2017年7月発売タイトル第1弾は、ま~まれぇど最新作「お家に帰るまでがましまろです」でした!
2017年下半期1番の期待作!ってことで楽しみにしてました。あとはアリスちゃんアフターが配信されれば完璧!w
お家に帰るまでがましまろです 概要
祖父を亡くし住む場所も無くなった主人公・宮原亮が飢え死にしそうになったところを、洋菓子店のオーナー・春日部花音に助けられ、そのお礼としてその洋菓子店で住み込みではたらくようになり、経営危機に陥っているお店をあの手この手で救うというラブコメ。
亮が働くこととなる洋菓子店“マシュマロツリー”は、学生の春日部花音がオーナーで彼女の学園での先輩・朝霞汐が店長兼パティシエのため、2人が学園に行っている間はお店を閉めて、帰って来てから営業するという変わった経営をしている。花音の父親がオーナー兼パティシエをしていた頃はお店も大繁盛していたが、父親がいなくなった影響は強く、花音が店を継いでからは赤字経営が続いている。
世界観的に「PRIMAL×HEARTS」シリーズと繋がりがあり(ついでに言うなら「恋色マリアージュ」も)、亮たちが住む街は「PRIMAL×HEARTS」シリーズの舞台である繚蘭市の隣にある。又、前作「PRIMAL×HEARTS2」のヒロインの1人・月夜野兎姫が国民的アイドルとしてテレビで活躍していて、今作のオープニングテーマはその兎姫が歌っている。
尚、攻略情報ですが、3つある選択肢の内、最後の選択肢で選んだヒロインのルートになるため、省略します。あと、クリアしたヒロインはサイドストーリーが解放されます。ってか、プラハシリーズもそうだったけど、途中の選択肢は意味あるのか・・・w
お家に帰るまでがましまろです キャラクター紹介(攻略ヒロインのみ簡易的に紹介)
宮原亮
本作の主人公。自分を引き取ってくれたお爺さんを亡くして住んでいるところを追い出され、通っていた神扇学園も自主退学した。尚、学園時代は学年主席だった。お爺さんが亡くなった後、しばらく公園でダンボール生活を送っていたが、飢え死にしそうになったところを春日部花音に助けられ、彼女の厚意から洋菓子店“マシュマロツリー”で住み込みとして働くことになった(お店に居住スペースはないが倉庫を片付けてそこに住むことにした)。
洋菓子店で働きながらも本人はケーキが食べられない。これはアレルギーとかではなく“ケーキの形”をしたものがダメというトラウマのようなもので、ケーキの形をしていない物・・・シュークリーム等なら食べられる。ケーキも一応、原形をとどめないくらい形を崩せば食べることは可能。
基本的には礼儀正しいが環境への適応が早く、相手のノリに合せられる。祖父に色々と仕込まれたこともあり知識が豊富で手先も器用である。印象としては好青年だが、子供の頃は施設育ちだったせいか“親子の情”というものが理解できないでいる。施設に居た時の名字は“遊馬(あすま)”。
尚、公園に住んでいた頃は子どもたちから“モジャ仙人”と呼ばれていたらしく、後日そのことを知ったときショックを受け、ご近所に迷惑をかけたと心の中で謝っていた。
春日部花音
両親を事故で亡くしたため、父親が経営していた洋菓子店“マシュマロツリー”を継いだ娘。神扇学園2年生で亮とは元クラスメイトだったが特別親しいわけでもなかった。しかし、飢え死にしそうになっていた亮を助け、そこからマシュマロツリーを舞台にした物語が始まる。
朝霞汐
洋菓子店“マシュマロツリー”の店長兼パティシエ。神扇学園3年生。花音とは幼馴染。見た目は幼いが亮より年上で、色々気が付く人なので皆のお姉さん的存在。花音ほどではないがお人好しで義理人情に篤い。
皇鈴紗々
絵本作家。神扇学園1年生。いつもグルグル眼鏡を付けている。不幸体質で自虐的。現在スランプ中で新作が描けず悩んでいる。
礼羽ライコネン
北欧出身で世界一となった天才パティシエ。以前は洋菓子店“スヴニール”で働いていたが突然辞めてしまった。父親がフィンランド人で母親が日本人というダブルのため見た目は日本人離れしているが日本語は普通に話せる。
JC
マシュマロツリーの従業員兼亮の教育係(割とスパルタ)。名前はJCだが、普段はJDで見た目はJK(ややこしい)。見た目や言葉遣いはギャルそのものだが、礼儀正しくマシュマロツリーの従業員の中では1番の常識人。
