(1)これまでの戦況と現在の状況
BBC(検証チーム)
ウクライナ軍、ロシア軍の「竜の歯」を突破したのか?
2023年9月18日
https://www.cnn.co.jp/world/35209443.html
①検証済み動画が示す南部戦線の様子
https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/9C05/production/_131114993_positons2.jpg
②ロシアの防衛線
https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/18621/production/_129837899_russiansatellite3.jpg
②の図にロシアの防衛線の概略とウクライナ軍の現在の位置が示されています。記事が書かれたのは、9月18日です。
CNN
ウクライナ軍、南部ベルボベ村で「突破口開いた」 前線指揮官
2023.09.23 Sat posted at 17:05 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35209443.html
ロボティネ村Robotyne付近の第1防衛ラインを完全に突破したのが9月の初めのころです。
その後、ウクライナ軍の別動隊がその東10km位の位置にあるベルボベVerboveの攻撃に向かいました。
その西でやはり第1次防衛ラインを突破して内側(南側)にウクライナ軍が侵入したのが、9月18日時点のニュースです。
『(ベルボベ近郊の)左側面で突破口が開いた。』
と発言していますから図①で見ると、図左側の「ロシアの防衛ライン」と書いてある白線の部分を、両側から突破したのであろうと思います。18日の段階では、この南北のラインの両側にウクライナ軍が侵入しています。その部隊が合流に成功したのであろうと思います。
その右側にある縦の白線の防衛ラインを突破すると、更に右側に別の「ロシアの防衛ライン」が見えます。
そのラインが、第2次防衛ライン(BBCの②の図だと第1次防衛線)の最終防衛ラインです。
ベルボベVerbove付近では、ロシアの第1次防衛ラインと第2次防衛ラインが合流して錯綜した状態にあるのは、書いた通りです。ロシア軍は、ロボティネ村Robotyneの南4km位の位置にあるノボプロコピウカ村Novoprokopivkaをウクライナ軍の進撃ルートだと予想してこのような防衛網の作り方をしたのだろうと思います。
幹線道路のT-0408を進むとノボプロコピウカ村Novoprokopivkaに行きつくからです。当然、そこの防衛網を厚くして多くの兵力を配置してウクライナ軍を待ち受けています。ウクライナ軍も一応、ノボプロコピウカ村Novoprokopivkaを攻撃しては、いると思います。
しかし、ウクライナ軍の主力が攻撃しているのは、東に迂回したベルボベVerbove付近だと思います。こちらの方が防衛網の作り方も薄いですし、兵力も少ないからです。
どちらを突破しても第2次防衛ラインを突破することに変わりは、ありません。戦いながらウクライナ軍は、より突破しやすい箇所を探し出したのであろうと思います。
ウクライナ軍が②のベルボベVerbove付近を突破する可能性が高くなったので、この方面の指揮官のオレクサンドル・タルナフスキー氏が・・・
「今後さらに大きな突破口が開けるだろう」と発言したのだろうと思います。
おそらく近いうちに①の図の一番下にある「ロシアの防衛線」と書かれた白線の防衛ラインを攻撃し始めるのではないか・と推測します。
意味するところは?
ベルボベVerbove付近のロシアの第2次防衛ラインは、「風前の灯火」状態と言うことです。
図②で見ると右斜め上方向から、第3次防衛ラインとこの地域の防衛網の拠点であるトクマクТокмакに迫ることになります。
この方面では、速度は遅いですがウクライナ軍優勢と言っていいと思います。
(2)秋から冬にかけてのウクライナ軍の行動計画
これも記事の中でウクライナ軍の指揮官が発言しています。この戦線では、ウクライナ軍は小規模の歩兵部隊が広く散開して攻撃するような攻撃方法を採用しているようです。
戦車や歩兵戦闘車は、ほとんど使っていないようです。理由は前線に近いとロシア軍に破壊されるからです。これらの装備は、後方から歩兵部隊の火力支援として活用しているようです。
つまり?
