こばとの独り言

ひたすらに趣味を語るブログ。
【18禁の記事もある為、閲覧は自己責任でお願いします】

「Deep Love Diary -恋人日記-」&「アキウソ -The only neat thing to do-」 体験版公開

2016年09月24日 18時49分20秒 | 美少女ゲーム

2016年10月28日発売予定Campus第7弾タイトル「Deep Love Diary -恋人日記-」と2016年11月25日発売予定Campus第6弾タイトル「アキウソ -The only neat thing to do-」の体験版が公開されています(*’∇’)

第6弾タイトルより第7弾タイトルの発売日が早くなってるのはアキウソが発売延期したからですねw

体験版は公開されたものの、自分は現在新作の方に取り掛かっているため、体験版をプレイする時間がありません。可能な限り早くプレイしたいのですが、恐らく10月になるかと思います。まぁCampusさんのは短いのでもしかしたら9月中にプレイ出来るかもしれませんが・・・。

・・・いつも思うんですけど、エロゲの日に体験版公開は止めてほしいですよね。新作にかかりっきりになって体験版のプレイが遅くなってしまいます。せめて1週間前とかにしてほしいものですなぁ。
まぁそれもこっちの都合なんですけど、新作プレイに追われてしまい、遅れに遅れて体験版プレイするの忘れてしまうこともありますしね。「夏の魔女のパレード」の体験版第2弾はダウンロードだけはしたけど結局プレイするの忘れてしまいましたし・・・。

とりあえず、忘れないうちにプレイしますw

「Deep Love Diary -恋人日記-」の公式サイトはこちらから↓ 

『Deep Love Diary -恋人日記-』応援中!

あゆま紗由先生の描くおっぱいは好きなので楽しみですわ~(*’∇’)

「アキウソ -The only neat thing to do-」の公式サイトはこちらから↓

アキウソ -The only neat thing to do-

金髪巨乳は良いです。( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!

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「千の刃濤、桃花染の皇姫」 あらすじ・感想その1 稲生滸編

2016年09月24日 00時10分19秒 | 美少女ゲーム

2016年9月発売タイトル第1弾は、オーガストの「千の刃濤、桃花染の皇姫」でした!

千桃はオーガストの新作で、体験版の内容も良かったことから、今年1番の期待作でした!

特典はこんな感じ。もちろんプレミアムパックですよw

はい、店舗特典は古杜音ちゃんですw
自分にとって古杜音ちゃん一択なんです!古杜音ちゃん可愛い!大好き!!(*´Д`*)b

千の刃濤、桃花染の皇姫 概要
百名近い巫女が維持する呪力障壁「呪壁」によって守られているため、周辺国家から「神に護られた国」と呼ばれ、2千年もの間一系の皇家によって統治されてきた「豊葦原瑞籬内皇国(とよあしはらのみずがきのうちのすめらみことのくに)」。3年前に国を守る呪壁が突如として機能停止したことで周辺国家への侵略を続けるオルブライト共和国の手に落ち、皇国を統治していた蘇芳帝は反逆者の宰相・小此木時彦によって暗殺され、以降は皇国従来の政治形態を温存し、皇家の血筋を引くとされている翡翠帝を傀儡として共和国の総督府が統治を行っています。
皇国が共和国の支配下に置かれたことにより、皇国人は共和国人を裁くことが出来なくなったため、共和国人によって好き勝手され放題。当然反感を抱く者は大勢いて、帝国を守る武人たちが反抗するために「奉刀会」を結成しますが、総督府に反感を抱く者は厳しい取り締まりを受け、2年前の“八月八日事件”により、奉刀会は壊滅状態。しかし、現在でも奉刀会は残っており、彼らは地下に潜伏し、武装蜂起するために準備しています。彼らの目的は翡翠帝を救うこと。翡翠帝を救い、一度天京を出て地方に臨時政府を作った後、独立を宣言し全国の有志に決起を呼び掛け、共和国を交渉の席に着かせることです。奉刀会と共和国の圧倒的な兵力差を覆すには武人にしか扱えない巫女が命を捧げて鍛造する呪術の結晶「呪装刀」が必要で、現在奉刀会はそれを集めるために活動をしています。
主人公の鴇田宗仁は武人でしたが、先の戦争時の戦闘中による負傷により戦争以前の記憶を失くしています。リハビリ後は表向きは学生として七割近くの生徒が共和国人である天京帝立学院に通って放課後は糀谷生花店という花屋で働き、裏では奉刀会の監察として会長の稲生滸のサポートをしています。
そして、ある日、小此木を暗殺するために天京へと戻ってきた蘇芳帝の娘・宮国朱璃と彼女の暗殺行為を阻止した宗仁が“再会”したことで物語は動き出します。
尚、宗仁はHシーンもボイス有りに出来ます。男の声が入っても平気だぜ!って人はそちらをどうぞw
攻略に関しては、「穢翼のユースティア」同様に段階的にルート分岐していきます。それからクリアするとクリアしたヒロインの「余談」が解放され、それぞれクリアしたヒロインの後日談が見られます(ほぼHシーンですがw)。サブヒロインのルートも用意されてるようですが、こちらはまだ未確認。

