2024.07.22
侵攻880日目、ロシア軍がアルテーモヴェと二ューヨークで大きく前進
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/880th-day-of-invasion-russian-forces-make-major-advances-in-artemov-and-new-york/
毎日のようにロシア軍の進撃が伝わってきます。
少ないか多いかだけの違いです。
基本的に塹壕戦ですから日々の進撃は微々たるものです。
最近は、それが地図上でも分かるケースが増えてきました。それはウクライナ軍が塹壕戦を持ちこたえることが出来ず退却していることを示しています。
理由は、兵力差・武器(火力)の差が今年の前半と比べて拡大しているからだろうと思います。
単純計算で双方の戦果発表を見ると大雑把に双方で1日1000人の死傷者が出ているようです。
1か月3万人、6カ月18万人。
これはごく大雑把な推測で正確ではありません。
しかし半年前と比較してウクライナ軍がこれに近い数字の分減少しているとして、ロシア軍の方は予備兵力から損失を補充できます。
そうなるとウクライナ兵が減少した分、1月より兵力差が拡大している構図が分かると思います。
他にも理由はあると思いますが、この兵力差の拡大だけを考えても、その分ウクライナ軍の劣勢の度合いが大きくなっています。
それが最近、ウクライナ軍が余り抵抗できずに後退を繰り返す原因だと思います。
ウクライナ軍の兵士の補充が出来ない以上、埋めることのできない戦力差です。
※戦況
ドゥルジバDruzhba、ピヴニチネPivnichne、アルテーモヴェЗалізне方面では、全体的にロシア軍が若干進出しました。
特にピヴニチネPivnichneとアルテーモヴェЗалізнеの市街地の間に潜り込んだロシア軍の戦術が功を奏して、アルテーモヴェЗалізнеでロシア軍が大きく占領地を拡大しました。
アルテーモヴェЗалізнеを制圧して南に向かうとニューヨークNiu-Yorkを南北から挟撃できます。それがロシア軍の狙いだと思います。
一方ピヴニチネPivnichneはウクライナ軍の防御の強いと思われる東側ではなく、潜り込んだ南側から攻めています。
このロシア軍の進撃ぶりを見ると、ドゥルジバDruzhba、ピヴニチネPivnichne、アルテーモヴェЗалізне方面は時間の問題のように見えます。
ここを制圧したなら最大の拠点であるトレツクТорецькが次の攻撃目標です。
ニューヨークNiu-York方面。
この方面では南のアウデイーイウカ方向から、ロシア軍が一気に約3kmほど北上してニューヨークNiu-York市街地の西側まで進撃しました。
ここでもウクライナ軍はロシア軍と対峙している市街地の東側に防御ラインを形成して多い兵力を配置していたと思います。
ウクライナ軍が予想していなかった南側から市街地の西側を攻撃したのは、ロシア軍の作戦勝ちと言えます。
ロシア軍は一気に進撃してできた突出部の側面(東西)に支配地を広げて側面からの反撃を防ぎながらニューヨークNiu-Yorkの市街地を北に進撃して、南からトレツクТорецькに攻め上がる動きを見せています。
両方の攻撃が順調に進捗すればトレツクТорецькのウクライナ軍は、東と南からロシア軍に攻撃されます。
今のロシア軍の進撃状況を見る限りでは、トレツクТорецькのウクライナ軍は持ち堪えられそうに見えません。
ロシア軍はトレツクТорецькを制圧したなら、その次は北部ドネツクの入り口にあたるコンスタンチノフカКостянтинівкаを南から攻めることになります。
アウデイーイウカ~ポクロウシク戦線のロシア軍の進撃と連動した動きであり、両方をウクライナ軍が守るのは、もう無理だと思います。
こうしてみるとチャシブ・ヤールでのロシア軍の激しい攻撃は、トレツク~ニューヨーク戦線とアウデイーイウカ~ポクロウシク戦線のロシア軍の進撃を助けるための大陽動作戦であった事が分かります。
ハルキウ州北部戦線もロシア軍の陽動作戦です。
もっとも陽動作戦は、次の攻撃の地均しであることが始末に負えない点です。
