to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

エリン・ブロコビッチ

2012-03-22 23:52:29 | the cinema (ア行)

原題 ERIN BROCKOVICH
製作年度 2000年
上映時間 131分
脚本 スザンナ・グラント
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
出演 ジュリア・ロバーツ/アルバート・フィニー/アーロン・エッカート/マージ・ヘルゲンバーガー/チェリー・ジョーンズ

巨大企業を相手に、史上最大級の集団訴訟に勝利した実在の人物、エリン・ブロコビッチの活躍を描いたヒューマン・ドラマ。
無職のシングルマザー・エリンは、交通事故をきっかけに強引にポジションを得た弁護士事務所で、恐ろしい環境汚染の実態を知る。正義感と情熱だけを武器に、エリンは勝ち目の無い訴訟に敢然と挑む。

離婚歴2回、子ども3人、預金16ドル―
加えてこのヒロイン、無学、無職、品がない。
だけど、エリンは元ミス・ウィチタに輝いたほどの美貌の持ち主。
3人の子供を養い、今日を生きるのに必死なエリンに世間の風は冷たいけれど、
押しの強さと正義にかける情熱は誰にも負けないし、時にはその美貌が強力な武器になる。

面接に落ちた彼女は帰りに追突事故に巻き込まれるが、楽勝だったはずの裁判で彼女は
和解金を獲り損ねる。―ツイてない日はとことんツイない。
子供を預けていた隣家の女性が引っ越すと言う、、。
せっかく負けた裁判の訴訟を頼んだ弁護士の事務所でゴリ押ししてアシスタントになったのに・・・

偶然見つけた不審なファイルは、やる気スイッチの入った彼女によって掘り起こされていくんです。
この辺りから一貫して、どんな時も諦めない、
恐ろしく口は悪いけど、前向きでエネルギーに満ちた女性となっていきます。

単にお金の為というだけではない情熱と正義を持って調査に埋没――
まだ小さい3人の子供を抱えていても、
学歴や法律の知識がなくても、優しいパートナーに去られても、、、

自分の全ての時間を使って、原告の家庭を訪ね歩き、
膨大な書類を積み重ね、原告の信頼を勝ち取っていくのですが、
コトはどんどん大きくなっていき――

自分の能力や、仕事の大きさとか、そういう一切のことに枠を作らない女性なんですね
機関銃のような喋りは、ホントは苦手なのに、
ジュリア・ロバーツの気迫のこもったメゲないシング・ルマザーっぷりに掴まれてしまいました

これが現実にあったお話だと知って観ているワケですが、
運から見放されたような人生を見事に切り開いてここまできたのは、エリンの努力と根気と勇気だけではない、
彼女が出来なかったこと、彼女に足りない事ををちゃんとフォローしてくれている人がいたからだと、
途中、その陰で支えてる割に報われないアーロン・エッカートが可哀想でした。

もう10年以上も前の作品ですから当然ながらみんな若く、エネルギッシュです♪
アルバート・フィニーはこの後「ビッグ・フィッシュ」「アメイジング・グレイス」「その土曜日、7時58分」「ボーン・アルティメイタム」などに出演。
役柄もありますが「ビッグ・フィッシュ」で急に老けたなあと思ったけどまだまだ元気「ボーン・レガシー」が控えています。

アーロン・エッカートは今回もまた子持ち女に優しく尽くす「幸せのレシピ」みたいな位置。
でもコチラは出番は僅か。なんか好いヒト過ぎなのにちゃんと描かれてないけど
ちょっと報われて欲しいと思っちゃった♪

ちょっとビッチな衣装で頑張った(笑)本作品で、ジュリアはアカデミー主演女優賞を受賞しちゃった♪

4回目の鑑賞ですが、今回は邪魔されることもなくちゃんと楽しめました!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする