テコンドーを中心とした筋トレ、アンチエイジング

年齢に関係なく、筋肉、脳は鍛えるほどその重量、能力は増加します
テコンドーはインナーマッスルもバランスよく鍛えられます

瞬発的、爆発的な運動能力に必要なクレアチンをご存知ですか?

2022年07月06日 13時25分23秒 | HIIT

クレアチン

クレアチンをご存知ですか?

加齢を重ねると瞬発力が無くなったり、動きが鈍くなりますが、クレアチンを飲むことにより、それが改善されます。

はじめに

クレアチンとは クレアチンとは、アミノ酸の一種で、体内で合成することができる成分です。 大部分がクレアチンリン酸として筋肉に存在しており、筋肉が収縮する際のエネルギーであるATPの再合成に利用されます。 クレアチンはアルギニン、グリシン、メチオニンといったアミノ酸から、主に肝臓や腎臓で合成されます。

その効果は、以下の通り

 

.筋肉が付きやすくなり、基礎代謝が向上

2.高負荷トレーニングへの耐久力向上

3.持久力の向上

4.運動中の筋肉疲労の緩和

5.筋肉疲労の回復力向上

 

🌟クレアチン(クレアチンリン酸)の作用

筋肉内のクレアチンリン酸系は、数秒足らずで、酸素を必要としない瞬発的な動き(高強度)で大きな役割を果たすエネルギーです。

爆発的なエネルギーを発生するクレアチンリン酸系では、クレアチンリン酸から ATP を瞬時につくり出し、俊敏な爆発的な動きに対応してくれます。

お肉、魚に多く含まれるクレアチンを摂食することにより、80%は筋肉にクレアチンリン酸として蓄えられます。残りの多くは脳にもクレアチンリン酸として蓄積されるようです。

体内でも1日役1グラム、アミノ酸からクレアチン作られますが、加齢と共に作成能力が落ちてきます。

1日、23グラムのクレアチンが尿から失われてますから、123グラムくらいのサプリメントでの補充が望ましいと言われています。

 

そもそも、エネルギー代謝は、

出力の高い順番に、無酸素性エネルギー代謝の1.クレアチンリン酸系、2.グルコース解糖系そして3.有酸素性エネルギー代謝に3大別されます。

最大運動時には、それぞれ、クレアチンリン酸系は、瞬時にピークを持ち持続10秒足らずで、グルコース解糖系では1分をピークに、有酸素エネルギー系では20分をピークに徐々にエネルギー出力をしていきます。


有酸素性エネルギー代謝は、主にミトコンドリア内で行われます。グルコースや脂肪酸や多くのアミノ酸は、アセチルCoAにまで代謝され、クエン酸回路に入り、さらにこのクエン酸から呼吸鎖に入り、そこで大量のATPが産生されます。

この過程は酸素を必要とするため有酸素性エネルギー代謝と呼ばれます。

 

運動時には運動強度や運動時間により、無酸素性エネルギー代謝と有酸素性エネルギー代謝が、シーソーの関係でエネルギー源を供給しています。

 

グルコース解糖系では、筋肉内のグリコーゲンが主なエネルギー源として利用され、有酸素性エネルギー代謝系では、脂肪酸が主なエネルギー源として利用されます。

 

 

筋力と身体機能が有意に向上し、運動効果も一層高まることが証明されています。

運動と併用し摂取することで体脂肪の減少も証明されています。

https://sndj-web.jp/news/001225.php

 

 

付録

 しかし、牛肉や豚肉のクレアチン含有量は1kgあたりで45g、魚類ではとくにクレアチンを多く含むニシンでも1kgあたり6.510g、サケやマグロ、タラで1kgあたり34.5gほど。さらに、クレアチンは熱に弱く加熱により減少するため実質6080%になるそうです。

 

https://melos.media/wellness/58759/

 

付録 クレアチンのサプリとしての摂り方

A.短期間にクレアチンの体内貯蔵量を増加させる摂取方法

 

