葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

決断の春の訪れ

2013-04-06 13:40:23 | Weblog
寒い冬が過ぎ去って、あっという間に桜が咲いて今はもう八重桜や葉桜の季節になってしまいました。今年の景気や歩みをどうしようと言っている間に阿部首相の一人勝ちの様相で自民党はわが世の春を謳歌している。この調子で夏の参議院選挙の勝ち抜ける公算が大である。モモクロならぬアベクロコンビが向こう三年間この国を牛耳るのだろうが、金融緩和と国債買い入れなど、後世の人達柄への付け回しには心配でならない。孫たちには爺さん世代のチョンボを押し付けることになり、生まれてきてすでに借金を背負わせることになるからだ。この反省を踏まえて参議院選挙は一波乱あるのだろうと思われる。国民一人ひとりが真剣にこの現状を認識する時が来ている。

3月末で中小企業向けの金融円滑化法が失効したが、引き続き金融機関には柔軟に対処しろと政府は言っているが、金融機関は絶対に柔軟には対処などはしない事は中小企業のオヤジ達は知っている。だからこれから夏にかけては倒産が間違いなく多発するでしょう。
東電には何兆円もの援助をしても、大田区や墨田区など下町の工場などには決して血液としての資金は回ってこない。これは過去の経験からして間違いなく起きてくる現象だ。
テレビなどで町工場の新規事業などを盛んに放映しているが、多くは親会社の言いなりに苦しめられている零細な工場である。メディアも本当のところを伝えきっていないのである。同時に政治家などは選挙のときだけ味方になるのである。

これから景気が良くなるとして後どれくらい我慢をすれば、アベノミクスの効果が出てくるのかをアナウンスして欲しいが、安倍さんの活舌の悪さではどうも信用できないので、自衛策を講じるしかないのではなかろうか?つまり江戸時代のように一日2食で暗くなったら寝てしまい、夜が明けたらおきて働く。老人が多くなってきている世の中にはこのパターンが一番かもしれない。

最近発見したのだけれど、東京の浅草など下町では朝7時からやっている立ち飲み屋は知っていたのだが、大船あたりでも朝からやっている立ち飲み屋が沢山出来て繁盛しているというのである。逗子の駅前にもあるが夕方からの店だが、そのうち朝からやって八百屋と共用するのではと思っている。
最近知ったカウンターバーは酒は何でもあるが、つまみは持参して勝手に食べて飲んで良いという店がある。酒だけだと2000円も飲めば良い気持ちになるが、焼き鳥でも持って行けば良い音楽を聴きながらマスターとのおしゃべりも楽しく、老人には財布にも優しく、こんな店がいくつも出来れば良いなと思っている。あまり宣伝したくないので詳しく言えないが、マスターの人柄が千客万来を招いている。

企業はトップの人柄がその存続を左右する。国も同じだし企業も商店もバーだって同様だ。
悪い例を話すと昔良かった時の事ばかりを自慢げに言う人がいる。一時期世界に冠たる企業だと自分では思っている。そこに驕りがあり当然倒産した。その原因は自分の責任ではなく周りの環境のせいといつも愚痴をこぼす。そして誰かに騙されたと繰言を言う。しかし再起を目指しまた起業した。しかし社員を信じない、取引先を信じない、金のことばかりをいう、折角の技術も嘘の塊となる。人をひきつけるのは人間の魅力である。人のためなら命も差し出す、この仕事が好きだから心中しても構わない位の気持ちでやらなければ企業を存続させるのは難しい。

酷な事をいえば(自分自身に言っていることだが)金融円滑化法が切れて倒産が増えてもやむを得ないと考えている。税金を使い延命を図っても立ち直らない企業は退場するしかないのです。そして悩み苦しんで考え抜いて次のステップに進めばいいのです。早く損切りして再生を図ったほうが、家族、社員、社会にも幸せが訪れるのです。

ここまでやったのだからもったいないとかあと少しとか、幻想は捨てて決断するしかないのです。コマーシャルにあるでしょ。いつ決断するんですか?『今でしょ』










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