その容姿のせいで世間の風当たりが強く、他のバイト先ではトラブルがあると真っ先に疑われていたが、マシュマロツリーではトラブルがあっても花音たちが信じてくれたことから、彼女たちには感謝しており、お店が潰れて欲しくないと思っている。
そういった経緯があり、花音や汐が年下でも彼女たちの意見を尊重するようにしている。しかし、お人好しな2人のことを心配して人一倍神経をとがらせている苦労人。とても良い人。
所沢まりん
マシュマロツリーの隣で洋食屋を営んでるおばさん。女手ひとつでお店を切り盛りしつつ、町内会の役員まで務めている“商店街の肝っ玉母さん”的存在。
花音や汐のことは小さい頃からよく知っているため娘みたいに思っており、学生ながらもお店を切り盛りしている花音たちや、父親が入院している川越兄妹のことを心配して気にかけてくれている。
花音の両親のことについても詳しいようだが・・・。
川越太一
酒屋の息子。小学生。腰を痛めた父親の代わりにいつも商店街を駆けまわってお酒を届けている。少々ヤンチャなところはあるが、よく躾けられており、親の言いつけは守っている。交遊関係は広い。
川越しずか
酒屋の娘。小学生。太一の妹。兄と一緒に配達をしているが、兄の足が速いため、いつも置いてかれ気味で息を切らしている。
兄と比べると礼儀正しくしっかりしている。しかも、亡くなった母親に似て計算が得意でIQが高い天才少女で、酒店の契約と経理は全て彼女が担当しており、交渉も上手い。亮はそれを実際に目の当たりにして驚いた。
亮に助けてもらったことがキッカケで、亮のお嫁さんになろうと密かに画策しており、そのせいか、亮には方々からロリコン疑惑がかけられてしまっている。色んな意味で将来が怖い小学生w
狭山寛三郎
汐たちがよく利用している銭湯の常連。銭湯の近くにある電気店の主人。商店街に顔が利くため、亮の相談に色々と乗ってくれる。
家電製品の販売だけでなく修理も可能で(むしろそっちが本業)冷蔵庫が壊れたマシュマロツリーのピンチを救う。
ジェイク本庄
人気洋菓子店“スヴニール”の社長。洋菓子店以外にも様々な飲食店を経営していてメディアへの露出も多く“日本一忙しい”と言われている。その独特の喋り方が特徴的で、一見変わり物に見えるが経営手腕は本物で、同じ経営者として花音も憧れている。普段は明るい人物で才能ある人物には惜しみない愛情を注ぐが、そうではない人は容赦なく切り捨てる非情な一面も持つ。
礼羽ライコネンの日本での後見人で、彼女が店を辞めた後も気にかけている。
上品な女性客
花音の両親が亡くなり、花音がお店を再開させた後も毎日同じ時間にザッハトルテを買いに来る常連客。経営危機だったお店の数少ない常連客だったため、花音はすっかり仲良くなり、お店が立て直すまでは2人が楽しく会話している姿をよく見かけた。
その気品あふれる立ち振る舞いから、ただのお婆さんではないようだが・・・。
お家に帰るまでがましまろです 共通ルート あらすじ
祖父が亡くなった後、住んでいたところを追い出された宮原亮は、数週間の野宿の末、飢え死にそうになっていました。そこへ春日部花音が通りかかって亮を発見し、持っていたパンをあげて亮は何とか身体が動かせる程度には回復します。亮から事情を聞いた花音はこのまま放っておいたらまた倒れてしまうと思い、お店を手伝ってほしいとお願いして亮を自分のお店“マシュマロツリー”まで連れて行きます。しかし、従業員のJCや店長の汐がヒゲモジャな不審者っぽい恰好をしている亮を見て難色を示したものの、亮から助けてもらった分を働いて返したいという言葉に汐が感銘を受け、花音に賛成します。こうして、亮はマシュマロツリーで働くことになったのでした。
とはいえ、ずっと風呂に入ってなかったせいで小汚い姿をしていた亮をお店に出すわけにはいかないため、汐は銭湯の無料チケットと100円玉を渡し、亮を銭湯へ行かせます。銭湯では身なりがあまりに汚かったため、危うく入場を断られるところでしたが、常連の寛三郎に声をかけられ、亮の態度が誠実だったことから何とか銭湯に入ることが出来、その後、汐から貰った100円で牛乳を買うと、寛三郎に気に入られるのでした。