  1. クレアチン20g/日を4回~5回に分け、5日~7日間摂取し、クレアチンの貯蔵量を増加させる(ローディング期)
  2. その後、2g5g/日を摂取することで、クレアチンの貯蔵量を維持する(メンテナンス期)

ローディング(短期間の多量摂取)のみの摂取でメンテナンス(継続的な少量摂取)をおこなわなければ、貯蔵量は低下していくため、メンテナンス期の継続摂取も重要です。

 

B.クレアチンの体内貯蔵量を徐々に増加させる方法

 

クレアチン3g/日を継続的に摂取する

この摂取方法をおおよそ4週間続けることで、ローディングした場合と同等量の貯蔵量に達します。

 

https://grong.jp/amino-quest/creatine-loading-period-method/

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1af5174eab9f1c369d8f7a0162e788bc7a6f0c54

クレアチン酸を産生するクレアチンの筋線維内への取り込みは、インスリンによって活性化されることから、糖質と組み合わせて摂取すると、より大きな効果が得られます。したがって、食事直後の血糖の上がるタイミングに摂取するのが貯蔵量増加につながると考えられます。

http://www3.fctv.ne.jp/~judo/gakujyutu/jyouhou/energy/tani/criachin.html

 

https://www.kango-roo.com/learning/2102/

 

付録

近年クレアチンは筋肉量や筋力だけでなく、記憶力や知力といった脳機能に対しても有用であることが証明されてきています。

実際、筋肉だけでなく、脳及び神経細胞にも多くのクレアチンが貯蔵されています。

https://sndj-web.jp/news/000855.php#:~:text=%E8%84%B3%E6%A9%9F%E8%83%BD%EF%BC%88%E8%A8%98%E6%86%B6%E5%8A%9B%E3%83%BB%E7%9F%A5%E5%8A%9B%EF%BC%89,%E6%80%A7%E3%81%8C%E7%A4%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82

 

付録

閉経後の女性でも、クレアチン(0.1 g/kg体重/日)を12カ月、ウェイトトレーニング(3/週)と併用して摂取すると、

骨粗鬆症が改善したと言う報告があります。

 

https://sndj-web.jp/news/001481.php

 

https://sndj-web.jp/news/000855.php#:~:text=%E8%84%B3%E6%A9%9F%E8%83%BD%EF%BC%88%E8%A8%98%E6%86%B6%E5%8A%9B%E3%83%BB%E7%9F%A5%E5%8A%9B%EF%BC%89,%E6%80%A7%E3%81%8C%E7%A4%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82

 

 

おまけ

トレーニングを重ねると、運動時のエネルギー源に占める脂肪酸の比率が大きくなり、もうひとつのエネルギー源であるグルコースの消費を節約することにつながります。その結果として限られた貯蔵量しかないグリコーゲンの消費が節約されて、スタミナの増大に貢献することとなります。

 

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-001.html

 

このため、PCrが供給不足になるまで、筋肉は無酸素運動を続けられるのです。 筋肉を再び休ませると、ATPを再生するためにPCrから分離されたホスホリル基が再びクレアチンに戻り、クレアチンが PCrに戻ります。PCrの「貯蔵」が以前のレベルに戻ると、次の運動中にATPを供給できる状態になります。

クレアチンは体内でゆっくりと時間をかけて分解されます(代謝のセクションを参照)。 この自然に失われる分を補うため、平均的な成人の場合、123グラム前後のクレアチンを摂る必要があります。

1990年代以降、多くのアスリートと科学者が、クレアチンは運動耐性、筋力、除脂肪量に最も効果的な栄養サプリメントと考えるようになりました。筋力トレーニングの場合、クレアチンの補給は、筋力と反復回数の両方を上げる一貫した効果を示しています。

2030代、体重70kgの標準的な男性の場合、1日当たり約1グラムのクレアチンを合成します。この値は年齢と共に低下します。 女性の場合、この数字は男性よりもやや低くなります。

クレアチンは、酸素ラジカルによる細胞のダメージを抑える抗酸化剤として機能することが知られています。さらにクレアチンは、細胞のpH(酸性度)を緩衝するのに役立ちます。これは、細胞内液が酸性化しやすい激しい運動中には最も重要です。

https://www.creapure.com/jp/kureatinfaq/kureatinnogai-yao


乳酸は疲労物質でなく、エネルギーということをご存知ですか?