ほぼ長い前線の全域でロシア軍が好き勝手に攻めている状況です。現在、ロシア軍が最も激しく攻めているのが、アウデイーイウカ~ポクロウシク戦線とトレツク~ニューヨーク戦線です。
どちらの戦線でもロシア軍は順調に進撃しています。
全てはロシア軍の計画通りのようです。
少なくともドネツク州をウクライナ軍が守るのは、最早不可能と見るのが妥当だと思います。
今の進撃速度ならロシア軍は年内にはドネツク州を占領しそうな勢いです。段々進撃速度が速まってきました。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
バイデン大統領、米大統領選から撤退表明 後継に「ハリス氏支持」
By ロイター編集
2024年7月22日午前 8:47 GMT+94分前更新
https://jp.reuters.com/world/us/MDAKABD3XZNIBH43JMYYMVNU7I-2024-07-21/
バイデン氏、撤退表明1分前に側近へ連絡 2日間で決断=関係者
By Steve Holland , Jarrett Renshaw, Bianca Flowers
2024年7月22日午前 8:43 GMT+918分前更新
https://jp.reuters.com/world/us/FPNAPS7FXZJWDPNW4GKZIMP2X4-2024-07-21/
民主党の有力者、多くの上院・下院議員が撤退を要求する中、選挙戦続行を主張していたバイデン陣営も四面楚歌を悟り遂に撤退を表明しました。
選挙資金の提供を停止する動きまで出てきては、どうしようもありません。
なぜもっと早く決断できなかったのか・とは思いますが、もうバイデンさんに正常な判断が出来ないような頭脳的状態があったのかもしれません。
バイデンさんにアドバイズ出来る側近は、ごく少数だったようです。
去年後半から頭脳の衰えと言うより障害を疑わせるようなバイデンさんの発言が目立ちましたから、その頃から大統領府の決定や指示にはごく少数の側近が関与していたのかもしれません。ガザ問題に関してもバイデンさんの支持は二転三転しています。
ウクライナ紛争への関与にしても正常な判断が出来ていたのかは疑わしい部分があります。
やはりアメリカの国益、世界の平和をアメリカ大統領であるなら考えなければなりません。
正常な判断能力を失っている人が、大統領の座にあることは、全てに害があります。
本来なら加療入院でも理由にして、大統領権限を副大統領に委譲するべきだと思います。
最後は側近ではなく家族のアドバイスに従ったのでしょうね。
これで民主党は、最悪の事態は回避できるかもしれません。バイデンさんが撤退しなければ、大統領選・上院選・下院選の全部で負けるトリプル敗北の可能性が大きかったと思います。
撤退しても大統領選と上院選は、際どいと思います。
下院選は挽回のチャンスが生まれたと思います。
民主党内にバイデンさん撤退論が強まったときにトランプ暗殺未遂事件が起きました。
地元警察と大統領警護隊の信じられないようなミス手抜きの連発を見るなら、素直に単独犯行や人為的なミスを信じる人は、特に中立や共和党寄りの人々には少ないと思います。
疑うべき根拠ははっきりあります。
トランプが暗殺されて誰が最も利益を得るか❓
この部分から推測すれば答えは一つしかありません。
それが事実だとは言っていませんので、誤解のないように。
まあ、これでアメリカの大統領候補はまともな人の争いになったのは、良かったと思います。
(トランプも、まともだとは言えない部分もありますが・・)
結局のところ国家権力を使ったトランプ潰しは、失敗に終わったと言えます。
(訴訟の連発や民主党系メデイアのトランプ総攻撃)
沢山起こされたトランプへの訴訟を民主主義のためだという人々は、単に民主党のスローガンを叫んでいるに過ぎません。
粗を探せば大抵の人に訴訟を起こすことは出来ます。
機密文書持ち出し事件にしてもバイデンさんも副大統領時代に持ち出しています。それがトランプが起訴されるころまでバイデンさんの個人事務所に残っていました。
