「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(アメリカ)州立公園で小さな女の子が見つけた光る石とは?<2023年9月

2023-09-12 17:34:58 | 世界経済と産業

7歳の子どもが大粒のダイヤ発見 米南部の州立公園
2023.09.10 Sun posted at 14:38 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35208904.html

何と!2.95カラットのブラウンダイヤモンドでした!
公園の名前は、クレーター・オブ・ダイヤモンズ州立公園。もろ、ダイヤそのものです。
火山のクレーターで出来たダイヤ採掘場のすぐ脇なんだそうです。
以前は、ここにダイヤがある事は知られていなかったそうです。農作業中に初めてダイヤが出てきてからダイヤの採掘場になったそうです。ここら辺の土地を買い占めておけば、大儲けでしたね?

火山のクレーターが、ある土地は穿り返せばダイヤが出てくるかもしれません。

アメリカ旅行に行くなら、アーカンソー州のクレーター・オブ・ダイヤモンズ州立公園は、外せませんね?散歩していたらダイヤが見つかるかもしれません。
大雨が降った後は、特に狙い目です。表土が流れて土の中のダイヤが露出しているかもしれません。小さな子供を連れて行くのもポイントです。目線が低いから大人には、見えないものも見えます。

8歳少女、湖で古代の剣発見 「スウェーデンの女王」の呼び声も
2018.10.06 Sat posted at 11:50 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35126653.html

スウェーデンのバネチェクちゃんは湖で1500年前の古い剣を発見しました。
「水切り」をして遊んでいたところ、水中に棒のようなものがあることに気が付きました。拾い上げた後、面倒だから捨てようとも思ったようですが・・
一応、パパに知らせたら?

大発見になりました。

※そして更に考えるなら?
『世界を襲った巨大津波を解析、恐竜絶滅させた小惑星衝突の威力』
2022.10.05 Wed posted at 22:00 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35194183.html

この巨大隕石が衝突した後は、今は海の底です。しかし、ここをほじくり返すと?
金やダイヤモンドが、ザクザク!かもしれません。
夢が、あるでしょう❓

巨大隕石の衝突跡は、地上にあるとダイヤモンド鉱山や金鉱山になっているところもあります。
『ロシアの隕石クレーターに「数兆カラットのダイヤモンド」』
2013.02.20
https://wired.jp/2013/02/20/russian-diamond-smorgasbord/

ここにも、あるかもしれません・・・
『「世界最大」の隕石衝突跡、オーストラリアで発見』
2015.03.25 Wed posted at 11:03 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35062244.html


ウクライナで戦われるドローン戦争<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-12 17:32:22 | ウクライナ紛争

ここに来て、はっきりしたのはロシア軍が仕掛ける自爆型ドローン攻撃をウクライナ軍が防御できない構図です。
もちろんロシア軍の民間人や民間施設に対するドローン攻撃は、戦争犯罪です。しかし現実問題、それを法律で取り締まることは出来ません。だから毎日、ウクライナの民間人や民間施設に被害が発生しています。

ドローンが有効な兵器であることは、ナゴルノ・カラバフ紛争で既に証明されています。この紛争では、トルコ製のドローンを使用したアゼルバイジャン軍がアルメニア軍に対して、圧倒的に有利に戦いを進めてアゼルバイジャン軍優勢の中で、かろうじてアルメニアは停戦に持ち込むことが出来た・と言うのが実情です。

『AIドローン兵器が勝敗を決したナゴルノ・カラバフ紛争の衝撃
アゼルバイジャンが使用したトルコ製ドローンが開く新たな軍拡』
2021.7.22(木)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66160
『自治州巡る戦闘でドローン猛威、衝撃受けるロシア…「看板商品」防空ミサイル網が突破される 』
2020/12/21 07:18
https://www.yomiuri.co.jp/world/20201221-OYT1T50050/
『ドローン戦争の時代到来 無人機で戦火拡大「死者5000人」とプーチン氏』
2020年10月23日 19時23分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/63821

簡単に言うと、この戦争でドローンの脅威を明確に認識したのがロシアです。

それに対してアメリカやNATOは、その脅威を認識しませんでした。アメリカのドローン対策・・・
『イランのドローンを撃墜、米海兵隊のエネルギー兵器「LMADIS」の威力』
2019.09.24
https://wired.jp/2019/09/24/iran-drone-marines-energy-weapon/
『イラン製ドローン無力化へ、ウクライナが新技術開発』
2022.10.16 Sun posted at 16:33 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35194681.html

つまり電磁波を利用したドローン対策です。ここに基本的な間違いがあります。

イランがドローンを開発した目的は、イランの軍事力では到底及ばない強大なアメリカ軍と戦うために開発しました。発想の基本が違うことに、アメリカ軍は気が付かなかったと言えます。アメリカとNATOの開発したドローン防御は、アメリカの考えを基本にしています。

イランの発想は、全然違います。安価な無数のドローンがアメリカ軍を攻撃するのが基本です。電磁波を利用したドローン対策を破ることを最初から、想定しています。

結果は、ロシア軍がイランからドローンを導入して無数のドローンがウクライナを襲撃する方式には、防御手段が限られているのが現状です。防ぎきれないと言うことです。ロシアは、ナゴルノ・カラバフ紛争の戦訓から多数のドローン攻撃の有効性を理解しています。だから、イランから千機単位のドローンを購入して大量のドローンを投入して攻撃しています。更に、それを強化しようとしています。

ワールド
2023年8月18日2:35 午前23日前更新
『ロシアのドローン量産計画、着実に前進 独自開発も=報道』
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-drones-idJPKBN2ZS1AY

これが、稼働して実戦に投入されるとウクライナは更に苦戦するでしょう。

では、有効なドローン対策はあるのか?
あります。
ドローン自体は、無数にあるだけでそれほどハイテク兵器では、ありません。汎用部品を組み合わせて安く大量に生産できるだけです。安いところがポイントで、値段の高い迎撃ミサイルなどは利用できません。使えば、たちまち巡航ミサイルや爆撃機の防衛用のミサイルが枯渇するからです。

ドローンが汎用技術の寄せ集めであるので、機関銃での迎撃が最も安く効果的です。と言ってもドローンは低空で侵入しレーダーで捕捉しにくい特性があります。だからレーダー照準型の機関砲システムが有効です。
ゲパルト自走対空砲
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%88%E8%87%AA%E8%B5%B0%E5%AF%BE%E7%A9%BA%E7%A0%B2

これは、防空ミサイルが進歩した現在では、旧式とみなされる対空兵器です。もっと効果的なミサイルがあるのに不要だろうと考えられていました。

しかし、ウクライナ軍が保有する兵器では、これが一番有効なドローン迎撃兵器です。役に立つは考えられませんでしたので、多分50両くらいしか供与されていません。もう型落ちの兵器で、退役したか予備で倉庫に保管されている兵器です。
書いてあるだけで・・
ドイツ94両保管
ベルギー55台納入、退役済み。
オランダ95台納入、2006年までに退役し、保管中
このうちウクライナの供与されたのは、ドイツの保有しているうちの50両だけです。だから、それ以外の分を供与するだけで、即座にウクライナでのドローン攻撃の防衛に役に立ちます。
更には、それ以外のNATO諸国にも似たようなレーダー照準型の機関砲システムは退役して倉庫に眠っている分があると思います。これらを供与すれば、高級なドローン防御システムより、はるかに有効で安価です。

安価なドローンの多数攻撃には、安価な機関砲式の防空システムが有効だという、皮肉な話です。照準装置さえ最新式なら、20ミリ機関砲でも12・7ミリ機銃でも有効です。

何故、これらの兵器をウクライナに急いで供与しないのかが不思議です。ウクライナが、それを求めている様子もありません。

ともあれ、今後はドローン製造能力とドローン防御能力が戦争の帰趨に大きく影響すると思います。戦争に投入されるドローンの延べ機数は膨大なものになると思います。だから有効なドローン防衛用の兵器は、不可欠です。その兵器は、どちらかと言うと安い旧式の兵器です。