2022年05月26日 20時35分50秒 | HIIT

乳酸は疲労物質ではなく、エネルギーという事をご存知ですか?

脳の神経細胞は、グルコース、ケトン以外にも乳酸をエネルギーとします。

速筋の激しい運動で溢れ出た乳酸が遅筋、脳、心筋などに流れそこで効率良く消費される訳です。

筋肉には、グリコーゲンという多糖が蓄えられ(全身の8割)、運動時に分解されブドウ糖となり、筋肉を収縮させるエネルギーとなります。その糖の分解過程で産生されるのが乳酸です。激しい運動をすると糖をたくさん消費すると同時に速筋では、乳酸も多く産生されます。

 乳酸は、以前は疲労物質と考えられてきましたが、ブドウ糖と同様にエネルギー源であり、筋肉で使用しきれないほどの乳酸が出来ると、全身に溢れ出します。

心臓、脳細胞にも利用されるわけです。

さらに、特に、運動中の脳のエネルギーは、糖質ではなく乳酸である事もわかってきました。

https://news.line.me/issue/oa-tarzan/aiozp7ddasi3?mediadetail=1

この仕組みを利用すると、食事前に筋トレすると、筋肉のグリコーゲンが枯渇し、食事の糖分は、優先的に筋肉でグリコーゲンに変換される訳で、血糖値の上昇、糖質の脂肪への変換が妨げられます。

さらに、食事後も筋トレすれば、さらに、食後の血糖が取り込まれることになります。

 

最近では、筋肉疲労の原因は、乳酸の生成過程で水素イオンが作られるため筋肉が酸性に傾くこと、エネルギー源である筋グリコーゲンの蓄えが少なくなることなどが関係していると考えられてます。

 

解糖系(嫌気的代謝)では、筋肉を収縮させるエネルギーを得るために、筋肉に蓄えられたグリコーゲンをピルビン酸から乳酸に分解します。このエネルギー発生のしくみは乳酸性機構と呼ばれており、血液中に増えた乳酸の量を測定し体内に急激にその量が増え始めた値(乳酸性作業閾値 LT: Lactate Threshold)は、運動強度の目安として用いられています。
血液中の乳酸は、肝臓でグリコーゲンに再合成され、再びエネルギー源として利用されます。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-045.html

https://brand.taisho.co.jp/contents/tsukare/detail_125.html

🌟乳酸の作用の説明

 

1.PGC−1αの増加でミトコンドリアの増加と機能亢進

2.TGF−β2を脂肪細胞に作らせ脂肪燃焼、インスリンの効果増強

3.筋肉の増強

4.遅筋、心筋、脳細胞のエネルギー源

 

ちなみに、

PGC−1αの増加させるには

1.運動

2.AMPキナーゼの亢進

3.アイリシンの増加

4.サーチュイン1遺伝子の活性化

5.乳酸

 

ミトコンドリアを作り出す役割を果たすのは、運動によって筋肉から分泌されるPGC−1αというタンパク質です。そのPGC−1αが現れるきっかけは、以下のさまざまな因子があります。

運動によって発動し、インスリンに代わって糖質を細胞に取り込むAMPキナーゼという酵素が挙げられます。

同じく運動によって筋肉から分泌されるアイリシンというミオネクチンです。長寿遺伝子と呼ばれるsirtuin1遺伝子も挙げられます。

そして、乳酸もその因子のひとつです。

 

