「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(アメリカ)ハリケーンに乗って旅をしたフラミンゴたち<2023年9月

2023-09-07 16:49:49 | 動物と植物と自然

米東部や北部に異例のフラミンゴ飛来、ハリケーンの影響か
2023.09.06 Wed posted at 12:50 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35208729.html

普通は、フロリダ州の南の方にしかいないようです。
ハリケーン「イダリア」が通過した後、『フロリダ州のほか、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テキサス、ケンタッキーなど米東部から南部にかけての各州で、フラミンゴの目撃情報が相次いでいるという。』
『驚いたことに、イダリアの進路をたどると、(目撃情報は)その中央進路の北と南に位置している』

どうやら、ハリケーンに巻き込まれてしまいそのままハリケーンの通過した地域に降り立ったようです。
フラミンゴも珍しい風景に、少し驚いたでしょうね?
餌を食べてのんびりしているようです。

冬は大丈夫かと、少し心配ですが・・・
ロレンツさんによると・・
『フラミンゴは海上を何千キロも飛ぶことができる』
とのことで、帰りの心配はないようです。

元々は、フロリダにはフラミンゴが住んでいたようですが乱獲のために絶滅寸前に追い込まれたそうです。

今いる個体は、動物園などから逃げてきた個体の子孫と思われるとのことです。他には、キューバやユカタン半島、バハマ諸島から飛来するフラミンゴもいるようです。

フラミンゴの繁殖地を再生する取り組みをしているという事なので、他からやって来るフラミンゴが増えたのかもしれません。取り組みが上手くいけば、フラミンゴが定住するようになるかもしれません。

時ならぬフラミンゴの訪問で驚いたアメリカ人は、結構いたようです。


ワグネルとプリゴジン氏について分かりやすく書かれた記事<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-07 16:48:26 | ロシアと周辺国

ワグネルとプリゴジン氏については、ウクライナ戦争後に知った人には、理解できない部分が多いと思います。どのように始まり、戦争前は何をやっていたかを知れば本質が分かります。それについて、簡単に短くまとめた記事です。読めばすぐ分かると思います。

プリゴジン「謀殺」はロシアの未来にどう影響するのか?
2023年09月05日(火)17時10分
https://www.newsweekjapan.jp/kawato/2023/09/post-133.php

ウクライナ戦争前は、いわば非合法のロシア政府の汚れ仕事を代行する組織です。
ウクライナ戦争が始まった後、プリゴジン氏がプーチン氏に働きかけてワグネルをウクライナ戦争に介入させました。それは分割統治を基本にするプーチン氏にも都合が良かったからです。その後、ワグネルは部隊を急激に拡大させて、結論反乱を起こして解体され一部がベラルーシに移動しました。

プリゴジン氏の目的は、それまでは黒い政商と言うべき存在でプーチン氏のお気に入りであっても、政権にとってはアウトサイダーでした。ワグネルを利用して政権のメンバーになろうとしたのだと思います。メンバー入りするためには、既存のメンバーを排除する必要があります。排除しようとした対象が、ショイグ国防相とゲラシモフ総参謀長です。

当然、排除される方も黙ってはいません。権力闘争が起き結果は、プリゴジン氏の完敗でした。ワグネルの部隊が解体されてしまえば、プリゴジン氏に力はありません。しかもこの時点でプーチン氏の支持を失っています。ロシア政府からも国防省からも金銭的に切られました。その後、事故が起き死亡しました。

ワグネルは、ロシア政府と国防省から資金提供を受けており、主にアフリカでの活動で使用している武器も国防省から提供されています。資金と武器の提供が止まれば、立ちどころに行き詰まります。

ロシアには、かなりたくさんのワグネル類似の民間軍事会社があります。ワグネルが逆らったところで資金と武器を絞られれば、アフリカでの活動の継続は出来ません。国防省の息のかかった民間軍事会社に置き換わるだけです。アフリカでの仕事を継続したければ、それらの民間軍事会社の傘下に入るしか道は、ないと思います。傘下に入らなければ、アフリカから撤退するしかありません。ロシアに帰ったところで、ロシア国内で仕事などあるはずはありません。反逆者の一味だからです。

だからロシア政府にとっては、ワグネルもプリゴジン氏も終わった話で、今となってはどうでも良いことなのです。むしろ、ロシア軍は全く別系統の面倒な部隊を排除して、やっと普通になったと言えます。プーチン氏の育てた鬼っ子がロシア軍をぐちゃぐちゃにして、やっとそれを排除することが出来たというわけです。排除したくてもプーチン氏の支持がプリゴジン氏にあるうちは、出来なかったと言うことです。

英政府、ワグネルをテロ組織に指定へ 支援など違法に
2023年9月6日
https://www.bbc.com/japanese/66725406

ワールド
2023年6月28日4:36 午前2ヶ月前更新
米、ワグネル創設者関連企業に制裁 アフリカ鉱山会社など
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-sanctions-idJPKBN2YD1O4

ワールド
2023年6月28日8:21 午前2ヶ月前更新
米、中東とアフリカのワグネル動向を注視 週末の反乱受け
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-wagner-idJPKBN2YD1XN

スーダンで「ワグネル」の影 ロシアの雇い兵組織は何を狙っているのか
2023年4月24日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-65370615

ワールド
2023年4月21日5:14 午前Updated 5ヶ月前
ロシアのワグネル、テロ組織指定巡る決定まだ=米政府高官
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-wagner-idJPKBN2WH1S1