9月9日、ZOZOマリンスタジアムにメジャーの幹部が大集合したわけは?<2023年9月

2023-09-10 12:43:56 | MBL & プロ野球

【オリックス】山本由伸メジャースカウトの前でノーノー達成「注目していただけることはうれしい」
[2023年9月9日21時58分]
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202309090001562.html

もちろん、山本由伸の視察です。オフにポスティング濃厚とみて20人以上が集結しました。その注目の中、ノーヒットノーランを達成するハートの強さは、既にメジャーのエースと言えます。

今年は、メッツに移籍した千賀滉大が、既に10勝を挙げていて防御率も0307でナ・リーグ3位です。奪三振も181で8位タイ。200奪三振まで行けそうです。ほぼ先発3本柱に入るエースの働きです。

米メディアで山本由伸の注目度が急上昇「ヤマモト争奪戦は大混戦」「千賀超える契約金の見込み」
[2023年9月10日8時27分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202309100000255.html

千賀滉大との比較で言えば、年齢が25歳と若く故障歴のない山本由伸の価値は高くなります。ほぼ投手として完成されています。今、山本由伸クラスでメジャーで実績があれば、30億円以上どこまで?の年棒になります。

千賀滉大が5年約20億円で、これはかなりサービス価格です。それを叩き台に考えると、25億~30億でしょうね?
その値段で安定した先発3本柱を務められる投手を獲得できれば、かなり「お得感」があります。
千賀滉大は、3年目のオフにオプトアウトの権利が発生します。3年400イニング以上登板の条件がありますが、故障がなければ簡単にクリアすると思います。そこで年棒の再交渉があると思います。FAを選択することも可能です。
オプトアウト【意外と知らない野球用語】
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202309100000255.html

山本由伸は、年齢と故障歴のないこと、更には日本での千賀滉大・以上の実績を考えれば、かなり金額は上になると思われます。
オプトアウト条項付きで、5年30億円~7年30億円くらいは、出す球団があると思います。

オフにポスティングがあれば、かなり熱い!メジャー各球団の山本由伸・争奪戦が勃発するのは必至の状況になりつつあります。


サッカー日本代表>日本VSドイツ親善試合(2023・9・9)

2023-09-10 12:42:18 | サッカー

日本4-1ドイツ

【日本代表】ドイツに4-1快勝!伊東、上田、浅野、田中がゴール!初のW杯優勝経験国に2連勝
[2023年9月10日5時39分]
https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/202309100000109.html

今回は、ドイツが望んだリベンジ・マッチです。以前はヨーロッパの強豪国とは、親善試合すら中々出来ませんでした。余程コネがないと試合の相手をしてもらえませんでした。それを思うと隔世の感があります。
ワールドカップでは、終始押され気味で先制されての逆転勝利でした。

ワールドカップの苦戦の原因は、4バックの守備が崩壊していたからです。中心になるはずの富安と酒井宏樹が故障で間に合いませんでした。森安監督は、そのバックアップを用意していませんでした。例えば、今回のメンバーなら菅原由勢は前回でも呼べました。守田英正も故障で万全では、ありませんでした。そのため鎌田大地をボランチにして5バック2ボランチの超守備的なフォーメーションで胡麻化したのが苦戦の原因です。
メンバーも経験不足で若かったと思います。その後、クラブでも代表でも活躍して、前回よりワン・ランク実力が上がったと言えます。

日本は、前回とは違いベスト・メンバーでメンバーのレベルも向上していました。一方、ドイツはほぼ進化がなかったと思います。

日本の守備は、やっと本来監督が想定していた守備ラインを作ることが出来たと思います。前回は、ここから富安と菅原由勢が抜けて、吉田麻也と長友佑都が入るわけですから違いは明らかです。今回は守備が安定した分、高い位置で守備して攻撃することが出来ました。

ボランチの前は、大抵ほかの国が羨ましがるでしょうね。鎌田大地が本来のトップ下に入りました。右ウイングに伊東純也、中央に鎌田大地、左ウイングに三笘薫と並ぶ2列目は、中々ないと思います。

そのため久保建英と堂安律が交代メンバーになりました。それぞれ力を発揮して、ドイツに完全勝利しました。ドイツと日本のランキングは、逆転していると思います。

日本代表は、ほぼ次回大会の基本的なメンバーは、揃ったと言っていいと思います。後は、フォワードにだれが入るか?中村敬斗・上田綺世・上田綺世が今回呼ばれましたが
ここに調子が戻ったモナコの南野も候補に入ります。鎌田大地も久保建英をトップ下にするなら、1トップにしてもいい選手です。

次回の2026年大会は、本当の史上最強の日本代表が見られると思います。前回大会で、「こうしてほしい!」と思った部分が、大体その通りになりました。後は、選手が経験を積んでさらに向上して、本大会で勝つだけです。森安監督は、運のいい時に監督になりましたね?
メンバーの最弱は、監督ですからしっかり勉強してほしいと思います。森安監督は、負けたら日本に帰ってこなくていいです?
太平洋に身投げしろ!とまでは言いませんが?


帝国の興亡(ロシアとイギリス)<2023年9月

2023-09-10 12:40:58 | ロシアと周辺国

帝国主義の時代、世界の覇を競い合いました。
七つの海を支配する大英帝国に勃興するロシア帝国が挑戦しました。
それがロシア帝国の南下政策から、第1次世界大戦・ロシア革命・第2次世界大戦・冷戦時代に続く流れです。

覇者である大英帝国は第2次世界大戦後、世界帝国の座を降りてヨーロッパの大国になりました。
現在の状況
『校舎が崩壊、医療サービスは1年以上の待ち、国内最大の自治体が自己破産...英国、債務危機の深刻すぎる現状』
2023年09月07日(木)17時30分
https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2023/09/1-1.php

ユーロ離脱以降のイギリスは、「秋の日は鶴瓶落とし」の状況にあるのは、単なる気のせいかもしれません。

大英帝国の話は、また今度にして今回はロシア帝国です。ロシア帝国は、共産主義革命を経て旧ソ連になり、かなり長い間世界の超大国でした。
ロシア帝国(1721年 - 1917年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%B8%9D%E5%9B%BD

ソビエト連邦 - Wikipedia(1922年から1991年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%93%E3%82%A8%E3%83%88%E9%80%A3%E9%82%A6

約300年近く続いた世界帝国と言えます。ソ連崩壊後、その帝国は消え去ったかに見えます。1991年は歴史的には、つい最近です。

世界の人々もロシア人も、ロシア帝国の崩壊を認識することが出来ません。もはや亡霊にすぎない、偉大なロシア帝国が今もあるような錯覚を持っています。

特にロシア人にはそうです。300年近い世界帝国の時代を忘れることが出来ません。
『まだロシア帝国は存在する!(あるいは)復活できる!』
このように考えるロシア人が多いようです。これは、現在のロシア政府の幹部ばかりでなく、ロシア国民に共通する一般的な概念のようです。
だから、旧ソ連圏から独立した諸国は裏切り者であり、謀略や軍事力によりそれを回復するのは、自分たちの領土を回復するのであり正義だ!と考えるわけです。

それ以前にロシア帝国の時代に軍事力で簒奪した領土であることは、きれいに忘れるのもロシア人の特徴です。これは民族的特性だと思います。一旦、自分たちが足を踏み入れた土地は、全部ロシアの領土です。それが元は他人の領土であり、今も異民族が居住していることは忘れて無視します。

