北国いなか暮らし

りんごです。北海道の自然の中で夫とのいなか暮らし。
愛犬メイは2022年10月空へ旅立ちました🌈
乳がんホルモン治療中。

札幌・タカさんに会いに

2017年11月27日 | 日記
週末は母と、札幌の叔母タカさん夫婦に会いに行ってきました。

タカさんは89才。

去年まで元気で北見まで遊びに来てくれていました。

去年夏、転んで大腿骨を骨折、リハビリで復活したけれど自宅で冬にまた転んで骨折、入院。

その頃からあまり表情が無くなり話さなくなりました。

意欲が無くなりリハビリもうまく行かず、歩けないまま退院。

自宅に戻れずグループホームへ。

そのグループホームへ行って来ましたが、想像していた感じではなく強いて言えば、介護付きペンション。

おしゃれな建物で明るい雰囲気、施設の方も入居されてる方々も明るくてなんだかホッとしました。



タカさんの旦那さんは92才。

肺気腫で酸素ボンベが離せないし食欲もなくて身長168センチで体重は41キロまで落ちてしまいました。

けれど、頭はとてもしっかりしてるから、そんなタカさんがもどかしくて信じられなくて、

薬を飲んで治らないのかと、何度も娘に聞くらしい。

そうだよね、信じられないね。



元気なころのタカさんは、明るくて面倒見が良くて

軽快な会話をしながら手早く料理ができる頼もしい人でした。

私が小さい頃は近くに住んでいて、元旦の夜はタカさんの家に行き、

タカさん手作りの美味しい料理を食べて、みんなで修学旅行のように並んで寝るのが毎年楽しみだったなぁ。

札幌の娘夫婦と同居してからも、札幌へ行くたびにお茶を飲みに寄って、

時にはご飯もご馳走になって。

私の子ども達が札幌の大学に入ると、とても喜んで自宅に招いてくれてお祝いしてくれました。



だから、表情のないタカさんは、悲しかった。



それでも母や私の名前を覚えていて呼んでくれたし、少し頰を上げて笑ってくれた。

そして、またおいで。

と言ってくれました。



うん、また来るから。元気でいてね。



そうしたら、ほんの少し笑って右手を差し出してくれました。

タカさんの右手は温かで、力強い握手でした。

コメント
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