歩兵が戦闘の中心ですから、地面がぬかるんでもそれほど困らないと言うことのようです。雨が土砂降りなら無理ですが、雨が上がっていれば行動可能と言うことのようです。秋から冬にかけて、ノンストップでウクライナ軍は攻撃を続行するようです。
これは、ロシア軍はかなり困ると思います。秋の遅い時期にウクライナ軍の攻撃が一旦停止することを期待していたと思います。その間に物資の補給と備蓄や部隊の再編成を予定していたと思います。
ノンストップで来られると、ロシア軍は今の部隊の装備が喪失し(不足して)部隊の休養も再編成も出来ないまま戦闘を継続しなければ、なりません。今、明らかにロシア軍は不利な状況です。その体制を立て直す暇がなくなります。
ウクライナ軍の方は、部隊を入れ替えながら戦うと思います。非常にロシア軍にとっては、苦しい流れが続くと思います。私の見るところでは、この戦線ではウクライナ軍優勢です。そうなるのかどうか?
CNN
ウクライナ軍将官、冬の到来は反攻の妨げにならず 最大の突破口はこれから
2023.09.23 Sat posted at 11:58 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35209431.html
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/
まず、タンパク質が不足すると筋肉量が減ります。筋肉が減っていいことは、何もありません。体力低下、転倒事故が増える、免疫力が低下する・など老化のリスクが高まります。
中でも危険なのは、筋力低下が招く転倒事故です。
筋力低下は運動不足だけが原因ではありません。タンパク質の不足の方が大きな原因です。体内でタンパク質が不足していると、どうなるか?
筋肉からタンパク質を取り出して消費します。そのまま放置すると筋肉が細くなる・と言う実に簡単な理由です。
「運動+たんぱく質の摂取」でないと筋肉量は維持できません。
※この点に大きな誤解があるかもしれません。
二番目に、「これ物凄い誤解を生んでいるんじゃないのか?」と思うことがあります。
(1)「骨をつくるために欠かせない主な栄養素」
これで検索すると?
①カルシウム(骨の材料)②ビタミンD
(カルシウムの腸管からの吸収を助ける)③ビタミンK(体内に取り込んだカルシウムの
骨沈着の際に必要)の3つ。
これが一番先頭にヒットします。
この何が問題か?
これは、古い知識です。
新しい知識は?
(2)『骨粗しょう症の予防と治療 骨を作るのに必要な栄養素と摂取法』
更新日2022年7月19日
ネットで検索するとこの記事は簡単に見つかると思います。それによると?
カルシウム
ビタミンD
ビタミンK
ビタミンB
タンパク質(コラーゲン)
更に・・・
ビタミンD不足は骨折リスクを高める丈夫な骨づくりには、実はビタミンDが不可欠です。ビタミンDが著しく欠乏状態にある人は、足りている人と比べて、骨折リスクが6.55倍にもなることが報告されています。
比べると簡単に分かります。
(1)の古い知識は(2)の新しい知識で指摘されている「タンパク質(コラーゲン)」と「ビタミンB」が抜けています。
これが、ある病院のホームページの一部です。
骨粗しょう症の無料相談室
https://www.kohjin.ne.jp/liaison/liaison_03/contents_0301.html
病院や医療関係者すら、古い(1)の知識が正しいと考えているかもしれません。その例は、病院食です。よく牛乳のパックが出てきます。実は、これは病院食としては良くありません。出すならヨーグルトです。価格を考えたら卵1~2個であるべきです。
病院食では、1食に必要なタンパク質量は、全然足りないと言えます。卵換算だと3個必要です。
※骨粗しょう症が、なかなか減らないし改善されない理由が、何となく分かりませんか?
※これは、私の個人的な考えです。その点を承知の上、以下をお読みください。
(2)『骨粗しょう症の予防と治療 骨を作るのに必要な栄養素』
「これが不足している=理解されていない」
だから、そもそも食事の面で骨を作る栄養素が不足しているのだろうと思います。
従来の知識に加えて?
『ビタミンB』と『タンパク質(コラーゲン)』が必要です。
タンパク質が足りないとどうなりますか?
当然、骨が新しく作られなくなり骨は、もろくなります。
これが、骨粗しょう症の大きな原因だとしたらどうします?
高齢者の食事では、たんぱく質が不足しがちです。
不足すれば、筋肉量が減少するのは普通に理解できると思います。
しかし?