お店に戻って早速働くことになった亮ですが、キッチンの方で花音と汐の話が耳に入ってきて、お店が経営危機であることを知り、自分に出来ることをしようと気合いを入れて仕事をします。お店が開店すると早速常連の1人がやってきて、JCからその人が毎日同じ時間にザッハトルテを買いに来るから覚えておけと説明を受けます。ザッハトルテはかつてマシュマロツリーのオーナー兼パティシエだった花音の父親の1番のスペシャリテであり、花音の両親は事故で亡くなって花音がお店を継ぐことになったという話を聞きます。その後、その常連さんが帰った後は1人も来ず、花音と汐が自分のせいだと責任を感じて落ち込んでいたため、亮は何とかしようと街の方へ出て宣伝を始めます。しかし、ただの呼び込みでは見向きもされなかったので、小さい子をターゲットに切り替えて、花音の机の上に置いてあったウサギのお面を借りてそれを被って宣伝を再開します。すると、双子の子どもが興味を持ったため、折り紙も披露すると、双子はここでケーキが食べたいと言い出したため、その親も一緒にお店まで連れて行きます。しばらく双子に折り紙を教えていると、双子が誕生日であることが判明。母親は子どもたちにせがまれてショッピングモールにある有名洋菓子店“スヴニール”で誕生日ケーキを直接注文しようと思っていたものの、予約なしでは1時間かかると言われたため困っていたらしく、5分で用意できるというマシュマロツリーでケーキを買うことにします。
その後、花音の提案で双子と一緒にケーキの飾りつけをしますが、完成して箱に入れる段階になってロウソクを双子の年齢分である5本だけ入れようとしたところ、双子が急に泣き出します。急に泣き出す双子に困惑すると母親と亮たち。しかし、花音だけが唯一その理由に気が付き、ロウソクを15本用意します。最初は双子分だから10本だと思っていた汐たちは戸惑いますが、花音は「双子が生まれてお母さんも2人のママになった」と説明。すると、双子も幼稚園でお誕生日はママがママになった日と言われたと話し、母親にお誕生日おめでとうと伝えます。すると、母親は感動して2人を抱きしめ、その様子を見ていた汐たちももらい泣きをします。しかし、特殊な家庭で育ち、親子の情を理解できない亮は感動出来ませんでしたが、それでもそのことを周りに悟られないように上辺だけ笑顔で取り繕います。しかし、親子や花音たちの様子を見て、ここでなら自分も変わっていけるかもしれない、この店で働けることになって良かったと思うのでした。
亮が店番をすることになり、朝から営業が出来るようになったマシュマロツリー。しかし、宣伝をしていなかったせいもあってか、客数は相変わらずゼロのままで、毎日来る常連すらも朝から開店していたのを知らないことに気付き、亮は対応策を考え、まずは花音たちにそのことを教えます。すると、花音たちもそもそも店を再開したときもちゃんと告知していなかったことに気が付き、まずは宣伝に力を入れてみることにします。しかし、ただチラシを配っただけでは効果がないため、汐の作ったケーキを配ってみることにします。それだけじゃなく、メニューを絞り込んで経費を削減する方向にし(ただし固定はせずローテーションにする)、先ずはリピーターを増やして、それが出来たらメニューを元通りにするという方向で経営方針が固まるのでした。
試食の宣伝は子どもや親子連れに対しては上手くいったものの、OLや学生には立ち食いは行儀が悪い言われたり、食べたらケーキを買わなきゃいけないからと遠慮されてしまったことから、学園から帰って来た花音たちに試食の報告をしてお店を任せた後、とにかくお店をやっていることだけを伝える宣伝方法に切り替えます。それが終わった後、お店に戻ってくるとお店の前に外国人風の女の子がいたため、ケーキの試食をしてもらおうとすると、その女の子がケーキは嫌いと言ったため、自分と同志を見つけた亮は嬉しくなり、初対面の女の子に対して身の上話をしてしまいます。すると、先ほどまで憂いた表情をしていた女の子も表情が柔らかくなり、楽しそうに亮の話に聞き入るようになっていました。そこに試食のケーキの噂を聞いて駆け付けた小さい兄妹が走ってきて疲れていた様子だったため、女の子は自分が持っていたペットボトルをあげようとします。しかし、兄妹は親から知らない人から貰っちゃいけないときつく言われていると言ったため、亮は両者の間を取り持つために自己紹介をします。すると、女の子はすぐにその意図を察し、礼羽・ライコネンと自己紹介を始めます。そして、男の子を上手く誘導して“太一”と自己紹介をさせると(妹のしずかの方は兄が勝手に言ってしまっていた)、亮はこれでも知らない人じゃないと言い、太一もそれならと礼羽からペットボトルを受けとります。すると、汐が作っていた追加の試食ケーキが完成したため、花音がそれを届けにくると、礼羽はその場を去っていくのでした。