2016年米大統領選に介入でロシア人・企業を正式起訴 米特別検察官
2018年2月17日
https://www.bbc.com/japanese/43094878
起訴>「インターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)」
起訴されたロシア人13人のなかには、実業家エフゲニー・プリゴージン被告も含まれる

米、ロシア24団体・個人に制裁 大統領選介入とサイバー攻撃で
2018年3月16日
https://www.bbc.com/japanese/43425951
サンクトペテルブルクを拠点とする「インターネット・リサーチ・エージェンシー」(IRA)
エフゲニー・プリゴジン氏や、同社社員12人


ロシア軍の爆撃機防御の名(迷?)作戦とは?<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-07 16:46:56 | ロシアと周辺国

ロシア軍、車タイヤで攻撃機を覆う ドローン攻撃からの保護目的か
2023.09.06 Wed posted at 07:22 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208706.html
写真
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/09/06/32b023a92eac7be113c510f91ecbbaec/t/768/432/d/3b27961f-885d-4d88-b91e-d64f24d7344c.jpg

西側の関係者も意見が分かれ、ドローン攻撃に対する防御だという説と、機体を隠す目的だという説があります。ただ、余り効果がないだろうという点では意見は一致しているようです。

ここ2週間ほどの間にウクライナ軍の発表では、爆撃機・輸送機・戦闘機合計して10機くらいがドローン攻撃で破壊されたようです。
もちろん、ロシア政府は「損傷した」としか発表していません。しかし、派手に燃え上がる軍用機の動画が複数アップされていますので、ロシア国内と言えどもロシア政府の発表は、嘘だと分かります。

そのため軍事ブロガーなどを中心に大きな批判の声が上がっています。だから、当局としては何らかの対応を示さなくては、なりません。

ここで西側の関係者が、きれいに見落としていることがあります。現在、ロシアは軍も含めて究極の官僚主義国家です。そして、何らかの責任が問われることもありません。命令を実行すれば、それでOK!なわけです。

要は、「爆撃機を防御するために対応しました!」この事実が必要なわけです。そこで爆撃機の翼と胴体の上部に古タイヤを並べたのであろうと思います。

これで一応、「対応した」ことになるわけですから関係者は、責任を免れることが出来ます。

そのような理由で、意味不明な古タイヤの設置になったのであろうと思います。

要は、「対応した」事実が重要であり爆撃機が破壊されようと無事であろうと、どちらでもいい訳です。これが、ロシアの官僚機構の究極の官僚主義です。独裁国家の陥りやすい弊害と言えます。

旧大日本帝国でもナチスドイツでも、似たような傾向は沢山見られました。


南部・ザポリージャ戦線についてのウクライナ軍の分析と今後の見通し<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-07 16:43:45 | ウクライナ紛争

ロシア軍の「第2防衛線」に進軍、ウクライナ軍「強固ではなく地雷原も少ない」
2023/09/05 22:41
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230905-OYT1T50141/

この記事のほかは、まだ記事を見ていません。
ウクライナ国営通信が情報元のようですから多分、記事は正確なのであろうと思います。ウクライナ軍の報道官と書くだけでは、どこの報道官なのか不明です。国防省にも参謀本部にも方面軍にもいます。まあ、チクリは止めておきます。
これまでとは、違いウクライナ軍の具体的な分析をコメントしています。これまでは、地名と戦闘状況を簡単にコメントするだけでした。

今回は具体的に現地の状況を説明しています。
①三重の防衛線を用意している
②戦力配分の割合は「60%、20%、20%」との見方を示し
③2番目の防衛線は、技術的にはそれほど強固でなく、地雷原も少ない

現在は、ウクライナ軍が一番北側(外側)の第1次防衛ラインを突破し、第2次防衛ラインを攻撃し始めたところです。攻撃している箇所が、ロボティネ村Robotyneの南約4kmの位置にあるノボプロコピウカ村Novoprokopivkaに向かう地域と東方(10km位)のベルボベVerboveです。

戦力配分比率を見ると第1次防衛ラインに60%の戦力を配備していたというのが、ウクライナ軍の分析です。つまり、60%の比率の最も分厚い防衛ラインを突破したと言うことになります。

第2次防衛ラインの戦力配分は、20%の分析です。そして、「それほど強固でなく、地雷原も少ない」との分析です。

これまでよりは、進撃速度は早まるという見込みでしょう。(そうは、言っていませんが結果として、そうなります。)
さて、改めてBBCが航空写真を利用して作成した略図を見てみます。
記事
『ウクライナ、南東部の村を奪還か 「大規模な猛攻」と西側当局』
2023年7月28日
https://www.bbc.com/japanese/66333826
現地略図
https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/18621/production/_129837899_russiansatellite3.jpg

図の中で「ウクライナの攻撃(可能性)」と示されているのが、現在第1次防衛ラインと言っている防御網です。今回のウクライナ軍の広報では、この部分にロシア軍の戦力の60%が配備されていたことになります。

図の中で「第1次防衛線」と書かれているのが、現在攻撃中の「第2次防衛ライン」です。
従って、図の中の「第2次防衛線」は、一番トクマクよりの「第3次防衛ライン」になります。

この記事の時点では、まだロボティネ村Robotyneの攻撃が開始された直後で、BBCも詳細の把握が出来なかったために仮の略図を作成したと思います。第1次防衛ラインの拠点であるロボティネ村Robotyneの攻略に約40日かかりました。しかし、ここに60%の戦力が配備されていたとすると、20%の戦力配備の第2次防衛ラインの突破には、それほどの時間はかからないと思われます。

