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脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/中井貴一/深田恭子/上川隆也/玉木宏/加藤あい/田中麗奈/堀部圭亮/三上博史/檀れい/りょう/井浦新/加藤浩次/松雪泰子/小日向文世/和久井映見
第11回 「もののけの涙」 13.2%
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今回は、待望の皇子を得て初めて父鳥羽上皇への反撃を試みる崇徳帝と、得子さまの攻防、
その朝廷の変化にも踊らされることなく良き家庭人である清盛が、自分の平和を護ってくれていた
最愛の明子の死に見舞われ・・・というお話。つろうございました。
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内裏に呼ばれた清盛。突然出家した義清の和歌を崇徳帝に詠み伝え、
それでも義清だけが心の支えだったのに、と悲嘆にくれる崇徳帝に、同じく白河法皇の血を引く身であっても
その運命に振り回されたくない。自分らしゅう生きていきたいと告げます。
1140年、待望の皇子・重仁の誕生を機に帝(みかど)の座を重仁に譲りたいと崇徳帝は、父・鳥羽院に申し出ますが、得子の陰謀によって、躰仁への譲位は子に譲る形ではなく、弟に譲るとされて―
院政を執るどころか帝の地位は奪われ、得子は国母に、院政は変わらないまま追い払われてしまう。
翌年の平氏一門の正月。
誰に肩入れしたら一門の得となるか、家臣たちの会話に信じるに足りる人物など居りはせんと笑い飛ばす清盛も、
母・宗子、家盛の妻とともに祝いの曲を奏でる明子を見る目は優しい。
貴族の姫たちに琵琶を教えることになった明子は時子を誘い、
その時同席した波子に盛国が惹かれているのを感じ取った明子は、清盛に盛国の結婚を考えるよう持ちかけます。
一旦は断る盛国の真意を読み取り、彼が今や立派な武士であると説き、
婚礼の仕度を整えさせてはくれぬかと承諾させる・・その様子を清盛は陰で見つめており―
幸せなひと時、明子に感謝の言葉を口にする・・・
「琵琶のようなおなごじゃ・・。決して目立たぬが、要となって家を支えておる。」
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そんな最愛の明子が、流行り病にかかり――パニックに陥る清盛。。。
ここで、多くのドラマファンは叫んだと思います。。
陰陽師より・・・南方センセイよっ!ペニシリンよ~~っ!!
偶然訪ねてきた時子が、不安で愚図る清太たちにせがまれて奏でる琵琶の音で、
一度は意識を取り戻した明子と清盛の夫婦の姿が泣かせます・・・
「殿の目に映る、広くておもしろき世を、共に思い描くことができて、、、明子は、幸せにござりました」
本当に清盛の幸せを支えていた、いい妻だったのですね・・・今回は2度も泣かされました。
条令で宋の薬も手に入れることは禁止され、感染するからと看病もできない。
悲しみ苛立つ清盛は祈祷する僧を足蹴に・・・
おそらくは泣きつかれた2人の子供たちが時子のひざで眠ってしまう。
これが、時子の今後を予感させるシーンとなっていて、次に続くのですね。
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以前のインタビュー記事で、明子と清盛の愛が素敵だと、時子はちゃんと清盛に愛されることができるのか?と恭子ちゃんが言っていたのを思い出しました。
2度も過去に遭っていながら、清盛は時子を全く覚えていなかった事実。
「源氏物語」の恋に憧れながら、現実にはむさい、バッチイ清盛が明子に純愛を捧げる姿に惹かれ、
やはり恋に出遅れた時子の不安を感じていたのでしょうか。
それでも、明るく大らかな恭子・時子の清太たちとのシーンは和みました♪
相変わらず朝廷のシーンはオドロオドロで、解りにくいですが、来週は「宿命の再会」
ちゃんと清盛を中心に、清盛を主人公に書いてくれるんでしょうか~。
楽しみに待ちます♪