ロシア人の感覚は、今も帝国主義ロシアの時代とほとんど同じだと思います。強力な軍事力で他人を弾圧支配し、それを拡大するのが正義です。これ以外にロシアの正義は、ありません。今時、帝国主義時代の考えが残っているとは、他の国は普通思いません。

しかし、ロシア帝国の思想的残党と言うべき現在のロシア政府は、帝国主義時代の軍事行動を、大ぴらに開始しました。ウクライナへの白昼堂々の軍事侵略の開始がそれです。

最初、どこの国も理由が理解できなかったと思います。今の社会にそんな無茶苦茶をする国があろうとは、誰も思いませんでした。だから識者や専門家と称する人々が、あれこれ理屈を付けていました。

しかし、今わかることはロシア政府(特に独裁者)は過去の帝国主義ロシア帝国の時代に生きており現代とは遊離しています。やっていることは、帝国主義ロシア帝国の時代そのままである事を見れば、その時代の解決方法を持ち出すしか解決しないことが分かります。

軍事力には軍事力をもって対抗する以外には、方法はありません。最近、ロシア政府の高官たちの言うことは更に現実離れしています。まるで自分たちがロシア帝国であり(=絶対正義)、それ以外は奴隷(絶対悪)か敵であるような発言しかありません。金太郎あめのように同じことを繰り返して過激化しています。

ほぼ、ヒトラーやスターリンと同じに見えます。要は、普通の人たちではないと言うことです。精神病院などに行くと、よく見かけるような人が多いように思います。

ロシア帝国の没落を信じられない人々が、今のウクライナ戦争を遂行しています。だからどちらかが負けるまで戦争に終わりはありません。ナチスドイツ、旧大日本帝国がどのようになった時に、敗戦を受け入れましたか?
ロシアも同じです。

今回、ロシアがウクライナと長期戦を戦えるのは、戦争の方式が旧式だからです。旧ソ連の時代な膨大な武器弾薬の備蓄があるから継続できます。それほどに旧ソ連軍は強大であったことになります。しかし、旧ソ連がその膨大な備蓄を持っていたのは、過去に巨大な生産設備を持っていたからです。ナチスドイツとの戦争を支えた工業生産力です。それは、徐々に失われ今は貧弱な工業生産力しかありません。
今保有している装備・武器一式を使い切れば、それを補充するのは不可能です。戦争が長引くほど、装備・武器の損失は増えていきます。戦車はもう今の規格の戦車は、在庫がないと思います。ほんとに旧式のTー55をどうやら送り込んでいるようです。
ミサイルも使うほどに在庫が減るでしょう。

何より人員が減ります。減った人員は、そう簡単には補充できません。訓練不足の兵士や将校や将軍を送り込めば、すぐ戦死します。
戦車兵、パイロット、砲兵などは、簡単に育成でません。将校や将軍は、もっと養成に時間が必要です。戦死者が増えるほど、無能な素人に近いような動員兵か徴収兵を送り込むしかありません。それが戦力になると思うのは、大きな間違いです。
人的犠牲を無視するロシア軍の戦術は、既に推定30万人程度の戦死者と負傷者を出していると思われます。訓練の行き届いた部隊は、ほぼ壊滅しているでしょう。有能な将軍や将校にしても同じです。

戦争を続けてもロシアに勝ち目はありません。しかし、独裁者がロシアが勝利すると決めているので、止めることすら出来ません。

ウクライナ側にも今後も犠牲は出続けます。
しかし、ロシア側にはそれ以上に犠牲が出るでしょうし、装備・武器の消耗が続きます。補充する装備・武器はやがて枯渇します。その結果、更にロシア軍の前線では犠牲が増えるでしょう。

それでも戦争を止めようとは、しないと思います。ロシア人が自分たちの手で、それを解決しなければなりません。

植民地帝国主義ロシアは、革命により終わりました。
ロシア人は、どうするのか・・・


調べるほどに分からなくなるコーカサス地方の歴史と今<2023年9月

2023-09-10 12:38:37 | ロシアと周辺国

コーカサス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%82%B9

そもそもコーカサス地方がどの地域であるか知らない人の方が多いと思います。世界中、そうだと思います。地域としては、マイナーだからです。
私も知らないので調べてみる気になりました。
ウクライナ紛争の関連記事を読んでいるとこの地域の記事が沢山出てきます。しかし、それがどこなのかは今日まで知りませんでした。

コーカサス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%82%B9

『北コーカサス』
ロシア 北カフカース連邦管区
ダゲスタン共和国
北オセチア共和国
バルカル共和国
カラチャイ・チェルケス共和国
イングーシ共和国
チェチェン共和国
スタヴロポリ地方
ロシア 南部連邦管区(一部)
アディゲ共和国
ラスノダール地方

『南コーカサス』
アゼルバイジャン共和国
アルツァフ共和国(別称ナゴルノ・カラバフ共和国)
アルメニア共和国
ジョージア
アブハジア共和国
南オセチア共和国

「全体的に山がちな地形で、山あいには様々な言語、文化、宗教をもった民族集団が複雑に入り組んで暮らしており、地球上でもっとも民族的に多様な地域であると言われる。 」

地図を言葉で言うなら、西に黒海があり東にカスピ海があります。ロシアとトルコ・イランを結ぶ陸の回廊です。この地域を南北に行き来する大国の通り道です。

大国の興亡が有る度に様々な民族がそれに伴って往来し、住み着きます。その結果、沢山の民族と沢山の宗教、沢山の風習が生まれます。大体、この近辺の民族は全部住んでいると考えると正しいと思います。

ロシア周辺の国境紛争や民族紛争は、ほぼこの地域で起きています。北にロシアがあり南にトルコとイランがある構図は同じです。イランは、コーカサス地方には出てきません。イランは、トルコの南の方を西に勢力を伸ばそうとしています。

だから、この地域で勢力を伸ばそうとするのはロシアとトルコです。ロシア帝国とオスマン・トルコの鬩ぎあいがまた現代に復活しつつあると言えます。旧ソ連が崩壊するまでは、トルコは弱体であり旧ソ連は強大でした。

しかし、旧ソ連崩壊後はロシアが弱体化しトルコが経済発展を遂げた結果、徐々に差が縮まりつつあります。

ロシアは、失った旧ソ連圏の国々を取り戻すために様々な謀略や戦争をしてきました。

その結果、出来上がった如何にも胡散臭い独立国と称する地域が・・・
アブハジア共和国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%8F%E3%82%B8%E3%82%A2
南オセチア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2
沿ドニエストル共和国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BF%E3%83%89%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD
です。
最近作ったインチキ国家は、明らかに急造で出来が悪すぎてロシアの傀儡政権にしか見えません。
ルガンスク人民共和国
ドネツク人民共和国
ロシアの目的は、ウクライナとモルドバを軍事的に占領することだと、はっきり分かりました。そのためNATOは、ウクライナを支持して支援し、ロシアの西進を食い止めることを決定しました。

※今回は、アルツァフ共和国の方をやや詳しく見てみます。
アルツァフ共和国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%95%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD
旧ソ連崩壊後、アルメニアとアゼルバイジャンが独立しました。この時、旧ソ連の行政区分で言うと「ナゴルノ・カラバフ自治州」も独立を宣言します。その時の地図を見ると分かりますが、アゼルバイジャンの領土の中の飛び地です。独立しても国家として存続するのは、不可能な状態でした。普通に考えるなら、アルツァフ共和国はアルメニアの傀儡政権と言うべきでしょうね。その後の、アゼルバイジャンとの戦争をアルツァフ共和国が単独で戦うのは、不可能です。
ナゴルノ・カラバフ戦争1988年 - 1991年2月
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%95%E6%88%A6%E4%BA%89

