to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

あなたに逢えるその日まで…

2010-02-27 23:37:50 | the cinema (ア行)
原題 TIL THERE WAS YOU
製作年度 1997年
上映時間 114分
監督 スコット・ウィナント
出演 ジーン・トリプルホーン/ディラン・マクダーモット/サラ・ジェシカ・パーカー/ジェニファー・アニストン/クレイグ・ビアーコ/クリスティーン・エバーソール/マイケル・タッカー/ ジャネル・モロニー/カレン・アレン

運命の男性と劇的な出逢いを夢見ていた女性が、子供の頃からその相手と何度もすれ違ったりニアミスを繰り返した末に、自分の傍らにその大切な存在を見つけていく・・・。
劇場未公開の作品
グウェン(ジーン・トリプルホーン)は幸せな家庭に育ち、いつの日か両親のように運命の結婚相手とめぐり逢うことに憧れていた。一方、建築家ニック(ディラン・マクダーモット)はケンカの絶えない両親の元で育ち、孤独と不信感を抱えていた。そんな両極端の二人は、子供の頃に同じドラマ『幸せ家族』に夢中になっていたことだけが共通点。ある日、そのドラマの名子役だった女優(サラ・ジェシカ・パーカー)の自叙伝のゴーストライターを務めることになったグウェン。一方、ニックは女優が所有する歴史的アパートの改築プロジェクトを計画していた…。

今では超~売れっ子のサラやジェニファー・アニストンが、アチラで注目され始めた頃の作品になるんでしょうか?
実に勿体無い役回りですが、二人は超~キュート
今のサラはファッションも含めて、ちょっぴり苦手分野になる女優さんですが、
この作品ではヘアスタイルの所為か、顔もそんなに長く見えずとっても魅力的
12年前のジェンも、こんなに可愛かったのね~って、二人とも画像がなくて残念。

で、肝心の内容ですが、
これは「幸せの1ページ」のように、主演二人が出会うまでの過程を描いていくので、
ある意味、ラブストーリーの醍醐味である
二人の幸せな時期とか、心のすれ違いに胸がキュン~という部分はナイので
イマイチ盛り上がれません。
今か今かと待ってる間にああ・・これはもう出会ったら終わりなんだと解りますが、
そのラストもかなりベタです~。
主演の二人も、この地味な作品によくマッチしていたのかも。

グウェンがいう、「まだ早いといわれ続けて、ある日突然、いつになったら結婚するんだといわれる」(うろ覚えですが)
ココは凄く解る部分でした(笑)
憧れ続けたグウェンの両親の真実―。特に父親の爆弾発言に「ヒ?」だったり、
ジーン・トリプルホーンの身体を張ったボケっぷりとかに「ひっ」となるけど、
一番は、二人が関わることになる中庭のある"ラ・フォーテュナ"が素敵なマンションだったこと

ひと頃白山とか白金に、ゴージャスな億ションができて、こんな感じのマンションにお邪魔した事があるけど、
やはり緑の占める割合が違うと思う!
趣のある素敵な建築物。素敵でしたファミリー向きじゃないけど、住みたい

ラブコメのジャンルというより、グウェンの成長記としてみればいいのかもだけど
この作品のサラ・ジェシカ・パーカーはとっても魅力的だったし、ファンには一見の価値があると思います。
出演シーンも少なく勿体無い役どころだったけど、ジェニファー・アニストンがキュートでした
 もっともっと若いの
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台北に舞う雪

2010-02-27 01:04:37 | the cinema (タ行)
──きっと誰かが
あなたに恋してる。

原題 SNOWFALL IN TAIPEI/台北飄雪
製作国・地域 中国/日本/香港/台湾
製作年度 2009年
上映時間 103分
脚本 ス・ウ/田代親世
監督 フォ・ジェンチイ
出演 チェン・ボーリン/トン・ヤオ/トニー・ヤン/モー・ズーイー/ジャネル・ツァイ/テレサ・チー

中国の名匠フォ・ジェンチイ監督が手掛ける切ないラブストーリー
新作発表直前に突然声が出なくなった新人歌手のメイ(トン・ヤオ)は、誰にも告げずに台北から姿を消す。たどり着いた小さな田舎町で、メイは孤児として育った青年モウ(チェン・ボーリン)と出会い、彼と共に過ごすうちに元気を取り戻していく。一方、モウはメイが台北に残してきた気持ちに気づきながら、彼女への思いを静かに募らせるが……。

母は幼い時に一人でこの町を出て行き、育ててくれていた祖母が亡くなって孤児となった自分を面倒みてくれた町の人々。
そんな町に暮らす人たちへの恩返しの気持ちを込め、町中の雑用をこなすモウは
よく気がつく優しすぎる青年。

今日も酔った旅行者の宿泊先の世話を頼まれる。
毎日忙しく町中を自転車で走り回るモウは有名人の顔さえ知らない。
ただ歌手なのに喉を壊して声が出ないメイを護ろうと、ごく自然に接していく中で、
二人は互いの立場や生い立ちを話すようになり…

優しさを通わせる.....

メイのいた台北の煌びやかでどこか寂しい都会と、
モウの住む渓谷沿いの町青桐(チントン)の、緑に囲まれて生活する人たちの肌のぬくもりが感じられるような町が、
交互に映されて、
温かなモウに癒されていくメイと、恋心を忍ばせるモウの日々が描かれるだけ.....

雨の多い台北の、
窓を伝う雨が効果的に使われて、幾度かメイの心を雄弁に語りかけてきます。

冬でも暖かい台北に、雪は降らない―ハズ・・・

ベタでなんの捻りもないラブストーリーですが、
飾らない田舎の好青年、チェン・ボーリンクンが凄くいい
藍色夏恋」「暗いところで待ち合わせ」の頃より、かなり切ない度は高いかも♪
カンフー・ダンク!」とは180度違うチェン・ボーリン♪ファンは是非

++++++++++++++

願いごとを書いた天燈(ランタン)を飛ばす素敵なシーンがありますが、
これは実際に12月31日に、本当にたくさんの旅行者が平渓に来て天燈を飛ばしている中で撮影されたものだそうです。
この平渓(ピンシー)郷の大晦日の行事にあげる天燈は諸葛孔明が作ったとされる気球の一種で、孔明灯ともいわれるものだそうです。
もちろん「レッドクリフ」の金城・孔明のアノシーンを思い出しました~
コメント (2)
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