タウリンは、腸活、免活に優れ、寿命延長にも寄与してるってご存知ですか?🌟🌟🌟〜
1.タウリンと心臓機能改善
タウリンは心臓の遊離アミノ酸全体の約50%を占め、実験動物およびヒトにおいて、心臓の収縮性を高め心臓の機能を改善します。実際、日本では1985年にタウリンが心不全の治療薬として承認されました。
人間での研究でも、世界の中のタウリン摂取量が多い地域では、心血管疾患の発生率が低いことが分かっています。
2.タウリンと血管機能改善作用
タウリンは一酸化窒素(NO)の生成を促し、血管内皮機能を改善し、血管の弾力性の改善、降圧、炎症の軽減、血流改善などをもたらします。
タウリンの抗酸化活性も酸化ストレスから血管を保護します。
血圧を調節して血管の柔軟性を保つ効果もあり、動脈硬化や高血圧のリスクを低減、心筋梗塞や脳卒中の予防につながることも期待できます。
3.タウリンと運動パフォーマンス向上
タウリンが運動パフォーマンスを向上させ、筋肉損傷を軽減し、運動誘発性酸化ストレスを軽減します。
筋肉のパフォーマンスと回復力を向上させることは有名で、筋肉の収縮と成長を助け、加齢に伴う筋力低下(サルコペニア)を防ぐ効果も期待されます。
4.タウリンと抗老化
と長寿
タウリンのレベルは加齢とともに減少することが示されており、逆に、タウリンサプリメントで補うことで、加齢に伴う健康問題の発症が遅延させられます。
マウスにタウリンサプリメントを投与すると、対照群と比較して寿命が約10%延長し、筋持久力と筋力が向上したとする報告もあります。
タウリンのサプリメントを摂取したマウスは、摂取しなかったマウスと比べ、中央値として約3~4か月長生きしました、これはヒトに換算すると約8~9年の延命となります。
5.タウリンとテロメア長、サーチュイン、幹細胞への好影響
テロメアの摩耗は細胞の増殖能力の低下と関連し、マウスのテロメア長と血漿タウリンレベルとの間に相関関係があることが報告されています。
長寿遺伝子のサーチュインの発現は加齢とともに減少しますが、タウリンがそれを抑制します。
さらに、さまざまなタイプの細胞に変化し増殖する能力を備えた幹細胞の減少は老化現象や疾患リスクを高めますが、タウリンは幹細胞の機能を高めます。
https://sndj-web.jp/news/002622.php
タウリンの濃度が高い人ほど健康であり、2型糖尿病の症例が少なく、高血圧が減少し、肥満と炎症のレベルが低いです。
マウス・サル・ヒトでタウリン血中濃度は加齢とともに顕著に減少します。月齢14ヵ月のマウスに対し、死亡するまでタウリンの経口投与を行うと、対照と比して有意に寿命が延長しました。(中央値で10~12%延長)。
6.タウリンの免疫機能増強作用
年齢とともに衰えがちな免疫機能や神経系機能、骨の形成や肥満等身体の重要なプロセスに、タウリンのレベルが関連しています。
タウリンが免疫細胞で、ウイルス感染に関連する炎症性サイトカインの遺伝子発現の増加を抑制し、細胞内エネルギー(ATP)量の低下を軽減することが分かりました。
タウリンがウイルス感染に伴う炎症や長引く疲労を抑えることが期待されます。
タウリンはマウスの腸内細菌叢を整え腸の恒常性の回復にプラスの影響を与えることなども示されてます。
白血球の機能をサポートし、体内の感染症や感染による炎症反応を抑えることで免疫力の維持にも役立つと見込まれています。
7.タウリンの抗酸化作用
タウリンは、体内で重要なアミノ酸の一種です。動物性食品に含まれ、特に魚やイカ、タコ、エビ、牡蠣などの魚介類に豊富に含まれています。
細胞の浸透圧調節に深く関与しているタウリンは、体内のフリーラジカル、(プラスとマイナスの電子が対になっていない分子。細胞やDNAにダメージを与える)を中和し細胞の酸化ダメージを防ぎ、老化の進行を遅らせるます。
2023年6月、米国でタウリンが細胞のアンチエイジングに寄与することが発見され、大きな話題になりました。
タウリンを豊富に含む食事を与えたマウスは寿命が延び、健康状態も良好に保たれていました。これは、タウリンが細胞の機能を改善し、老化に伴う疾患を予防する可能性を示唆しています。
8.タウリンの認知機能改善効果
高齢者を対象とした研究で、タウリンの補給が認知機能の改善や身体機能の維持に役立つことが分かってます。