更に図を見て分かる通り、第3次防衛ラインは、図の左側が未完成です。左側から迂回して直接、トクマクТокмакの周囲を囲む防御線を攻撃することが出来ます。

ウクライナ軍のロシア側の兵力配分の比率が正確であれば、おそらく今月中に、トクマクТокмакの周囲を囲む防御線に到達すると思われます。

更には、第2次防衛ラインも第3次防衛ラインも155ミリ榴弾砲の射程に入っています。これからウクライナ軍の砲兵部隊の本格的な砲撃が始まるでしょう。

つまり、ロシア側の立場では、トクマクТокмакを中心に築かれたこの分厚い防御網は、非常に危うい状況にあることになります。

ウクライナ軍が絶対的に有利な戦況になったから、ウクライナ軍が具体的な状況を公表したのだろうと思います。

流石に嘘ばかり広報していたロシアのセルゲイ・ショイグ国防相も軍関係者との電話会議で、本当のことを言ったようです。
「最も緊迫した状況がザポリージャ方面で起きている」

しかし、認識はここに至っても甘く・・
私の見るところでは、既に終わっています。

だからウクライナ軍は、今更ロシア軍の予備の空挺師団を投入されようと、余り困らないわけです。むしろ、一緒に壊滅できるから好都合と言うべきだと思います。

ウクライナ軍が雪が降る前にトクマクТокмакの攻略を終えるのは、ほぼ確実だと思います。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


ウクライナの国防相人事(ルステム・ウメロウ新国防相)<2023年9月

2023-09-07 16:43:45 | ウクライナ紛争

ウクライナ国防相人事、クリミア・タタール人を起用へ 反攻の重大局面で
2023.09.05 Tue posted at 16:00 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208673.html
ウクライナの新国防相に指名されたウメロフ氏とは クリミア・タタール人の中心的存在
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66714172

前任のレズニコウ国防相が不正を働いたとか能力が足りないという意味ではないと思います。
レズニコウ国防相は2022年11月に国防相に就任し、これまでロシアとの戦争を支えてきました。そしてその間、西側諸国からの支持や支援の取り付けに大きな功績がありました。実は去年の暮にも更迭説が流れたことがありました。この時は、話は立ち消えになりました。

その後の流れを見るならば、年が明けてから戦車の供与が決まりました。イギリスからのミサイルの供与もありました。ドイツの戦車メーカーの現地生産の話がまとまりました。トルコのドローンメーカーの現地生産の話がまとまりました。Fー16戦闘機の訓練も始まりましたし機体の供与も決まりました。最後には、イギリスの軍需メーカー大手のBAEシステムズのウクライナ進出も決まりました。これらを進めてきたのが、レズニコウ国防相です。本来であれば、更迭はあり得ない話です。

しかし、去年から続いているウクライナ政府の腐敗と汚職の摘発と追放の動きがあります。最後に残ったのが国防省です。大鉈を振るう前にレズニコウ国防相が辞任しました。

ルステム・ウメロウ新国防相就任後は、国防省の腐敗と汚職に徹底的にメスが入ると思います。だから、大きな功績のあるレズニコウ前国防相が辞任する必要がありました。

ルステム・ウメロウ新国防相は、少数民族クリミア・タタール人です。そこには、ウクライナ政府の明確なメッセージが見えます。
「この戦争は、クリミアで終わる。」と言うことです。

もう一つは、ルステム・ウメロウ新国防相はタタール人でありイスラム教徒です。クリミアのタタール人の多くは、ウクライナを支持する可能性が大きくなりました。ウクライナにも少数民族はいます。これまでその人々がウクライナの社会で公平に扱われていたかと言えば、そうではないと思います。少数民族も含めて一つのウクライナだというメッセージもあります。

そしてイスラム教徒を抜擢するならばアラブ圏からの支持も得られやすくなると思います。トルコとの関係、サウジとの関係は大切です。そこにも良い影響があると思います。

更には、ロシア国内の少数民族もロシアに弾圧支配されてきた長い歴史を思い出すでしょう。ロシア国内にもイスラム教を信仰する民族は、沢山あります。

ゼレンスキー大統領は、国防相の交代を上手く利用したと思います。非常にメッセージ性の大きな人事だと思います。


(中国)万里の長城を削って道路を作った不届きな輩とは?<2023年9月

2023-09-07 16:41:55 | 中国と東アジア

中国で男女2人を拘束、万里の長城を掘削機で損壊の疑い
2023.09.05 Tue posted at 10:35 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208650.html
万里の長城に大きな「切れ目」 地元の労働者が「近道」作ったか
https://www.bbc.com/japanese/66725415

CNNは、(中国)国営中央テレビの表現を用いて非常に穏やかな表現をしています。
しかし?どう見ても?
「城壁の一画を掘削機で傷つけた」
「万里の長城に裂け目が作られた」
「近道の抜け穴を掘る目的で」

そういうレベルの話では、ないですね。万里の長城を削って結構、幅員のある立派な道路を作っています。使用した道具も掘削機ではなく、ブルドーザーやショベルカーを使っています。重機を複数台持ち込んで、堂々たる道路を作ってしまいました。
そこで、万里の長城のおさらい。
万里の長城
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E9%87%8C%E3%81%AE%E9%95%B7%E5%9F%8E
中国全土にうねうねと一杯あって、中国人だって全部知っている人はいないと思います。石やレンガで補強されている部分が有名ですが、土塁のまま放置されている部分も結構あると思います。