同時に骨を作る栄養素も不足しているのです。
骨を丈夫にしようと思ったら?
カルシウム
ビタミンD
ビタミンK
ビタミンB
タンパク質(コラーゲン)
この栄養素が必要です。
更には、ビタミンDの不足は・・・
ビタミンD不足は骨折リスクを高める丈夫な骨づくりには、実はビタミンDが不可欠です。ビタミンDが著しく欠乏状態にある人は、足りている人と比べて、骨折リスクが6.55倍にもなることが報告されています。
・・・・・・・
このようなリスクがあります。
知識が古ければ役に立たないどころか、むしろ有害でさえある場合もあります。
(1)の古い知識を正しいと思い込んで、(2)の新しい知識を無視したらどうなります?
確実に骨が、スカスカになります。
今度は武術についてです。
武術は、日本にもありますが当然ながら中国にもあります。中国の方が歴史が長い分、日本とは随分違います。
その違いを簡単に言うと合理性です。
中国式は、全て合理的に考えられている部分が多いと思います。
日本では、どちらかと言うと武器を使わない体術の部分を武術と言っているケースが、多いと思います。
柔道、空手、合気道・全部そうですね。
歴史の長い剣道だけが、武器を使います。
ところが中国式は、考え方が全然違います。
日本の武器を持たない格闘技の部分も当然、あります。
日本でよく知られていて普及しているのは、少林寺拳法です。
中国武術
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%AD%A6%E8%A1%93
「河南省嵩山にある禅宗の寺院である少林寺は武術の修行場所としても有名であるが、少林寺の武術の起源として、インドから来た菩提達磨が始祖であるという」
現在の中国武術は、ここから中国全土に広まったというのは大体、正しいようです。しかし中国は広いですし、歴史も長い分、どれだけあるのか分からないほど流派があります。
しかし、どの流派にも共通するのは戦うのに武器を用いることです。昔の時代ですから槍・長刀・棒などが主流です。流派により特殊な武器を使うこともあるようです。
あれあれ?
武器を使わない格闘技では、ないですね?
もちろん、武器を使わない格闘技も併せてあります。日本に伝わっている一般的な少林寺拳法は、この武器を使わない技の部分です。
どうしてそう考えるかと言うと、武器を使った方が有利に決まっているからです。武器が壊れて使えなくなったり、武器がない場合に、いわゆる拳法の部分が出てきます。
「柔道、空手、合気道」とは、全然考え方が違いますね?
しかし、沖縄空手では中国南派の影響を受けている流派が多いですから、主に棒を稽古で使う流派もあります。
中国武術では、戦う場合は武器で戦います。その方が強いからです。勝つために有利な選択をする合理性が見られます。と言うより、それが普通でしょうね?
武器を持った相手に素手で戦うのは、不利であり合理性に欠けます。
そのため日本の少林寺拳法の練習を見ていると素手で戦う場合は、相手が攻撃してきたときにそれに応じて動くような戦い方になります。この点は、合気道とよく似ています。
更に少林寺拳法の場合は歴史が長いだけに技が実に多いと思いました。人間の体で攻撃できる方法の分、それに対応する技があるようです。主に関節技です。相手の手や足を絡めとるように関節を決めてしまいます。だから相手は動けません。
降参すれば許してもらえるし、降参しなければ関節をへし折られる仕組みです。この辺りも合気道と似ています。もちろん瞬間殺す技もあると思いますが、それはどの流派でも高弟以外には教えません。
だから今の日本で道場のある少林寺拳法は、攻撃技ではなくて完全な護身術と言うべき格闘技のようです。例えば柔道や空手は、それで攻撃して勝とうとするでしょう?
少林寺拳法や合気道にそのような考え方はありません。相手が攻撃してきたら、それに応じて相手を制圧する=自分を守るのが主眼です。
少林寺拳法の場合は、中国では攻撃するときは当然に武器を使います。
こうやって聞いてみると?
