だったな~。他はなにも残らなかったけど

あちこちから大きなイビキが聞こえてましたから、確かに疲れた身体にイイのかも

ということで、正直な(やや押さえ気味)感想です。
ま、相当に疲れていると思っていた私と友人Yも肩は懲りませんでしたが、合わなかったという事でちょっと気分転換が必要になり
ケーキ&お茶して帰ってきました。コレがホントのお茶を濁す~・・ゴ・ゴメンナサーイ
コメント (28)
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