kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

サボテン

2007-04-06 17:23:14 | 植物
Saboten746


 350円でサボテンの鉢を買ってきて、ひさしぶりで花を撮影した。
 サボテンはかなりの種類があり、とても種名などつけられそうにない。店でもただサボテンと名札がついていただけである。

 花の美しさより、機能美の方に興味が私はあるようで、今回も花をバラバラにしてしまった。



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空(3) ある日

2007-04-06 09:01:07 | 
Kumonokabe
前線通過
 前線は天気図上の抽象的なもので目に見えないと思っているひとが多いが、気象現象だから目で見ることができる。


Hikari03
光線
 雲の隙間から地上に射す光を見ていると、神が現れてくるような気になる。


Tatumaki01
竜巻
 竜巻が発生するときは、上半分が暗く、地上側は明るくなっていることが多い。


Jisingumo01
日本海中部地震の日
 雲ひとつない青空だったが、津波襲来のあと空を見上げると、震源地方向に一直線に雲が並んでいた。
 地震と関係があったのかどうかはわからない。





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空(2) 虹

2007-04-05 09:29:32 | 
Niji01_1


Nijiiro0


 太陽の光が、空気中の水分で反射されて虹ができるということは知っていたが、深く考えたことはなかった。
 しばらく三角関数など使用しなかったから、頭の体操がてらに、虹の絵を描くつもりだったが、かなり奥深いものだということを認識した。
 奥まで行くことは、わたしには無理なので、ごく初歩の部分だけを描いて理解することにした。

 水平方向から太陽光線が水滴にあたるとすれば、すべての光が有効に反射されて虹に見えそうだが、実際は以下の2つの経路をとる光が強く戻り、虹をつくる(虹に見える)。


Nijiiro1

 光が異なる物質にあうと、一部が反射され、残りは屈折しながら物質の中に入っていく。反射と屈折をしながら、上図の経路をたどる光が、いわゆる主虹をつくる(主虹に見える)。

 太陽と虹と観測している人の角度が42度である。つまり、地上で虹を見るときは、42度くらいの「高さ」に見えるということである。
 虹の光線となる前に、1回散乱光として、水滴の中から空気中にでているが、この光は見ることができない。見ようとすれば太陽とほぼ重なるからである。


Nijiiro2

 この経路の光が、副虹をつくる。虹が出たときに、注意深く見ると、主虹の外側に、主虹よりかなり暗い虹があることに気がつく。これが、副虹である。

 主虹の経路よりも、1回多く反射しているので、図では省略しているが、前の図と同じように、その点で光のすべて反射するわけではなく散乱光も放射しているから、主虹よりも暗くなっている。と、いまのわたしの能力では、そう考えることにしている。

 虹光線として放出しなかった光は、水滴の中をさらに進んでいるのだが、散乱光をだしながら弱まり、ふつう虹として見えるのは副虹までである。副虹は、50度の高さに見える。

 主虹と副虹の間は暗く、「アレキサンダーの暗帯」と名づけられている。主虹と副虹の間の角度で散乱してくる光がほとんどないためである。


Nijiiro3

 光は色によって屈折率が異なっているから、主虹をつくる光線は、実際は上図のように赤と紫は分離して進み、散乱してくる角度も異なる。主虹は赤から紫まで、上から並んで見える。


Nijiiro5

 水滴は各色をさまざまな角度で放射するけれど、すべてが見えるわけではなく、眼に向かってきた光線だけを見ることができる。
 だから、角度の高い光線の赤は、紫より高い水滴から出てくるのを見ることになり、赤から紫まで、上から並んで見えることになる。
 図では赤と紫の光線の角度を誇張している。


Nijiiro4

 副虹は、主虹と色の並びが逆で、紫から赤の順で見える。


【光線の経路の描き方】

基本的なことは、次の2つである。

Nijiiro6

 反射は図のようである。説明がなくともわかるだろう。

Nijiiro7

 屈折の計算は次の式でできる。
  sin B = 1.330 × sin A
 むずかしそうに感じるが、ウィンドウズのアクセサリーにある「電卓」を使用すれば、簡単に計算することができる。

(例1)空気中からの入射光角度(B)が34度であれば、水滴中での進路の角度(A)は?

    式に代入すると
    sin 34 = 1.330 × sin A
    sin 34 ÷ 1.330 = sin A

    「電卓の種類」で「関数電卓」を選択する。
    34 を入力して、【sin】を押す。
    【/】を押し、1.330 を入力、【=】を押す。
    【Inv】にチェックをする。
    【sin】を押す。
    表示された「24.86....」が、求めるBである。


(例2)水滴の中から入射光角度(A)が44度であれば、空気中での進路の角度(B)は?

    式に代入すると
    sin B = 1.330 × sin 44

    「電卓の種類」で「関数電卓」を選択する。
    44 を入力して、【sin】を押す。
    【*】を押し、1.330 を入力、【=】を押す。
    【Inv】にチェックをする。
    【sin】を押す。
    表示された「67.50....」が、求めるAである。


    Aに、48.75 よりも大きな角度を入れて計算すると、
    「無効な値です」と表示される。
    このときは、全部が反射して空気中にでていかないという意味である。

1.330 は屈折率で、光線の色によって次のような値になる。
赤 1.330
黄 1.334
緑 1.336
青 1.340
紫 1.344

 主虹光線を描くときは、直径の 7/8 くらいのところから、光線を入れればよい。
 一生に1本、虹の光線を描いてみるのも楽しいと思う。

 リチャード・ドーキンスの「虹の解体」には次のように書かれている。
 「ニュートンが単純な白色光をプリズムで7色に分光したとき、今日の科学の基礎はつくられた。だが彼の同時代人だったジョン・キーツを初めとする浪漫派詩人は、”虹の持つ詩情を破壊した”とニュートンを非難した。」