なんだか、武道と言う言葉・あいまいですね。日本だと華道に茶道に、何でも道になります。
すっきり分かりやすく武術と表現した方がいいと思います。昔の人は、もっと正確に表現しました。
武器を使わない格闘技を、「体術」と表現しました。
剣道だって昔は、剣術です。江戸時代には、「撃剣」と言う場合もあります。
今でも「体術」の道場はあります。
甲州流柔術
https://www.kousyuryu.com/%E7%94%B2%E5%B7%9E%E6%B5%81%E6%9F%94%E8%A1%93top/%E6%96%B0%E5%AE%BF%E9%81%93%E5%A0%B4-1/%E4%BD%93%E8%A1%93%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9/
探せば、古武術の流派や道場は沢山あると思います。
体術(読み)たいじゅつ
https://kotobank.jp/word/%E4%BD%93%E8%A1%93-557297
素手で、あるいは短い武器をもって、敵を攻撃したり敵の攻撃を防御したりする術。柔術、拳法の類。
体術の別の言い方は?
それらは,組討,鎧(よろい)組討,小具足(こぐそく),捕手(とりて),捕縛,腰の廻り,やわら,体術,和術,柔術,白打(はくだ),拳法などと呼ばれたが,これらの無手あるいは短い武器をもって攻撃・防御する術を総称して,一般に柔術またはやわらと称した。
本来の日本語は、「体術」です。
武道などとは、言いませんでした。
なんだか、おかしいと思いませんか?
大体、色々ある武術のうちどれが武道でどれが武道でないか、分かりますか?普通に悩むと思います?
手裏剣は武道か?鎖鎌は武道か?ヌンチャクは、中国だけど、どうだ?
ちなみに、一般的な解釈は、このようです。
「武道は、武士道の伝統に由来する日本で体系化された武技の修錬による心技一如の運動文化で、心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、人間形成の道であり、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道の総称を言う。」
なんだか、意味が分かりますか?
この!こうるさい!オヤジめ!
でも、物事はきちんと理解するべきだと思います。
「武道について考えてみる」気になったのは、このような理由によります。結論は、調べてみたけれど良く分かりませんでした。そもそも、武士の表芸である「槍」が入っていないのは、忘れたんだろうと思いますが、忘れすぎでしょう!
この!粗忽者め!
※書いているうちに段々、馬鹿らしくなってきたのでこのシリーズは、③で終わりです。ほんと、無駄なことをしたような気がします。
武道
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E9%81%93
近代になって、西欧的なスポーツに学びながらそれに対抗して、近代的に再編して成立した運動文化」である。古武道と明確に区別する場合、現代武道と称する。
・・・
西久保弘道は、武術から武道へ名称変更を主唱し、大正時代に大日本武徳会副会長に就くと、武術専門学校を武道専門学校へ名称変更した。
2023年9月20日 11:55
武道について考えてみると?①<2023年9月
https://smcb.jp/diaries/9135385
そもそも、どうしてこんな事を考えたかと言うと?
動画を見ているうちに、沖縄空手の動画が出てきました。
随分、普通の空手のイメージと違っていたんですね・・
じゃあ、空手って何なの?
沖縄空手の突き技と蹴り技を抜き出して、術と言うより競技化したものだと分かりました。沖縄空手が本格的に日本に伝わったのが、大正時代です。
同じ時期に柔道も普及を図っていました。
その意味で違ったスポーツである空手を普及させることが柔道にとってもメリットがあったのだろうと思います。
従来からある古武術のイメージを変えて、柔道と空手と新時代の武術またはスポーツを浸透させる目的があったと思います。
古武術から出てきた武道が、柔道であり空手でありその後合気道が出てきました。
◎◎道・の名前になるのもこの時代です。
そうすると武道って何なの?
普通に思いませんか?
随分、あとの時代に作られて言葉です。
だから武道と言う言葉は、ありますが実際の中身がないことに気が付きました。
何となくイメージで分かったような心算でいても、実際には全然知らないのには、やや呆れました。
こんな漠然としたイメージで理解したような気になっていることは、実は武道以外でも沢山あります。
「アゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフの紛争」についても、同じでした。事実と正反対のイメージを持ち分かったような心算でした。調べてみたら、正反対で驚きました。
漠然としたイメージで物事を理解した心算になったり、あるいは不正確な知識を持って固定観念化している場合もあるかもしれません。
意図的にそうしている場合もあります。プロパガンダですね?
