to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

疲れたら、、、ミセス・シンデレラ♪

2009-02-26 22:00:31 | Weblog
1997年の春に放送されたドラマ。
幾度目かの再放送が今週から始まっていた。
小岩井宏悦のプロデュースで
脚本:浅野妙子・尾崎将也 
音楽:S.E.N.S......そう、
神様、もう少しだけ」や「二千年の恋」のスタッフで作られたドラマというだけで惹かれてしまう。
出演は 薬師丸ひろ子、内野聖陽、杉本哲太、江波杏子

平凡なサラリーマン家庭に嫁ぎ平凡な毎日を送る主婦が、
夫が出かけてからのほぼ一日を、厳しい姑に縛られ、閉塞感を強める中で出会った
高名な作曲家。
日々の孤独は誰の中にもあり、取り立てて彼女の環境が不幸なわけではないし、
それでも、自分の居るべき場所が家庭の中に無いという感じは
当時、多くの主婦の共感を得たドラマであったかも。

実際、放送当時、私はドラマ自体を観ることが無く過ごしていたけど、
既婚の友人たちの多くが嵌っていたらしい。
かなり経って、友人とのお喋りでこの話題になり、ほどなく再放送があって録画してみたのだった。
(あはは、それなのにまた録画して観るの~

お気楽そうな主婦にも色々とあるのよ・・
そんなセリフにも頷きながら、ふと涙が滲んだり・・
どんなに2人が純粋でも、不倫だという心の負い目を感じ、
それでも魔法にかけられていくヒロインに、
なぜか共感していまうのは、思い当たる嫁という彼女の立場の中に
はるか昔の自分の姿を重ねてみるからなのか。

魔法のように現れて、魔法にかかったようなひと時を与える爽やかな王子。
「友達でいたい」から、ともだちを止めたくなる、までのエピソードがかなりいい。
新緑の公園で出逢ったミセスシンデレラと、王子の純愛物語。
王子は有名な音楽家なので(笑)使用される楽曲も、シーンも素敵で、
この王子さまっぷりにやられた主婦も多かったでしょう。
恋は気づくまでが楽しく
自分の気持ちだけで捨てられない現実を意識した時から、もう同じ楽しさはない・・・

正論だけど、我がままで威圧的な姑と、実家に入り浸る意地悪で我儘な小姑。
そんな強敵に囲まれて、
不器用だけど全てに正面から向かい合い、誠実でプライドもあるこのヒロインが
いちいち真剣で愛らしい♪

このラストは、賛否両論、かなりの抗議がフジテレビに寄せられたというおまけつき。
ヒロイン、みずほの最後の選択、あなたはどう思ったでしょうか。
ドラマは、まだ中盤。本日放送分第4、5話をこれから観るところ。
再放送は連日の楽しみになるのでせっかちな人向きかもしれない。
この2人が公衆電話などで連絡を取ったりしているのも、今となっては新鮮な気さえする(笑)

S.E.N.S. - Flying [Live Concert Tour] 2004