千の刃濤、桃花染の皇姫 共通ルートその1 あらすじ
【雪割草】
宰相の小此木時彦の裏切りにより暗殺された蘇芳帝。蘇芳帝の娘は1人の武人に助けられ生き延びることが出来ましたが、皇国は裏切り者の小此木の手により共和国の手に落ちました。小此木は蘇芳帝から全権を託されたという嘘の遺言を公表し、名もなき少女を翡翠帝として即位させ後ろ盾となり実権を握ったのでした。
それから3年後。総督府に反抗を続ける奉刀会は会長の稲生滸の指導の下、武装蜂起の準備をしていました。会議が終わった後、宗仁は遅れてやってきた副会長の槇数馬と一悶着あったものの、自分が世話になっている花屋に帰ると、店長の乾鷹人から配達を頼まれたため、車で配達に向かいます。仕事が終わった後、呪装刀輸送の情報が入ったため、その輸送経路を実際に走っていると、要人を乗せていると思われる黒塗りの高級車が通ります。そのとき、悪寒が走ったため、空の方を見上げると、信号機の上に1人の少女が立っていました。
その少女の斬撃により先頭の車両は断ち切られます。すると、車からは護衛が数名出てきて「陛下をお護りしろ」と言ったため、宗仁は驚きます。自分たちの救うべき相手がすぐ近くにいたのです。少女は次に翡翠帝の乗る車を狙ったことから、宗仁はとっさに短刀の鞘を投げ、彼女を食い止めます。翡翠帝の車が走り去ったのを確認した宗仁は、負傷し逃げる少女を追いかけます。
少女に追いついた宗仁はその顔を見て、初対面のはずなのにそうではない何かを感じとります。少女の方は見覚えがあり宗仁が覚えてないと言うと「薄情者」と言いますが、宗仁が名乗ると彼女は「やっと名前が聞けた」と笑顔を浮かべ、自己紹介します。「宮国朱璃、蘇芳帝の第一皇女であり、ただ一人残された皇家の正当な後継者」と。朱璃は自分の首を取って翡翠帝への土産にすれば良いと言いますが、宗仁は身体が動きませんでした。殺してはいけないと本能が訴えたのです。少女を守れ、それがお前の使命だと。
宗仁は本能の赴くままに朱璃の持っていた呪装刀を借りて、彼女を追ってやってきた護衛たちの銃撃を全てはじきます。そして、朱璃を抱えてその場から逃げ、自分の部屋まで連れて行き治療します。翌日、目を覚ました朱璃は再び小此木を殺そうと外へ出ようとしますが、宗仁はその身体では無理だと止めます。宗仁は朱璃に血筋を証明できるものはないかと言うと、朱璃は「あなた」と答えます。戦争中に朱璃と会ったことがあると分かった宗仁は、彼女なら何か知ってるかもしれないと問い詰めると、朱璃は記憶が戻るかもしれないからその場所に連れて行ってほしいと宗仁にお願いします。
朱璃に頼まれ2人が向かった先は、代々の皇帝が埋葬されている陵墓でした。朱璃はそこで3年前に助けられたことや、血を拭ってくれたときに渡された手ぬぐいを見せたりもしましたが、宗仁は思い出すことは出来ませんでした。しかし、昨晩朱璃を助けたときの感覚と彼女を信じることにします。そして、血筋を証明する方法を一緒に探すことを約束。朱璃は宗仁が自分のことを信じてくれたことに喜び、早速小此木の暗殺に向かおうとしますが、宗仁はそれを止めます。独裁者である小此木を殺してしまえば皇国は無政府状態となり共和国によって皇国は潰される。ここで、小此木に復讐しようとする朱璃と、国の将来を考え手段を選ぶべきと主張する宗仁は対立します。話が平行線を辿る2人ですが、朱璃は3月20日・・・敗戦の日に小此木の暗殺命令をするから、そのときまでに自分が主にふさわしいと分からせると言い、宗仁もまた朱璃に暗殺を諦めさせると返します。こうして、2人の運命共同体は始まるのでした。
店長に事情を話して匿ってもらいつつ、店長の呪術で朱璃の治療をしてもらうことになったものの、問題は奉刀会への説明でした。朱璃の血筋を証明できるものがないため、滸たちの説得が難しいからです。しかし、滸はすぐ宗仁のところへやってきますが、10分ほど猶予をもらい、朱璃に滸のことで相談します。宗仁は朱璃の素性を隠して紹介しようと提案しますが、朱璃はその案を却下。武人の棟梁である稲生家の人間に信じてもらえないようではこの先が暗いからと。しかし、結局証明できるものがないという理由で信じてはもらえませんでした。翌日、勅神殿の道場で滸と稽古をした宗仁。滸はこれまでと剣筋が違う、記憶を失う前の宗仁に近いものがあったと驚き、その理由を問うと、宗仁は朱璃のおかげだと話します。滸は彼女のことを信じていませんでしたが、彼女が本物なら奉刀会にとってこれ以上ないほどの御旗になることから、宗仁の説得に応じ敗戦の日までは彼女を斬らないことを約束します。
朱璃が宗仁と同じ学園に通うことになり、その初日。宗仁は先ず共和国総督の娘エルザ・ヴァレンタイン上級大佐を紹介します。2年前の八月八日事件で奉刀会を壊滅状態まで追い込んだのが彼女でした。その後、同じく共和国人の軍人・ロシェルや、皇国を代表する財閥の総帥・来嶌紫乃と紹介されますが、特にエルザとは国のことで熱論を繰り広げることになり、宗仁は冷や汗をかくことになりました。その日の夜、配達の傍ら朱璃を連れて天京の案内をした宗仁。暴力にさらされる皇国人を見て、朱璃は助けに行こうとしますが、宗仁はそれを止めさせます。朱璃は宗仁を糾弾しますが、宗仁が“奉刀会”が残っていることを話すと、朱璃は喜び宗仁に臆病者呼ばわりしたことを謝ります。そして、帝京まで着くと、朱璃は三種の神器があれば血筋を証明できるのではないかと話します。神器は帝京の奥にある皇帝専用の神殿にあると朱璃は予想していましたが・・・。
呪装刀輸送日が決まり、その前日の夜。朱璃の記憶を頼りに帝京への侵入を試みようとした宗仁たちでしたが、小此木によってことごとく入口を塞がれていました。諦めて帰ろうとしたとき、輸送車らしき車が前を通ったため、呪装刀の輸送車ではと思った宗仁は追跡を開始。その後、滸からも呪装刀の輸送が1日早まったという連絡を受けたため、宗仁は助手席に乗る朱璃を下ろそうとしますが、朱璃は頑なに拒否。宗仁は仕方なく車から出ないことを条件に同行することを許可します。そして、作戦通りに輸送車を襲撃しますが・・・宗仁が担当した車両の中から1人の女の子が出てきます。彼女の名前は椎葉古杜音。巫女を束ねる斎巫女でした。彼女を車まで連れていくと、朱璃は驚きます。古杜音は朱璃が伊瀬野という皇家縁の土地で潜伏していた頃の友人でした。その後、彼女を安全な場所まで運んだ後、宗仁は名乗りますが、今度は古杜音が驚きます。それは宗仁のことを先代の斎巫女からよく話を聞いていたからで、戦争時に亡くなったとされる先代斎巫女について話を聞きたかったからでした。しかし、生憎宗仁は記憶を失くしているため何も知らず、古杜音は肩を落とすのでした。