乳酸はミトコンドリアの機能アップだけでなく、数を増やす役割も果たします。乳酸は強度の高い運動で増えます。有酸素運動の刺激でミトコンドリアが増えるから、陸上の長距離選手にスタミナがあるのは当然ですが、ボートやスピードスケートの選手も負けず劣らずのスタミナを備えています。

筋トレで乳酸を作り出すことによってミトコンドリアが増え、エネルギー代謝が高まるロジックが脚光を浴びてきました。

 

2019年、『ネイチャー・メタボリズム』という学術誌に発表された内容は、マウスに運動をさせて筋肉で乳酸を大量に作らせたところ、その乳酸が脂肪組織を刺激してある物質が分泌され、それにより脂肪代謝がアップし、インスリンの働きが良好になり、脂肪にまつわるさまざまな炎症反応が抑えられたといいます。

その物質の名はTGF−β2で、TGF−β2は善玉アディポサイトカインの一種。もともと胎児の成長や炎症の抑制に関わることは知られていたが、乳酸の刺激で分泌され脂肪燃焼やメタボの改善作用があることが初めて明らかにされました。

乳酸には脂肪燃焼を促す可能性があるだけでなく、筋肥大にも有効という実験結果もあります。

 

 

https://tarzanweb.jp/post-238543?heading=2

 

https://biz.arkray.co.jp/lact/hatta/index.html

付録1

運動時には活動筋が活性化するだけでなく、脳内の神経細胞も活性化します。その際には、さらに脳内のアストロサイトに貯蔵されるグリコーゲン由来の乳酸が、運動時の脳における重要なエネルギー源として持久性の維持に貢献してます。

 

https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20170525170022.html

 

 

付録2

ミトコンドリアを増やすPGC-1αの発現には、AMPキナーゼの増加、長寿遺伝子の活性化、運動系では、ミオカインのアイリシン、高強度運動で速筋から出る乳酸の4種が挙げられます。

乳酸には脂肪燃焼を促す作用もあり、筋肥大にも有効です。

 

 

付録3

筋肉を動かすエネルギーシステムには、三系統あります。ATP-CP系、乳酸系、ミトコンドリア内の酸化機構です。

短距離走の爆発的な力は、ATP-CP系です。これを高めようとするならクレアチンのサプリを摂ることが推奨されます。

中距離走の比較的継続した力強い力は乳酸系で、マラソンのような継続的な力は、酸化機構です


筋トレが女性にとって皮膚の若さを保つのに良い二つの理由

2021年01月27日 17時12分03秒 | HIIT

女性にとって筋トレが皮膚の若さにも良いのをご存知ですか?

まず、筋トレ、運動で男性ホルモン生成力が増すのをご存知ですか?

男性ホルモンは多くは精巣で作られますが、そのほか女性にもある副腎でも作られます。

🌟さらに、筋トレとか筋肉を動かした時には、筋肉から男性ホルモンが作られる事がわかった来ました。そもそも男性ホルモンや女性ホルモンは、体内でDHEAという前駆体から作られますが、この前駆体はテストステロンの100500倍の量が血中にあります。そのDHEAを、精巣だけでなく筋肉(骨格筋)活動時には、テストステロンに変換していることが証明されています。

🌟作られたテストステロンは、女性の場合には、皮膚にもあるアロマターゼによりなんとエストロゲンに変換されるんです。女性らしいしっとりとした肌になります。

🌟さらに、筋トレにより成長ホルモン分泌されるので、コラーゲンなどの美肌成分が増殖します。

高強度の筋トレ、運動の方が多くの乳酸が発生するので、より多くの成長ホルモンが分泌されます。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj1944/112/1/112_1_51/_pdf/-char/ja

https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/120/7/120_1483/_article/-char/ja/

https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK1400K_U0A011C1000000/?page=2


