京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

嵐山 大悲閣千光寺

2022年01月09日 07時27分00秒 | 日記
 大河内山荘を後に亀山公園を抜けて大堰川(保津川)左岸を歩きます。
渡月橋を渡り今度は右岸を上流へと歩きます。







上の写真は「星のや京都」へ送迎する船です。







途中には「戸無瀬の滝」があり、かっては天龍寺境内から見えたそうですが近年の治水工事の為に随分と小さくなっています。







ここからつづら折りの石段が続き10分程で境内下にある鐘楼に着きます。
ここで鐘を鳴らして境内へ。









懸造りの大悲閣からの眺めは絶景で遠く比叡山から続く東山三十六峰が一望出来き、天気のいい日には清水寺の三重塔まで見えます。





大悲閣千光寺は、江戸時代の豪商・角倉了以が大堰川開削工事で亡くなった人たちの菩提を弔うために嵯峨の中院にあった千光寺を移転し建立させた寺院です。

大悲閣横にある本堂のご本尊さまは恵心氏僧都源信作と伝わる千手観音立像です。



現在は臨済宗の単独寺院ですが、創建当初は天台宗、江戸時代文化5年以後は黄檗宗寺院だったそうで本堂に掛かる"開梛(かいぱん)"にその名残りがあります。





大堰川を開削し舟が航行できるようにした角倉了以像です。
角倉了以が生前に作らせた像だそうです。

自身も大悲閣に住み、開削した大堰川を通る船の便益を念じたと伝わります。