斎巫女との繋がりが出来た奉刀会。滸は宗仁に斎巫女に呪装刀を研いで貰えないか交渉してほしいと頼まれます。宗仁は単身で神殿に行ったものの門前払いされてしまい、どうしようとか考えていたところ、古杜音の方が学院に通うことになり、アッサリと目的を達成。呪装刀を1本研いでもらいます。そのとき、古杜音はお礼の代わりに今は廃墟になって立入禁止区域になっている武人町に連れて行ってほしいと宗仁たちに依頼。先の戦争で亡くなった武人たちのために慰霊を行いたいということでした。宗仁たちは話を聞いてその依頼を引き受けることにします。その帰り、宗仁は朱璃が最初に着ていた衣装「呪装具」を古杜音に鑑定してもらったらどうかと提案。斎巫女のお墨付きならば滸たちも無視はできないだろうということでした。それから、宗仁は朱璃に何故暗殺に拘るのかと質問します。小此木を殺すだけでは変わらないのに。そもそも、朱璃は小此木を殺して国を変えようという意志はなく、母の仇を討ったら自分も死ぬつもりでした。皇国の安寧と豊穣を守れなかった時は、その身を以て大御神に赦しを請うべし・・・それが皇家に伝わる帝王学でした。命を賭して皇国を守れなかった責任を取ろうとする朱璃と、これからの皇国を変えて行こうとする宗仁。2人は根本的に考え方が違っていたのです。しかし、それでも宗仁は彼女を死なせないと誓うのでした。
古杜音との約束の日、宗仁と朱璃と古杜音の3人は武人町へと向かいます。そして、武人町に着いた後、滸の実家で慰霊の儀式を執り行うことになり、宗仁も実家に行ってみることに。そこへ義妹のものと思われる櫛を発見。持ち帰ることにします。その後、慰霊の儀式により多くの霊が成仏したのを見届けると、桃の花弁がどこからか降ってきて、宗仁は急に頭痛に襲われます。直後、魂の成仏を目撃した共和国軍に包囲されますが、朱璃は気絶した宗仁を抱えながら古杜音と一緒になんとか武人町を脱出。しかし、川に落ちてしまいますが、宗仁に頼まれて予め待機していた滸によって救出されます。朱璃は失った意識の中、皇家に仕え最期の最期まで自分を鍛錬してくれた里中との日々を思い出します。目を覚ました後は、宗仁を見捨てなかったことについて、2人で問答を繰り返すのでした。
翌日。この日は翡翠帝が学院に登校する日でした。翡翠帝はやってくるなり校舎から自分を見ている生徒たちに挨拶しますが、宗仁と目があったとき一瞬動きが止まります。宗仁は記憶を失う前に彼女と会ったことはあるのかと思いますが・・・。昼休み、翡翠帝が食堂で一般の生徒と同じように過ごそうとしていたところ、共和国人が勝手に翡翠帝の写真を撮り始めます。それでも翡翠帝はそれを受け入れていましたが、翡翠帝を侮辱されたと思った皇国人の生徒が共和国人の生徒に殴りかかり乱闘騒ぎに。宗仁は騒動になるやいなや、翡翠帝を救出しその場を離脱します。翡翠帝と話す機会を得られた宗仁はチャンスだと思い、自分が働く花屋の名刺を渡し、記憶がないことを説明した後、以前に会ったことがあったかを聞きますが、翡翠帝はありませんと答えるのでした。その日の内に帝京から注文があり、宗仁と朱璃は商品を届けるため帝京内に入りましたが、そこに待ち受けていたのは朱璃が命を狙う小此木でした。既に朱璃のことは知られていたのです。
皇国を売りとばし、今回の面談もただの暇つぶしと言う小此木を一喝する朱璃。そんな彼女の姿を見て宗仁は証明など不要だと感じます。朱璃は小此木と話したことで自分の考えを改め、小此木を暗殺したところで国は変えられない、大義ある戦いを経て社会を変革しないと・・・と語り、小此木のことを暗殺ではなく国民の前で裁かれるべきと言います。宗仁は彼女が考えを改めたことを嬉しく思い、約束通り彼女に忠誠を誓うのでした。
小此木の自白を録音していた朱璃と宗仁は、滸たちと行きつけの店で落ち合い、そこに古杜音を連れていきます。古杜音に朱璃の呪装具を鑑定してもらった結果、本物の皇家の呪装具であることが判明。更に小此木の自白を録音したものを滸に聴かせると、彼女もようやく朱璃を皇家の人間と認めますが、その直後、店内がざわつきはじめます。テレビ画面を見ると、翡翠帝が共和国高官の結婚を敗戦の日に正式発表という速報が出ていたのです。もし、皇家と共和国の人間が結婚したら、皇国人は精神的に共和国と戦うことが出来なくなる上、生まれた子供が帝位を継ぐことになれば皇国と共和国は一体となってしまう・・・それこそ本当の敗北でした。
宗仁と滸は奉刀会の暴発を防ぐために本部に向かいます。本部には集合をかけてないにもかかわらず、既に大半のメンバーが集まっていました。滸は槇を筆頭とした血気盛んな者たちを必死に説得します。彼女がそこまで必死になっていたのは、3年前の戦争で自分と一緒に戦った明義隊(稲生家の明義館に通う若者を集めた部隊)が自分一人を遺して全滅したことが大きく関係していました。そんなとき、古杜音から連絡が入ります。朱璃が行方不明になったというのです。古杜音が朱璃の部屋にいるというので急いで戻った宗仁は、彼女と一緒に辺りを捜索しますが三時間も前の話だったため、見つけることは出来ませんでした。誘拐された可能性が高いと踏んだ宗仁は、古杜音に呪術で探すことは出来ないかと聞くと、古杜音は朱璃の持っていた呪装具を辿れば分かるかもしれないと朱璃の部屋で儀式を始めます。そして、古杜音が見たのは宗仁にとって見覚えのある倉庫群でした。一方、朱璃は犯人から幻覚を見せられていて、宗仁を人質に取られ小此木の首を狙うことと宗仁の命、この2つを天秤にとられており、彼女が出した結論は宗仁でした。自分の使命よりも宗仁を取ってしまったのです。