運動筋トレ、絶食食事制限に次ぐ、第3の長生き遺伝子活性化因子のアディポネクチン

2020年12月12日 13時39分38秒 | HIIT

運動筋トレ、絶食食事制限に次ぐ、第3の長生き遺伝子活性化因子のアディポネクチンに注目しましょう。

100歳長寿をセンティネリアンと言いますが、正常の脂肪組織から出るアディポネクチンのホルモン量が、若者の2倍もあったそうです。

ポイントは、悪さをする内臓脂肪をつけないで、ある程度の皮下脂肪を保つ事が大事ということです。

若返り遺伝子であるサーチュイン遺伝子活性化、抗癌作用、ミトコンドリアの活性化を導くには、運動筋トレ、絶食食事制限により、図のようなプロセスで起こりますが、これらがなくても、正常脂肪細胞から沢山出るアディポネクチンで、楽して長寿が達成出来るわけです。

そのためには、普段から内臓脂肪を溜めない事がすごく重要になってきます。

胃のあたりが、ぽっこりしてる人はこの可能性が高く、体脂肪計で確認して、早急に改善しましょう。

 

 


筋肉で作られる若返りホルモン、マイオカイン

2020年08月09日 08時36分05秒 | HIIT

筋肉で作られる若返りの秘訣のホルモンマイオカイン

写真は、80歳を越えたボディビルダーの方の写真です。高齢になっても筋トレをすれば、綺麗な筋肉がつき、肌も若返るといわれています。
 
筋トレなどの運動をすると、テストステロン、成長ホルモン、セロトニン、エンドルフィン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの様々なホルモンの分泌が誘導されますが、それ以外にも筋肉自身からも様々な若返りにも有効なホルモンが分泌されることが分かってきました。これら筋肉からでるホルモンを総称して、マイオカインと言います。
 
マイオカインは、運動をすると筋肉でつくられ、全身にめぐってさまざまな健康効果を引き出すことから万能ホルモンとも呼ばれます。
 
マイオカインは、分かっているだけで30種類以上あり、アディポネクチンを初めとして、アイリシン、IGF-1、SPARC、IL―6、 FGF―21などがよく知られています。

マイオカインの効果
 
①健康・長寿 
アディポネクチンは、長寿&ヤセホルモンとして知られています。
長寿の方、特に100歳以上の高齢者の血液中に多く存在することも知られています。
アディポネクチンは、動脈硬化を抑える作用、糖尿病を抑える作用、ガンを抑える作用が報告されています。さらに、やせホルモンともいわれ、血液中で運動と同様の脂肪燃焼効果を発揮します。
アディポネクチンは、もともと脂肪細胞や肝臓から分泌されることが知られており、脂質を分解する作用がある。これは、糖尿病や、脂質異常から来る動脈硬化を防ぐ効能があるが、10年ほど前、筋肉からも分泌されていることが判明しました。さらにアディポネクチンが脳内に入り込み、海馬の神経の新生(新しく作られるという意味)を促すという報告がなされたのです。ストレスやうつ病、認知症になると脳神経が新生されず海馬が萎縮してしまうのですが、運動をすることによってこれができ、海馬に新たな神経が増える可能性が出てきています。
 
②肥満や糖尿病の防止
 IL―6、FGF―21、アイリシン、アディポネクチンがこの効果があります。
③ボケ(認知症)の防止
 アディポネクチン、アイリシン、IGF―1が、この効果があります。
④大腸ガンの防止 
SPARCが、この効果があります。大腸がんのがん細胞を“自殺(アポトーシス)”させる働きがあることが知られています。
 
その他:FGF―21も、肝臓で脂肪を分解する。また脂肪細胞に作用し、燃焼させると考えられています。肝硬変につながる脂肪肝を改善するマイオカインです。
BDNFというマイオカインが脳の認知機能の改善に関わっているのと言われています。


マイオカインが分泌されやすい運動は、どのようなものか?
 
