3月12日、醍醐寺から地下鉄東西線と阪急電車を乗り継ぎ嵐山へと来ました。
お造りも丹後半島産の太郎塩やオリーブオイルで頂くのが変わっています。
やって来てのは嵐山大堰川畔にある「翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル」です。
以前に門を入ってすぐ左手にある「茶寮 翠嵐」には来ていますが本館でランチを頂くのは初めてです。
中門を潜ると別世界の"和"の空間が広がります。
それもそのはずで「嵐山御殿」と称され、明治期の豪商の贅を尽くして建てられた邸宅をホテルにリノベーションしたものです。
内部も"和"の空間で落ち着いた雰囲気が漂います。
「紅梅の匂」と書かれたお品書きには一見すると会席料理の内容です。
和食のテイストにフレンチの食材をふんだんに使ったイノベーティブな料理です。
お造りも丹後半島産の太郎塩やオリーブオイルで頂くのが変わっています。
サラダの下には玄米が隠れていて体が喜びそうな一品です。
打って変わって次には近江牛のローストビーフ、フォアグラ、トリュフの日仏合作の一品で楽しませてくれます。
お食事では世界農業遺産のコシヒカリの上にはあまり馴染みの無いレンズ豆が載っています。
添えられている白味噌は一見、白味噌の雑煮ですが、全く味も食感も違います。
酒粕が入っていると思いますが凄いコクと旨みです。
おかわりしたい程の美味しさです。
食後に庭園を散策します。
手前には大堰川が流れて、対岸には嵐山が控えます。
この光景を眺めていると歴代の天皇や皇族、貴族に愛され、また、明治の文豪・夏目漱石も小説"虞美人草"で
「渡月橋。
京は所の
名さえ美しい。」
と書いているほどの素晴らしい景勝地です。