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ヴィンランド・サガ 第22話感想。

2019-12-17 23:28:28 | アニメ

 

今週はトルフィン&王子の絡みとアシェラッドの過去が見れた俺的神回!

 

・ク「トルフィンはそなたに勝ったのであろう。アシェラッドはそれ以上か?」

 ト「てめェ王子…ナメてんな?3人の中でこの俺様が一番弱ぇとかありえねぇだろうが?あ?」

 「弱ぇ」の部分を「可愛くない」と置き換えることも可能。

・アシェラッドが剣を捨てて「来い」と挑発するシーン、トルフィンにずずずっと寄るカメラワークがアニメっぽくなくて(?)なんか良かった。

・アシェラッドの挑発にまんまとのって激昂し、クセを見抜かれてるのもわからず感情むき出しのまま襲い掛かりあえなく返り討ちにあい滅多打ちにされるトルフィン。…あのトールズの息子だし頭は悪くないとは思うんだけどなぁ。「復讐」に縛られ、「戦士として生きる」ことに縛られ、「父」にも縛られている何とも不自由な身に見えてしまう。

・気絶してしまったトルフィンに王子、「トルフィン…おい、トルフィン!(ペチペチ)」

 介抱キターーーーーーー!!!(゚∀゚) なんなら王子のマントの中に入れてあげて下しゃい。

・「後学のために教えてやる」と自分の過去を語り始めるアシェラッド。アシェラッドが自分のことを話すのはとても珍しい気がする。「戦士として正々堂々と決闘で勝つ」のではなく、「寝込みを襲ってでも目的を果たせ」と。

・しかしちびアシェラッド可愛いなぁ(*´∀`*) あの特徴的な眉毛は父ちゃんゆずりだったのね。

・お母さんが信じ続けた英雄の帰還。アシェラッドも信じていると言っていたけど…。

 「もし本当にご先祖様がそんないい所に暮らしてるならよ、好き好んでこんな世界にに帰ってくるわきゃねぇ」

 「一瞬で悟った…今この時アルトリウスがおふくろを助けに来ないのなら、そんなものは永遠に来ないのだと…」

 11歳で「神や英雄にすがるのは時間の無駄」というこのリアリストぶり。お母さんとは違い、辛いことしかなかった人生だったから自然と強かになるのかもですけど…。(それともアシェラッドの本質か?)

・「わかるか若造ども。誰かがやらねばならん。英雄でも神でもねぇ誰かがな」

 アシェラッドはたぶん英雄も神も…仲間も誰も信じてないんだろうな。天の父と決別したクヌートと少しだぶるものがある。

・ア「馬鹿で不潔で、てめぇの欲望以外なにもねぇクソどもさ」

 アシェラッドのデーン人のイメージ。笑 これだけ毛嫌いしているヴァイキングの血が自分にも通っているって相当生き地獄だと思うんですけど、「そんときゃ俺も生きちゃいられない」「ただのヴァイキングですよ」と割と受け入れているのは、ヴァイキングになった時点で自分の気持ちに折り合いをつけたのか…。(ヴァイキングとして生きる以外道がなかっただけか)

・ただそれでもビョルンを友達だと言ったのは本心だと思いたい。(´・ω・`)

・ア「おめーの働きにはマジで頭が下がるよ。茶番みてーな決闘に付き合ってやるだけで、あのトルケルにまでほいほい挑んでいくんだもんなぁ。便利なガキだよ。お前は」

 これトルフィンに言った真意は何だろうなぁ?トルフィンに気付かれるまで黙ってればこれまでと同じように便利なワンコとして使えたのに…ヴョルンのこともあって本当にいい加減ウンザリしてたのかなぁ。

・アシェラッドにはヴァイキングとしての誇りもないしたぶんヴァルハラも信じてないので「戦士として」生きることにはそんなに執着していない(だからトールズも人質をとって殺した)としても、「最強の戦士」であった父をこの上なく誇りに思っていたトルフィンに生き方を変えろというのはなかなか大変な気もするが…。

・まぁそもそもトルフィンも「本当の戦士」とは何かわかんねえみたいだけど…。

・ク「なぜ…私なのだ。英雄の末裔はそなたであろうアシェラッド。才気もある。己自身が王となり、世を変えようとは思わぬのか?」

 ほんこれ。私もアシェラッドの野望は自分が王になることだと思ってたんスけど。奴隷制度をなくし、ヴァイキングどもを追放し、身分をなくし…と英雄が成しえない事をやろうと思ってるのかと。

・父の形見の剣に映る自分の顔を見つめるトルフィン。時が遡っていき、11年前の「殺してやる!!」とアシェラッドに向けた殺意の籠った目は、今のトルフィンと全く変わらず…。子供の頃のまま、何も成長していない。この、時が遡る演出が良かったな。ちゃんと時系列順にやった意味が出てくるというもの。

・最後のトルフィンのうめき声よ…!(´Д`;)アゥ

 

 

これで少しでも成長して最後にトルフィンの見せ場があるといいんだが。(今んところマジでアシェラッドの物語だよこれ)ただ、ここまで自分の過去を語ってくれたにもかかわらず、それでもアシェラッドを「底知れない男」と思ってしまうのはただ単にワシがアシェラッドを信用していないだけなんでしょうか?w(完全にトラウマ)あと2話かぁー。少しでもトルフィンの成長と王子との絡みが観れると嬉しいです!