京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

梅宮大社 神苑の梅

2022年03月23日 12時57分00秒 | 日記
 翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都を後に市バスで梅宮大社へと来ました。







神社の御由緒については駒札をご覧下さい。

梅宮大社境内の東側には神苑があり春は梅や桜、初夏には紫陽花や夏には蓮や百日紅、秋には紅葉、冬には椿や水仙と四季の花々が咲き誇り、お気に入りの神社のひとつです。







先ずは本殿でお詣りをし、自身と家族の健康をお願いしました。
(もうひとつ大切なお願いがありますが、、、)

受付で入場料を払い神苑へ。









新聞の開花情報通りほぼ満開です。
苑路には梅の花の甘い香りが漂って来ます。
この甘い香りが長かった冬の終わりを告げているようです。
(同時にコロナも終息して欲しいです。)









1月の花だと思っていた水仙も元気いっぱいに咲いています。





本殿の横には檀林皇后ゆかりの"またげ石"がありますが塀の隙間からかろうじて見えます。

ご夫婦で子授けのご祈祷を受けた方だけが、内部まで入れるようです。 





近くには松尾大社も鎮座されていて昭和初期の名作庭家・重森三玲の最晩年の庭園を鑑賞する事が出来ます。






醍醐寺 三宝院 京の冬の旅⑩

2022年03月23日 07時39分00秒 | 日記
 五重塔の内部を始めて拝観し三宝院へと来ました。




国宝の唐門。



醍醐寺も近年に拝観システムが変更になり伽藍と三宝院の唐門正面あたりの庭園までの拝観で1000円で三宝院内部の拝観は別料金になっています。
この日は五重塔の拝観もしているので結構な金額になります。

伽藍・三宝院外観1000円+三宝院内部(京の冬の旅)800円+五重塔拝観1500円で合計3300円です。





三宝院は平安時代永久3年(1115)に建立されましたが応仁・文明の乱の戦果で荒廃します。
豊臣秀吉と親交のある義演准后が、慶長3年(1598)豊臣秀吉により催された「醍醐の花見」を契機に復興されています。







庭園は秀吉公自ら設計し"天下人の象徴"とされる藤戸石を庭園の中央に据えるなど桃山時代を代表する"天下人の庭園"です。

後世に改修されているようですが国の特別名勝・特別史跡に指定されています。



奥(東側)には茅葺き屋根が特徴的な「純浄観」(重文)があります。
「醍醐の花見」の際の茶屋を移築したものと伝わります。

さらに奥には三宝院の本堂(重文)があります。



通常拝観では本堂の入口の外からしか見れないですが、今回の「京の冬の旅」では内部に入室ができ、快慶初期の代表作と言われる弥勒菩薩坐像を至近距離で拝む事が出来るのが"目玉"になっています。

建久3年(1192)、醍醐寺の勝賢僧正が後白河上皇追善のために快慶が造立された事が胎内に残る銘文から明らかな仏像です。







奥宸殿(重文)は江戸時代初期の建築で座主の居住空間と言われ、帳台構が備わっています。
「醍醐棚」と呼ばれる違い棚があり、桂離宮の「桂棚」、修学院離宮の「霞棚」とともに「天下の三大名棚」のひとつに数えられています。



秀吉公から贈られた「金天目茶碗・天目台」の寺宝も公開されています。
茶碗は木製の茶碗を薄い金で包み、また、天目台は銅に鍍金を施したものだそうです。
純金だと重くてもてないですね!



あまり注目されないですが「聖天堂」です。



観音堂にもお詣りし、西国巡礼の御朱印を授与して頂きました。





醍醐寺でスタンプラリーが3つ貯まったので境内にある雨月茶屋でお抹茶と菓子を頂きました。

(堂内の写真はネットから転載させて頂きました。)