事件が起きたのは山西省の山奥の方で、多分地元ではそこにある土塁が万里の長城だと知らない人もいるのではないかと思います。

単なる邪魔な土塁だと思ったから道路を作ってしまったような気がします。山奥の山西省の更に山の中のようですから、どうせ分からないから作っちゃおう・ということで道路を作ったのだと思います。

悪気は全然、なかったのでしょうね?
道路を作ったら大事になってしまって、困ったと思います。

事件を不自然に小さく書いているのは、中国全土には似たような万里の長城なのか土塁なのか分からない場所が沢山あって、ばっくれてあちこちで道路を作られると困るからだと思います。

今回の件だって、たまたま通報があったから当局が探知しましたが数年気が付かなければ、昔からある道路にされてしまったかもしれません。

そのような事件も起きるわけですから、不要な土塁みたいな万里の長城は撤去した方が、いいようにも思います。どう見たって地域によっては、道路がなくって不便な処もあると思います。私設道路を作られる前に公道を作ってしまうとかね?

人民が不届きなことをしないように、当局は先に手を打つべきだと思います。万里の長城など必要ない地域に行けば、邪魔な土塁でしかないと思います。なにしろ長くて沢山あるから、邪魔だと思います。


(アメリカ)バーガーキングに対する誇大広告をめぐる集団訴訟<2023年9月

2023-09-07 16:40:17 | アメリカ合衆国

広告より具が小さいじゃないか!バーガーキングが集団訴訟(アメリカ)
2023年09月03日
https://karapaia.com/archives/52325319.html

アメリカは、誇大広告に対する基準が緩いようで少々のことは問題にならないようです。
しかし、見た目余りにもひどすぎるのは時々集団訴訟が起きるようです。

日本だったら、絶対に誇大広告だと言われると思います。アメリカでは、グレーゾーンのようで裁判が行われるようです。

日本のバーガーーキングは、大体写真と商品は同じように見えるような気がしました。アメリカの差は、かなりひどいように見えます。

イギリスでは、どうなのか?
『買ったハンバーガーと広告の「食い違い」 必ずしも同じに見えないのはなぜか』
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66704626

「英広告基準局(ASA)の広報担当トビー・キング氏によると、ASAは店内やメニューにあるものを除いて、広告画像を取り締まっているという。」
『2010年には、バーガーキングの広告を禁止した。やはり商品のサイズが理由だった。「不当表示だと判断すれば、広告を禁止する」とキング氏は言う。』

アメリカ式の誇大広告は、イギリスでは禁止されたようです。

他の国の国民が見れば、絶対におかしく見えるアメリカのバーガーキングの誇大広告まがいの広告にアメリカの裁判所は、どのような判断を下すのか?

アメリカの食べ物は、実物を見てから買ったほうがいいことは確かなようです。他の商品は、どうなんでしょうね?


災害時の食料は、何が食べられるか?<2023年9月

2023-09-07 16:39:04 | 自然災害・気候変動

最近の建物は、電気を火力にする建物が増えてきました。電気コンロですね。
電気が止まったらどうするのか?

普通の家には、米はあると思います。
知っている人も多いかもしれませんが、戦国時代関ヶ原の合戦が終わった日の夜、雨が土砂降りだったのだそうです。火が起こせないので、生米を食べようとした武士がいるのを心配した徳川家康は、生米は4時間水に浸してから食べるように各陣屋に使者を派遣して注意したとの言い伝えがあります。
それが事実かどうか、試してみた人たちの意見を総合すると?「やっぱり、無理でしょう・・」の声ばかりでした。

どうして生米を食べてはダメかと言うと加熱前のでんぷん質を人間は消化できないからです。
ネズミは、喜んで食べますが人間はネズミとは違います。

火がない時、あるいはカセットコンロはあるけれど少ない時などに食べられる食料を考えてみました。
加熱の必要のない非常食は、当然食べられます。
他に何が食べられるか?

加熱処理してある、カップ麺や袋めんは食べられると思います。べトナム戦争では食料の補給が乏しいアメリカ兵は、日本のインスタントラーメンをそのままかじっていたそうです。だから、これらは大丈夫だと思います。
袋のインスタントラーメンを1箱ぐらい備蓄しておくとしばらく、食いつなげそうですね?
消費も必要ですから、おいしい袋めんがいいですね。かなり、メーカーによって味が違います。食べ比べて普段から美味しいのを、知っておくといいですね。

米は、徳川家康方式の応用が出来そうです。
これは、実際に試してみた人がいます。
水で浸しただけではダメなら、それをフライパンで加熱したらどうだろう?と考えました。
これは加熱の工程が入りますから、消化できるという意味では大丈夫だったようです。
数時間水に浸すことで米が柔らかくなり、短時間の加熱で済むのがメリットです。普通より大幅に少ない火力で加熱処理できると言うことのようです。

やはり非常食の代わりになるのは、かさばらないし保存がきくという点で袋のインスタントラーメンが、一番向いているようです。火を使うにしても少ない火力で済みます。

二番目は、水に数時間浸した米をフライパンで加熱する方法です。

戸建てに住んでいる人なら、石油缶か金属性のバケツで即席のかまどを作って、庭木か廃材を探して燃やすと火力が得られます。これでもコメを煮るぐらいは出来ます。この時も米を数時間水に浸す方式は応用できます。

災害の時、我が家の食料がなくなったら、あるいは火がなくなったらどうするのか?
これは、考えておいた方がいいかもしれません。

自分は、どうか?
最近、袋めんもカップ麺も食べないので!
備蓄ゼロでした!