バイデンさんは違法性がなく、トランプだけ違法性があるというのは、余りにも公平性に欠けるでしょう。
バイデンさんにはウクライナ疑惑があります。
これが一番追及するべき問題です。
トランプは確かに過激すぎる部分もあります。
独裁者的傾向もあります。
だから時の政権が、国家権力を行使して葬り去って良いものではありません。
バイデンさんのお得意の「民主主義」でやるべきでしょう。大統領選挙で決着をつけるべきです。
バイデンさんの言い分が正しいのであれば、バイデンさんが勝利するはずです。
バイデンさんを見ているとトランプとの争いは政治的な争いには見えません。
何でもありの個人的な闘争に見えます。
バイデンさんの言っていることは、プロパガンダばかりに聞こえます。
一応、米大統領選をめぐる史上最悪のゴタゴタは終わりになりそうです。
やはりアメリカ政治の近年の弊害が、もろに出ていると思います。有力者に高齢者が多すぎることです。
中国は、政府や党の重職に就任できるのは67歳以下です。
68歳以上は自動的に退任する決まりがあります。
老害に悩んだ中国は、このような内規を作りました。
少し西側も独裁国家のやり方を見習うべきではないのか❓
これなら、バイデンさんもトランプも自動的にNG!です。
良い仕組みでしょう!
☆選挙については・・・
大統領選⇒トランプ優勢
上院選⇒共和党有利
下院選⇒やっと互角か民主党やや劣勢
※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce
2024.07.21
侵攻879日目、ウクライナ軍はクラスノホリフカから追い出される寸前
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/879th-day-of-invasion-ukrainian-forces-on-the-verge-of-being-pushed-out-of-krasnokhorivka/
もう今年も半分以上が過ぎました。
今年最初のロシア軍の目標は、アウデイーイウカ市街の攻略でした。2月半ばにアウデイーイウカ市街は陥落し、その後雪解けのシーズンを挟んでロシア軍は様々な軍事行動を見せました。
今わかることは主な攻撃路と見せたのは、ほぼ陽動作戦でした。
もちろん陽動作戦とはいってもロシア軍の一定の進撃は伴います。あっちを攻め、こっちを攻めと色々やってロシア軍が総攻撃をかけるように見えたのが、チャシブ・ヤールです。5月ごろにはウクライナ軍すらチャシブ・ヤール防衛は半ば諦めている様子がありました。
その後、ロシア軍が奇襲攻撃で攻略したのが、アウデイーイウカ~ポクロウシク戦線のオチェレティネOcheretyneです。オチェレティネ制圧後は、周辺地域を細かく制圧していました。
その後、ハルキウ州北部戦線を形成します。
これも陽動作戦で、ウクライナ軍は引っかかってこの方面に数万人の部隊を集結してロシア軍を撃破して国境の外に追い出そうとしています。
消耗戦になり今も激戦が続いています。
チャシブ・ヤールやハルキウ州北部戦線、ハルキウ州クピャンスク方面は、ロシア軍の陽動作戦と言えます。
目的はウクライナ軍の予備兵力を引き出して、それでも足りないので各戦線から部隊を引き抜かせて、各戦場のウクライナ軍の数を減らすことです。
減らしたところでウクライナ軍の弱い個所をロシア軍が攻撃する流れが続いています。
今では長い前線のほぼ全域でロシア軍が攻勢をかけているので、ウクライナ軍としては守りようがありません。ロシア軍の進撃を遅らせて打撃を与えながら退却しています。
塹壕戦ですから進捗はゆっくりですが、確実にロシア軍は進撃して占領地を増やしています。これが全域で起きていますので、どうにもなりません。
しかし、ここに来て戦況略図を見ると気が付くことは、大きくロシア軍の支配地が拡大しているエリアがはっきりと見えてきました。
アウデイーイウカ市街の西側です。つまり、ここがロシア軍が最も力を入れて進撃しているエリアです。目的地は西の大拠点のポクロウシクPokrovskです。
オチェレティネOcheretyne攻略後、ペースダウンしてゆっくり削っているので短期間では気が付きません。
