今宮神社への参詣後のお楽しみは東参道に2件ある"あぶり餅"を頂く事です。
店頭で炙られる餅を見ると食欲をそそられます。
「京の冬の旅」スタンプラリーの"ちょっと一服"の対象のお寺や神社を3カ所拝観し、スタンプを貰うと"あぶり餅"6本が頂けます。
6本では足りないのでもうひとつお願いしました。
通常は一人前11本ですがJR東海「そうだ 京都、行こう。」のカードの提示で2本おまけして頂けます。
そんな小さな訳でカード特典のある"かざりや"さんで頂く事が多いです。
合計19本の豪華さ?です。
神社に祀られる「神鏡」の形をした白い丸餅は"神聖な霊を宿す"と昔から考えられて来ました。
その"神聖なお餅"をあぶり無病息災、子孫繁栄、長寿などを願って食していた事から、いつしか、今宮神社への参詣の帰りに"あぶり餅"を食べる事が習わしとなり、病気封じ、厄除けのご利益のある門前名物として今に至っています。
竹串に刺されたお餅はきな粉をまぶし炭火で焦げ目がつくほどに焼かれ、白味噌の餡をまぶして頂きます。
お焦げの付いた餅に白味噌が抜群に合います。
早く頂かないと、餅や餡が冷めてしまいます。
"かざりや"さんは江戸時代の創業ですが、向かいにある"一文字屋和輔(一和)の創業はなんと1千年以上も昔に創業されている京都でも超超、、、老舗です。
"一和"さんの店内には石段で出来た螺旋状の階段を降りると地下水が湧いています。
創業以来、枯れる事なく今も現役で使われています。
向かいの"かざりや".さんとは使われている白味噌が違うそうですが、その差がわからないほどです。
お客様の取り合いをする訳でもなく、ふたつのお店で今宮神社を参詣する人たちを温かくもてなしておられます。
定休日も毎週水曜日と同じ日です。
京都には門前名物のお店がたくさんありますが僕の一番はこちらの"あぶり餅"です。