その後、今日の問題点を洗い出しして、お店の奥にイートインを作り、手軽な飲み物の販売をすることにします。それだけじゃなく、亮は子供たちのお小遣いで無理せず買える金額に抑えるため小さくしたケーキも用意することを提案します。それはケーキ屋が持っている“特別感”の雰囲気とは真逆の方向性になってしまうため、そこを懸念した亮でしたが、花音の“皆が気軽に集まれるようなあたたかいお店にしたい”という言葉を受け、亮の案を実施することにします。しかし、亮だけでは手が足りないことから、JCにも手伝ってもらうことにします。この提案はそれも目的に含まれていました。彼女は、亮が従業員になったことで経営状況から2人分のバイト代が払えなくなることを心配して色々と理由を付けてバイトを休んでいたからです。あとは飲み物の仕入れ先でしたが、花音の交渉術では不安があったため、亮が担当することにし、銭湯の常連の寛三郎に相談したところ、酒屋に口利きしてくれることになり、飲み物の仕入れ先問題も解決するのでした。
翌朝、飲み物の仕入れについて打ち合わせをするため川越酒屋に向かった亮。すると、そこには先日礼羽がペットボトルをあげた太一としずかがいました。しかし、太一が無理矢理ビールの箱を運ぼうとして、積んであったビールケースが崩れたため、亮は咄嗟に駆けつけビールケースを受け止めます。その後、事情を聞くと、父親が腰を痛めて入院しているため、2人でお店を切り盛りしているという話を聞き、亮は幼い2人と商談することは難しいと考えますが、太一がまた無理してビールケースを運ぼうとしていたため、話をするついでに手伝うことにし、商談は入院している父親とすることにしました。配達が終わると、川越酒店も経営が苦しいことを話し、本来ならば父親が帰ってくるまで店を閉めようとう話だったようですが、それでも2人が何とかしようと頑張っていることから、亮はマシュマロツリーの仕事の合間に配達を手伝うことを申し出ると、兄妹は喜びます。その後、バイト代は出せないというしずかの言葉に、仕入れ交渉で値引きできたらいいと父親に伝えてほしいと冗談めかして言うと、太一から契約と経理はしずかがやっていることを聞いて、亮は驚くのでした。
その後、イートインや飲み物作戦は大成功し、お店を再開してから初めて商品が完売したため、大喜びした花音たち。売れなくて責任を感じていた汐にも笑顔が戻り、新しい物をメニューに加えようと意欲的になっていました。喜び合う花音たちを見て、亮はまだお店の問題は山積みでも、せめて初完売記念の今日くらいはこの喜びを噛みしめたいと思うのでした。その日の夜、銭湯に行って寛三郎にお礼を言って戻ってくると、忘れ物を取りに来た花音がいて、丁度良い機会だからと亮に何故学園を辞めてしまったのは聞いてきます。神扇学園時代、彼女がクラスメイトだったことに気付いていた亮は、いつかそのことを聞かれるだろうと覚悟していたため、祖父が亡くなってからは毎日を生きるのに手いっぱいで学園に通う余裕がなかったと答えます。花音は、両親が亡くなったときに自分が立ち直るキッカケを作ってくれた恩人の亮に、もう一度学園に通ってほしいと考えていました。そんな彼女の気持ちを察した亮は、今はお店を再建することが最優先で、もしもお店の再建する一環で学園に通うことも必要というのなら復学もありうると、彼女が傷付かずそれでいて最大限譲歩した回答を伝えます。すると、亮が復学する意思があることを確認した彼女は喜び、その場では満足しましたが、家に帰ってからそもそもお店を再建するのに学園に通う必要はあるのかと気が付き、モヤモヤしてしまうのでした。
