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to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

平清盛 第10回

2012-03-12 23:11:18 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/中井貴一/上川隆也/松田翔太/藤木直人/玉木宏/加藤あい/堀部圭亮/三上博史/檀れい/りょう/井浦新/山本耕史/加藤浩次/松雪泰子/阿部サダヲ/小日向文世
第10回 「義清散る」14.7%
うたげ以来、傷ついた待賢門院(檀れい)に接近した義清(藤木直人)であったが、義清と男女関係にある堀河局(りょう)は、あまりにも身分違いの恋は身の破滅を招くと義清に警告する。そんな折、待賢門院は息子・雅仁親王(松田翔太)をめぐって得子(松雪泰子)とつかみ合いのケンカをしてしまう。待賢門院の身を案じた義清は、その夜忍んでいくが、待賢門院の心が実は鳥羽(三上博史)にあることを知り…。

今回は主に、義清が世を捨て出家するに至る経緯(このドラマ中で)と、清盛との別れを描いたものでした。

得子(松雪泰子)は躰仁親王を次の帝にと鳥羽上皇に願い出るも、身分の低さで朝廷で反発されるのがオチだと
素気無く却下されてしまうが、
それならと、藤原忠通に接近、子供のいない崇徳天皇の養子に据えるべく接近。

そんな中雅仁親王と得子がかるくバトル中に、運よく璋子ちゃんが通りかかり、得子の悪口は許せないとばかりにはしたなくも掴みかかってしまい、宮中の噂の種に。
そこで、きっと璋子ちゃんが傷ついてるっ!ボクがお救いせねばッと平安のプレイボーイ義清、
仕事も早引けしてさっそうと璋子ちゃんの元へ

ところが璋子ちゃん、義清など眼中になく、取り払われたはずの水仙をみつけて恋する乙女状態。
え”--!!えぇぇぇーーーーっ!! と、
ちょっと義清がKYな「ヤング≒アダルト」のメイビス状態じゃないかぁ~?!
女に振られることに慣れてなかったのか、璋子ちゃんが想っているのは水仙=鳥羽と気づき
トンデモな行動に!――まぁ、駆けつけた清盛のおかけで大事には至りませんでしたが、
退散する姿はしっかり細かい男(by清盛)頼長に、目撃されちゃって、、、

頼長は早速粛清しよーよと鳥羽上皇の前に義清を召し出します。
その頃、清盛は璋子ちゃんに自分がやったことにしてくれと頼みに行ってたんですね~。
後先を考えず、ただ才能ある友を救いたいが為の行為でしたが、必要ありませんでした
鳥羽上皇ったら、あんなに関心があったくせに、前日堀河局にキツイこと言われちゃったから
その時現れた璋ちゃんを横目に「咎めるようなことは何も起きてはいない」
璋子ちゃんが誰と何をしようと最早私の心にはさざ波ひとつ立たぬゆえとか言っちゃって強がります。

解ってなかったのはボクだった・・・
で、清盛の説得も虚しく
「いかなる世においても、美しく生きることが私の志だ。私には、醜さにまみれて生きる覚悟はない」
義清は、可愛い娘を足蹴り。未練を残さぬようにとの行為でしょうが、
しがみ付いた訳でもない娘、義清の表情のみで別れを演じる難しいシーンとなりました。


そしてサクラの花の下義清の髪も散るわけですが―、
身を捨つる 人はまことに捨つるかは
    捨てぬ人こそ 捨つるなりけれ
 詠み人知らずですが西行が詠んだと言われる
この和歌は、それまでの清盛とのやり取りの後に選ばれた歌としてどんぴしゃでしたね。
――俗世をすてて形だけ出家となった人が、本当に浮世を捨てたのではない。
だってある意味、俗世に残っている方が、却って、形式的に出家した人よりも真に世を捨てたことになるのであるから―。