日本では、「原発安全神話」がありました。「安全神話」の部分は、まるで嘘話でした。それを日本政府は、せっせと国民に刷り込んでいたわけです。
エネルギー政策としての原発活用は、間違いではないと思います。
しかし、「原発安全神話」で嘘をついたために、エネルギー利用としての「原発」にまで否定的な考えが広まりました。
嘘と本当をごちゃまぜにして胡麻化したために、必要である本当のことまで否定されるような、馬鹿げた話になりました。
「原発安全神話」などで胡麻化さずに、きちんとエネルギー政策としての原発の必要性を説明し、また運営に関して万全の安全対策を取っていれば、福島第1原発事故は起きなかったと思います。
理由は、ほぼ同じ条件で津波に襲われた東北電力の女川原発は、際どい部分もありましたが事故は回避できたからです。
東北電力の女川原発と同じ程度の安全対策を取っていれば、福島第1原発事故は回避できたと思います。
「原発安全神話」を言っているうちに、言っている側も洗脳されてしまったという実に愚かな話です。原発が安全なわけがありません。「危険だから安全対策を万全にします・」と普通に考えることが出来なくなっていました。
まあ、余談になりましたが漠然としたイメージで物事を理解した心算になる危険性が、理解できると思います。
そう考えると似たような事は沢山あると思います。
2023年9月16日 0:23
立憲民主党の原口一博議員の信じがたい「ネオナチ政権」発言<2023年9月
https://smcb.jp/diaries/9132513
これなどは、その典型例です。
ウクライナ紛争について、何も知らないのだと思います。取り巻きにロシアのフェイクニュースを吹き込む人間がいるのだろうと思います。そのフェイクニュースを信じ込んで、「ウクライナ政府=ネオナチ」的なイメージで発言しているのだろうと思います。
調べもしない、深く考えようともしない。
こんな程度で漠然とイメージで考えれば、フェイクニュースなど簡単に入り込みます。
愚かの極みでしょう?
そこら辺のオッサンなら、笑われるだけです。
それが国会議員では、お話の外です。=論外
どの国も同じだな・と思います。
国土面積が広く、人口の多い国が豊かになり余裕が出てくると大体、自分の勢力圏の拡大を考え始めます。
中国は、その分かりやすい例で。経済力が大きくなり工業生産力が進歩してくると、中華思想が出てきて大中華圏の建設を始めました。つい最近の清王朝の時代まで中国は西欧と対極の東アジアの超大国です。中国が、落ちぶれていたのは清王朝が滅亡して共産主義中国が誕生して国力が衰えていた、歴史的にみるとごく短期間だけです。だから中国は、普通の中国に戻っただけと言えます。
それを手助けしたのはアメリカです。中国が巨大になりすぎてアメリカの勢力圏を脅かし始めたので、今度は中国封じ込めをしようとしましたが、中国経済は世界経済の中で大きなシェアを持つに至ったので、それも上手くいっているとは、言えません。
※インドもまた大国らしく振舞うようになりつつあります。南アジアにインド圏を作りたいのですね。
例えば、「Quad・クアッド」に参加しています。
『クアッド - Wikipedia』
しかし、インドにとっては「Quad・クアッド」は中国のインド洋への進出を妨げる目的しかありません。
アメリカ・日本・オーストラリアの考える「Quad・クアッド」とは、全然違います。単に便利だから便乗しているだけで、インドには西側に参加する気は全然、ありません。
ウクライナ紛争に対する態度を見ても明らかです。西側とは対立はしないけれど迎合もしない態度であるのは、はっきりしています。中国やロシアが主催する集まりにも平気で参加しています。
ロシアのガスや石油の禁輸では、まるで正反対の行動をとりました。安いから輸入量を大幅に増やしました。今では、インドで精製された石油製品が、ドイツに輸出されている状況です。
ロシアのガスや石油の禁輸は、ロシアに対する制裁としては無意味なものでした。むしろ、そのために去年の冬はエネルギー不足で困ったヨーロッパの小国が多かった皮肉な現状があります。
最近は、カナダともめています。
『インドとカナダ、互いの外交官を追放 シーク教活動家の暗殺めぐり関係悪化』
2023.09.19 Tue posted at 18:01 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35209257.html