9.タウリンの肝機能増強効果
肝臓の細胞を保護し、肝機能を向上させる効果もあります。
https://www.taisho.co.jp/newsletter/20240716001604.html
https://www.taisho.co.jp/company/news/2024/20241210001786.html
10.精神安定効果
さらに、体重の増加が少なく、若く見え、うつ病や不安行動の徴候の減少等も確認されました。
単に長生きしただけでなく、心身共に健康に生きることが出来ました。
11.タウリンの糖耐能機能亢進作用
タウリンを与えられたマウスは、与えられなかったマウスに比べ、エネルギー消費量が多く、筋肉の持久力が保たれ、骨密度も高く維持された。また、血糖値、肝機能や免疫系が良好に保たれました。
12.タウリンのミトコンドリア機能再生作用
さらにタウリンは細胞老化を抑制し、テロメラーゼ欠乏の悪影響から保護し、DNA損傷、炎症系サイトカインを抑制、ミトコンドリアを機能不全から保護しました。
EPIC-Norfolk研究(n=11,966)のデータでは、タウリン、中間体ヒポタウリン、アセチル化化合物N-アセチルタウリンの血中濃度低下が、腹部肥満・高血圧・炎症・2型糖尿病有病率と関連していました。
さらにこれらの物質は、運動後の健康被験者で血中濃度が上昇することも示されています
https://www.medicalonline.jp/review/detail?id=9185
13. タウリンの骨密度増強効果
補給による同様の健康効果は、中年のアカゲザルでも見られ、6か月間毎日投与することで体重増加が抑制され、脊椎と脚の骨密度が増加し、血糖値、肝機能、免疫系の数値が改善されました。
という事で、リポビタンdxαを飲み始めています🌟〜
以下、文献の解説抜粋をしていきます。
タウリンと心血管の健康
タウリンと心臓機能
タウリンは心臓の遊離アミノ酸全体の約50%を占め、実験動物およびヒトにおいて、心臓の収縮性を高め心臓の機能を改善します。実際、日本では1985年にタウリンが心不全の治療薬として承認されました。
タウリンと血管機能
タウリンは一酸化窒素(NO)の生成を促し、血管内皮機能を改善し、血管の弾力性の改善、降圧、炎症の軽減、血流改善などをもたらします。
タウリンの抗酸化活性も酸化ストレスから血管を保護します。
タウリンと運動パフォーマンス
タウリンが運動パフォーマンスを向上させ、筋肉損傷を軽減し、運動誘発性酸化ストレスを軽減します。
タウリンと老化
タウリンと長寿
タウリンのレベルは加齢とともに減少することが示されており、逆に、タウリンサプリメントで補うことで、加齢に伴う健康問題の発症が遅延させられます。
マウスにタウリンサプリメントを投与すると、対照群と比較して寿命が約10%延長し、筋持久力と筋力が向上したとする報告もあります。
タウリンはマウスの腸内細菌叢を整え腸の恒常性の回復にプラスの影響を与えることなども示されてます。
タウリンとテロメア長、サーチュイン、幹細胞
テロメアの摩耗は細胞の増殖能力の低下と関連し、マウスのテロメア長と血漿タウリンレベルとの間に相関関係があることが報告されています。
長寿遺伝子のサーチュインの発現は加齢とともに減少しますが、タウリンがそれを抑制します。
さらに、さまざまなタイプの細胞に変化し増殖する能力を備えた幹細胞の減少は老化現象や疾患リスクを高めますが、タウリンは幹細胞の機能を高めます。
https://sndj-web.jp/news/002622.php
タウリンの濃度が高い人ほど健康であり、2型糖尿病の症例が少なく、高血圧が減少し、肥満と炎症のレベルが低いです。
年齢とともに衰えがちな免疫機能や神経系機能、骨の形成や肥満等身体の重要なプロセスに、タウリンのレベルが関連しています。
タウリンのサプリメントを摂取したマウスは、摂取しなかったマウスと比べ、中央値として約3~4か月長生きしました、これはヒトに換算すると約8~9年の延命となります。
タウリンを与えられたマウスは、与えられなかったマウスに比べ、エネルギー消費量が多く、筋肉の持久力が保たれ、骨密度も高く維持された。また、血糖値、肝機能や免疫系が良好に保たれました。