でもしかーし!                   
毎回の西行の一首をどれだけの人が楽しみにしてるのか、解らないけど、
今回殆ど義清と璋子ちゃんの恋バナに終始した感あり。
そろそろちゃんと"清盛の物語"という脚本に立ち返って貰いたいです
まぁ、来週はやっと清盛邸でのお話がメインになるみたいですが、
スタジオのセットの関係もあるとはいえ、(キャストも王家関係が多い)あまりにも
温かな武士パートにくらべて、ドロドロ朝廷&璋子ちゃん関連が長すぎてうんざりしてきた~。

で、来週は清盛パパの試練の篇、ですね。
久々に恭子ちゃん登場となります!(私がスタジオに行った時のシーンです
楽しみです~~~

ライアーゲーム -再生-

2012-03-12 19:10:40 | the cinema (ラ・ワ行)

ようこそ、禁断の“イス取りゲーム”へ――
製作年度 2012年
上映時間 131分
原作 甲斐谷忍
脚本 岡田道尚/黒岩勉
監督 松山博昭
音楽 中田ヤスタカ
出演 松田翔太/多部未華子/芦田愛菜/江角マキコ/高橋ジョージ/濱田マリ/要潤/川村陽介/新井浩文/野波麻帆/小池栄子/前田健/鈴木一真/鈴木浩介/渡辺いっけい/船越英一郎

人気漫画原作のテレビドラマ「ライアーゲーム」に続き、大ヒットした劇場版『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』の続編。新たに多部未華子をヒロインに迎え主演の松田翔太以外の出演者をほぼ一新し
天才詐欺師秋山(松田翔太)の奮闘により、出資者たちが多大な打撃を受けたファイナルステージから2年が過ぎていた。すべてが終わったように見えたライアーゲームだが、事務局は再度復活を果たし、今回は総額20億円をかけて20人のプレイヤーが争う「イス取りゲーム」を用意する。彼らはどうにかして秋山を潰そうと狙いを定めおり……。

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージから2年後のお話ですが、
今回も、シリーズをご覧になっていなくても、単独の作品として楽しめると思います。
テレビ版からのキャストも数人登場しますが、
過去に秋山とどう関わっていたのかの説明はなされませんが、そこは余り重要ではなく、
スルーしていってもなんら問題ない部分。
言い換えれば、さして今回必要の無い挿入の仕方ともいえるからです。

さて今回、押し付け恐怖の招待状を貰ったのは、この日めでたく大学の卒業式を終えたばかりの篠宮優(多部未華子)。
前回まで秋山に甘えたり泣きついたりのウザキャラ、でも笑っちゃうくらいのお人よし「バカ正直のナオ」はもういません。
代わって今回のヒロインは、そこそこ普通にそこら辺にいる女の子って感じかな~。
天然っぽい役がお似合いの多部チャンが敢えての普通の子。なので、却って読み難かったのは成功してるかも?

で、他のメンバーもキャラ被りなく、案外人数の割りに覚えやすいです。
20人総出の「イス取りゲーム」は初回のみ。で、ここは早々に秋山クンが、
このゲームの攻略のツボを解説してくれちゃいます。

イスが取れずに失格となった者でも、一回毎の親を決める際の投票権はあり、
その投票で勝った人が次のゲームで消すイスの番号を指名出来る。ので、
やはり生き残った人にとって、失格者の票は大事なモノとなります。
メンバーは変わってもライヤーゲームは協力し合うゲーム。という所は同じ。
なので、毎回観ている人にとってはマンネリとも取れるゲーム展開。秋山は勝つに違いない(?)

だからこそ、騙されないで
秋山君が、いつ仕掛けるのか?狙いは誰なのか?

相変わらず全ての行動を見せてくれるわけではないし、知らぬ間に「・・・しておいたんだよ」みたいな事もあるけど、
それは大局的見地から外れている部分で問題なし。
大事な仕掛けは隠されてません。
まぁ、結末は予想できるけど、もう一つの仕掛けはまんまと騙されました~σ(゜Д゜*)  
これは観客も参加者として、他の参加者の心理を読み解き、ヒトを読み解くとともに、
シンプルなゲームのルールを覚え、秋山国の一員となって参加するのが正しい観方かと思います
そうすれば、ヤラレタ感もどこか気持ちイイ感じで帰れると思います

あ、そうそう
今回もエンドロールの後にちょっといつものオマケがありますよ。