経過は省略しますが、6年間の戦闘の末、1994年5月12日午前0時1分に停戦が成立しました。この間にアルツァフ共和国は、かなり周辺地域で占領地を拡大しました。これが、その後長く続くナゴルノ・カラバフ紛争の原因になります。簡単に言うと周囲のアゼルバイジャンの領土を、かなり軍事侵略したと言うことです。

最初のうちは、優勢であったアルツァフ共和国とアゼルバイジャンの力関係は、徐々に変化します。国内を安定させて、国力が伸長しつつあったトルコからの支援を受けたアゼルバイジャン軍がアルツァフ共和国を圧迫をするようになります。そうなるとアルメニアの支援にしか頼れないアルツァフ共和国は敗北を続けました。軍事力で占領した占領地はアゼルバイジャンに奪い返されて、以前の「ナゴルノ・カラバフ自治州」に押し戻されて、アルメニアとの陸路も封鎖されそうになりました。

この時ロシアの仲介で和平が成立して、そのまま現在に至っています。
しかし、アルツァフ共和国が占領地を広げる過程でその地域に住んでいたアゼルバイジャン人は追放されて国内難民となって現在も、その状態は全部解消されては、いません。そして追放の過程でかなりの残虐行為があったと思われます。

だから、紛争が長く続いただけにアゼルバイジャン国民としては、停戦が成立したからそれで終わりとはならない国民感情があります。まして今は、国内が整備されてアゼルバイジャン軍が圧倒的に優位な状況があります。ほぼ、飛び地と化したアルツァフ共和国にアルメニアが軍隊を派遣するのは不可能です。そうすれば、アゼルバイジャンとの全面戦争になります。

勝てるならそれも選択肢ですが、強化されたアゼルバイジャン軍とそれを徹底的に支援するであろうトルコとの力関係を考えるなら、アルメニアに勝ち目はありません。

ロシアが全く頼りにならないのは、明白で今ではアルツァフ共和国の生命線である「ラチン回廊」の守備さえロシアの駐留平和維持部隊が放棄することさえあります。

更に悪いことにアゼルバイジャンの領土を南北にアルメニア領が遮っています。
「分断されていた飛び地ナヒチェヴァン自治共和国とアゼルバイジャン本土を結ぶ輸送路を獲得した。」
しかし、これでは不十分であり引き続き輸送路の強化を図るでしょう。

更に不都合なことにアルメニアの南に出っ張った領土は、トルコにも邪魔です。その出っ張りを何とかするようにアゼルバイジャンを嗾けるのは、ほぼ確実です。すでに、やっていると思いますが・・・

まだまだ、当分終わりそうにありません。

※そして一見、今見るとアルメニアが被害者的に見えますが・・・
旧ソ連崩壊後の経緯を見るなら、アルツァフ共和国=アルメニアが周辺のアゼルバイジャンの領土を軍事侵略して占領しています。ほぼ旧ユーゴスラビアでセルビアが周辺諸国にした軍事侵略と同じことをアルツァフ共和国=アルメニアがしていたという事実に気が付きます。

そこら辺をキレイに無視して欧米諸国は、一方的にアゼルバイジャンを悪者にしているように見えます。軍事侵略された領土をアゼルバイジャンが軍事力で回復したことは、悪いことなのか?という疑問が浮かんできます。

一方的に軍事侵略をしたセルビアや今回のロシアが悪いのであれば、アルツァフ共和国=アルメニアも悪いことになります。戦場になったのは、全部アゼルバイジャンの領土です。


ロシアから遠ざかるアルメニアと北朝鮮にすり寄るロシア(ナゴルノ・カラバフ紛争)<2023年8月

2023-09-10 12:36:46 | ロシアと周辺国

歴史上、近いアルメニアとアゼルバイジャンの紛争の種は、「ナゴルノ・カラバフ紛争」です。
しかし、元をたどればオスマントルコの時代から更に昔まで歴史は、延々と過去にさかのぼります。この地域は、歴史上大帝国が東西に往来する時の交通路に当たり、その時々で支配者が変わりますし、地域の勢力圏も変化します。

オスマントルコの時代には、主にロシア帝国とトルコの覇権争いの舞台になり、ここに欧米列強が利権を目的に参加します。両国とも旧ソ連時代にソ連領に組み込まれました。ソ連崩壊後、独立を果たします。ソ連時代に決められた国境線が、民族の居住地域と一致しなかったために領有権を争う地域が出来てしまいました。

簡単に言うと、これが「ナゴルノ・カラバフ紛争」です。話し合いで解決が付くはずもなく、武力紛争が断続的に起こります。

※一応、参考資料
2020年ナゴルノ・カラバフ紛争
https://ja.wikipedia.org/wiki/2020%E5%B9%B4%E3%83%8A%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%95%E7%B4%9B%E4%BA%89
ワールド
2022年9月14日6:39 午後Updated 1年前
アゼル・アルメニア、軍事衝突続く 死者105人 外交努力継続
https://jp.reuters.com/article/azerbaijan-armenia-idJPKBN2QF0SG
アルメニアとアゼルバイジャンの紛争、攻撃された双方の市民の思い
2020年10月14日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-54534282
【まるわかり】アゼルバイジャンとアルメニア、軍事衝突の理由は?
2020年09月29日
https://www.huffingtonpost.jp/entry/karabakh_jp_5f727ff7c5b6f622a0c3611e
アルメニアの歴史
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
アゼルバイジャン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3
アルメニア人虐殺
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%82%A2%E4%BA%BA%E8%99%90%E6%AE%BA

これを全部、読む人は勉強熱心な人だと思います。
そうでない人のために、ごく簡単に以下を書きます。

アルツァフ共和国をめぐる紛争と合意
「2020年アゼルバイジャンが事実上勝利した。アルツァフ共和国は領土の大部分をアゼルバイジャンに返還し、実効支配地域は旧ナゴルノ・カラバフ自治州の領域のみとなったが、帰属の決定については将来に棚上げされた。」

最近の停戦は、ロシアが仲介し2021年に合意がありました。アルツァフ共和国にロシア軍が平和維持軍として駐留し、紛争を防止するのが眼目です。

ところが、ロシア軍がウクライナ軍事侵略後は、さっぱり仕事をしません。どうも争いが起きると、どこかに行ってしまうようです。要は、逃げちゃうんですね?まるで、ロシアが頼りにならなくなったために、アルメニアは半ばロシアを見限り・・・

ロシア軍事同盟に不満 支配地域喪失のアルメニア
2022年11月24日14時24分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022112400300&g=int
『アルメニア、米軍と演習へ』
Mark Trevelyan
2023年9月7日午前 7:51 GMT+92日前更新
https://jp.reuters.com/world/us/YX5U4OGJIVIRVIMVLXRODQGN7Y-2023-09-06/
『アルメニア首相夫人、キーウ訪問 対ロ関係の隙間風象徴か』
2023年09月07日16時09分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023090700857&g=int


アメリカを頼る姿勢を見せ始めました。元々アルメニアがアゼルバイジャンとの紛争でこれまで頼ってきたのは、ロシアです。他に頼る当てもありませんでしたし、歴史的な経緯もあります(=旧ソ連領)。元々アルメニアは、オスマントルコとの紛争の中でキリスト教に改宗してキリスト教国を頼ろうとしました。その縁でいわゆる西側諸国に支援されるケースが多いです。

そして大国の勢力関係を言えば、ロシアが駐留軍を派遣して平和維持をする以上、アメリカとフランスは、この地域から実質的に締め出されました。

アゼルバイジャンは、歴史的な経緯と宗教と人種から極めてトルコに近い国です。そもそもトルコであった方が、いいような国です。

この地域には、ロシアVSトルコVSアメリカ=フランスの勢力争いも絡みます。このうち、アメリカ=フランスはアルメニアと近い関係です。結果としてトルコとは反目します。NATO内でもここでは、対立します。その間隙をロシアが突いた部分もあります。

