神武天皇も渡った河内湖(河内湾)の名残は、門真の弁天池、大東市の深野池だけに見ることができます。
弁天池も深野池の一部だったようです。
弁天池は、門真市岸和田にあり、最寄りの駅は鶴見緑地線の門真南駅、京阪大和田駅、萱島駅です。寝屋川をはさんで東に深野池西に弁天池といった位置関係になります。
歴史的には、淀川はもう少し南側に流れ、古川は大きな支流であったことがわかります。仁徳天皇が、淀川氾濫を防ぐために、古川に日本最古の記録に残る土木工事をしたことは有名です。京阪大和田駅近くの堤根神社に、その茨田堤の一部が保存されています。河内湖の東の果ては寝屋川の流域であったことがわかります。南側からは、大和川の支流が流れ込んで来ています。
弁天池は綺麗に整備され、周りに舗装された遊歩道があり、ガマの穂も水辺にあったり、桜、梅などの木々が沢山植えられ、大阪のベッドタウンの中であることを忘れてしまいそうでした。池にはカルガモが泳ぎ、錦鯉も優雅に泳いでいました。
少し上流側には、深さ10センチの水遊びが出来るワンパク広場が整備されて、子供のが遊ぶのに最適になっていました。ゆっくり写真を撮りながら回っているうちに夕焼け空に変化して、空と池の水面が綺麗な茜色になった弁天池を撮ることが出来ました。
ここが、神武天皇も渡られた河内湖の名残なんだなと感慨深いものがありました。
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