宗仁と滸は2人でその倉庫に向かいます。すると、宗仁は朱璃の気配を察し、倉庫の場所を特定に突入します。倉庫の中には誰もおらず、朱璃が気を失っているだけでした。そして、外に連れ出そうとした瞬間、テロリストがいるという通報を受けたエルザたちによって包囲されてしまい、宗仁は滸に朱璃を連れて逃げるように指示したあと自分が囮になります。エルザ達共和国軍と一戦交える宗仁でしたが、呪装刀の力で共和国軍を一蹴。エルザとも“穏便に”話を付け、その場を去り滸たちと合流します。意識を取り戻した朱璃は何者かに小此木から手を引くよう脅迫されたと言いますが、記憶が混乱しているようでした。宗仁と滸は犯人の目的がはっきりしないと疑問に感じていましたが・・・。
夜が明け古杜音を勅神殿に送り届けた後、朱璃と稽古をした宗仁。稽古が終わってお店に戻ってくると滸から槇派の数名が奉刀会を脱会したという連絡が入ります。暴走させないために脱会した者を探す宗仁たち。夜になり、連絡が取れなかった槇を発見。彼と話している間に滸から間に合わなかったという連絡を受け、宗仁は肩を落とすのでした。
そして、迎えた3月19日。皇国がもっとも盛り上がるお祭り・桃花染祭。宗仁と朱璃、途中から古杜音も加わり花屋で仕事をしていましたが、それが終わったあと、学園に咲いている桃の花を見に行きます。そこで朱璃は急に皇家にしか伝わっていない伝統の桃花染の舞を見せると言い出します。その舞は以前彼女が見せるのを嫌がっていたものでした。誘拐されてからの朱璃の様子がおかしいと思っていた宗仁は妙な胸騒ぎがしましたが、その悪い予感は的中します。その日の夜、ふと目が覚めた宗仁は朱璃の部屋に行くともう彼女の姿はありませんでした。そこには手紙があり、一通は「皆へ」、もう一通は「鴇田殿」と書いてありました。手紙には宗仁のもとを去ることへの謝罪と自分が主には相応しくないことと主従関係の解消が書かれていました。宗仁は彼女が大人しく伊瀬野に戻るわけがないと思い、恐らく翡翠帝の婚約発表を止めるつもりだろうと考え、部屋を飛びだし朱璃を探します。一方、滸は朱璃がいなくなった報を受けてはいましたが、まったく別のことを考えていました。それは共和国から奪い取った呪装刀が関係していて・・・。
朱璃は陵墓で隠れていました。そして、母親に幻覚の中とはいえ国よりも想い人を取ってしまったことを謝罪し、せめて式典で翡翠帝と小此木の正体を明かそうと誓っていましたが、ふと背後に誰かいることに気付き咄嗟に飛びます。振り向くとそこには呪装刀を持った滸の姿がありました。その様子から朱璃はいつもの滸ではないと悟り、自分も呪装刀で応戦します。滸は『なぜ私から宗仁を奪うの?許せない』と呟き、再び襲い掛かります。朱璃は自分の死を覚悟しましたが、そこに駆けつけたのは宗仁でした。宗仁は古杜音からもらった情報で朱璃のもとへ駆けつけたのです。しかし、元々実力伯仲の2人の戦いにおいて、朱璃を庇ってできた肩の傷は宗仁にとって致命傷でした。徐々に押され始める宗仁ですが、朱璃を守る事ただそれだけを考え、戦い続けます。朱璃はもう主従関係は解消したのだから守らなくても良いと言っても宗仁は言うことを聞きませんでした。どんなに傷付いても滸に立ち向かう宗仁の姿に、朱璃は戦争にときの彼の姿を重ね、そんな宗仁の背中を見て、朱璃は宗仁が言っていたことの意味を理解します。主は臣下の覚悟を受け止め、自らの運命を臣下に委ね、自らの言葉で臣下を戦場に送り出し、全てを見届けること。自分のすべきことを理解した朱璃は、宗仁を止めるのではなく、私のために勝ちなさいと命じます。すると宗仁の力は解放され、一瞬で決着が付きます。宗仁は刀ごと滸を斬るつもりでしたが、刀が折れたと同時に滸の目に戸惑いの色が見えたため寸止め。滸はそのまま気を失うのでした。
滸との決着が付いた後、朱璃は宗仁の運命を見届ける勇気がなかったことを認め、これからは私も私の為すべきことをしてあなたに応えたいと誓います。そして、宗仁にその身とその命を今一度私に捧げなさいと命令。宗仁も朱璃に忠誠を誓います。すると、何もない中空から突然桃の花が舞い降りてきます。宗仁が驚いていると、朱璃はこう言います。「これは私の涙。物心ついた時から私は涙を流せないの」と。そして、これで泣くのは最後にすると誓い、宗仁もまた朱璃を泣かせるのは最後にしようと誓うのでした。
その後、古杜音がやってきて滸の治療を開始、宗仁と朱璃は遠くの式典を見ていましたが、突然会場が爆発。翡翠帝を含めた多くの要人がこの爆発に巻き込まれるのでした。
【花篝】
爆発に巻き込まれても無事だったエルザが周囲を見渡すと、先ほどまで談笑していた来賓たちの呻く姿がありました。その中には既に動かなくなった者もいましたが、傍らから翡翠帝の呻き声がしたため、慌てて駆け寄り抱き起します。奏海は幸いかすり傷程度だったためエルザは安堵し、事態の収拾に動こうとしたところ、奏海に血が出ていると言いわれ、彼女は初めて自分の脚が血に濡れていることに気付きます。奏海に応急処置をしてもらったエルザは無事だった者から状況を報告してもらい、各人に指示を出していると、そこに小此木がやってきます。エルザは奏海を小此木に任せて自分は現場に残ると言うと、奏海からお礼にと小さな木彫りのキーホルダーを渡されます。エルザは彼女が小此木の傀儡の人形だと知っていましたが、そんな彼女の態度を見て翡翠帝自身に少し興味を持つのでした。
その後、状況を把握し事態を収め報告書をまとめたエルザは、父ウォーレンに報告しに行きますが、ウォーレンは犯人を武人に仕立て上げようとしていました。エルザは理不尽な理由で取り締まることは間違っていると反論したものの、ウォーレンは聞く耳を持っていませんでした。ウォーレンに結果を残した者のみが主張できると言われ、今回の式典の総警護を任されていたにも係わらず悲惨な事態を招いたエルザは何も言い返すことが出来ずに退室。しかし、エルザは心の中ではまだ諦めていませんでした。