火山の噴火と火山灰のもたらす被害<2023年9月

2023-09-07 16:37:36 | 自然災害・気候変動

富士山噴火はいつ起こる?噴火想定を徹底検証
2021年9月15日
富士山が噴火したらどうなる?想定される影響は?徹底検証(2)
2021年9月15日
火山灰の脅威に備える 徹底検証 富士山噴火(3)
2021年10月21日

【富士山噴火】火山灰が東京に与える影響、被害とは? 徹底検証(4)
2021年10月21日
富士山大噴火 降灰シミュレーション 深刻な影響も
2019.04.08

火山灰飛散の想定マップ
3時間後
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/images_211020_08.jpg
2日目
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/images_211020_09.jpg
15日目
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/images_211020_19.jpg
富士山火山灰の到達予想地図
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/images_210915_26.jpg

富士山噴火リスクを徹底解剖(下)、噴火からたった3時間で東京ブラックアウト
2022.02.10
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01935/020800003/
0・5mmの灰で鉄道が運休

大雑把にネットにあった記事を、書きました。検索すれば出ますので、リンクは書きません。

かなり穏やかで婉曲的な書き方です。
火口の周辺で噴石や火砕流が到達する地域は、アウトです。
普通、あまり知らないであろう火山灰の影響について考えてみます。

具体的な数字を挙げるケースは、少ないですが鉄道です。
電気的に制御されている関係で、0・5mm火山灰が積もると運航停止のようです。
3時間後
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/images_211020_08.jpg
東京23区では、3時間後でかなり危うい状況が発生します。
2日目
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/images_211020_09.jpg
2日目には、鉄道は運航不可能になります。
同時にこの時点で停電が起きます。周辺の火力発電所がほとんどダウンするからです。上水道も濾過が出来なくなり、これも停電と併せて止まります。下水も目詰まりして排水できなくなるケースが予想されます。雨が降れば確実にそうなります。

おそらく1日目からそうなると思いますが、車は4輪駆動以外は走行不能になります。5mm雪が降ったケースを考えると分かりやすいと思います。火山灰は解けませんし粒子が細かいです。滑って走れません。3cm積もれば、完全にダメです

つまり、交通網は完全にストップ。
電気と水道もストップ。
車が走れないから、物流もストップ。
雨が降れば、下水から排水できないので雨水がたまる。
当然、電話やインターネットも通じにくくなる。

このような事を、かなりぼかして書いています。
更に困るのは、火山灰を除去しないと復旧作業が出来ないことです。
15日目
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/images_211020_19.jpg
東京のケースでは、3cm以上積もる地域がほとんどです。場所によっては、10cm積もる予想の地域すらあります。これを除去するのに必要な車が走れません。しかも火山灰は、吸引方式でしか除去できません。

まず、道路から始めなければ他は復旧できません。しかも火山灰の積もった中を走れる車両が、少ない。(4輪駆動以外、ほぼ無理)

つまり、復旧作業にかかる時間が全く、予想できません。停電している間は、ほぼ全ての社会インフラ、特に電気と水道は使えません。
加えて物流能力の極端な低下です。
病院など当然、運営できません。

このように考えると、かなり長期間交通はマヒし社会インフラも使えない状態が続くことが、普通に予想されます。その間、助けはありません。助ける方だって動けませんから、普通に無理です。
そう考えると?
仕事を引退して東京に住む必要のない人は、どこか他に居住した方が、無難なことになります。

まじめに考えると、そら恐ろしくなりませんか?


富士山噴火に関する東京大学と山梨県富士山科学研究所の最新の研究<2023年9月

2023-09-05 19:33:02 | 自然災害・気候変動

富士山「いつ噴火してもおかしくない」、溶岩流は新東名まで1時間45分で到達…対策は立ち遅れ
2023/09/05 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230904-OYT1T50241/

これまでも富士山噴火に関する、やや煽情的な予測はありました。期限を区切るからその間に爆発しなければ、「オオカミ少年」的に受け止められます。

しかし、これまでの研究でも噴火の高い可能性は指摘されてきました。
今回の研究内容は、かなり具体的に数量的に指摘しています。それは溶岩流の範囲と速度であり、噴火により放出される火山灰の分量です。

写真を見ると、「宝永火口」が映っています。富士山の大きさを考えると巨大な火口です。それだけ噴火の威力が強力であったことを示しています。
写真
https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20230905-OYT1I50012/

最近の大きな噴火は、1707年の宝永噴火です。今回の研究は、これと同程度の噴火が起きた場合を想定しています。

1707年の宝永噴火を引き起こした原因は、マグニチュード8・6とされる国内最大級の宝永地震です。
宝永地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E6%B0%B8%E5%9C%B0%E9%9C%87
南海トラフ連動型巨大地震です。震源地は毎回同じで紀伊半島沖です。ここでプレートが割れて隣接する小さなプレートが連動してずれるので広域で大きな地震が発生します。

東日本大震災とは富士山の噴火は連動しませんでした。やはり過去の経緯からしても、南海トラフ連動型巨大地震に連動する可能性が高いと考えておくべきでしょう。

そして過去5000年の噴火の空白期間は、「現在までの約300年間が最長となることがほぼ確定的となった。」との見解が示されています。つまり、富士山は長い噴火の休みがあります。だから、安全なのではなく富士山の地下には、過去300年マグマが溜まっている可能性を考えておくべきだと言うことになります。