翌朝、モヤモヤした気持ちを抱えたままお店に来た花音は、JCに何か勘違いされ恋バナなら相談に乗ると言われます。花音はそれは誤解だと言って、亮のことを気にかけている理由を話します。彼は私を助けてくれた恩人なのだと。それは花音は両親が亡くなってからしばらくのことでした。お店をどうするか迷っていました。以前の従業員からはお店を手放したらどうかと親切心から言われていましたが、両親との思い出のあるお店を手放すことは難しく、なかなか決断が出来ませんでした。更に商店街の会長からもいつまでもシャッターの閉めっぱなしはイメージが悪いから、再開しないなら別のテナントを入れてほしいと頼まれていました。お店を手放したくない気持ちと目の前の現実との折り合いに悩んでいるとき、花音は学園で亮が友人とあることを話していることを聞きます。祖父を亡くして腑抜けて成績が落ちた亮に対し、友人は常に俺の目標であってほしいと訴えていました。亮は祖父が遺した借金の返済でバイトばかりになっていて学業もろくに出来ていないようでした。その友人は弁護士である父親に相談して相続問題など全てをチャラにすることが出来るから、自分のために生きろと言いますが、亮はそれを断ります。確かにじいさんは借金を残した、そのせいで今大変だけど、他にも大切なモノを残してくれた。それは“僕”という人間の生き方だと言います。だから借金すら亡くなったじいさんとの繋がりだと思っている、それをなかったことにするのは、じいさんとの思い出までなくなってしまう気がすると。借金まで背負い込んでも自分の中に思い出として繋がりを持っててそれでしっかり前を向いて生きている・・・そんな亮に感銘を受けた花音は自分もそうしたい、そうなりたいと強く思い、お店を再開することにしたのでした。
お店の再開を決めた花音がお店に寄ってみると、キッチンに明かりが点いていることに気付きます。キッチンでは最近ずっと学園を休んでいた汐が、花音のために父親のケーキを再現しようと頑張っていました。花音は彼女が徹夜して手もボロボロになりながらも花音のために何かしようとしていることを知り、自分のことばかり考えていたことを泣いて謝ります。汐は私が勝手にやってただけだから泣かないで笑ってほしいと伝えると、花音も涙を浮かべながら笑顔を見せ、お互いに泣きながらも笑顔を見せ合います。汐の気持ちを知った花音は、お父さんもお母さんもここにいる、お店の道具や機材、床や柱についた傷のひとつひとつがお父さんたちが残したもの・・・そういった思い出が残っているから、そういう意味でお父さんはいつもここにいる、それにお父さんたちが残してくれたのはお店だけじゃない、汐ちゃんもそうなんだと伝えます。お父さんが直接ケーキの作り方を教えたのは汐だけであり、だから汐がいればお父さんたちもすぐそばにいるってことなんだと。花音は自分のそばには汐がいてくれる、だから大丈夫だと思い、汐にパティシエになって欲しいとお願いします。こうして、マシュマロツリーは再開したのでした。
お店を再開するキッカケをくれた亮にお礼を言おうとしたら、今度は亮が学園を辞めてしまってお礼を言えなくなっていました。そんなある日、亮が公園で倒れているのを発見し、花音は恩人である亮にお礼をするためにお店に連れてきた・・・それが最初の出来事の顛末でした。それを聞いて汐とJCは2人は当時の花音の行動に納得。しかし、それでも今後も亮に特別な感情を抱かないとは限らないとJCに突っ込まれ慌てる花音ですが、逆に花音や汐から前に彼氏とデートに行くと言ってバイトを休んだことがあったよねと、一時期お店のことを気遣って適当な理由をつけてバイトを休んでいた頃の理由を突っ込まれます。JCは墓穴を掘ったことに気付き、慌てて彼氏とは別れたというと、お店のせいで別れたと更に勘違いした2人が菓子折りを用意してその彼氏に挨拶に行こうと計画を立てはじめたため、今更バイトを休むための口実だったと言えなくなってしまうのでした。
