原題 MARRIED LIFE
製作年度 2007年
上映時間 90分
原作 ジョン・ビンガム
監督 アイラ・サックス
出演 クリス・クーパー/ピアース・ブロスナン/パトリシア・クラークソン/レイチェル・マクアダムス/デヴィッド・ウェンハム
長年連れ添った1組の夫婦を通し、1940年代のアメリカにおける結婚観や夫婦観をユーモラスに映し出した恋愛喜劇
1940年代、アメリカ。ハリー(クリス・クーパー)は若く美しい愛人のケイ(レイチェル・マクアダムス)との結婚を考えている。しかし、妻パット(パトリシア・クラークソン)になかなか離婚を切り出せないでいると、親友のリチャード(ピアース・ブロスナン)もケイに一目ぼれし……。
倦怠期を迎えた40代の夫婦が迎える危機を、
その愛人たちや友人も巻き込み展開していく――んだけど、
40年代という時代設定もあり、ちょっと古典的な舞台劇を思わせる、
オトナの、ちょいとブラックな恋愛ドラマ。
自分の留守に親友を愛する女の家に行かせるハリーには言葉もない
秘密を打ち明けるだけならまだしも、自分の目的(離婚~結婚)が達成されていない時点で
リチャードのような男に紹介するとは危険過ぎるわ
マジメで良き家庭人であるハリーは、心のつながりを求めていたのに対し、
そんなの幻想よ~と、愛より楽しいセックスなのよ~と言い切る妻。何ト申シテヨイノヤラ・・(爆)
そんな妻の「苦しむ姿がみたくない」でも別れたいハリーは、
余程のお人好しか、単に「誰にも恨まれたくない」だけなのか、
ぐずぐずしてた割りに、出した結論がびっくり(笑)
ついでに、
親友とは名ばかりの、どんな付き合いをしてきたんだ~のリチャードにがっかり。
しかも、「解っちゃった?」と開き直るわりに「離婚しない」理由が
夫と全く同じ言い訳のパットにもびっくり。
ついでに、雨の夜のサヨナラのシーンのケイの優しくない幕引きのタイミングにもびっくり
そして、ラストにもびっくり(笑)
とても40代であそこまでなれないと思うよ、日本人は
要するに不倫に走った中年男の顛末を描いているのに、
途中確かに観てる方はムカつくけど、下品な感じにしてないところがイイですね
それは、昔の手書きポスター風の可愛らしいオープニングにも現れていたかも。
1時間半でサクッとみれるのもいいです。