少しづつ・が2か月も経てば結構な面積になります。
小まめに南と北から削った結果、市街西にある大きな二つの貯水池とVovcha Rivberの東側は、大体ロシア軍が制圧しました。少し残っている部分は草刈り場ですので今となっては、どっちでもいい地域です。
オチェレティネ北西のノヴォオレクサンドリウカNovooleksandrivkaを先に制圧して、その北西のヴォズドヴィジェンカVozdvyzhenkaを伺う形勢を示して、その後南に向かいました。
ロズヴァツケLozuvats'keは簡単に制圧し、それからルートT-0511と線路の先にあるプロレスProhresを攻撃したのが、最新の情報です。ウクライナ軍は、防衛をあきらめたようですぐ撤退しました。
今プロレスProhresから北のロズヴァツケLozuvats'keの間をフラット化しようとしています。
突出部を複数個所作りその間をフラット化して面的に前進するのがロシア軍の常套手段です。こうすると速度は遅いですがウクライナ軍が反撃することが出来ません。
それからテイモフィウカTymofiivkaを制圧しヴォズドヴィジェンカVozdvyzhenkaの攻撃に向かうのであろうと思います。そこまで行けば、すぐ先が物流の大動脈の幹線道路T-0504です。ここを制圧するとドネツク州中部と北部の補給路が、ポクロウシクPokrovskから北のクラマトルスクКраматорськへ西側を通って大きく迂回することになります。
ドネツク州中部と北部の補給が一気に苦しくなるのは、既に書いた通りです。
そしてもっと広い範囲の地図で見るとプロレスProhres付近までロシア軍が進出してしまうとアウデイーイウカ~ポクロウシクの間の直線距離の約半分をロシア軍が進撃したことになります。
さらに問題なのは、ポクロウシクまでの間にもう拠点になりそうな集落などが見当たらないことです。
探してみるとノヴォエコノミクネNovoekonomichne、ミロリュビフカMyrolyubivka、フロデイフカHrodivka、ノヴォホロデイフカNovohrodivka、セリダブSelydoveなどの集落や都市を結んで(あるとするなら)ウクライナ軍は防衛ラインを準備していると思います。
ところがこのラインは、そのすぐ西の「デイミトロフМирноград」の東に位置しています。デイミトロフの約5kmほど西が「ポクロウシクPokrovsk」です。
おそらくロシア軍は然程抵抗を受けずに「ノヴォエコノミクネNovoekonomichne、ミロリュビフカMyrolyubivka、フロデイフカHrodivka、ノヴォホロデイフカNovohrodivka、セリダブSelydoveなど」を結ぶ東の外郭の防衛ラインに行きつくと思います。
この防衛ラインを突破されると「デイミトロフМирноград」と「ポクロウシクPokrovsk」が最後の要塞になります。
この辺りまで行くと西の州境まで約20km程です。
広い地図で見るとウクライナ軍にとっては危機的と言っていいと思います。
アウデイーイウカ市街からプロレスProhresまでロシア軍が進撃するのに要した期間は、約5か月です。
単純計算なら12月にはロシア軍は、「デイミトロフМирноград」と「ポクロウシクPokrovsk」まで進撃することになります。
ウクライナ軍の弱体化が見られロシア軍の進撃速度が速まっている傾向を考えるなら、更に早くなる可能性もあります。
その割には一向にウクライナ軍や政府には危機感が感じられません。
ここまでロシア軍の進撃速度が速まっていることを考えるなら、特にロシア軍の進撃が早いアウデイーイウカ~ポクロウシク方面では、かなり後方に防衛ラインを急遽建設してそこまで戦術的撤退をするしか方法はないと思います。
そうしなければズルズルとドニプロ市Дніпро(ドニプロペトロウシク州)やザポリージャ市Запоріжжяの方に後退を続けることになると思います。
ザポリージャ市Запоріжжяは現在のロシア軍支配地から、それほど遠くはありません。
