平野神社は奈良時代末期の延喜元年(782)に平城京に創建された古社です。
















その後、中世には荒廃していましたが江戸時代の寛永年間に現在地に再建され今に至っています。
本殿は「平野造」と呼ばれる独特の形式で第一殿と第二殿、第三殿と第四殿がそれぞれ合いの間を挟んで連結した形式です。



3年前の台風21号で、慶安3年(1650)東福門院和子により寄進された拝殿が倒壊し、本殿の檜皮葺きの屋根が剥がれるなど甚大な被害を受けました。
多くの方々の寄付により、ようやく拝殿が再建され、現在は本殿の修復工事中です。
御神体は拝殿後方の仮殿に遷座されています。


平野神社は「桜の名所」として知られ、境内には約60種400本の桜が植えられています。


平安時代には貴族たちが桜を楽しみ、江戸時代には庶民にも夜桜が許され「平野の夜桜」として、京都を代表する桜の名所となりました。


中門前にある「魁」は京都で最も早咲きの桜で、この桜の開花とともに京都の桜の季節が始まると言われています。


ご本殿の修復工事が無事に終わる事を願い、最後に御朱印を授与して頂きました。

桜の写真はネットから転載させて頂きました。