 このページを、ここまで我慢して読んでくださったあなたの心も傷ついてしまっただろうか。それとも、たんに頭痛がしただけだろうか。

参考:
   ・虹の理論 H.M.ナッセンツバイク サイエンス 1977.6
   ・虹の解体 リチャード・ドーキンス 早川書房



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空(1) 雲

2007-04-04 11:05:57 | 
Sora14
巻雲(けんうん) Ci 上層 繊維状


Sora09
巻雲(けんうん) Ci 上層 繊維状


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巻積雲(けんせきうん) Cc 上層
 小さなうろこ状で、陰影はできない。


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巻積雲(けんせきうん) Cc 上層
 小さなうろこ状で、陰影はできない。


Sora13
巻層雲(けんそううん) Cs 上層
 薄い雲で、日がさや月がさができることが多い。
 写真で、かさの下に見える虹は、水平環とよばれる。


Sora07
高積雲(こうせきうん) Ac 中層
 小さなかたまりが群をなしている。一般に陰影がある。


Sora02
高積雲(こうせきうん) Ac 中層
 小さなかたまりが群をなしている。一般に陰影がある。


Sora21
高層雲(こうそううん) As 上層・中層 
 太陽がスリガラスを通したように、ぼんやり見える。日がさや月がさはできない。


Sora12
乱層雲(らんそううん) Ns
 上層・中層・下層 雨や雪を降らせる。


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乱層雲(らんそううん) Ns
 上層・中層・下層 雨や雪を降らせる。
 脇から眺めると白い雲だが、雲の下から見上げれば、黒く見えるのだろう。


Sora19
層積雲(そうせきうん) Sc 下層
 大きなかたまりが群れをなしている。


Sora18
層積雲(そうせきうん) Sc 下層
 大きなかたまりが群れをなしている。


Sora20
層雲(そううん) St 下層
 地表に近いところにできる霧のような雲。


Sora17
層雲(そううん) St 下層
 地表に近いところにできる霧のような雲。


Sora01
積雲(せきうん) Cu 上層・中層・下層
 発達すると積乱雲になる。


Sora06
積雲(せきうん) Cu 上層・中層・下層 
 発達すると積乱雲になる。上部が乱れていたないので、まだ積乱雲ではない。


Sora03
積乱雲(せきらんうん) Cb 上層・中層・下層
 上部に薄い雲がかかった「ずきん雲」とよばれる積乱雲。


Sora04
積乱雲(せきらんうん) Cb 上層・中層・下層
 極限まで上昇して、先端部が広がった「かなとこ雲」とよばれる積乱雲。


Sora08
積乱雲(せきらんうん) Cb 上層・中層・下層
 積乱雲の下部で竜巻ができかかっている。


Sora05



 雲は10種類に大別されている。




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男鹿半島の小動物C

2007-04-03 08:38:23 | 男鹿の小動物
Onbu05090901
オンブバッタ(雌) 2005. 9. 9 船川、自宅そば
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Himeakatate05101701
ヒメアカタテハ 2005.10.17 船川、自宅庭
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Tonbo05070701
トンボ 2005. 7. 7 船川、自宅そば
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Kemusi723
???? 2005. 7.23 船川、自宅そば
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Kinbae05071201
キンバエ 2005. 7.12 船川、自宅庭
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Trafusizimi05071201
トラフシジミ 2005. 7.12 船川、自宅庭
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Amenbo05070801
アメンボ 2005. 7. 8 船川、玉ノ池
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 アメンボは水の波を利用し、情報の取得や仲間同士の交信をする。
 水面に落ちてもがく獲物が起こす波の情報から、その位置をつきとめるし、特定の振動数とパターンの波を脚でつくり、雌を誘ったり、他の雄に威嚇の信号を発したりもする。
 以上は、20年ほど前にウィルコックスという人が行った外国産のアメンボ研究であり、その時点では、日本のアメンボでは確認されていなかった。
 その後、日本産で同じような行動が発見されたのかどうかは知らない。
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 そのうち、アメンボをゆっくり眺めてみようと思っている。
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Hati04072701
ハチ 2004. 7.27 船川、自宅庭
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Kemusi612
オビレカレハ 5令 2005. 6.12 船川、自宅庭
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Kumo703
クモ 2005. 7. 3 船川、自宅庭
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Kumo915
クモ 2005. 9.15 船川、自宅庭
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Asagimadara06061101
アサギマダラ 2006. 6.11 台島
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 西小路良さんから、以下のようなメールをいただきました。
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 これは、去年「1100km飛行して移動した」と新聞で話題になった、アサギマダラ(学名Parantica sita)です。
 鱗翅目マダラチョウ科は南西諸島に生息しているのがほとんどで、本州で見られるマダラチョウ科はこれだけです。
 11月ごろになると四国や九州に集まり、集団で越冬します。
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 翅が大きいわりにからだが小さいことから長距離移動に適していることがわかります。
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 毎年、愛好家などが捕獲して翅にペンで採集地を書いて放し、それを再度捕獲することでどう移動するかを研究しているらしいです。
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 サシバが南に渡るルートと同じようであることはわかっているそうですが、私には詳しいことはわかりません。
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 後翅の後縁に黒染みのようなもの(性標)があることからこれは♂であることがわかります。
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 このチョウにはおもしろい習性があり、白いタオルの一端をつかんでくるくる回すと寄ってくるそうです。この方法で捕獲する方も多いらしいです。
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