ロシア軍が現在、ドネツク州中央部の進撃を優先しているから放置されているだけです。多分、ドネツク州中央部が一段落したらザポリージャ市Запоріжжяに向けて進撃を開始すると思います。
それにしてはウクライナ軍や政府には危機感が感じられないのは、不思議と言うのか❓
F-16戦闘機や長距離ミサイルでは、防げないんですが❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
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ロシア内戦(1918年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%86%85%E6%88%A6
1917年10月の十月革命の後に成立したボリシェヴィキ政府と旧ロシア帝国支持者の間でロシアの支配権をめぐって起きたロシア国内の内戦です。
外国勢力も内戦に軍を派遣して白軍を支援しました。
やがて内戦では赤軍が優位に立ちます。
最後に白軍が立てこもったのがクリミア半島です。
黒海方面から内戦に関与したのが英仏軍です。
最後まで赤軍と戦ったのがコサック軍団です。
コサックのドンたちは、イギリスの軍艦に乗り主にイギリスの亡命しました。
コサックとロシアの戦いは、昔から繰り返されています。
世界史用語解説 授業と学習のヒント
https://www.y-history.net/appendix/wh1501-119.html
コサック
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AF
「ウクライナ=コサック」では、ありません。
ざっと見ても・・・・・
最初のコサック
こうしてテュルク系民族、タタール、スラブ人など様々な民族的出自の人々がコサックを構成した。
主要なコサック共同体はクリミアに近いドニエプル川、ドン川、ヴォルガ川、ウラル川周辺に存在していた。
・・・・・・
ザポロージャ・コサック⇒ドナウ・コサック軍
シベリア・コサック、ドン・コサック、クバーニ・コサック、テレク・コサック、ウラル・ザバイカル・クバーニ・テレク・コサック連合、以下延々とあります。
だから純粋なウクライナ人がいるわけではありません。
様々な民族が集まって主にクリミアに近いドニエプル川、ドン川、ヴォルガ川、ウラル川周辺に共同体を作ったのが今日のコサックと呼ばれる人々の一番近い先祖だと思います。
このエリアは周辺の勢力が大きくなるとどこかに帰属します。帰属先は、その時々様々です。
そしてロシア帝国に帰属した大きなグループが、ロシアの東方拡大とともにロシア東の辺境に植民していきました。
それでアムール・コサックとかバイカル・コサックなどもいます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AF%E8%BB%8D
こうしてコサックを見ていくと歴史そのものですね。
非常に面白いです。
まあ、その話は脇道で「ロシア内戦(1918年)からウクライナ紛争に続く道」
やはり時代が近いですから共通する部分もあります。
違いは、ロシア内戦当時白軍として赤軍と戦ったコサックは、主にロシア・コサックです。「クリミアに近いドニエプル川、ドン川、ヴォルガ川、ウラル川周辺」大体、このエリアのコサックです。ドニエプル川は入っているのかどうか分かりません。
最後に軍の中心になったのがドン・コサックです。
一番最後は、クリミア半島に立て籠もりイギリスの軍艦でイギリスやトルコに落ち延びました。
だからこの亡命者の子孫は、イギリスにかなり残っていると思います。
イギリスが介入したのは同じです。
ウクライナ紛争でウクライナの中心になっているのは、主にポーランド・コサックです。スターリンがポーランドから奪った現在の西ウクライナに住んでいました。
※ポーランド・コサックという表現は正しくないかもしれません。
1900年ごろに発生したウクライナ民族主義の流れを汲み、今は過激民族主義と言うべき性質を持っています。
2014年クーデターの中心になったのが、このグループです。
