16時間プチ断食中に食べていいものにナッツやチーズ、無糖のヨーグルト、あとは、MCT(中鎖脂肪酸)オイルがあります。
ココナッツオイルには、このMCTオイルが60%含まれていますが、その他の飽和、不飽和脂肪酸も含みます。
MCTは、小腸から吸収されて、すぐそのまま肝臓に行き、ケトン体に変換され、筋肉、脳で消費されます。
サッカーの長友選手が飲んで活躍している事は有名ですね。
ケトン体には老化と寿命を制御しているサーチュイン遺伝子のスイッチをオンにする作用があります。
実際には、ケトン体にはサーチュイン遺伝子3のスイッチをオンにして、ミトコンドリアの働きを活性化し、がん細胞をアポトーシスに導く作用があります。
運動前に、MCTオイルを接種すると、持久力が1.5倍になります。
摂取後2時間でケトン体産生はピークになります。
https://kyowa-station.jp/16jikandanjiki-ko-hi-miruku/
中鎖脂肪酸を摂取すると、小腸から吸収されそのまま肝臓でケトン体が生成されます。
ケトン体は、通常は、糖質制限などで体内のグリコーゲン(糖)が枯渇した状態の時に脂肪を燃焼して生成されます。
ケトン体はグリコーゲン(糖)よりも10倍ほどエネルギー効率が良く、かつ脂肪を燃焼して生成されるため、脂肪はほぼ無尽蔵⁉️にあるため、非常に効率の良いエネルギーとして、注目を集めるようになりました。
中鎖脂肪酸は、このケトン体の生成を助ける働きがあるため、脂肪をエネルギーとして使う体質(ケトン体回路)に切り替わりやすくする効果もあります。
糖質が体内にある状態でも、MCTオイルはケトン体を生成してくれるのがポイントです。
普段の食事にMCTオイルをプラスするだけで、ケトン体回路が働きやすくなるのです。
(例えば、ダイエット初心者で緩やかな糖質制限をしている時は、通常ケトン体回路に切り替わりにくい状態ですが、MCTオイルを摂取すれば、ケトン体回路を動かすきっかけとなり、ケトン体を効率的に生み出してくれます。)
またMCTオイルは、一般的な油のおよそ10倍のケトン体を生成することが判明しています。
https://www.nisshin-mct.com/contents/page198.html
脂肪を狙い撃ち!簡単3ステップでケトン体回路になる方法 | 仙台勝山館ココイル
また、MCTの摂取によって筋肉量が増えるというデータもあります。運動により筋肉を使うと、筋肉の組織は破壊され、運動後、壊れた筋肉は自力で修復しますが、前よりも強い筋肉をつくろうとします。実験では、MCTの摂取はその筋肉合成力を高めている可能性が示唆されました。
さらに、MCTは脂肪を蓄積しにくいだけでなく、筋肉中のミトコンドリアを増やす働きがあります。(ミトコンドリアは、脂肪を燃焼させ、体を動かすエネルギーを作り出す、いわば脂肪燃焼工場です。)
継続的にMCTを摂取してミトコンドリアが増えれば、脂肪を効率よくエネルギーとして使うことが出来ます。
MCTオイルには、エネルギーとしてすばやく利用される性質があり、長鎖脂肪酸の油と比較して体重や胴囲の減少に効果があるという報告があります。
実験では、オリーブオイルと比較して体重を減少させる効果が高いという結果が報告もあります。
また、ココナッツオイルと比較しても、より満腹感がより持続するとの報告があります。
MCTオイルは身体の疲労のパラメーターである乳酸の蓄積を減らすのに役立ちます。
運動の前にMCTオイルを摂取すると糖質の代わりに脂肪を利用しやすくなると考えられ、持久的なスポーツを行う際に利用できるエネルギー量を増やすはたらきも期待できます。
MCTは長鎖脂肪酸と比較して、人体のエネルギー源のひとつであるケトン体を10倍以上多く作り出すことが分かっています。
このケトン体は、ブドウ糖をエネルギー源としてうまく利用できなくなった認知症の脳の代替エネルギーとして活躍し、脳細胞の栄養元となります。
実際、軽度から中程度の認知症でMCTの投与が症状を改善したという報告もあり、今後の治療への応用が期待されています。
糖質制限や断食でケトン体が作られた時、サーチュイン遺伝子と呼ばれる遺伝子のスイッチがONになります。