もし、アルメニアがアメリカを頼りアゼルバイジャンと何らかの本格的な和平合意が出来れば、この地域は紛争と言う意味で安定するでしょう。

そしてアゼルバイジャンもそうですがカスピ海の東の資源大国のカザフスタンの原油やガスが、カスピ海~アゼルバイジャン~アルメニア~トルコ~ヨーロッパへと送られるルトが安全になりますし、拡大します。

ロシアがこの地域に入り込んで勢力を保とうとするのは、これを妨害する狙いがあります。カザフスタンの資源の輸送は、ロシア経由でもできます。そしてカザフスタンに大きな影響力を行使できます。

アルメニアが、アメリカを頼ることにはこれほどに大きな地政学的な激変が起きます。

これもロシアのウクライナ軍事侵略が招いた一つの大きな影響です。アルメニア・アゼルバイジャンがアメリカとの関係を改善すると、その隣はジョージアです。ジョージアもロシアと隣接していてアメリカとの直接の交通路がありません。アメリカのジョージアへのアクセスが出来るようになります。ジョージア国民も(おそらく本当は政府も)ロシアの頸木から逃れる事を強く希望しています。

ヨーロッパでロシアの見方は、ベラルーシしかありません。ジョージアにもアメリカの影響力が及ぶとロシアは、西・南・北から完全にNATOに包囲されます。そうなればやがてトルコとNATOの影響力は、中央アジアにも広がると思います。

結果としてロシアは、北朝鮮にすり寄っています。他にすり寄れる国がないからです。

かつての超大国ロシアは、北朝鮮にすり寄るしかなくなりました。その落ちぶれ度合いに気が付かず、軍国ロシアを吠えまくっている今のロシア政府と一部のロシア人の頭は、かなりおかしいと言うべきでしょう。

アメリカの外交政策の基本は・・
「同盟国がなければ衰退する」
と、言うものです。我関せずで、わが道を勝手に進むならやがて同盟国を失い衰退し滅亡するのは、歴史の示すところです。

国際社会も町内会も同じです。
知り合いや困ったときに助けてくれる人がいなくなれば、普通に困るでしょう?

※「2020年ナゴルノ・カラバフ紛争」を地図で見てみると?
画像
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/99/Nagorno-Karabakh_war_map_%282020%29.svg/495px-Nagorno-Karabakh_war_map_%282020%29.svg.png
アルメニアの傀儡政権の「アルツァフ共和国」は、かなりの支配領域を失い、ほぼアゼルバイジャンに囲まれた飛び地のようになりました。
「アルツァフ共和国」とアルメニアを陸路で結ぶのは・・
「ラチン回廊 」だけです。ここをロシアが通行権を管理し飛び地の「アルツァフ共和国」とアルメニアとの交通路を確保しています。
ロシア軍がその任務をサボるとどうなるか?
「アルツァフ共和国」は、陸の孤島として外部との交通手段を失います。だから、アゼルバイジャンの市民団体を自称するグループが、その交通路をバリケードで塞いだりします。「アルツァフ共和国」はたちまち物不足に陥ります。そうやって干し上げるのがアゼルバイジャンの狙いです。
だから、ロシアの駐留軍が任務をサボるのは「アルツァフ共和国」にとって死活問題です。

ワールド
2023年2月1日4:08 午前7ヶ月前更新
アルメニア首相、プーチン氏にナゴルノ巡る危機打開を要請
https://jp.reuters.com/article/armenia-azerbaijan-russia-karabakh-idJPKBN2UA1VK

「そこまでは手が回らない」──旧ソ連の国々の紛争にはプーチンもお手上げ
2023年4月17日(月)11時17分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/04/post-101410.php

ナゴルノ係争地、緊張再燃 アゼルバイジャン活動家が道路封鎖
2022年12月27日 13:07 発信地:ラチン回廊/アゼルバイジャン [ アゼルバイジャン アルメニア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3445083

アルメニア首相、ロシア主導軍事同盟を批判 防衛義務果たさず
2022年11月24日 10:16 発信地:エレバン/アルメニア [ アルメニア アゼルバイジャン ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3440193?cx_part=related_yahoo

日干しになる前にアメリカを頼って、何とか仲介してもらいたい訳です。「アルツァフ共和国」という国らしきものを作っては見たものの、結局アゼルバイジャンとの戦争を招き、頼りにしていたロシアはサッパリ頼りにならず支配領域を大きく削られ、「ラチン回廊 」の守備すら放棄するという現状では、アメリカを頼るしかありません。

何しろ戦う構図が・・
「アルメニアVSアゼルバイジャン=トルコ」ですからアルメニアに勝ち目は、ないわけです。ロシアが卑怯にも逃げ出せば、アゼルバイジャンに周囲を取り囲まれた「アルツァフ共和国」は、やがて日干しになるしかありません。

世界中、どこに行っても歴史と民族の関係する紛争は沢山あります。この地域は、両方独立国であるだけに解決しません。


「中華民族の感情を損なう」服装を禁止する法改正案とは?<2023年9月

2023-09-09 19:01:13 | 中国と東アジア

「中華民族の感情を損なう」服装を禁止、中国が法改正案
2023年9月8日 12:12
https://www.bbc.com/japanese/66748434


記事から引用・・・
『中国当局は最近、治安管理処罰法を数十年ぶりに改正する案を公表した。

成立すれば、服装などに関する規制に違反して有罪とされた人は罰金を科されたり、刑務所に収容されたりする可能性がある。

ただ、どういうものが違反にあたるのか、改正案には具体的に明記されていない。

ソーシャルメディアのユーザーや法律の専門家らは、行き過ぎた規制を避けるため、内容を明確にするよう求めている。

議論の的となっているのは、「中華民族の精神に悪影響を与えたり、感情を傷つけたりする」衣服やシンボルを身につけたり、他人に身につけさせたりした人について、最大で15日間拘束され、5000元(約10万円)以下の罰金を科される可能性があるとする条項。』
引用終わり・・・・・

これで、何が禁止されるのか分かる人はいないと思います。だから、中国のネットでは批判ごうごうのようです。極端なことを言えば・・警察官が・・
「あれ!ダメ!」
と言えば、逮捕される恐れがあります。

最近の中国の服装の乱れは、結構ひどいようで・・
コスプレは、普通のようです。他には?
『日本の着物を着ていた女性が、「けんかを売り、トラブルを引き起こそうとした」として拘束された』
『夜市で旧日本軍の軍服の模造品を着ていた女性を警察が拘束した』
(わざわざ反日感情を煽るような服装は避けて欲しいと思います)
『北京で行われた台湾の歌手、張恵妹さんコンサートで、虹の柄の服を着ていた人たちが入場を拒否された。』

他にも色々あるんだろうと思います。
結論、中国政府の意図は何か?
「習近平国家主席の模範的な中国国民とは何かの再定義」
これを目指しているようです。

中国共産党は2019年に「新時代公民道徳建設実施綱要」を発表
『中国共産党は2019年に「新時代公民道徳建設実施綱要」を発表。礼儀正しくあること、炭素排出量の少ない旅行をすること、そして、習氏と党を「信頼」することなどを求めている。』

つまり?
礼儀正しくない国民が多い
炭素排出量の多い旅行をする国民が多い
(何より問題なのは・・)
習氏と党を「信頼」する国民が少ない

ここら辺に、少しネジを巻きたいのだろうと思います。
習主席万歳!共産党万歳!
と、言っておけば大抵のことは、問題にならないと思います。

『中華民族の精神に悪影響を与えたり、感情を傷つけたりする衣服やシンボルを身につける・・・』

こんな基準は、中国国民を含めて誰にも分からないのは確かです。(取り締まる方だって分からないでしょう?法律を作る人間だって分からないと思います。)

昔の人民服しか着てはダメだ!と言う意味なのか?