下半身の筋肉は量が多く、そこからのマイオカイン分泌量が多い(太もも・ふくらはぎの筋肉)と期待されるのでスクワットが効果的です。
マイオカインは、新しく作られた筋肉から作られその筋肉から約4カ月分泌されます。
1日だけの激しい運動をするよりも、毎日継続してソフトな運動をした方が、マイオカインの分泌がいいということが、言われています。
運動をすればするほど分泌量が増えるわけではなく、一定量以上は分泌されないと言われています。
 
時間がない人は、タバタメソッドなどのHIIT(高強度インターバルトレーニング)を4分間です。筋力増強、心肺機能アップ、脂肪燃焼効果があります。
 
時間がある人は、筋トレなどの無酸素運動のあとの有酸素運動です。
例えば、ゆっくり時間をかけてスクワット10回(無酸素運動)後のウォーキング1時間(有酸素運動)です。
この方法は、脂肪燃焼効果も高まるので、もちろんダイエットにも有効です。
 
マイオカインを増やす食べ物
 
タンパク質がよく、特に乳製品に含まれている乳タンパク質がより効果的で、チーズやヨーグルト、牛乳が推奨されます。
1回の食事で大量に食べるのではなく、1日の食事でバランスよく摂りましょう。食事を4回に分けるのもより効果です。
糖質も同時に摂取する方がいいとい言われてます。
 
付録1
 
筋トレ自身の効果
 
1.ミトコンドリア増加により代謝が上がる
筋肉が増えるとミトコンドリアの数が増えます。
これにより、糖代謝機能も上がりますので、太りにくく痩せやすい身体が出来上がります。
さらに運動後過剰酸素消費量(EPOC)が起こります。つまり、筋トレ後は、身体が酸素を必要とし、脂肪燃焼モードが継続します。
 
2.マイオカインによる脂肪燃焼効果アップ
筋トレを行うとマイオカインが出て、脂肪やグリコーゲンの分解を促します。
マイオカインの中で脂肪燃焼で代表的なのが、IL-6です。
このホルモンは、糖の取り込みや、肝臓での脂肪分解を行います。
FGF-21というホルモンは、肝臓で脂肪を分解するだけでなく、脂肪細胞に働きかけ脂肪燃焼を促進させます。
アディポネクチンは、傷ついた血管の修復を行い、動脈硬化を抑えます。アディポネクチンは内臓脂肪が増えると分泌が低下してしまいます。
 
3.睡眠の質が上がる
筋トレを行うとハッピーホルモンであるセロトニンが分泌されます。セロトニンは、夜寝るために必要な睡眠ホルモンであるメラトニンを作る原料になります。
つまり、筋トレをするとセロトニンが分泌され、それをもとに睡眠ホルモンのメラトニンが作られ、寝つきが良くなり、それにより成長ホルモンの分泌もしっかり行われ、細胞の再生が行われるだけでなく、ホルモンバランスも整い痩せ体質になります。
 
付録2
 
運動、筋トレの注意点
 
ゆっくりと筋肉を伸ばす静的ストレッチを行うと、副交感神経が優位になり筋力が低下します。
また、筋肉内には筋肉の伸ばされ方を測るセンサーの筋紡錘があり、これはストレッチをすると感度が下がり筋力を発揮しづらくなります。ストレッチは、筋トレ後にすることで、筋肉の血流量をアップさせて疲労回復を促すほうが理にかなっています。
お勧めは、反動をつけて筋肉を伸び縮みさせる動的ストレッチ、または、トレーニングと同じ動作をごく軽い負荷で行って、体を温める程度のウオーミングアップとしても良いです。
 
筋トレ中はむしろ1日4食取る。糖質も必要
せっかく筋トレするのだから、食事を我慢して一気にやせようというのは逆効果。筋トレ後に筋肉量を増やすためには、細胞内でのタンパク合成が必要です。食事をするたびにタンパク合成は高まるので、食事回数を多くするほうが有利。もちろんそのぶん摂取エネルギー量が増えると太ってしまうので、全体の食事量は一定にしたままです。
 