こうしてみてくるとウクライナ人と言う人種はないと思います。ウクライナ人は、西ウクライナの過激民族主義者の自称と言っていいと思います。
あるいは、旧ソ連がこのエリアを全部一つの行政区画にしいたので旧ソ連・ウクライナ共和国からウクライナ人と呼ぶようになったのかもしれません。
現在のウクライナは国ではなく、単なる旧ソ連の一つの行政区画です。自然にこのエリアが出来たのではなく、第2次大戦後行政的に編成された行政区画です。
大雑把に分けると西ウクライナ(旧ポーランド領)、東ウクライナ、南ウクライナ、クリミア。
言語も習慣も風習も違います。民族的な違いもあります。
はっきり言って一つの国や地域ではありません。
この4つの地域を行政区画としたのが、ウクライナです。
行政区画であるウクライナが独立したところで、内部で権力闘争が起こり政治的にまとまるわけがありません。
だから独立後政情不安が続き経済的にも困窮していた時期が多いです。
そもそもウクライナが行政区画全部まとめて独立したのが、間違いだと言えます。
4つの地域に分かれて別個に独立すれば、その後の混乱は避けられたと思います。
要は、今のウクライナが一つの国であることはそもそも無理だし、それを無理やり政府にすればどうやっても、どこかの地域が他の地域を弾圧的に支配する独裁的政府しか出来ません。
結局、内紛の末にアメリカの支援を受けて西ウクライナの過激民族主義者が暴力クーデターで政権を簒奪したのが、今のキエフ政権です。
そのクーデターに反発し主にロシア支持派の人々が武装独立闘争を始めました。最初は、東部と南部でもっと広い地域で独立闘争が起きました。
軍を味方につけたキエフ政権に軍事的に押し込まれて最後の抵抗拠点になったのが、ドネツクとルガンスクの独立勢力です。
ごく大雑把に書いてもこのような複雑な歴史と経緯がありプロパガンダやフェイクニュースで言っているほど簡単に割り切れるものではありません。
そもそも東部独立派とキエフ政権の間で、どこで領土を分割するべきかすら決められないでしょう❓
キエフ政権の言っているウクライナ領全土奪還は、ほぼ無茶苦茶な言い分だと思います。
要は、武力で正当な旧ウクライナ政府から領土と政権を奪ったわけです。
全部、奪ってしまえばクーデターは成立したというしかありません。
旧政権と共通性のある独立派が残っている以上、旧ウクライナ政府の正当な継承者は、独立派の方であると言えます。
旧ウクライナ政府の制度の下では選挙制度がありました。
政権を握りたければ選挙で勝つのが法律的な手続きです。
キエフ政権は、暴力クーデターで権力を奪いました。
つまり合法性がないのです。
「政権と領土を、正当な旧政権に返しなさい」
と言うのが話の筋道です。
このようなことを胡麻化すためにキエフ政権と西側は、プロパガンダとフェイクニュースを垂れ流しているわけです。
はっきり言って、無茶苦茶な話です。
強盗が居直って正義を主張しているようなものです。
少なくともキエフ政府と東部独立派は、このような関係にあります。
不法性の高いのは、キエフ政府です。
書くたびに嫌になる、この話。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
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星取俵
https://www.sumo.or.jp/ResultData/hoshitori/1/1/
①9戦全勝>照ノ富士
②7勝2敗
琴桜、美ノ海
③6勝3敗
豊昇龍ほか
▼大の里、平戸海5勝4敗
十両
8勝1敗>獅司
7勝2敗>白熊
6勝3敗>阿武剋、藤青雲、伯桜鵬ほか
尊富士2勝7休
照ノ富士は、今日も勝って全勝を守りました。
2差で琴桜、美ノ海が追う展開。
優勝争いの興味は薄れたと言えます。
お目当ての大の里は、またズッコケて4敗目。
今場所は、反省場所のようです。
ほぼ見るべきところは、ないですね。
十両に陥落した尊富士は今日も勝ち2勝7休。
全勝すれば勝ち越しですが、そう上手くいくかどうか❓
仮に負け越してもケガさえ治れば、すぐ幕内に復帰すると思います。