お店が軌道に乗り始めた頃、以前酒店の手伝いで太一と一緒に財布を拾ったときに知り合った皇鈴紗々が通りかかって亮に財布を拾ってくれたお礼を言うべきかどうか迷っていたのを見つけ、彼女に呼び込みをしてみます。彼女が慌てて後ずさりしたところ、段差に躓いて転びそうになったところを助けると、しばらく亮は彼女を抱きかかえていましたが、そこへ通りかかったしずかがいつまでそうしているのかと注意をします。その後、紗々はお店に入るかどうか迷っていましたが、お店の邪魔になると思ったしずかが強引に紗々をお店に引き入れます。しかし、紗々がメニューにない紅茶を注文してきたため、亮とJCはどうしようと困ってしまいます。そこへ花音が紅茶のウンチクを披露したところ、あまりに詳しかったことから彼女に“紅茶神(ティーゴッド)”のあだ名が付けられ、彼女がプライベートで使っているティーセットを使って紗々に紅茶を提供します。すると、花音のウンチク披露も含めて大好評だったことから、マシュマロツリーに新たなメニューとして紅茶が加わることになったのでした。
それから少し経ったある日、お店の方は安定するようになってきましたが、そうなってくると別の問題が浮上してきます。汐1人でキッチンを切り盛りしているという問題でした。汐が体調を崩したらお店を閉じなければならなくなる・・・それを何とかしようと亮は手伝うことにしますが、クリームをかき混ぜるだけで精いっぱいであり、この問題も解決しなければと改めて思います。その日の夜、クリームをかき混ぜて腕が疲れたため、銭湯でマッサージをしてお店に戻ろうとすると、寛三郎が一緒に仕事した人と銭湯に入りに来た為、その人を紹介されます。その人は亮が施設から引き取られて“宮原”となる前の“遊馬”の時代に一緒に施設にいた武藤改め佐藤でした。2人が思い出話に盛り上がっていると寛三郎は驚き、同時に亮の名字が変わったことが気になったため、そのことを亮に聞くと、亮は児童養護施設で育ったということを説明します。すると、寛三郎は2人とも苦労してきたんだなと感動し、2人に飲み物を奢るのでした(銭湯には牛乳しかありませんがw)。
マシュマロツリーの休日。今まで何度か耳にした天才パティシエの作る味が気になった亮は、彼女がいるという“スヴニール”に偵察に皆と行きますが、その帰りに花音と汐から礼羽がその天才パティシエだと教えてもらい驚きます。皆でパティシエ不足問題は今フリーの彼女に頼めば解決するんじゃないかと考え、彼女をマシュマロツリーに連れてくる方法を考えますが・・・。
ある日の朝、見たこともない業者が来て頼んでいた物を納品に来ましたが、亮はそれを不審に思ったものの新人が来たのだろうと思い、荷物を受けとります。しかし、ダンボールを開けてみると頼んだものの他に袋に入った白い粉が発見したため、返却しようとしますが、業者と連絡を取ることが出来ませんでした。それから閉店後、何故かお店に警察が来て、麻薬の密売人が逮捕されこのお店が密売ルートの共犯であると自供したと話したため、亮たちは驚きます。そして、今日不審な業者から納品されたダンボールから白い粉が発見され、店の責任者に任意同行を求めますが、花音と汐が自分が行くと言い出して譲らなかったため、警察は2人を一緒に連れていこうとします。このまま責任者が連れて行かれたら例え無実だったとしてもお店のイメージ的にも非常にマズイため、助けてもらった恩を返すなら今しかないと考えた亮は、自分がお店の仕入れを担当していて、仕入れの仕事をしていたのも麻薬の密売をするためだったと嘘を言います。そして、亮があの色々と問題になった“宮原”の孫だと知ると、警察は亮を逮捕し署へ連行します。花音たちは亮が自分たちを騙していたということにショックを受けたものの、それでも彼がこんなことをするとは思えないと考え、亮が自分たちを庇うために嘘を吐いたのだと結論付けます。そして、花音はかつて“あすま”に助けられ、いつか彼のようになりたいと思っていたことも思い出して、亮を助け出すために動き出すのでした。
それから数日後。花音たちが必死になって集めた証拠と佐藤の証言が決め手となって、亮は釈放されてマシュマロツリーに戻ってくることが出来ました。亮と同じ施設で育った武藤改め佐藤は、引き取った両親が怪しいことをしているということに気付いていて、それが亮の働いているマシュマロツリーを経由している事を知り、仲間を守ることと引き取った両親への義理立てのために匿名でタレコミをしましたが、それが裏目になってしまい、マシュマロツリーに疑惑の目が向けられてしまったようでした。全てが解決してマシュマロツリーに戻ってきた日の夜、佐藤が亮のもとを訪れ、自分の両親がやったことについて謝り、佐藤は施設にいた頃に亮がやっていた“ゴリラマン”と称して人助けをしていた事を思い出し、今まで見て見ぬフリをしてきたことを止めたと話します。そして、2人はまた遊ぼうと約束するのでした。