今度の噴火は、「デカイ!」と考えておくべきでしょう。

次の南海トラフ巨大地震も発生することは確実視されています。それが5年後か10年後か30年後か・・・が分からないだけです。今年無いから50年後も大丈夫!と安易に考える人は、結構困るかもしれません。困るうちには死亡も含まれます。

東海道新幹線と新東名高速道路は溶岩流でふさがれる想定ですから、巨大人口を抱える首都圏は、噴火の直接的な被害は免れてもその後の食料など基本的な生活物資は、一時的に枯渇することが予想されます。

更には・・・
「鉄道など交通網がまひし、停電や断水が発生。通信インフラも途絶――」などが予想されています。

巨大地震より被害が大きくなるのは、交通網の復旧と社会インフラの復旧に膨大な時間がかかることが予想されるからです。『電気がなければ、エレベーターは動きません。水道もダメです。商店に物資はなくなります。移動は徒歩でしか出来ません。』

高層マンションやタワー型マンションは、どうします?
自家発電設備があったとしても、その稼働時間には限界があります。せいぜい、3~5日程度の停電を想定しているのではないでしょうか?
仮に富士山の噴火による停電が発生したならば、その程度では済みません。

それを考えても特に高齢者は、低い階に住むのが無難です。水道が止まれば、水は階段で運ぶしかありません。それが関東全域で起きる可能性があります。

次の南海トラフ巨大地震が起きたならば、関東も大きな被害を受ける可能性があります。首都圏に日本の人口のうちの約4,434万人が集まったために、いったん首都圏で二次的であろうと大規模災害の被害が発生すれば、昔なら考えられないような巨大な被害が発生することが、予想されます。


南部戦線・ザポリージャ戦線の呼称の変更について<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-05 19:31:03 | ウクライナ紛争

これまで南部戦線のうち、ザポリージャ戦線のトクマクТокмак付近を中心にするロシア軍の防御網の表記に統一された呼称は、ありませんでした。
そのためこの日記では、BBCの略図の呼称を使用して表記してきました
これまでの表記
ウクライナ軍から見て一番北側の防衛ライン
⇒外郭の防衛ライン
二番目の、その南側の防衛ライン
第1次防衛ライン
三番目のトクマクТокмакに最も近い一番南側の防衛ライン
⇒第2次防衛ライン

『ロシア軍の「第1防衛線」突破、ウクライナ軍将官ら主張 反攻の転換点か』
2023年9月4日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66704093

昨日のBBCの記事の中でオレクサンドル・タルナフスキー司令官が、以下のようにコメントしています。
『我々は現在、第1防衛線と第2防衛線の間にいる』

このように言っています。ウクライナ軍は、一番外側を第1次防衛ラインと認識し、その次を第2次防衛ラインと認識していることが分かりました。

表記が違うと意味が違ってきますので、今後この日記のトクマクТокмак付近のロシアの防衛ラインを、表記するときは、ウクライナ軍の認識により表記します。

これまでの外郭の防衛ラインは、今後は第1次防衛ラインと表記を変更します。
これまでの第1次防衛ラインは、今後は第2次防衛ラインと表記します。

過去のバックナンバーもこのように読み替えてください。これまでは、この部分をウクライナ軍が呼称で示したことがなく、多分地名で示していたと思います。今回、第1次防衛ラインをウクライナ軍が、はっきりと突破したので第1次、第2次のように呼称したのだろうと思います。

この部分に関しては、その時々情報が錯綜する部分が見られましたが、ロボティネ村Robotyne付近の第1次防衛ラインは、ある程度の幅ではっきりとウクライナ軍が突破し、第2次防衛ラインの攻撃を始めていることが確認されました。

その場所は、ロボティネ村Robotyneの南4km付近にあるノボプロコピウカ村Novoprokopivkaに向かう地域であり、もう1か所は東方(10km位)のベルボベVerbove付近の地域です。防衛ラインの表記を変更しただけで内容は、これまでと同じです


南部戦線のザポリージャ州ロボティネ付近での戦闘<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-05 19:29:39 | ウクライナ紛争

ロシア軍の「第1防衛線」突破、ウクライナ軍将官ら主張 反攻の転換点か
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66704093

最近になり、ウクライナの関係者からロボティネ付近での戦闘についてのコメントが多くみられます。しかし、詳細については語りません。何か意図があるから、こうしているのでしょうね。ウクライナの情報統制は、ほぼ完ぺきでウクライナ側から重要情報が、漏れてくることはほとんどありません。むしろ、ロシアの軍事ブロガー経由の情報の方が、多いです。

多分、これが目的だと思います。
『クレムリンは最近、ロボティネと、21キロ南にある主要道路と鉄道が通るトクマクとの間の防衛強化のため、長い前線のほかの地域から精鋭部隊を送り込んだ。』

実は、ロシア軍の予備部隊も残り少ないようです。
『ロシア軍の予備師団が南部戦線に 東部でのウクライナ軍失速も影響か』
2023.09.03
https://forbesjapan.com/articles/detail/65704

その部隊は、「第76親衛空挺師団」であるようです。これ以外には、南部に投入できる予備兵力はないようです。予備部隊を使い切れば、あとはその方面にいる部隊だけで戦わなければ、なりません。
ウクライナ側のロボティネRobotyne付近での戦闘状況のリークは、この予備部隊を南部戦線に引き寄せるためではないかと考えられます。

もちろん最後まで残されていた「第76親衛空挺師団」は強力な部隊です。本当なら来てほしくは、ないと思います。敢えて、それを引き寄せるのは何が目的か?