京都タワー展望室

2022年03月22日 20時05分00秒 | 日記
 3月10日、東山花灯路に行くまでの時間を利用して久しぶりに京都タワー展望室へと上りました。



京都のランドマークとして良く知られている京都タワーですが今回で2回目です。

高さは約131mあり京都市内で最も高い建造物です。高さ131mは当時の京都市の人口で決められたそうです。

また、形は蝋燭のようですが京都の街を照らす灯台をイメージしています。
かっての家々の瓦屋根を波に見立て、海のない京都の街並みを静かに照らし続いています。


 
東の音羽山の麓には朱色が鮮やかな清水寺が遠望出来ます。



少し北には法観寺の五重塔(八坂の塔)や霊山観音が見えます。



手前には京都国立博物館、その奥には妙法院の伽藍が見えます。大庫裏は今、半解体修理中で素屋根で覆われています。





東本願寺とその飛地境内の渉成園です。
境内の広さと建物の大きさが凄いです。





南側には京都のもうひとつのランドマーク"東寺の五重塔がみえます。
何度も焼失していますが現在の塔は徳川二代将軍秀忠公の寄進によるものです。





西側に視線を移すと西本願寺の大伽藍がみえます。
"お西さん"の愛称で親しまれていて、伽藍の焼失を経験していない為に、貴重かつ膨大な資料を所蔵されています。

次は夜の夜景を見てみたいですね。




京 翠嵐 翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都

2022年03月21日 08時45分00秒 | 日記
 3月12日、醍醐寺から地下鉄東西線と阪急電車を乗り継ぎ嵐山へと来ました。





やって来てのは嵐山大堰川畔にある「翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル」です。

以前に門を入ってすぐ左手にある「茶寮 翠嵐」には来ていますが本館でランチを頂くのは初めてです。







中門を潜ると別世界の"和"の空間が広がります。
それもそのはずで「嵐山御殿」と称され、明治期の豪商の贅を尽くして建てられた邸宅をホテルにリノベーションしたものです。









内部も"和"の空間で落ち着いた雰囲気が漂います。



「紅梅の匂」と書かれたお品書きには一見すると会席料理の内容です。

















和食のテイストにフレンチの食材をふんだんに使ったイノベーティブな料理です。

お造りも丹後半島産の太郎塩やオリーブオイルで頂くのが変わっています。

サラダの下には玄米が隠れていて体が喜びそうな一品です。

打って変わって次には近江牛のローストビーフ、フォアグラ、トリュフの日仏合作の一品で楽しませてくれます。

お食事では世界農業遺産のコシヒカリの上にはあまり馴染みの無いレンズ豆が載っています。
添えられている白味噌は一見、白味噌の雑煮ですが、全く味も食感も違います。
酒粕が入っていると思いますが凄いコクと旨みです。
おかわりしたい程の美味しさです。








 
食後に庭園を散策します。
手前には大堰川が流れて、対岸には嵐山が控えます。



この光景を眺めていると歴代の天皇や皇族、貴族に愛され、また、明治の文豪・夏目漱石も小説"虞美人草"で
「渡月橋。
京は所の
名さえ美しい。」
と書いているほどの素晴らしい景勝地です。





醍醐寺 五重塔 京の冬の旅⑨

2022年03月18日 09時32分00秒 | 日記
 3月12日は「京の冬の旅」事前申込み制「僧侶が案内する特別拝観」で醍醐寺五重塔を拝観しました。



世界文化遺産にも登録されている醍醐寺は山上の上醍醐を含め広大な伽藍を有している真言宗醍醐派の大本山でもあります。

仏像を始め、絵画や文章、建築物など7万点もの国宝や400店以上の重要文化財を所蔵されています。

その一部は毎年の春と秋に霊宝館で公開されています。

まだ、醍醐寺の見た事の無いものに国宝・五重塔の内部があります。







先ずは醍醐寺の鎮守社の清龍宮(せいりゅうぐう)拝殿で一字一願写経をします。





下醍醐にある清龍宮は上醍醐から分身されたもので、現在の社殿は永正14年(1517)の再建で、拝殿は慶長4年(1599)に当時の座主・義演により整備されたものです。

一字一願写経を終え、いよいよ五重塔内部を拝観します。









醍醐寺五重塔は他の塔とは建立の主旨が異なり朱雀天皇が父帝・醍醐天皇の冥福を祈る為に建立され、天暦5年(951)に完成しています。


(醍醐天皇像 醍醐寺三宝院蔵)

その様な主旨から他の寺院の塔にある"仏舎利"はなく醍醐天皇と穏子皇后、朱雀天皇、村上天皇の御位牌がお祀りされています。

初層内部には塔の心柱を覆う覆板に胎蔵界曼荼羅や金剛界曼荼羅が描かれています。



また、周囲の羽目板には空海を始め真言八祖像が描かれています。

(五重塔内部は撮影禁止ですので写真はネットからの転載です。)





次に三宝院へと向かいます。