(あれだって、結構昔の日本の戦時中の国民服に似ているような気がするのは、気のせいかもしれません?
人民服
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%B0%91%E6%9C%8D
あるいは?中華民族でない、清王朝時代の服飾制度にするのか?
満洲服
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%80%E6%B4%B2%E6%9C%8D
その前の明王朝時代等の服装は・・ここに出ています。
https://egao-henshin-studio.jimdofree.com/2021/04/15/%E6%99%82%E4%BB%A3%E5%88%A5-%E5%A4%9A%E6%A7%98%E3%81%AA%E6%BC%A2%E6%9C%8D/
どれにするんでしょうね?)

しかし、習主席は「背広」を着ています。

※意外に横浜の中華街に行った方が、「漢民族らしい」服装を見られるのかもしれません。北京や上海では、無理でしょうね。これは、確かに問題があるかもしれません。


列車にはねられるクマと住宅地に現れるイノシシの何故?<2023年9月

2023-09-09 18:59:30 | 動物と植物と自然

動物の話題色々

(メダカを盗んで売ろうとしたバカおやじ)
女性宅からメダカ251匹盗んだ疑い、63歳逮捕…「自分で飼おうと思った」
2023/09/08 10:20
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230907-OYT1T50307/

(高級おネコを盗んだ、バカ男)
知人宅侵入しスコティッシュフォールドの子猫盗む、時価40万円…マイクロチップで特定
2023/02/22 20:16
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230221-OYT1T50269/

(人命救助の賢いおネコ)
猫は知っていた…用水路に男性転落、救助に一役でキャットフード贈る
2020/06/28 09:00
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200627-OYT1T50286/

※人間の男とお猫比較では、おネコの方が断然優れています。女性は飼うならおネコの方が、いいかもしれませんね?

ヒグマと列車の衝突が過去最多、死体回収にも悩むJR北海道…「熊キャッチャー」を開発
2022/09/13 07:40
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220913-OYT1T50066/

クマとこまち衝突、線路付近に横たわっている姿…けが人なし
2023/09/07 19:34
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230907-OYT1T50217/

増加する野生動物と列車の衝突 獣害対策に柵設置、ハンター育成、観察列車運行
2023.07.08 07:00 NEWSポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20230708_1884778.html?DETAIL

急増する野生動物の住宅街への侵入、イノシシの生息分布域は40年で約2倍に拡大
2022.12.08 06:59 週刊ポスト
https://www.news-postseven.com/archives/20221208_1819422.html?DETAIL&_from=widget_related_pc

※どうやらハンターが全国的に高齢化して以前のように猟をしないのが、理由のようです。だから数が増えて人間の生活圏にも現れるようになったらしいです。

ハンターも大変な仕事です。本格的にやるなら猟犬を何匹も飼育して、時には何日も山にこもります。そんな大変で収入にもならない仕事は、嫌われると思います。

色々、大変ですね?
だから、近年イノシシが住宅地に出没するようになったのですね・・
熊も猟師がいないから、線路上で油断しているのでしょう。昔なら火薬のにおいが少しでもしたら、クマは寄り付きませんでした。

※解決方法は?
クマの肉とイノシシの肉を中国に高値で売りつける方法を考えるべきです。肉の値段が高くなると、ハンター希望者が増えると思います。
「高級北海道ヒグマ肉」とか、「高級日本特産シシ肉」とか?
高級ブランドを作れば、なんとかなるような気がします。

中国はゲテモノを食べますから、売りようはあると思います。やっぱり?
中国、様様かな???


(インド)ヒンドゥー至上主義による民主主義の危機<2023年9月

2023-09-09 18:57:38 | 東南アジア~西アジア

湊一樹編『インドのポピュリズム モーディー政権下の「世界最大の民主主義」』調査研究
報告書 アジア経済研究所 2021 年
27
第 2 章
モーディー政権下で進行する民主主義の後退
――ヒンドゥー至上主義と多数派主義――
https://www.ide.go.jp/library/Japanese/Publish/Reports/InterimReport/2020/pdf/2020_2_40_004_ch02.pdf

詳しくは、上記をお読みください。
『2014 年 5 月にナレーンドラ・モーディー首相率いるインド人民党(BJP)政権が成立して以降、インドの国是ともいうべき「政教分離主義」(secularism)の理念は、はるか後景に退き、それに代わってヒンドゥー至上主義が政治の中心的空間を占めるようになった。』
『「メディア、市民社会、野党勢力が自由に活動できる領域がモーディー政権下で極端に狭まっており、インドは民主主義のカテゴリーから脱落する寸前にある」』

このような状況にありかなり強権的な政治で民主主義と法治主義の後退が見られます。モーディー首相の独裁とも言える状況が生じています。

最近は、それを対外的にも示そうとする動きも見られます。

トップニュース
2023年9月6日2:32 午後Updated 3時間前
インド、国名を「バーラト」と表記 G20晩餐会招待状が物議
https://jp.reuters.com/article/g20-summit-india-name-idJPKBN30C09F

インドが、以前の民主主義的国家であると思ったらそれは間違いで、かなりモーディー独裁政権に近い状況になりつつあるという点を見るべきだと思います。

やり方が中国やロシアとは、違うだけで本質的には共通の部分があります。言論の自由を大幅に制限し、法治主義からの逸脱がある以上、民主主義の基本からは、かなり逸脱しています。インドは、ネット遮断の一番多い国です。

マハトマ・ガンディー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC

少なくともガンジー主義のイメージの、非暴力と平和主義は今のインドには、ありません。ヒンドゥー至上主義独裁と民主主義の瀬戸際の境界線にいます。今の政治状況が継続すれば、独裁国家に変質するかもしれません。

インドは、BRICSに参加しています。
ワールド
2023年8月24日5:11 午後Updated 15日前
BRICS、サウジなど6カ国が来年加盟 歴史的拡大と習中国主席
https://jp.reuters.com/article/brics-summit-ramaphosa-idJPKBN2ZZ0JI
写真
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXZQO3758544025082023000000-1.jpg?ixlib=js-3.8.0&w=1276&h=842&auto=format%2Ccompress&fit=crop&bg=FFFFFF&s=c182f419a520b3e51100c08021f92a39

モーディー首相の衣装は、かなり異質に見えますね。インドをことさら強調しています。そして、BRICSを主宰するのは、中国です。そこにも参加しつつ?

「グローバルサウスの声サミット」を開催しています。こちらは、インドが中心です。
『「グローバルサウス」を強調し始めたインド 』
https://www.spf.org/iina/articles/toru_ito_12.html

その一方で?
日米豪印戦略対話
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%B1%B3%E8%B1%AA%E5%8D%B0%E6%88%A6%E7%95%A5%E5%AF%BE%E8%A9%B1
Quad(クアッド)にも参加しています。

八歩美人的二股三股外交を展開しつつ、インドが盟主となる「グローバルサウスの声サミット」を形成しようともしています。

まさに、魑魅魍魎の国際政治の中心にいるのがインドです。どっちを向いているかと言えば、本音はインド中心の何らかの国際的な枠組みを作りたいのでしょうね。中国と大して、変わらないと言うことです。むしろ、今後・中国化するのかもしれません。

※インドは、特に西側の立場でもなく中国と対抗するために西側の力を利用しているというだけです。
ウクライナ問題では中立のような振りをして、実際にはロシアからガスや原油を大量に買い付けていますし、武器も購入していると思います。
西側にとって、そう頼りになる相手ではありません。中国と敵対しているのが、役に立つというだけです。

そう考えると、Quad(クアッド)でインドに深入りするのは、考え物であることになります。

インドは自国の国益により外交をすると言うことでしょうね。

『モディ首相、ASEAN・インドサミットに出席』
(インド、ASEAN)2023年09月08日
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/09/4d8e4a89298c231d.html


(中国)ゴビ砂漠名物!海鮮、色いろ?<2023年9月

2023-09-09 18:55:21 | 中国と東アジア

内陸の新疆で水産物が大豊漁
2023年9月7日 18:35 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3480605?cx_part=top_category&cx_position=2

ゴビ砂漠名物の海鮮は?
トラウトサーモン、ティラピア、バナメイエビ、クルマエビ、アミメノコギリガザミ、シーバス、ハタなど

おっとっと?ほんとかね?