さらに、体重の増加が少なく、若く見え、うつ病や不安行動の徴候の減少等も確認されました。
単に長生きしただけでなく、心身共に健康に生きることが出来ました。
タウリンの補給による同様の健康効果は、中年のアカゲザルでも見られ、6か月間毎日投与することで体重増加が抑制され、脊椎と脚の骨密度が増加し、血糖値、肝機能、免疫系の数値が改善されました。
中高年者の筋力維持にタウリンの摂取が関連することを初めて報告
タウリンの摂取は中高年者の膝伸展筋力、すなわち脚の筋力の維持につながる可能性が示唆されました。
食事由来のタウリンの約80%は魚介類からの摂取でしたが、近年、我が国では魚介類摂取量が低下しており、タウリン摂取量も低下傾向にあります。
https://www.ncgg.go.jp/ri/report/20240725.html
サイエンスポータル「タウリンは老化防止に役立つ可能性 米コロンビア大の動物実験で判明」
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20230620_n01/
Columbia University「Taurine May Be a Key to Longer and Healthier Life」
https://www.cuimc.columbia.edu/news/taurine-may-be-key-longer-and-healthier-life
SCIENCE「Taurine deficiency as a driver of aging」
https://www.science.org/doi/10.1126/science.abn9257
■免疫バランスの向上に「いかのカレー炒め」
タウリンは異物を見つけて即座に攻撃する自然免疫の役割を果たす好中球の殺菌作用を強化したり、異物を記憶して再び体内に異物が侵入した時に攻撃する免疫細胞であるT細胞の増殖や機能向上、B細胞を活性化させて抗体の産生を促すことで免疫バランスを向上してくれる働きがあることがわかっています。
タウリンはアミノ酸の1種で、肉類、乳製品、魚介類に多く含まれ、特に牡蠣やしじみ、あさりなどの貝類や、たこ、いかなどの軟体動物に多く含まれています。
タウリンを多く含むいかのおすすめの調理法は、カレー炒め。カレーの香辛料である、ターメリックに含まれるクルクミンという栄養素が肝機能を強化してくれ、解毒作用や食べ物の消化能力の維持に役立ちます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000527.000036462.html#
タウリンが免疫細胞において、ウイルス感染に関連する炎症性サイトカインの遺伝子発現の増加を抑制し、細胞内エネルギー(ATP)量の低下を軽減することを明らかにしました。
本発見から、タウリンがウイルス感染に伴う炎症や長引く疲労を抑えることが期待されます。
https://www.taisho.co.jp/company/news/2024/20241210001786.html
感染症を意識した腸活、救世主はタウリン
腸は免疫の70%以上を担う重要な器官で、小腸に存在する「パイエル板」は免疫細胞が活発に働く拠点です。腸内環境を整えることで、感染症の重症化リスクを下げることが期待できます。
実は腸の免疫細胞の助けになるのが、イカ、タコ、牡蠣などの魚介類に多く含まれるタウリン。
タウリンは損傷した腸管バリア機能を改善して腸管の微細炎症を抑え、免疫低下時のパイエル板の減少を抑制することがわかっています。
また、特定の腸内細菌叢を増加させて腸内細菌叢の構成を調節する働きもあります。タウリンは体内で胆汁酸と結合し、タウロコール酸やタウロデオキシコール酸など呼ばれる抱合胆汁酸を生成し、抱合胆汁酸は腸内細菌によって代謝されデオキシコール酸やリトコール酸などと呼ばれる二次胆汁酸を生成します。これらの二次胆汁酸には抗菌活性があり、病原性細菌の増殖を抑制し、腸内環境を整えることにつながります。
タウリンには、感染症に罹ってしまった際に長引く疲労などの症状を抑制する可能性があることも発表されました。
