2月22日、「ART MON ZEN KYOTO」の館内ツアーとランチを楽しみ、その後"京の冬の旅"で公開中の東福寺の法堂と東司を拝観しました。
通天橋からの紅葉の風景はあまりにも有名ですが臨済宗東福寺派の大本山でもあります。
室町時代に京都五山の第四位に列せられ、俗に「東福寺の伽藍面」と言われる程の広い境内地を有しています。
昭和9年に再建された法堂は昭和の木造建築では最大級の大きさを誇ります。
須弥壇にはご本尊釈迦如来立像と脇侍には迦葉・阿難尊者がお祀りされています。
須弥壇脇にはかって東福寺にお祀りされていた「大仏」の手(長さ約2m)だけがお祀りされています。
明治14年の火災で消失しましたが釈迦如来坐像(高さ約15m)の左手だけが奇跡的に救出されました。
天井には京都画壇の重鎮・堂本印象の筆による蒼龍図があります。
わずか17日間で描いたそうです。
説明パネルの横には当時、印象がつかった大きな筆が展示されています。
以前は2月の涅槃会の時には内部に入られ、写真撮影も出来ましたが、最近は禁止になっています。
(法堂内部の写真はネットからの転載です。)
もうひとつ公開されているのが東司です。
こちらは撮影可です。
(窓から内部の様子が丸わかりなので撮影不可の意味がないです。)
普段でも外から内部を見れますが、今回は内部に入れるのがレアな点です。
東福寺の東司は室町時代に建てられ、日本に現存する最古で最大の禅宗寺院の便所です。
内部にある説明パネルにあるように修行僧にとっては手巾(しゅきん)や桶を持って用を足すのも修行のひとつで多くの決まりがあるそうです。
これでスタンプラリーの判子が三つ揃ったので、お抹茶かコーヒーをどこで頂こうかと思案しますね。
「京の夏の旅」でも公開場所を増やしてスタンプラリーを是非やって欲しいものです。
冷たいお茶やアイスコーヒーの特典でもあるといいですね。
京都市観光協会さん 是非ご検討下さい!