愛から逃げて、愛と出逢う
原題 LOS ABRAZOS ROTOS/BROKEN EMBRACES
製作年度 2009年
上映時間 128分
脚本・監督 ペドロ・アルモドバル
音楽 アルベルト・イグレシアス
出演 ペネロペ・クルス/ルイス・オマール/ブランカ・ポルティージョ/ホセ・ルイス・ゴメス/ルーベン・オチャンディアーノ/タマル・ノバス
『ボルベール<帰郷>』に続き、スペインの奇才ペドロ・アルモドバルが彼のミューズ、ペネロペ・クルスと再びタッグを組んだ、愛の物語。
14年前に起きた凄惨な事故で視覚を失った男(ルイス・オマール)には、2つの名前があった。映画監督時代に名乗っていた本名のマテオ・ブランコ、現在の執筆業のペンネームであるハリー・ケインだ。ハリーは事故の後、映画監督である自分を捨て、人生を賭けて愛した女性・レナ(ペネロペ・クルス)のことも封印していた。だがある夜、事故に遭った知人の息子の傍らで一晩過ごすことになったハリーは、お伽話をするように自分の過去を語り始める。それは、運命という名の嫉妬と欲望に翻弄された、愛に狂った男女の切なくも激しい愛の物語だった――。1
これは、盲目の脚本家が、ある日訪れた脚本の依頼人の出現によって、封印していた過去と向き合うことになり、
その事故の真相にたどり着くまでの物語―。
なので、主人公・マテオが映画監督として活躍していた1994年と
ハリーと名乗っている脚本家の現在2008年が交互に展開されます。
そのこと自体は解り難さはないのですが、
ハリーの世話を焼くジュデットの存在が、チョット解りにくかったです。
2008年の彼女の登場の仕方も、エージェントであり、何かあって別居した夫婦かしらと思えるけれど、説明は無いんですね・・。
1994年でも、ともに働くけれどお互いの距離が近すぎる感じだったし。
それでも、14年前のマテオは恋をする。―「美しすぎる女」に。
女は家族のために、返しきれないほどの恩をきてしまった会社の社長・エルネストの愛人になる。
しかし、2年も経つとかつての夢であった女優になりたいと外に出て行く。
そして自分に夢中の、才能にあふれた監督・マテオを愛してしまう、激しく。
そうなると愛人生活は苦痛でしかなくなる…レナ。
息子を監視役に、全てを撮影させ、金に任せてプロデューサーとしても関わってくるエルネストの深い執着心。
エージェントとしてよりも女としての貌をみせるジュディット……
男の側にも想いを寄せる女性が直ぐ傍にいて、
女には払いきれないほど重い愛人がいて、と、ドロドロの日本の昼メロさながらのストーリーですが、
そこはエルネストのゲイの息子のJr.の存在に含みを持たせたり、時間軸を変えたりと変化をもたせて惹き付けます。
レナとマテオに訪れためくるめく甘美な恋の日々は、同時に他の3人の苦悩と嫉妬の始まり―。
―女はすべて手に入れたかった
男は彼女だけが欲しかった― これが逆でもよくある愛のカタチ。
解りやすいマリリン風![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
解りやすいヘプバーン風![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0088.gif)
と言う具合にペネはとっても綺麗ですが、
この劇中劇も重要なアイテムなんでしょうが、、、私的にはそんなに流されても・・で、
終盤の「秘密」も、先に述べたように、最初から解っているじゃんと言う感じでしたし。
重く濃いラブものにしては、感情移入も感動もそんなになく、内容的には普通かな~って感じです。
原題 LOS ABRAZOS ROTOS/BROKEN EMBRACES
製作年度 2009年
上映時間 128分
脚本・監督 ペドロ・アルモドバル
音楽 アルベルト・イグレシアス
出演 ペネロペ・クルス/ルイス・オマール/ブランカ・ポルティージョ/ホセ・ルイス・ゴメス/ルーベン・オチャンディアーノ/タマル・ノバス
『ボルベール<帰郷>』に続き、スペインの奇才ペドロ・アルモドバルが彼のミューズ、ペネロペ・クルスと再びタッグを組んだ、愛の物語。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book_mov.gif)
これは、盲目の脚本家が、ある日訪れた脚本の依頼人の出現によって、封印していた過去と向き合うことになり、
その事故の真相にたどり着くまでの物語―。
なので、主人公・マテオが映画監督として活躍していた1994年と
ハリーと名乗っている脚本家の現在2008年が交互に展開されます。
そのこと自体は解り難さはないのですが、
ハリーの世話を焼くジュデットの存在が、チョット解りにくかったです。
2008年の彼女の登場の仕方も、エージェントであり、何かあって別居した夫婦かしらと思えるけれど、説明は無いんですね・・。
1994年でも、ともに働くけれどお互いの距離が近すぎる感じだったし。
それでも、14年前のマテオは恋をする。―「美しすぎる女」に。
女は家族のために、返しきれないほどの恩をきてしまった会社の社長・エルネストの愛人になる。
しかし、2年も経つとかつての夢であった女優になりたいと外に出て行く。
そして自分に夢中の、才能にあふれた監督・マテオを愛してしまう、激しく。
そうなると愛人生活は苦痛でしかなくなる…レナ。
息子を監視役に、全てを撮影させ、金に任せてプロデューサーとしても関わってくるエルネストの深い執着心。
エージェントとしてよりも女としての貌をみせるジュディット……
男の側にも想いを寄せる女性が直ぐ傍にいて、
女には払いきれないほど重い愛人がいて、と、ドロドロの日本の昼メロさながらのストーリーですが、
そこはエルネストのゲイの息子のJr.の存在に含みを持たせたり、時間軸を変えたりと変化をもたせて惹き付けます。
レナとマテオに訪れためくるめく甘美な恋の日々は、同時に他の3人の苦悩と嫉妬の始まり―。
―女はすべて手に入れたかった
男は彼女だけが欲しかった― これが逆でもよくある愛のカタチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/5a/0606b9d1dab049b1b77be8e55f1cc158.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/be/1d338240c5b09ee68696d807f9618e5f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0088.gif)
と言う具合にペネはとっても綺麗ですが、
この劇中劇も重要なアイテムなんでしょうが、、、私的にはそんなに流されても・・で、
終盤の「秘密」も、先に述べたように、最初から解っているじゃんと言う感じでしたし。
重く濃いラブものにしては、感情移入も感動もそんなになく、内容的には普通かな~って感じです。