来ても余りウクライナ軍が困らないからでしょうね?東部戦線にでも投入されれば、リマンやクピャンスクに更に圧力が加わります。それを避けるためでは、ないかと思います。

現実にボティネRobotyne付近では、ロシア軍の第1次防衛ラインは部分的に突破されているようです。その部隊の一つが、『「スカラ」というコールサインで知られる司令官率いる義勇大隊』です。これはロシア軍にとっては、かなり危ない状況です。この大隊は、退役軍人の志願兵で編成された強力な部隊です。ウクライナ軍の最強の部類の戦術大隊が防衛ラインを突破していれば、大ごとです。防衛ラインの両側が、どんどん浸食されて突破部分が広がっていきます。

そして、その東方(10km位)のベルボベVerbove付近でも、かなり激戦が続いているようです。ここは第2次防衛ラインの拠点です。

だからロシア軍は、予備兵力を投入して守らなければならない必要があります。

それで済むかと言えば、まだあります。
南ドネツク戦線では、既にスタロマイオルスケStaromaiors'keとドネツク州ウロジャイネUrozhaineをウクライナ軍が奪還しており第1次防衛ラインを突破されています。少し前の話ですから、今はその南4km位に位置にある第2次防衛ラインの拠点のスタロムリニフカStaromlynivka付近で戦闘が始まっていると思います。

こちらは、全然話に出てきません。
ザポリージャ戦線の方にロシア軍の予備部隊を引き付けたいのは、それが理由のように思います。どちらかと言うと南ドネツク戦線の方が進捗が早いと思います。

そう考えるとウクライナ軍が突破したいのは、南ドネツク戦線の方であるように思います。ザポリージャ戦線の方が地雷原が多く、攻略にはどうやっても時間がかかります。先行して攻めたいのは、南ドネツク戦線の方だと思います。

大体、傾向として静かな方が危ないことが多いです。音の大きな方が陽動であったりします。そうなるのかどうか?

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


「窓ぎわのトットちゃん」の続編の話<2023年9月

2023-09-05 19:28:05 | 日記

「窓ぎわのトットちゃん」42年ぶり続編…黒柳徹子さんの戦時疎開から留学するまでの日々
2023/09/04 04:00
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230903-OYT1T50155/

「窓ぎわのトットちゃん」が、それほど読まれた本だとは今日まで知りませんでした。
『累計発行部数は国内で800万部、全世界で2500万部を超える大ベストセラーとなっている。』
凄いね!
続編を書こうと思い、「それから」を書いて出版するのだそうです。

日本人で黒柳徹子さんを知らない人は少ないと思います。よく昼のお茶の間のテレビに出ていて、ぺちゃくちゃおしゃべりしています。
ヘア・スタイルが独特で子供らは、「玉ねぎおばさん」などと呼んでいました。
メイクも独特で・・
「年いくつなんだろう?」
と、思います。

年を取らない人の典型みたいな人です。
もう、20年以上テレビを見ないのでそれ以降、見たことがありません。だから、私の黒柳徹子さんのイメージは70歳前後の時のものです。その後、見たことがないですから。

90歳になって続編を書くのは、いかにも黒柳徹子さんらしいと思います。

「窓ぎわのトットちゃん」
今度、本を買って読んでみようと思いました。
テレビで見ている限りでは、おもしろい(知的にと言う意味です)おばさんだと、思っていました。

疎開した世代は、少なくなりつつあります。「いつまでもお元気に」と思います。


ムクドリ大群に悩む都市部<2023年9月

2023-09-05 19:26:43 | 動物と植物と自然

ムクドリ大群に「うるさい」「フンが臭い」の苦情…嫌がる音響スピーカー導入も不発
2023/09/04 08:08
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230903-OYT1T50149/

どうしてこうなるかを考えると、ムクドリの住める自然環境が減少したことが一番の理由だと思います。本来は、低地の平野や低山地にかけてがムクドリの住処のようです。やはり近年、都市開発が進んでそんな環境が減ってきたので都市部に住むようになったのでしょうね。

ところが、住み着いてみるとムクドリ、びっくり!
「天国じゃないか!」
こうして大勢さんが住み着くようになりました。
どうして、天国か?
天敵がいません。
これは、カラスも同じです。

天敵は、猛禽類です。
トビ、ハヤブサ、ツミ、チュウヒ、チョウゲンボウ、ワシの仲間、フクロウ
ほぼ、都会にはいません。
樹木や自然環境がなくなって、営巣地がなくなりました。だから、かなり山の方に行かないと猛禽類は住めません。猛禽類のいないムクドリやカラスの天国が出来上がったというわけです。

自然環境を破壊すると捕食関係がなくなり捕食される側の鳥たちが、大繁殖するという仕組みです。

結局、解決策は猛禽類の営巣地を作ってあげて、都会に引っ越ししてもらうしかありません。

ハヤブサは、断崖絶壁に巣を作りますから高層ビルにハヤブサの営巣スペースを設けてあげると営巣すると思います。NYの高層ビルには、ワシやハヤブサが営巣しているようです。だから近所のセントラルパークに行くと白頭ワシやハヤブサが、普通にいるようです。セントラルパークでフクロウも営巣しているようで、たまにフクロウもいるようです。この界隈には、タカ・ワシ・フクロウ・ハヤブサなどが営巣して住み着いているようです。

一つには、セントラルパークのような広い緑地帯を作ってあげることも必要です。もう一つは、高層ビルに猛禽類の営巣スペースを作ってあげることです。そうすると猛禽類がそこで営巣して住み着くことが、NYの例を見ると分かります。