その頃、朱璃と滸の治療のために勅神殿に急行した宗仁達。治療を受け意識を取り戻した滸は古杜音から自分が操られたことにショックを受けていました。呪装刀にかけられた呪術よって負の感情が利用されたという古杜音の診断に、宗仁がその負の感情について滸に聞こうとすると、朱璃に出て行くよう言われ仕方なく退室。宗仁が退室したのを確認した後、滸は自分が何故操られていたのか思い出していました。朱璃に宗仁を取られたくないという嫉妬心、それが滸が操られた原因でした。朱璃からはこうなったのは呪装刀のせい、だから手打ちにしましょうと言われたものの、武人として自分の失態が許せない滸はけじめをつけるために自害しようとします。朱璃に死ぬなと命じられても尚も死のうとする滸に対し、朱璃はそれなら死よりも重い罰を与えると言い、滸はそれを受けることにします。朱璃からの罰は「臣下として朱璃を玉座につけること」でした。それは義務であり義務を果たす前に自害することも許さないと言われ、上手く嵌められたと思った滸でしたが、その罰を受け入れ朱璃に忠義を誓い、彼女の臣下となるのでした。
朱璃と滸の話が済んだ直後、滸に武器庫がエルザ率いる共和国軍に襲撃されたという連絡が入り、宗仁と滸、そして朱璃の3人は奉刀会本部へ戻ります。そこで滸は呪装刀の7割を共和国軍に奪われたという報告を受けましたが、それでもなお呪装刀集めをすると宣言。すると、副会長の数馬はうじうじと刀集めなんてうんざりだと不満を爆発させ、滸と数馬は一触即発状態に。それを打ち破ったのは、密偵の子柚からの報告でした。それは2年前の8月8日・・・『八月八日事件』で共和国軍に拘束され死んだと思われていた滸の父・稲生刻庵が帝宮に囚われているという情報でした。しかし、共和国軍に捕えられたはずの刻庵が何故帝宮にいるのかという理由までは分かりませんでした。滸は子柚の報告を聞いて、父親の救出を決定。会長は父がすべきという滸とそれに反対する数馬で再び一触即発の気配になりましたが、監察役である宗仁が間に割って入り2人を止めます。すると数馬は年寄りの出る幕じゃないと刻庵の救出には協力しないことを宣言し、去って行きます。宗仁のお蔭で何とか奉刀会の分裂は避けられましたが・・・。
犠牲を払ってでも父親を救出しようとする滸に対し、宗仁は帝宮には3~4人の少人数で行くべきことと、奉刀会の分裂を防ぐために私的なものとして行うことを提案。朱璃もそれを支持したことで滸も納得。子柚からの事実確認の報告を待ち救出作戦を決行することとなりました。
一方、エルザはウォーレンに言われた通り、今回の件を武人の仕業だとマスメディアに説明。その後、軍に戻りウォーレンと話をします。今回の武器庫襲撃についてはウォーレンが掴んだ情報によるものでした。そして、ウォーレンが刻庵が帝宮に囚われているという情報を意図的に武人にい流したことを問い詰めますが、その件については自分の発案だと答え、刻庵を餌に武人を誘き出し一気に叩きたいと思惑を話します。場所を帝宮にした事については、小此木が今回の爆発事件の責任を取ってきたから任せたと答え、エルザは小此木を信用することが出来なかったため、何とか自分の部隊をねじ込めたいと考え、ウォーレンと交渉し許可を貰うのでした。
式典爆破事件の翌日。政府より3月一杯でこれまで許可されていた刀の所持を全面禁止及び回収するという通達があり驚く宗仁達。この通達で暴走しかねない奉刀会のメンバーを抑えた後に学園に向かうと、既に昼休みになっていました。食堂で朱璃と合流した宗仁と滸ですが、そこにやってきたエルザからやんわりと牽制されます。放課後、呪術の使い過ぎで倒れて学校を休んだ古杜音の見舞に勅神殿に向かった宗仁と朱璃。そこで古杜音から有力な情報を聞きます。古杜音が呪術を使って爆破現場を調べたところ、爆破は呪術によるものと判明。犯人まで特定は出来なかったものの、他に爆破によって石垣に開いた穴の奥が地下通路に繋がっているということが分かります。それを聞いた朱璃は帝宮の奥にある「紫霊殿」に眠るという「三種の神器」を手に入れ、それがあれば呪装刀がない奉刀会でも小此木たちに対抗できるかもしれないと提案。宗仁も現状を打破するにはそれが良いと賛成します。しかし、三種の神器については大まかなことは広く知られてても誰も詳しく知りませんでした。三種の神器のうち、あらゆる厄災から身を守る「天御鏡」、あらゆる知恵を授ける「八尺瓊勾玉」の2つは古杜音もあまり詳しくありませんでしたが、残る1つ「天御剣」については歴史書に具体的な記述があると言って2人にそれが書かれた書物を見せます。そこには天御剣が実際に使われたときの様子が書かれており、古杜音は天御剣は今の巫女とは比べ物にならないくらい強力な呪力を持っていたという太古の巫女が鍛え上げた呪装刀ではないかと推察。その呪装刀があれば何とかなるかもしれないと考えた宗仁と朱璃は、刻庵救出の他に三種の神器を手に入れることも目的に入れるのでした。
その帰り、花屋の前で一輪の花を持った数馬を見かけた宗仁。数馬は今夜会う女にあげるものと言って去って行きますが、その後、滸が奉刀会の資金稼ぎのためにやっているアイドル「菜摘」で公演している会場に足を運びます。菜摘をしているときの滸は会場にいる数馬に驚き危うく転びそうになったものの、無事公演は終了。公演後、滸に戻り数馬と会うと、彼は一輪の花と共に滸にまだ刻庵を救うつもりかと聞いてきます。滸が考えを改めるつもりはないと答えると、数馬は脱会届を滸に渡し、自分がいなくなれば奉刀会は1つに纏まると言います。そして、朱璃が現れてから色恋沙汰で色々あった滸に釘を刺し、滸は会長の器ではない、このままでは奉刀会は「明義隊」の二の舞になると言い放ち去って行くのでした。
滸が率いた若い者のみで構成された明義隊。3年前の戦争のとき、唯一無事だった明義隊のメンバーは、初めての戦争に興奮を抑えきれず冷静さを失って滸の独断で戦場に赴きました。しかし、滸と同じく明義隊の中にいた宗仁は途中で別行動を取ったため行方不明となり、他は数人を残して全滅してしまいました。もはや正常な判断力を失っていた滸は目の前の海に現れた軍艦に向かって突撃を敢行。途中で撃たれた滸は倒れ、死ぬことに恐怖を覚え、「死にたくない」と思うようになり幻覚を見ます。目の前に現れた明義隊の武人たちから何故撤退させなかったと責められた滸は、戦争から生き残ったものの、戦後の3年間ずっと後悔と自責に溺れていました。数馬の言葉で改めて明義隊を全滅させた自分は会長の器ではないことを理解した滸。だからこそ彼女は父親の救出に固執していたのでした。
