アメリカの国立老化研究所(NIA)は、現時点でアンチエイジングに寄与するエビデンスがある7つの方法は、オートファジーを促すスペルミジン摂取(納豆やみそ、しょうゆ、チーズといった豆類や発酵食品やキノコ類に多く含まれている)、カロリー制限、断食、運動、レスベラトロール(赤ブドウなどのポリフェノール)、ラパマイシン(免疫抑制剤)、メトホルミン(糖尿病治療薬)と言及しています。
今回は、アンチエイジングを引き起こす食材、サプリメントとして、オートファジーを引き起こす食材であるスペルミジンと、レスベラトロールを特に、摂取することを覚えておいて下さい。
これらは、食事の中に含まれるスペルミジンの多いものです、中でも納豆がダントツにスペルミジンの量が多いです。
ビフィズス菌LKM 512とアルギニンの入ったヨーグルトで、大腸で大量のスペルミジンを産生します。
これは比較的安価でレスベラトロールが50mgも入っているサプリです。
納豆を沢山食べると、骨折を起こしにくいという相関関係です。
納豆を食べると、死亡リスクが減少したという相関関係です。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO07972010U6A001C1000000/
https://www.sankei.com/west/amp/210122/wst2101220001-a.html
納豆の素晴らしいところ
1.骨と血管を守るビタミンK2
2.血圧下げる納豆キナーゼ
3.オートファジーに効くスペルミジンを多く含むこと。
4.粘り成分のα-ポリグルタミン酸(PGA)は食後血糖値の上昇を抑える
追記
世界が注目する2つの成分は、骨や血管を守る働きを持つビタミンKと健康寿命を延ばす機能が期待されるスペルミジンです。大豆が納豆に変身する発酵過程で増えるのが特徴で、納豆はそれぞれの成分を世界で最も多く含む食品だそうです。すごいですね。
https://www.fresta.co.jp/sp/event/hold/info/page/2010column01/
レスベラトロールはSITR1を活性化することによってカロリー制限の効果を模倣し,寿命延長に関わると考えられている.
レスベラトロールによるcAMP依存性ホスホジエステラーゼ(PDE)活性阻害が報告されている。
レスベラトロールは,哺乳類においてSirtuinファミリーのSIRT1を活性化し寿命を延長することが報告され、世界的に注目を集めるようになった
レスベラトロールの血管に対する作用として,血管拡張作用,血小板凝集作用,生体防御作用などに関わる一酸化窒素(NO)の増加や血管内皮型NO合成酵素(eNOS)の発現誘導が報告されている.
レスベラトロールは、eNOS遺伝子の発現、SIRT1が誘導され、さらに生体の恒常性維持に関わるオートファジー関連遺伝子,活性酸素消去や抗炎症作用に関する遺伝子の発現が誘導される。
オートファジーの活性化にPPARα活性化やcAMPが関与することが報告されており,レスベラトロールのcAMPを介するPPAR活性化にも関連していると予想される.
レスベラトロールの血管に対する作用として,血管拡張作用,血小板凝集作用,生体防御作用などに関わる一酸化窒素(NO)の増加や血管内皮型NO合成酵素(eNOS)の発現誘導が報告されている.
ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体(PPAR)はレスベラトロールにより活性化され、サーチュイン1遺伝子を活性化する。
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2018.900529/data/index.html