今更、自然環境を全部元に戻すことは不可能ですが、樹木の生い茂った緑地帯を増やしたり、猛禽類の営巣場所を人為的に作ってあげることで、猛禽類は都市でも住むことが出来るようになります。

カラスやムクドリ対策には、これが一番有効です。自然界の捕食関係を、人為的に元に戻してあげることを考えるべきでしょう。逆に言うと高層ビルやタワーマンションを建設する場合は、猛禽類の営巣用に一定のスペースの提供を義務付けるべきだと思います。

鳥だけではなく地上の動物も同じです。アメリカの首都ワシントンでは、普通に野生の狐がいます。住宅地の中を時々、コヨーテが走っています。アメリカ・クロクマは普通に人間の隣に住んでいます。

日本ではあまりにも都市部から野生の動物や鳥類を排除しすぎていると思います。NYでは、手を入れない自然環境を増やす取り組みもされています。どんどん、緑地を減らし樹木を減らす今の日本の都市計画は、いびつですし間違っていると思います。

ムクドリやカラスが、蔓延るのはその証明です。


ウクライナの社会改革<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-05 19:25:18 | ウクライナ紛争

ウクライナ紛争が起きてみると、これまで気にもしなかった事が色々見えてきます。関心がないと分からない事が沢山あります。

その一つに旧ソ連諸国の社会構造があります。
旧ソ連諸国の社会の大きな特徴は、腐敗と汚職と縁故主義です。その最大の社会がロシアです。ベラルーシも同じ傾向がありますし、ウクライナはミニ・ロシアと言っても良い状況でした。

これまでウクライナが西側諸国から受け入れられなかったのは、その社会的な汚職と腐敗と犯罪の蔓延が大きな理由です。共産主義から資本主義へ変わった国には、移行のルールがありません。国有財産の不当に安い払い下げが、新興財閥を生み出します。あるいは、許認可の強い分野のビジネスも同じです。有力者にコネのあるものが優先されます。結果として社会的な汚職と腐敗は、そのまま引き継がれてしまいます。
法律に為政者の意思が優先する社会です。人治主義と言うべきですね。ロシアは、その極端な社会です。独裁者の意向が、法律です。独裁者の意向の上の法律は、ありません。

そして政治体制の移行期には無秩序と混乱が生じます。犯罪組織が蔓延します。これも残ります。特に港湾のある地域では、ロシアとウクライナに犯罪者のネットワークがあります。ウクライナのオデーサは、有名な犯罪都市です。

このような状況は、長く続くほど既得権と柵が生まれますから改革が困難になります。

西側諸国のウクライナ支援の条件は、このような悪しき社会を改革して民主主義的で法律による政治を行うことです。民主主義と汚職や腐敗も、ほぼセットです。金権政治がその最たるものです。それを言うなら、アメリカなど金権政治そのものにも見えますが?

ともあれ、ウクライナの社会的汚職と腐敗は目に余るものがあります。ロシアのウクライナ軍事侵略は、ウクライナに社会改革のきっかけを与えました。それを実行しなければ、ウクライナは西側からの支持や支援が受けられません。嫌でも社会改革を行う必要があります。戦争は大統領に戦時の大統領として大きな権限を与えます。ウクライナ国民は、当然社会改革を望んでいました。それを既得権益や柵が阻害していた経緯があります。

そういったことを背景に戦争開始後は、ウクライナの大統領は腐敗と汚職の追放に取り組んできました。それを進めて行けば、やがて身内にも手を付けざるを得ません。大統領の周辺にそのような人々が、残っていれば国民は納得しないでしょう。

ウクライナ大統領の元後援者を逮捕、勾留
2023.09.03 Sun posted at 10:11 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208585.html

ゼレンスキー氏が、大統領になる政治活動を最大限支援したのが、新興財閥の大富豪であるイーホル・コロモイスキー氏です。去年から捜査の対象には、なっていました。ついに裁判所から勾留を命じられました。刑事裁判にかけられるのは、もう既定路線のようです。もっとも刑事訴追をしにくい人物が対象になりました。つまり、全部捜査対象になると言うことです。例外は、許さないという意味でもあります。

そして、ロシアの軍事侵略開始の前年の11月に急遽、国防省に起用された、オレクシー・レズニコフ氏が退任するようです。2021年11月4日に国防大臣に就任しました。ロシアとの戦争を国防大臣として支えてきました。立派な人物だと思います。

しかし、国防省内の汚職の蔓延には無力でした。国防省内の汚職も摘発し、綱紀を正す必要があります。そのためには、オレクシー・レズニコフ氏が国防大臣の座にいては、何かと困ります。レズニコフ氏が罪を問われるのかどうかは不明です。少なくともこれから国防省の汚職を摘発するわけですから、功績のあるレズニコフ氏に渦中にいて欲しくは、ないと思います。

最も汚職の摘発が難しいのが、国防省です。ウクライナの社会改革も最終コーナーに差し掛かったように見えます。ここまでやれば、聖域も例外もなくなります。腐敗や汚職に関与したものは、必ず訴追され処罰される事が明白に示されれば、やがては少なくなると思います。何より裁判所が法律を執行できる意味が大きいと思います。法治主義の完成です。法治主義がなければ民主主義もありません。今、やっとその基本的な部分がウクライナ社会で形成されつつあるように見えます。

それが出来れば、ウクライナは真の意味で西側諸国に受け入れられるでしょう。