糖質が制限された状態では、筋トレ後に細胞内にエネルギーが行かず、筋肉が分解されてしまう。筋トレした日はタンパク質とともに糖質を取ることが重要です。
 
筋トレ後に取った糖質は脂肪になりにくい
糖質を取るとインスリンが上昇し、インスリンは筋肉の増加にも働きかけるため、全く取らないのもだめです。
筋トレ後は、インスリンが脂肪細胞に働きかけにくいということも分かっています。つまり、甘いものを食べたいなら、筋トレ後に食べるのは良策です。
 
付録3
 米国の運動ガイドライン2008年版では、早歩きを1日30分、週5回以上、30分の筋トレを週2日行うように推奨しています。人間も、運動後のほうが20%も早く単語の記憶ができることが分かっています。つまり適度な運動が脳を刺激して、記憶力もアップしていくわけです。
 
付録4
HIITでは、有酸素運動と無酸素運動を短時間に繰り返し行うため、それぞれの運動のメリットが得やすいとされています。HIITを行うと、有酸素運動よりも高い最大酸素摂取量の向上効果や、持久力のアップと脂肪燃焼などが期待できます。
また、筋肉に負荷をかけて筋トレを行うため、筋力アップも期待できるでしょう。
短時間で体脂肪の減少・ダイエット効果が期待できる
筋肉に高負荷をかけるHIITトレーニングは、アフターバーン効果により運動後も長時間脂肪燃焼効果が持続します。
 


空前絶後の質、量の京都国立博物館の刀剣の特別展、京のかたな

2018年10月01日 00時29分18秒 | HIIT

空前絶後の規模の京都国立博物館の京のかたな特別展

行って来ましたー、凄い人出、入館前にすでに長い行列です。中に入っても前列で見るには経路始めの3階から長蛇の行列で進行は遅い状態。2列で見るのは行列いらないルールなので、比較的短時間で、太刀、刀だけを2列目から覗き込むように見て回りました。多くの国宝、重要文化財の数々。写真でしか見たことの無いような貴重な太刀、刀を充分堪能出来ました。ほぼ全館が刀の展示というスケール。
国宝のへし切り長谷部の前に立つと何かゾクゾクとよだつものを感じました。この刀は織田信長が、敵対した茶坊主を隠れていた膳棚ごとへし切ったという曰く付きの名刀だからかもしれません。
帰りに買った「図録みやこの刀」は特別展の全出展物の明瞭な写真と詳細な解説で百貨辞典のような分厚さです。貴重な宝物となりました。

https://www.lmaga.jp/news/2018/09/49221/

 


お腹が空いた時が筋トレの絶好のタイミング‼️

2018年09月01日 10時20分36秒 | HIIT
 お腹が空いた時が筋トレの絶好のタイミング‼️

お腹すいた時が、筋トレなどの運動のタイミングです。低血糖になると脂肪組織から脂肪が溶け出して脂肪酸が血液中に出てきます。
お腹が、ぐうとなるタイミングでもあります。
ここで少し強めの筋トレなどの運動をして、筋肉に脂肪酸が取りこんで、ミトコンドリアでエネルギーに変えると、ドンドン脂肪を減らしながら筋肉を育成出来る訳です。一石二鳥でしょう。
(逆にお腹すいたとき、キャンディなどの甘いものをとると、脂肪酸がへっこんでしまい、チャンスを逃してしまう形になります。)

付記
遊離脂肪酸が、視床下部の摂食中枢に働き空腹を感じるので、遊離脂肪酸を減らす筋トレをすると、空腹感が抑えられます。
皆さんも、激しい運動をした後はそれほどお腹が空かないことを経験されていると思います。

写真は、僕も良くしているスモウスクワットです。4分間でいいですから、タバタメソッドのような高強度インターバルトレーニングを意識してしてみて下さい。


https://www.health.ne.jp/library/3000/w3000111.html


https://matome.naver.jp/odai/2137796003158296301