翌日、滸は宗仁と朱璃に数馬が脱会したことを報告。それを聞いた宗仁は、まだ他の会員には知らせない方が良いと言い、「八月八日事件」の二の舞にならぬよう奉刀会のことを知りすぎている数馬の動向を探ろうとしますが、一向に手がかりは見つかりませんでした。数日後、鷹人から「美よし」から数馬が出てきたのを見たという連絡を聞いた宗仁達は、閉店時間を狙って「美よし」へと向かい、睦美から話を聞くことに。睦美は、奉刀会結成のとき、三主家の当主である刻庵や数馬と3人で皇国再興の日まで戦い抜こうと誓約を結びました。睦美は武人も自由な生き方をしても良いと考えており、奉刀会からの脱会が罪にならぬよう自分から率先して抜けました。刻庵が捕まった後、睦美か数馬が会長になるべきだったのではと宗仁が指摘すると、睦美は継げない理由があったと答えます。そもそも刻庵が捕まり奉刀会が壊滅に近い状態に追い込まれた「八月八日事件」は、何者かが決起の情報を漏らしたことが発端でした。公には情報を漏らした犯人は秘匿されましたが、その情報を漏らしたのが、槙家の「興武館」の門弟の1人でした。その門弟は、共和国の息がかかった女性に騙され情報を漏らしてしまい、事件の後に数馬宛に遺書を残して自害。そのことがあり、責任を感じていた数馬は会長を継がなかったのです。犯人を公表しなかったのは、稲生派が槙派を糾弾し、会が割れることを防ぐためでした。
数馬が不器用な人間だと知った宗仁。睦美からは滸を支えられるのは他家である自分や数馬ではなく宗仁だと言い、宗仁は刻庵からも頼まれ支えてきたつもりだと答えます。ただ、滸のことを会を率いるだけの実力はあると評価していたものの、明義隊のことが尾を引いて自信を失くしていると言います。宗仁は、彼女が奉刀会の会長ではなく「代行」だと主張するのも父親を救出することに固執しているのも全て不安からの発露であると見抜いていました。戦に勝って自信をつけさせるという宗仁に対し、睦美はそれだけじゃなく1人じゃないと教えることでも自信をつけられると付け加えます。そんな気の利いた言葉を言うことが出来ないと言う宗仁でしたが、睦美から「剣を以てお言葉となされませ」とアドバイスを受けると、宗仁は滸の傍を離れないように努めますと答えるのでした。
一方、滸は朱璃に明義隊のことを話していました。明義隊を全滅させた私に奉刀会の会長は務まらないという滸に対し、朱璃は自分も国を滅ぼした皇帝の娘だと返し、そんな自分が主としての価値があるのかと滸に問います。滸が朱璃の事を私の主だと答えたため、朱璃も滸は臣下としての価値があると思ったから受け入れた、誰でもいいわけじゃないと伝えます。それでも稲生家の当主は刻庵だと思っている滸に、朱璃は刻庵は関係ない、滸なら会を束ねられる期待に応えて欲しいと激励します。その後、話は変わって少し前から宗仁のことを避けていることについて聞くと、滸は明義隊が戦いに赴くとき、宗仁だけ別行動を取ったことを話し、別れる直前に宗仁に告白したことを話します。返事が戦が終わってからと約束したものの、戦争が終わって生き残った宗仁は記憶喪失で告白のことすら覚えていませんでした。それでも朱璃は、2人はお似合いだと思うと言いますが、滸には女性としては珍しい武人の強さの証でもある武人因子を持っているため子を成すことが出来ませんでした。女としての価値がなく戦うことでしか価値を見いだせない、宗仁もそう思っているという滸。朱璃は宗仁がそんなことを思っていることを知り怒って宗仁のところへ行こうとしますが、滸はそれでいいと止めます。稲生家は分家があるから自分がいなくても血は繋がるが、もしも宗仁と結ばれても鴇田家の生き残りである宗仁とは子を成すことが出来ず、鴇田家は途絶えてしまうから・・・だから告白が出来ただけでも満足だと。そして、朱璃の前に膝を突き、もう宗仁のことで揺るがない、主のために尽くしていくと改めて朱璃に忠義を誓うのでした。
結局「美よし」では数馬の動向は分からないままでしたが、滸と別れ宗仁と朱璃がお店に帰ると、血まみれの子柚が待っていました。鷹人が子柚を治療している間に滸を呼び、治療が終わった後、彼女から報告を受けます。帝宮に刻庵らしき姿を見たことと、数馬が帝宮で禁護兵として警備をしていたこと。子柚の傷は数馬によるものだったのです。子柚は数馬から手紙を預かっていると言い、滸に渡します。そこには刻庵の命を預かっている、助けたければ帝宮まで来いという内容が書かれていました。刻庵だけじゃなく奉刀会の情報も含みで人質にとられた滸は、明日の夜、予定通り父親を救出することを宣言するのでした。
一方、帝宮では奏海の部屋へエルザが訊ねてきました。爆発事件以降、安全が確認されるまで学園に通うことを禁じられた奏海にとって、エルザとの時間は楽しいものでした。エルザからこれからしばらく帝宮に滞在することを聞くと奏海は喜びますが、エルザには別の思惑がありました。奏海を扇動して決起させればそれに釣られて出てきた武人を一網打尽に出来ると。其の為に色々と探りを入れますが、そこでとあることに興味を持ちます。それは奏海からお礼として貰ったキーホルダーでした。奏海から貰ったものですが、それはお店で買った物と聞いたエルザは、以前このキーホルダーを見た宗仁と滸が懐かしい感じがすると言ったためでした。又、奏海がファンだという菜摘についても懐かしい声だと言っていたため、奏海と宗仁、そして滸の3人は何か繋がりがあると考えていました。奏海との会話の時間を終え、退室するとそこには小此木が待ち構えていました。小此木はエルザが自分の部隊を引き連れて帝宮に入ったことを快く思っておらず、エルザが何をしに来たのか問います。エルザは自分たちは見ているだけと言いつつ、小此木とウォーレンによる金の流れを断ち切るために、帝宮に攻めてくるであろう武人を自分が捕えて、警護の薄さを理由に帝宮に共和国の兵を送り込むつもりでいました。エルザによる民主化の要求をのらりくらりとかわす小此木と、小此木の庭である帝宮に土足で踏み込んだエルザ・・・2人は腹の探り合いを続けるのでした。
刻庵救出作戦決行の夜。紫乃の協力で車を提供された宗仁達はそれを使って検問を通り帝宮に侵入。石垣の穴から地下通路に入ります。そして、刻庵が捕えられているという地下へ向かう滸と三種の神器があるという紫霊殿へ向かう朱璃で一向は分かれることになりますが・・・。