ウイルスを退治するために炎症性サイトカインが発生しますが、その悪影響として痛み、咳、鼻水などの症状を引き起こします。このサイトカインの異常発生(サイトカインストーム)が重い症状につながりますが、タウリンがこの異常を抑制する可能性があることが明らかになりました。
さらにタウリンには細胞の抗酸化作用や保護効果もあり、体内の様々な臓器の慢性炎症を抑制します。
タウリンは、心臓の遊離アミノ酸の約50%を占めており、心臓の収縮性を高め、心臓の機能を改善する効果があります。また、血管の弾力性を改善したり、炎症を軽減したり、血流を改善したりする働きもあります。
テロメアを伸ばすには、次のような方法があります。
- カロリー制限
- 運動(特に有酸素運動)
- 性ホルモン(男性はテストステロン、女性はオキシトシン)
- ビタミンDの摂取
■アストラガロサイド IV(黄耆(おうぎ)の成分)
アストラガロサイド IVは生薬の一種である黄耆(おうぎ。マメ科の多年草で、その根が伝統的な漢方薬や中医学で広く使用されています)の根に含まれる成分で、免疫機能の強化や抗炎症作用、抗酸化作用を持ちます。
アストラガロサイド IVには、テロメアの長さを維持して細胞の老化を遅らせる効果があることがわかっています。テロメアとは、染色体の末端に存在するDNA配列の繰り返しのことで、染色体を保護する役割を持ちます。テロメアは、細胞が分裂するたびに少しずつ短くなります。テロメアが非常に短くなると、細胞は分裂を停止し、老化やアポトーシス(プログラムされた細胞死)を引き起こします。
アストラガロサイドIVはテロメアの長さを維持する役割を持つテロメラーゼという酵素の活性を高めます。テロメラーゼ活性が高まることで、テロメアの短縮が遅れ、細胞の寿命が延びることが期待できます。同時にテロメアの短縮を加速させる酸化ストレスや慢性的な炎症を軽減することもわかっています。また、心血管系の健康維持や代謝機能の改善にも効果があるとされています。
https://www.taisho.co.jp/newsletter/20240716001604.html
テロメアの長さは個人個人で異なります。またテロメア長さの減少率は男性に較べて女性が少ないとされ、女性の平均寿命が長い原因の一つと推測されています。生活習慣でもテロメアの長さは変化します。タバコを20本、10年間毎日吸う人は5歳分、肥満の人は8歳分、運動習慣なしの人は10歳分、テロメアが短いとの報告があります。糖化は細胞機能低下を起こし、結果的に細胞分裂を促進、テロメアを短縮します。また短時間睡眠の人もテロメアが短いことが報告されています。
老化をコントロールしていると考えられる因子に長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)があります。サーチュイン遺伝子はテロメアが短くなるのを抑えることが判明しています。サーチュイン遺伝子もカロリー制限、運動で活性化、肥満、喫煙で不活化します。
テロメアを長くする食事は抗酸化効果のある和食、地中海食です。青魚に含まれるω3脂肪酸、DHA、更には豆、魚、海藻、果物、乳製品がテロメアを長くするとされています。
テロメア短縮を防ぐサプリとしてはマルチビタミン、ω3脂肪酸、亜鉛、マグネシウム、コエンザイムQ10、アルギニン等があります。
特にアミノ酸であるアルギニンは内皮型一酸化窒素合成酵素(eNOS)を活性化、一酸化窒素(NO)生成を促進、NOはテロメラーゼを活性化します。またアルギニンは糖化抑制によりサーチュイン遺伝子を活性化、更には成長ホルモンの分泌も増やすので、老化進行予防に有効と考えられています。
以上、テロメア説について記載しました。この説からも老化予防に重要なのは酸化ストレスの軽減、禁煙、適正な体重・睡眠、糖化の予防、運動、食事のようです。最近では唾液による遺伝子検査でテロメアの長さを知ることが可能になっております。しかしテロメアの長さを測定しても、生活習慣等を整えなければ意味がないと思います。
https://www.kojirakawa-shiseido-hp.com/health/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%A2/