元祖令和の怪物(1号)の伯桜鵬は、やっと体力と相撲勘が戻ってきたようで今場所は好調です。
尊富士が令和の怪物4号です。
2号が、熱海富士
3号が、大の里
5号は、誰か❓
※関連記事目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e1c3411cc4e400cbb1f90e45064e8d35
カブス今永昇太7回2安打1失点10奪三振も9勝目逃す「拍手が起こった時にはなんでだろうと」
[2024年7月22日9時7分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202407220000162.html
先に今永昇太です。
7回2安打1失点10三振の好投でした。
残念ながら貧打カブスの援護が遅く勝ち星は付きませんでした。鈴木誠也が悪いです。
『試合は9回1死三塁から鈴木誠也外野手の中前適時打で同点に追い付き、延長10回にホーナーの押し出し四球でカブスがサヨナラ勝ちした。』
しかし、今永の好投が最後はカブスの延長サヨナラ勝ちを呼び込んだと言えます。
立派です。
(誠也!もっと速く援護しろよな!)
大谷翔平が「ダイソー」看板付近通過の衝撃場外弾!今季2度目の飛距離に場内騒然
[2024年7月22日10時2分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202407220000302.html
②https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202407220000354.html
大谷翔平の後半戦の見どころは? 2年連続の本塁打王だけではないさまざまな可能性
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/column/showtime/news/202407210000423.html
ドジャース9-6レッドソックス
久しぶりに翔平君らしいHRでした。
『打球速度は116・7マイル(約188キロ)、角度は28度だった。飛距離は473フィート(約144メートル)の特大弾。』
毎回、これを狙っていたら打率や出塁率が落ちます。ボールも打ってしまいますしね。最近は技術で打つHRが多かったですけれど、これが本来の翔平君のホームランです。
デカさにみんなが目を剥くのが翔平君のホームランの、お楽しみです。
ホームのお客さんも今日は大満足でしょう。
これでドジャーススタジアムの450フィート以上のHR記録を更新しました。
以前書きましたが、これまでキャリアで2本打った選手はいなかったそうです。
翔平君が前に2本目を打って記録を更新しました。
今回が5本目です。さらに記録更新です。
現役時代を通じての話ですからね❓
翔平君は、たった1年たたないうちに5本です。
シーズンが終わるまでに、もっと増えるかもしれません。
エンゼルスタジアムと比較するとドジャーススタジアムは飛距離の出にくい球場なのだそうです。
だから450フィート以上の特大弾は少ないわけです。
『ドジャースタジアムでは15年以降、450フィート(約137メートル)以上の本塁打が15本出ているが、今季から本拠地とした大谷が既に5本を占めている(2位、4位、5位、7位、12位)。』
ホーム球場別で比較すると翔平君の飛距離の規格外ぶりが良く分かります。
段々、調子が出てきましたね!
今年は50HR以上、期待しています。
☆これで塁打数は、243(97試合)2試合休み
158試合出場なら年間396ペースです。
全部出ることにして160試合なら❓
⇒401塁打!
長打59
160試合出場で97ペース
もちろん今後の成績によりますが、年間400塁打と100長打の可能性があります。
両方達成出来たら過去の偉大な打者の仲間入りです。
ジャッジ(昨日まで)
235塁打(98試合)
160試合出場で384塁打ペース
長打59
160試合出場で96長打ペース
翔平君!結構やるでしょう!
※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b