※【滸に同行する】を選ぶと稲生滸ルートに突入、【朱璃に同行する】を選ぶと共通ルートは続きます。

・・・と、いうわけで、1人目は稲生滸でした~。

 

本来なら1番好きな古杜音ちゃんから見るのですが、この作品はルート分岐が特殊で段階的に順を追って分岐していく形になるので、好きな順とはいかないから仕方ないですねw
まぁ別に先に古杜音ちゃんから見ることは出来るけど、順番に見て行った方が多分良いと思います。

稲生滸 キャラクター紹介
滸は宗仁の幼馴染で武人組織「奉刀会」の会長代行。会長である父親の刻庵が共和国に捕まってしまい生死不明なため、娘である滸が会長代行を務めています。
武人の名家である三主家の1つ稲生家の跡取娘で、女性としては珍しく武人因子を持っており、実力も記憶を失って本来の力を発揮できていないとはいえ男の武人である宗仁と遜色ありません。
非常に真面目で目つきもキツイため誤解されやすく、身内以外からは怖がられてしまい、そのことを本人も気にしています。そんな彼女ですが、実は皇国内では知らぬ者はいないと言われているほどの人気アイドル「菜摘」本人であり、テレビの中では別人のように明るく元気な姿を見せています。そのアイドルをやっている理由は奉刀会の活動資金を稼ぐため。ただ、知り合いに見られるのは恥ずかしいらしいw
宗仁のことが大好きで、その好き好きオーラは誰の目に見ても明らかで、宗仁が記憶を失くした後も甲斐甲斐しく世話をしており、お弁当を作ってきたりと献身的なところがあります。
彼女は戦争中に「明義隊」という若い武人たちで編成した部隊の隊長を務めていましたが、その戦争で明義隊を自分のせいで全滅させてしまったと未だに後悔しており、自分に自信がなく、周囲に何を言われても会長“代行”と言い張り、稲生家当主ではないと主張しています。

稲生滸編 あらすじ
傍にいると約束したため滸に同行することにした宗仁。ただし、朱璃も一緒に行くことを条件としました。朱璃は1人でも大丈夫だと言い、再び話が元に戻りかけましたが、子柚が先に紫霊殿の方へ先行して調べてくることにし、朱璃が子柚に紫霊殿への道を教えた後、3人で地下牢へと向かいます。
地下牢に着くと、そこには数馬が待ち構えており、そして足元には拷問と思わしき傷を負った刻庵の見るも無残な姿がありました。数馬は拷問は俺じゃないと言った上で、死にそうだったから殺したのは俺だと言います。滸はそれを怒って聞いて抜刀し、数馬に斬りかかりますが、怒りだけが先走っている滸の斬撃は単調になっていました。
苦戦する滸。あっという間に自分の呪装刀を弾かれてしまった彼女に残されたのは、稲生家の当主にしか扱えない呪装刀「不知火」だけでした。滸は未だかつてその呪装刀の力を引き出せたことはなく、彼女が自分を当主だと認めない原因の1つにもなっていました。そして、数馬に挑発されて抜刀したものの、不知火は何の反応も示さず、数馬は落胆します。
睦美から数馬の人となりについて聞いていた宗仁は、彼の目を見て何か思惑があることを察し、滸にもちゃんと逃げずに向き合ってほしいと考え、助けに行こうとする朱璃を抑えて2人の行く末を見守ることにします。数馬が再び「このままでは奉刀会は明義隊の二の舞だ」と告げると舞は諦めようとしますが、そこへ朱璃の声が地下牢に響き渡ります。「諦めることは許さない、義務を果たすと誓ったのは嘘だったの」と。
朱璃の声を聞いて、咄嗟に数馬の斬撃を避けた滸は宗仁の目の前に転がりこみますが、宗仁は彼女を助ける様子が一切ありませんでした。宗仁は立ち尽くす滸に対し、戦わねば守れないものがある、それは戦争に限ったことではない、国も仲間も忠義も自尊心も、およそ価値のあるものは戦わねば守れない。守りたいものを自分の手で守れるというのは幸せなことであり、大切なものの運命を誰かにゆだねるのは悲しすぎる。俺は自分の手で戦えることを誇りに思っていると滸に伝えます。
滸は宗仁の言葉を聞き、自分の中にある朱璃への忠義・・・自分の中に守れるものがあると気付き、再び立ち上がります。己の忠義のために立ち上がった滸は「不知火」に語りかけます。するとそれに応えるかのように不知火から空気を焦がすほどの爆炎が吹き上がります。滸はようやくその呪装刀の力を引き出すことに成功したのです。それを見届けた数馬もまた槙家に伝わる呪装刀「黒鉄」の力を解放し、ついに2つの流派の当主がぶつかることになったのでした。
勝負は一瞬でした。2人の刀がぶつかった後、倒れたのは数馬の方でした。戦いが終わると滸は自分を立ち上がらせてくれた宗仁にお礼を伝えます。そして、数馬が殺したという刻庵の遺体を見ると、それは刻庵ではありませんでした。すると、数馬が起き上がり、刻庵などいない、小此木に引っ張り出されただけだと真実を言います。そして、禁護兵を地下牢から追い出し滸達が侵入しやすくしたのも数馬の仕業でした。数馬から話を聞いていると、子柚がやってきて自分たちが侵入してきた石垣の入口からエルザの部隊がやってきたことと後方からも別働隊がいることを報告。それを聞いた数馬は再び黒鉄を持って殿を務めようとします。そして、数馬は滸を奉刀会の「代行」ではなく「会長」として認め、別働隊を抑えるために1人残るのでした。
侵入した入口の方へ戻るとエルザとその直属部隊が待ち構えてました。朱璃からこの場を切り抜けることを任された宗仁と滸は圧倒的な力を見せつけ、エルザ直属部隊を一掃します。2人がお互いに自分の背中を任せ、数十人いる兵たちを次々と殺していく姿は圧巻で、朱璃も思わず見惚れていました。それと同時に自分に滸の代わりは務まらないことも思い知らされていました。武人2人の圧倒的な力を前にして撤退を余儀なくされたエルザ。その隙に朱璃たちは帝宮からの脱出に成功。尾行の確認をしながら花屋まで戻ると、鷹人が数馬から預かったといいう手紙を渡されます。その手紙には数馬からの謝罪の言葉と彼の思い、滸にかけている期待と激励、そして槙派の武人への指示が書かれていました。
一方、「美よし」の外で遠くの帝宮を眺めながら数馬のことを考えていた睦美。2年前、数馬は「八月八日事件」が起こった後に自分の門弟が情報を流したことに責任を感じて自害を図ったものの、それを睦美に発見され一命を取り留めます。睦美はそんなことを思い出しながら、夜空を見ると流れ星が消えたため、数馬が死んだと思い込んだ矢先、屋根の上から熊のような大男が落ちてきて驚きます。落ちてきたのはその数馬本人でした。睦美は胸の中で勝手に数馬を殺していたことを反省しつつ、数馬を介抱するのでした。
翌日、奉刀会本部にて、昨晩の刻庵救出作戦についての経緯説明及び数馬の死と遺言を公開。宗仁と滸は睦美から数馬がまだ生きているという報告を受けていましたが、数馬本人から「然るべきときまで伏せておけ」と言われたため、そのまま死んだことにし、奉刀会をまとめあげます。そして、滸は奉刀会会長に正式に就任することや、刻庵の生存は不明ながらもうそのことに会の力を使うことはしないと宣言。そこにはかつての弱い滸の姿はなく、会長としての立派な姿がありました。槙派の武人たちも滸の姿を見て、共に戦うことを誓います。こうして、奉刀会は新会長・稲生滸の下、一致団結するのでした。
滸が正式に奉刀会会長に就任した翌日、いつも通り勅神殿の道場で稽古をしていた2人。滸の太刀筋は確かに変化しており、宗仁からようやく一本取ります。滸はこれまでずっと記憶喪失になった宗仁の世話をすることで自分自身を保っていました。けど、それももう終わりにしてけじめをつけなくてはいけないと思い、滸は宗仁に甘え過ぎていたと言って、宗仁に離れても良いと伝えます。しかし、宗仁はそれを拒否。いつまでも共に在り共に戦っていこうと言い、口づけを交わします。その後、宗仁は記憶を失くす前に滸から宿題を出されていたことを思い出し、あのとき告白してきた彼女への返事をします。滸のことは好きでも嫌いでもない、どうしようもなく大切な存在でもう離れることは出来ないと。そして、再び2人は口付けを交わすのでした。
翌日の学園で交際をカミングアウトした2人は朱璃たちに祝福されます。そして、放課後に滸から買い物デートに誘われ、次の土曜日にデートします。その日は1日恋人として過ごしますが、夜になり別れの時間になると、滸はこれで恋人気分も終わり、明日からはまた武人に戻ると切り替えようとしますが、宗仁はまだ今日はまだ終わっていないと言い、滸に好きだと告白してキスをして、宗仁の部屋で一晩を過ごすのでした。
1日限りの恋人から武人に戻った滸と宗仁。2人は高台から天京を眺めていました。武人の取り締まりはますます厳しさを増し、未だ共和国に支配されている皇国を見て、滸は自分たちが武器を捨てれば平和になるのかなと少し弱気な一面を見せますが、宗仁はそれはまやかしの平和だと言い、もし滸が願うならどこか田舎に逃げてのんびり暮らすのも良いと試しに提案します。すると、滸は私が武人じゃなかったらそういうのも悪くない、けど私は稲生の武人だから最後の一人になっても戦うと答えます。そして、朱璃を守り皇国を再興することを宗仁と誓い合います。その後、滸の下に一本化された奉刀会は、徐々に勢力を強め、皇国の独立を勝ち取るのでした。