『ゴビ砂漠では今、新鮮でおいしい水産物が大量に養殖されている』

なぜ、砂漠で養殖が出来るのか?
「新疆のニルカ県は実は冷水性の魚の養殖には最適な場所」「冷水魚の成長に適した自然条件が備わっている」
猛暑日がほとんどなく
天山山脈から流れてきた氷河の雪解け水は冷たくて純度が高いうえ酸素が豊富に含まれている

イリ・カザフ自治州ニルカ(尼勒克)県産のサーモンは今年、6000トンの量産目標を達成する見通し
お勧めは、サーモン、ティラピア、バナメイエビなどとのこと。

砂漠で何もないから、養殖場が沢山建設できたようです。物流と加工技術の進歩した現代だからの新産業ですね。これを考えた人は、偉いと思います。共産主義国家のメリットは、それを急拡大出来る点です。土地は国家のものだから面倒な土地の権利関係がないので、すぐ出来るんでしょうね。

そういえば、ゴビ砂漠では太陽光発電の大プロジェクトが進行中です。
『動画:砂漠などの豊富な太陽光資源を発電に利用 新疆ホータン地区』
2023年9月5日 15:11 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3479999

砂漠の防止化対策とか・・・
『クブチ砂漠の砂防措置を強化 内モンゴル自治区』
2023年8月24日 13:16 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3478243

※砂漠でだって知恵を絞れば、様々な可能性があることが分かります。日本には、砂漠よりはるかに条件の良い耕作放棄地などがあります。その活用を考えないのは、知恵がないような気もします。

「砂漠の防止化対策」など環境保全にも役に立ちますし、地域の雇用対策にもなります。税金を使うなら、無駄な道路やダムじゃなくて、こういうところに使うべきですよね?


ロシア外交と北朝鮮外交<2023年9月

2023-09-09 18:54:01 | ロシアと周辺国

脅しと侮辱とクレムリンの「ロボット」……ロシア外交、プーチン政権で消えたも同然
2023年9月7日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66714180

プーチン氏が独裁的な政治権力を得て、徐々にその権力が強化されてきました。それに伴い、外交がなくなったという話です。2011年と2012年頃からその傾向が強まり、今ではロシアの外交官はプロパガンダを繰り返すだけになりました。

今年になりロシアの言っていることは同じです。
「占領地を認めろ!」
これ以外、ウクライナに関しては何の発言もありません。占領地を認めない限り、ロシアは戦争を止めないと言っています。
認めろの前に、既にロシア領として扱っています。ロシア領だから手出しはするな!と言うことでしょうね。ウクライナしか、それを覆すことが出来る国はありません。

プーチン氏の独裁権力が強まった結果は、プーチン氏の口から出る言葉が全てで、それ以外はなくなりました。だから、ロシアの外交官はプーチン氏のプロパガンダを(口汚く)繰り返すだけです。

誰もプーチン氏に意見を言うことは出来ません。意に添わなければ排除されるだけです。プロパガンダを強力に主張すれば、身分は保証されます。

これが、今のロシア政府です。
中国ですら、ここまでは酷くありません。内部で何らかの議論は、あります。

一人の独裁者が絶対的な権力を持ち国内を弾圧支配する国は、もう一つあります。

北朝鮮です。ロシア外交と北朝鮮外交は、今や全く同じと言うことです。

独裁者が絶対的な権力を持つのも同じです。そしてその必然として、ロシアは「独裁+軍国主義」になりました。教科書すら書き換えて、軍国教育をしています。

それを明確に西側の指導者が理解しているのかは、疑問です。特にアメリカの大統領は、イラン程度の認識ではないかと思います。イランは、まだ話し合う余地はあります。北朝鮮やロシアの場合は、話し合いの余地はゼロです。

ほぼナチスドイツと同じと言えるでしょう。話し合いの余地がないという意味でです。

BBC
【解説】 プーチン大統領と金総書記の「同盟関係」、どれほど憂慮すべきか
2023年9月6日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66725308

※ついに背に腹は代えられず、プーチン氏は金総書記にすり寄っているようです。金総書記の方から、すり寄ったのでは、ありません。普通は、独裁者同士は仲が悪いものですが、この際やむを得ないようです。


(MLB)最近絶好調のシカゴ・カブスの鈴木誠也<2023年9月

2023-09-08 18:47:40 | MBL & プロ野球

鈴木誠也、4試合連続マルチで3打点 ロス監督は「オールスター級の選手に見える」と絶賛
[2023年9月7日9時8分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202309070000117.html

8月になってチームの状態が上向きになっているシカゴ・カブス。鈴木誠也もチームの好調に釣られるかのように調子を上げて、9月に入ってからは絶好調です。
「鈴木誠也って、こんなすごい選手だったのか?」
と、思えるような好調ぶりです。
やっぱり元広島の黄金期の主軸ですから、チームの調子が上がると、スイッチが入るのでしょうね?(来年は、春先から入れよな!)

「最近30試合は打率3割4分2厘(111打数38安打)、8本塁打、24打点」

5番6番の打順が多いですから、この打順でつながると大量点に結び付きやすいです。カブスが勝つ確率も高まります。そのようなわけで、カブスは中地区1位のブルワーズに1・5ゲーム差の2位に浮上しました。鈴木誠也の絶好調が終わりまで続けば、地区優勝までありそうな流れです。

プレーオフ進出のワイルドカード争いも、1位のフィリーズまで2ゲーム差位です。今の勝率ならポストシーズンも有力です。
カブスのデービッド・ロス監督も・・・
「この好調期間中はオールスター級の選手に見える。」
と、誉めています。
OPSも、0807まで上昇しました。
ちなみに打率のいい吉田正尚が、OPS0812でかなり接近してきました。
OPS評価はC(良い)が、07667~08333です。
鈴木誠也と吉田正尚は、もう少し頑張るとOPS評価でB(非常に良い)にランクアップします。そうなると一流です。どっちも日本では、超一流ですからもう少し頑張ってほしいですね。

ア・リーグ東地区首位のオリオールズの藤浪晋太郎は、変わらず好調です。プレーオフ進出は、ほぼ確定ですから大きな舞台で頑張ってほしいですね。春先の絶不調を思うと本人も夢を見ているような気がしていると思います。

翔平君の話題は、残念ながらありません。故障を直すことが第一ですが、その後どうするのかもよく考えて欲しいですね?
打者として超一流の才能があるのですから、個人的にはもう二刀流は止めて、打者に専念してほしいと思います。

メッツの千賀滉大は、10勝目を挙げて早くも弱小メッツのエースになりました。メッツも千賀滉大を安く獲得してお得でしたね?普通10勝以上、コンスタントに勝てる先発投手は、今30億以上だと思います。(千賀滉大は20億の5年契約)
もっとも、23~25年で合計400イニング以上投げれば、オプトアウト(契約破棄)の権利が発生します。この時は、年棒の上乗せ交渉が出来ると思いますので今年の成績を続ければ、かなりの年棒増になると思います。
今年は既に、143イニング登板しており1年平均134イニングはクリアしています。
やっぱり故障せずコンスタントに良い成績を残せば、それが年棒に反映されます。

無事是名馬!
(聞こえたかな?翔平君!)

