葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

食育を考える。

2013-04-13 16:40:23 | Weblog
葉山の桜も散って葉桜やつつじの季節になってきましたが、この所ダイヤモンド富士がきれいで夕方には葉山公園に散歩がてらに出かけますが、われわれのような年配者のカメラマンが高級カメラやデジカメを構えて沈む太陽を狙っているのを見ると平和な葉山の町を実感しています。世界はミサイル騒ぎで大騒ぎになっている。困ったやんちゃ坊主が首領様になったものだ。踊らされているのは分かるが食べるものがない国民はたまったもんではないだろう。

食べ物といえば、食べ物がなかったわれわれ世代からすると現在は素晴らしい食事が毎日食べられる幸せを感ぜざるを得ない。夢中で働いて良いものを食べたいという欲求が今の日本を作り上げたといっても過言ではないのだと思う。
ハングリー精神があったればこそ、がむしゃらに働いて今日の日本を作ってきたのだと思っているが、今の若い人たちはどうなんだろうと疑問が湧いている。仕事柄秋葉原によく行くのだが、PCショップは当たり前に多く、食堂も結構あり繁盛はしているが全体に安くて旨いのかも分からないが、これからの日本を背負って立つ若者にはうまいものを目一杯食べてほしいと思うのだ。

数日前の報道で吉野家の牛丼が380円から280円に値下げするという記事があったが、他のすきや、松屋などの牛丼屋が値下げをしているというので下げるらしいが、蕎麦屋然り、スーパー然り、円安で輸入品は高くなっているだろうに経営は大丈夫なのかと心配になってきている。ところが円安で高いはずのガソリンが安くなっているという変な現象が現れていて、これでは経済の専門家も読みきれないのではないかと思っている。

私が言いたいのは若い人たちにには高くても良いものを食べる習慣をつけて欲しいと思うのです。無論毎日ではないが自分へのご褒美という普段と違う食事をしてもらいたいのです。給料日には特別に、特別の人と食べる夕食は明日の英気を養うには最高の栄養剤と思うのです。自分で料理するもよし、彼女に作ってもらうもよし、母親に作ってもらうも良しで食材は自分で買って豪華な食事をしてもらいたいと思うのです。安い居酒屋で安い酒を飲んで250円のつまみも良いが、食べることは長く命を永らえる唯一の健康法なのだという事を認識してもらいたいのです。

給料が少ない時もあるでしょう。心が落ち込んでいるときもあるでしょう。そんな時に一寸の贅沢をすると人生明るくなってくることが必ずあります。確かに安くて旨いものは絶対に良いです。ですが高くてまずいものもあります。一流といわれる店がまずかったりしたら、何時も行く定食屋のほうが旨かったということもあるでしょう。その比較ができて世の中の目利きが出来るようになるのです。ある骨董屋の親父が言いました。小さいときから国宝級の茶碗を見ていると自然にその目が見開いて、逸品と駄物との区別がつくと言ってました。食事は毎日のものです。280円の牛丼もおいしいでしょうが、たまには葉山牛のステーキを食べて舌を喜ばせてあげたいものです。なんてたって食欲です。それがこれからの日本を作る原動力と信じます。
 
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