サーチュイン遺伝子は、細胞内でエネルギー源を作り出す小器官であるミトコンドリアを増やし、細胞内の異常なたんぱく質や古くなったミトコンドリアを除去することで、新しく再生するオートファジーを働かせてくれます。
このサーチュイン遺伝子は別名、長寿遺伝子や若返り遺伝子とも言われ、老化の原因といわれる活性酸素の発生抑制、免疫細胞の暴走を食い止める機能をもつとも言われています。
MCTオイルを添加したコーヒーを飲むことでダブルに空腹を抑えることができ、16時間断食には、楽にすることができるMCTオイル併用はお勧めです。
でも夕方以降は、睡眠のサイクルが乱れるので、コーヒーはやめて、ノンカフェイン飲料にMCTオイルにしましょう。
ケトン体ができやすいMCTオイルを使うことで脂肪が燃えやすくなり、ダイエットに効果的です。
まとめ
魔法のようなアンチエイジングオイルのMCTオイル
MCTオイルは、
小腸で吸収後、そのまま肝臓に行きケトン体を産生が2ー3時間でピークを迎え、筋肉、脳のエネルギーになります。
1.長生き遺伝子の活性化、ミトコンドリアの増強、オートファジーの促進がされます。
2.解糖系と同時にケトン回路が回せるので、グルコース、グリコーゲンの消費を抑えながら、持久力が増します。
3.内臓脂肪などの分解促進効果があります。
4.筋肉の増強効果があります。
5.16時間プチ断食の間に摂取しても大丈夫です。
https://kyowa-station.jp/16jikandanjiki-ko-hi-miruku/
https://www.nisshin-mct.com/contents/page195.html
https://www.cocowell.co.jp/blog/2021/02/17/ct202102feature/
付記1
中鎖脂肪酸の摂取により、中強度運動における血中乳酸濃度の有意な低下、高強度運動における疲労困ぱいまでの運動持続時間の有意な延長が認めらる。
https://www.nisshin-oillio.com/company/rd/dokuji/mct.html
付記2
ちなみに、乳酸のトランスポーターはMCT(モノカルボン酸トランスポーター)と呼ばれるもの。モノカルボン酸はピルビン酸、乳酸、脂質分解の過程で作られるケトン体などの総称です。
安静時、ピルビン酸が多いときはピルビン酸の、運動時に乳酸が増えたときは乳酸の、糖質制限でケトン体の濃度が高くなったときはケトン体のMCTが発動し、ミトコンドリア内に取り込むという仕組み。
カラダはそのとき最もリーズナブルな代謝ルートを選択する。ミトコンドリア内にこうした乳酸の取り込みに作用するMCTが存在することを突き止めたのが立命館大学の橋本健志教授たちです。
https://tarzanweb.jp/post-238543
付記3
中鎖脂肪酸を継続摂取したマウスの骨格筋では、ミトコンドリアの量と相関があるとされる酵素活性(クエン酸合成酵素はそのうちの一つ)が上がっており、これが持久的運動のパフォーマンス向上に役立っている可能性があるという。
https://funride.jp/feature/mct-2-2020/
付記4
アスリートにとってMCTはどんなメリットがあるか?
MCTは素早く肝臓に取り込まれるので、通常の脂質と比較して素早くエネルギーを供給できる。また、MCTはミトコンドリアで代謝(β酸化)される際、長鎖脂肪酸とは異なり容易にミトコンドリア内に流入することが出来る。すなわち、MCTは素早く吸収され、さらに素早くエネルギー源として代謝される。
さらにMCT摂取には、運動中エネルギー源としての糖質利用を抑え、脂質を優先的に利用する効果があることも報告されている。
https://www.dnszone.jp/nutrition_guide/5-6
付記5
中鎖脂肪酸は過度の長鎖脂肪酸の分解を促進し、エネルギー産生を促すことが報告されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2739575
付記6
MCTオイルを摂取すると、肝臓で、体内のエネルギー産生工場ミトコンドリアを活性化させるケトン体が生成され、脂肪燃焼回路のスイッチがオンになります。すると糖燃焼回路と脂肪燃焼回路が同時に働いて効率よくエネルギーを燃やし、無理なく脂肪を燃焼しやすい体になる訳です。