『カナダ首相、国内の殺人とインド政府をつなぐ「信頼に足る主張」あると発言』
2023.09.19 Tue posted at 08:35 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35209217.html
真偽は不明ですが・・・
カナダ国籍を持つシーク教の有力指導者の暗殺事件が起きました。
カナダ政府は、この暗殺事件をインドの工作員が実行した事を強く疑っています。その関与が疑われる外交官を国外追放しました。
それが、双方の外交官を追放する事態に発展して・・・
「カナダ国民へのビザ発給停止」と言う処置に発展しました。
インドは、最近独裁的な傾向を強めています。
国内における思想統制的な動きも見られます。
インドのモディ首相の言動を見ていると独裁者的な傾向が見られます。
ヒンドゥー・ナショナリズム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
昔のインドの非暴力・非同盟・平和主義は、完全に後退したと言えます。インドの民主主義さえ制限される傾向が見えます。
結果として、「Quad・クアッド」の考え方は、事実上破綻していると言えます。インド・太平洋の考え方は、無理だと言うことです。
ブラジルも似たような事をやっています。国内の貧困や混乱は、放置して今の大統領は、外交ゴッコに実に熱心です。ウクライナ紛争の和平仲介に顔を出しますが、邪魔なだけで役には立ちません。
欧米が嫌いだからロシアとくっつこうとしますが、それは筋が悪すぎると思います。
インドは、もう少し巧妙ですが余り信用できる相手とは言えません。例えば貿易にしても自国市場を囲い込む傾向が強いです。
しかし、世界は欧米中心から欧米の対抗軸が緩やかに形成されつつあるのも事実です。欧米の論理を言いすぎると、反欧米的な動きが強まるかもしれません。その中心にあるのが、中国でありインドです。幸いなことに中国とインドは、きわめて仲が悪いです。覇権主義的な傾向を持つ国同士は、大概仲が悪いのが通り相場です。
ロシアは、自分が気が付かないだけで相当落ち目の旧大国です。ロシアの勢力圏の分け取り合戦が始まっていることを気が付かないのは、ロシアが極端なプーチン独裁にあるからです。誰もロシア国内では、まともなことをプーチン氏に意見具申できないからです。
さっぱり、結論になりませんでしたね?
アングル:シーク教徒殺害巡りインドと対立、カナダの主張に同盟国沈黙の理由
Steve Scherer、David Ljunggren
2023年9月21日午後 6:04 GMT+917時間前更新
https://jp.reuters.com/economy/4ZPVY7OGNRNYXJFRZQLLL5SWOU-2023-09-21/
インドが中国封じ込めを最大限、利用しているのは確かです。
例えば、高校生クラスの歴史教科書を例に挙げてニューズウイークが解説しています。
簡単に言うとプーチン氏の歪んだ考えと、旧ソ連崩壊の恨みつらみを書いたものです。
結論は、ロシアは正しくNATOが悪いことになります。今ロシアの置かれた現状もNATOの策謀であることにします。常にロシアが正しく、現状が悪いのはロシアが被害者であるとします。
ほぼフェイクニュースの世界です。それが現実に教科書になって、しかも教育されている驚くべき現実があります。
ほぼこれは記事になりません。時々AFPが少しだけ記事にする程度です。
だから普通の人は、日本も外国もロシアのほぼ陰謀論に満ちた今の社会を知ることは、ないと思います。
このようなプロパガンダが、教育だけではなくロシア社会全体に行われています。だからそのフェイクニュースに満ち溢れたプロパガンダを信じるロシア人もいるわけです。反対意見を全部封殺した結果、ロシアに流れるニュースは、フェイクニュースに満ち溢れたプロパガンダしかありません。
だから戦争は悪いから止めようとか、ロシアに非があるような話は、禁止されます。
戦争中の日本だって、ここまでは歪んでいなかったと思います。つまり、話し合いの余地は全くない・と言うことです。それを伝えるマスコミは外国を含めて、ほぼありません。
以下のブログ記事に目に留まった記事をまとめました。読むと驚くと思います。
※ご参考
2023-09-19
ロシアの超おかしな軍国教育
https://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2023/09/19/211505