麻薬問題も解決し、平常に戻ったマシュマロツリーですが、未だパティシエ問題は解決していなかったため、花音は学園に来ている礼羽をスカウトすることにします。しかし、亮を真似て多少強引に言ってみたもののスカウトを失敗し、落ち込みます。そこへ、亮の自称ライバル・毛呂久太郎が声をかけてきて、亮は学園の宣伝のために1年後の受験で複数の有名大学に合格するという条件付きで休学扱いになっており、授業料も自分が立て替えていると話します。いつでも亮は復学することが出来る・・・それを知った花音は礼羽のことが頭から抜けてしまい、放課後急いで帰って亮に復学できることを伝えますが、それが上手く伝わらず、亮とJCはてっきり礼羽がマシュマロツリーに来てくれることになったのだと勘違いしてしまい、お互いが勘違いしていることに気付くまでしばらく時間を要するのでした。
復学の話を聞いても、マシュマロツリーや花音に恩返しをするまでは復学できないと考えている亮はどうやって断るか考えていました。そのことに気付いた花音はずっと亮のことを避けていましたが、このままでは亮に断られてしまうと思い、汐やJCに相談します。汐とJCは先ず何故そこまで亮の復学に拘るのかと花音に聞くと、花音は以前偶然、亮がボロボロになった教科書を読んでいたと話します。家を出るとき他の物は捨てても教科書だけは持っていた。それは復学したい気持ちがあるからではないか・・・そう考えた花音は亮に復学してもらいたいと思いました。それを聞いた汐とJCは協力することにし、3人で亮を復学させる案を考えますが、なかなか良い案が思い浮かびませんでした。しかし、花音が以前亮と約束したお店の再建の一環で復学するという話を聞いた汐とJCはある事を思い付き、3人で作戦を練って実行することにします。それは、亮に礼羽を説得してもらうというものでした。亮は早速復学して礼羽を説得しようと思ったものの、本人に会うことは出来ず、礼羽とクラスメイトの毛呂から情報を聞き出すことしか出来ませんでした。その日の帰り、花音や紗々と一緒に帰りますが、花音に勧められてマシュマロツリーに置いてあった紗々の本を読んでみることにします。
その絵本の内容は、人間が仕掛けた罠にかかってしまったタヌキがお婆さんに助けられ、そのお婆さんに恩返しをするというお話でした。タヌキは恩返しがしたくてお婆さんの亡くなった息子さんに化けてお婆さんの手助けをしますが、ある日お婆さんが無実の罪を着せられそうになったため、タヌキは色んな姿に化けてあの手この手でお婆さんを助けます。しかし、お婆さんを助けられたものの力を使い果たしたタヌキは変身が解けてしまい、お婆さんに正体を知られてしまいますが、お婆さんはそのタヌキ引き取り幸せに暮らした・・・という内容でした。花音たちは単純に話の内容に感動して絶賛していましたが、ただ1人、亮だけは1つだけ気になったことがありました。それは、“かたい絆で結ばれていたとしても真の意味では分かり合えないというメッセージが込められているのではないか”というものでした。タヌキはタヌキのままお婆さんと触れあうことを恐れて息子に化けた。でも本当はずっとタヌキの自分を見てほしくて、だから最後はバレると分かってたのにあえて変身したのではないか・・・そう亮は自分の意見を言うと、紗々は衝撃を受けます。これまで誰も気付かなかったメッセージに亮が気付いたからです。そのメッセージは紗々が感じている孤独感を表現したものであり、本当は自分を見てほしいのに見られたら嫌われる、そんな恐怖と不安、そして人間不信が織り混ざった感情・・・その全てを言い当てられてしまったから。それだけじゃなく、お婆さんの方も最初からタヌキの正体に気付いていたのではないかと言い当てられ更に驚き、かつて自分もそう考えたことがあると言った亮に興味を持つのでした。