稲生滸編 感想
滸が数馬との戦いの中でトラウマである「明義隊」の一件を克服し、自分の守るべきものを見つけ武人としての誇りを持つようになり、奉刀会のリーダーとして立ち直るというお話。滸を会長として稲生家当主として相応しくなるよう立ち回っていた数馬はかなり良いヤツでしたね。ちょっと不器用過ぎるけど渋くてカッコイイおじさんでしたw 余談の方では女性陣にイジられてたけどwww
最後はすっごいざっくりに皇国が再び独立したことを言われていましたねw 個別ルートだと仕方ないことですが・・・その後も少しくら触れるのかなって思ってたらすぐ終わってしまって、ちょっと拍子抜けしました。アッサリでしたなぁ。なので、ほぼ数馬との戦いとその後のエルザ直属部隊を蹂躙するシーンがメインでした。というか、本気の2人を相手にしたエルザが可哀想w なんというか、エルザさん、やられ役が染みついているような・・・w
恋人になってからの滸は可愛いの一言。献身的で世話焼き好きなところが思う存分発揮されてて、お嫁さんっぷりがハンパなかったです!宗仁と2人きりのときは普段の真面目な態度とのギャップがたまらんですなw だから、この恋人パートはもう少し見ていたかったなぁ~というのが正直なところ。デートの1日と余談でしか見られないのが残念でした。とりあえず、朱璃たちが呆れるほどのバカップルになりましたねw 発売前の人気投票では1位でしたが、ますます1位が盤石になりそう・・・いや、僅差で2位だった古杜音ちゃんだって可愛いぞ!!(対抗心w
Hシーンは4回。初体験がバックだったので「ぇー(´д`)」って思ったけど、それ以降はおっぱい見せたので概ね満足でした。ただ、1つくらいは全裸エッチがあっても良かったんじゃないかなぁ~。どれも半脱ぎだし・・・。最後のエッチももう少し左手をずらしてほしかったかな~。おっぱい大きいのにパ○ズ○フェ○もないし・・・。そこが残念でしたな。それから、滸が服を脱いでるはずなのに、拡大するときにまた服を着てたりしてましたねw あのへん修正されないのかな?なんか違和感がありました・・・w
一般シーンだとやはり数馬との決闘~エルザ直属部隊との戦いですかね。胸熱な展開でしたが、覚醒した滸にとってエルザ直属部隊は最早かませ犬状態だったので哀れでした(爆) それから菜摘になったときの変わりようw 菜摘に変わる瞬間も描写されてたけど・・・あれだけであそこまで変われるって・・・女の子って凄いwww あと滸じゃないけど、睦美が勝手に数馬を死んだと思って反省するシーンが好きですw この2人も怪しいといえば怪しいけど、睦美さんは私のものだ(ぇ

さてさて、お次は鴇田奏海です~。

「千の刃濤、桃花染の皇姫」のあらすじ・感想はこちら↓
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