※こうして考えると、日本のプロ野球でチンタラやっていてはダメですね?実力のある選手は、最初からメジャーにいけば、日本では考えられないような給料が得られます。吉田正尚も千賀滉大も、5年100億円くらいですから日本にいたら永遠に無理でしょう?

イチロー
イチロー氏の純資産はMLB3位の約198億円! 米メディアが算出、1位はAロッド
2020.02.19
https://full-count.jp/2020/02/19/post694191/
イチローは毎年2700万もらえる!メジャーリーグの手厚い年金制度 日本のプロ野球は?
2023/02/05 10:00
https://money.smt.docomo.ne.jp/column-detail/731134.html
メジャーで成功すれば、「こ~~~~!!!んなに」美味しい話が待っています。やっぱり、才能のある選手は、最初から目標をそこら辺において頑張るべきですね。
プロ野球なんか、しょぼくて!やってられないでしょう!

更におまけがあって?
テキサス州は、所得税ゼロ!
テキサスの球団
「ヒューストン・アストロズ」
「テキサス・レンジャース」


同じ資料を基に正反対の結論を書く記事のどちらが本当か?<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-08 18:46:17 | ウクライナ紛争

「イギリスの王立統合軍事研究所(RUSI)」が発表した報告書によると・・・と言う枕詞で書かれた記事が2本あります。

①『ロシア軍、歴史ある「戦場の神」の火が消える危機』
2023年9月6日(水)15時45分
デービッド・ブレナン
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/09/post-102578_1.php

②『反攻4カ月目は防衛線突破を阻止したロシアに軍配、ウクライナは装備を失い過ぎた──RUSI』
2023年9月5日(火)16時36分
ブレンダン・コール
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/09/4-199.php

②の記事が、意味不明なことを書いています。「英国王立防衛安全保障研究所」が、どう言っている・こう言っていると言いながら、「反転攻勢を急いだあまりの装備損失は、持続不可能なレベルに達している」とこの部分を最初に結論に持ってきています。

その最初の結論を、補強するために尾ひれを付けていますが、話はさっぱり分かりません。
で、キーウ・インディペンデント紙を持ち出して・・
NATOで訓練を受けたウクライナ兵士の話を持ち出しています。その内容が?
『より装備の整ったロシア軍に立ち向かう際に「自らの力不足を感じている」』と証言したと書いています。

ウクライナ軍の情報統制を考えるなら、単なるウクライナ兵士がメデイアの取材をウクライナ軍の許可なしで受けることは、考えられません。受ける場合は、軍の広報の許可があります。簡単に言うなら?
「ロシア兵に、ビビってます・・」
などと言う兵士の証言などあるはずがありません。

それでも足りないと思ったのか?
NATOの将校やNATOの訓練を、こきおろしています。

だから、結論?
(ウクライナ軍は)「反転攻勢を急いだあまりの装備損失は、持続不可能なレベルに達している」
要するに・・
「ロシアはウクライナ軍の防衛線突破を阻止する戦術的成功を収めた」

と、こう言いたいわけです。そんな結論が、「イギリスの王立統合軍事研究所(RUSI)」の報告書に書かれているのかは、実際に読んでみないと不明です。そんなのを、一々実際に読む読者はいないと思います。

だから、②の記事を読んで「そうなのか・・」と思った人は、「ロシアはウクライナ軍の防衛線突破を阻止する戦術的成功を収めた」と何となく理解する(受け止める)と思います。

こうして、この情報が独り歩きし始めます。大体、NYタイムスのやり方と同じです。情報を流してかく乱して、どこかに有利な情報に、結果としてなってしまいます。NYタイムスの場合は、結構色々なメデイアが引用しましたから、いかにもペンタゴンとウクライナ軍に隙間風が吹いているような印象を広めるのに役立ちました。
そうなって、誰に有利かと言うことです。

NYタイムスの場合は、過去同じような誘導記事を何回も書いていますから、はっきり誰のために書いているのか分かります。

「ブレンダン・コール」さんの書いた記事を更に読んでいくと何らかの傾向が見られるのかもしれません。少なくともウクライナに好意的でないのは、はっきりしています。

『ウクライナが前線での成果報告、ロシアは「反転攻勢は失敗」と分析』
ロイター編集
2023年9月6日午前 11:31 GMT+913時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/R4Q6P2XD6NO55IY443ZOKQN5HE-2023-09-05/

『一方、ロシア国防省によると、ショイグ国防相は「ウクライナ軍はどの戦線でも目標を達成していない。最も緊迫しているのはザポロジエの戦線だ」と述べた。』

②の記事は、ショイグ国防相の主張とほぼ同じですね。
果たして、それが本当なのかどうか?
「英国王立防衛安全保障研究所」の名前を使って、このような記事も書くことが出来ます。

だから、単純に一つの情報や一つの記事を鵜吞みにしないことです。沢山読めば、嘘を言っている記事やニュースは、どこかで矛盾する部分が出てきます。「矛盾する部分」が出てくる記事やニュースは、フェイクであり捏造です。

※ちなみに、「反転攻勢を急いだあまりの装備損失は、持続不可能なレベルに達している」と言う部分に少し説明を加えます。
ロシア国防省は、ウクライナ軍の反撃が始まった初期の段階で・・
「戦車245両、装甲車678両」を破壊したと、高らかに戦果報告をしています。この段階で、西側が新規に供与した装備は、ほぼ全部喪失したことになります。
約1か月後にプーチン氏自身が、なぜか全く同じ数字を挙げて戦果を誇っていました。

確かに初期の段階で戦車数両を含む装甲車を合わせると40~50両の損害が出たようです。その後、ウクライナ軍は短期突破方式を中止して斬進方式に戦術を変更しました。余りに損害が多かったからです。

その後、この破壊された戦車や装甲車は回収されて修理に回されました。そのうちのかなりの部分は、修理されて前線に復帰したように聞いています。

戦車に関しては、これまで破壊されたのはレオパルト2戦車が、8両くらい破壊されて修理不能なようです。イギリスのチャレンジャー2は、最近1両が破壊されました。

ロシア軍の発表によると、ウクライナの戦車は6月の前半の段階で245両破壊されました。

口先で沢山破壊することは出来ますが、その分が戦場からなくなるわけでは、ありません。ウクライナ軍は、装備は大事に使っています。特にザポリージャ戦線では、そろそろ西側の戦車が大活躍すると思います。地雷原を突破すれば、戦車の出番です。


(アフリカ)フランスの新植民地主義の破綻(ニジュール・ガボン)<2023年9月

2023-09-08 18:43:36 | アフリカと中東

旧植民地におけるフランスの影響力の衰退、ガボンのクーデターで露呈
2023.09.06 Wed posted at 20:15 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208761.html

なぜ、フランスの旧植民地から独立した国家で軍事クーデターが大いのかを調べてみるとフランスの新植民地主義とも言うべき外交政策が見えてきます。
一見民主主義、実際はフランスの意を受けた独裁政権であるケースが多いのですね?
独裁者はフランスの後ろ盾を得て政権を維持して、その代わりフランスに鉱物資源や利権を与える構図です。当然、独裁者にはその分け前の多くが入ります。
アフリカによくある腐った独裁者が利権や資源を貪る構図の裏側には、フランスがいるケースが多かったようです。だから、これらの国々では国民は貧しいままに放置されます。

直接の引き金は、イスラム過激派組織のアフリカ侵略だと思います。それに対抗するために軍事クーデターが頻発した部分もあります。

しかし、全部の国にその脅威があるわけではありません。皮肉にも民主主義が社会に根付きその国の教育レベルが向上したからフランス追放のクーデターが起きている国もあります。

その流れを簡単に表現するなら、戦後続いてきたフランスの新植民地政策の破綻と言えます。もう搾取や支配を目的とする国家間の関係は、維持できないし許されないということです。