ある日、ようやく学園で礼羽を見かけた亮は積極的に会話を試みますが、もう少し踏み込んでみようと、以前とある家の前で礼羽を見かけたことを話すと、彼女の態度は豹変してしまいます。亮は礼羽の説得に失敗してしまいますが、根本的な原因が解決しなければ、このまま変わらないと思い、礼羽の情報を聞く為、とある人物のもとをたずねます。その相手は、スヴニールの社長・ジェイク本庄でした。ジェイクと会ってお互い礼羽のことで情報交換をし合いますが、ジェイクは亮のことを気に入り、礼羽の生い立ちについて話します。礼羽はフィンランド男性と日本人女性との間に生まれました。しかし、男の出自が由緒正しき貴族の名家というものが問題で、何も持たない平民でしかも異国の人間ということもあって、礼羽の母親への風当たりは強くなっていました。それでも、礼羽の父親が家族を守り仲良く暮らしていた中で、母親の肉親が倒れたという報せを受けます。急遽母親はひとり日本へと戻り、そこで彼女は事故に遭ってしまいました。幸いにも命に別状はありませんでしたが、その事故により、それまでの記憶を全て失ってしまったのです。礼羽も礼羽の父親も、父親の政敵に妨害され、すぐには駆けつけることができず、そうこうしている間に、養生していた母親が消息を絶ってしまいました。礼羽は母親を探すために日本に来て、ジェイクはそれに協力しましたが、1つ問題が発生していました。母親が既に再婚していて小学生の子どもまでいたのです。以前、礼羽が見ていた家は母親の再婚先でした。礼羽はいつか母親と再会して一緒にケーキを食べたいと思ったからこそ努力を重ねてパティシエ世界一になりましたが、いざ母親を見つけると彼女は記憶を失っていて再婚までして息子まで出来ていました。もしも自分が娘だと言って母親の記憶が戻ってしまったら、今度は息子の方が母親を失ってしまう・・・だから母親と話をすることが出来ず、ケーキへの情熱を失ってしまったのでした。
その話を花音たちにした亮。汐やJCはそっと見守るべきと言いますが、花音はそれは違うと意見をします。自分も両親を失って無気力になってしまったが、皆に支えられてここまでやってきた。もしも彼女が立ち止まってしまっているのなら、手助けして笑顔にさせたい。例え嫌われるようなことになっても・・・そう話す花音に、亮たちも賛成し、パティシエの件はひとまず置いて、礼羽のことを何とかしようと考えます。しかし、良い案が思い浮かばないまま会議は終わってしまいますが、ゴキブリ騒動で眼鏡が壊れた紗々の買い物に付き合ったときに、ショッピングモールにあった子供向けに作ったチラシを見て、礼羽と母親を引き合わせるキッカケになるかもしれないと思い、紗々にチラシのデザインを依頼することにします。つまり、紗々が礼羽の母親専用に作ったチラシを描き、礼羽の母親がマシュマロツリーに来店しやすくするようにして、母親が来たら礼羽の作ったケーキを食べてもらうという作戦でした。こうすれば、母親に娘だと名乗り出る必要もなく、母親に自分が作ったケーキを食べてもらえるから。翌日、早速礼羽を説得しようと思ったものの、礼羽はこのままでいいと自己完結していたため、亮たちと突き放そうとします。しかし、花音の必死な訴えを聞いて、彼女の純粋な目を見て、更に両親を亡くしている事情を聞き、“氷の女王”と呼ばれた礼羽の心は揺れ動きます。そして、放課後、散々悩んだ礼羽は母親にケーキを作るため、マシュマロツリーで働くことを決意するのでした。
そして迎えたフェアー当日。礼羽はまだ以前の感覚に戻っておらず、少し緊張していましたが、亮やマシュマロツリーの皆と話して、作業を手伝っているうちに、母親からケーキを教えてもらっていた頃の楽しい記憶を思い出し、次第に昔の感覚が戻っていきます。そして、太一たちが礼羽の母親と弟を連れてきて、いよいよ礼羽はケーキ作りを始めますが、楽しかった頃の思い出をもっと思い出すために汐にも手伝ってほしいとお願いします。礼羽の母親に作ったケーキは3品。どれも礼羽と母親の思い出が詰まったものでしたが、特に最後のケーキは母親が礼羽に初めて作ったクマの形をしたケーキで、そのケーキだけ母親は懐かしい気持ちになったと話し、急に語り始めます。それがかつて礼羽に話した内容そのものだったため、様子をキッチンから窺っていた礼羽は感情が抑えきれなくなり、思わずキッチンの奥に引っ込むと共に、昔の記憶を思い出します。それは、初めて母親からケーキを教えてもらったときのものでした。“食べてくれる人が美味しいって笑顔になってくれるのを思い浮かべて作る”そんな母親の言葉を思い出し、自分もそうやって願いを込めて作ったよ、おかあさんに習ったことちゃんと出来たよね?パティシエになって良かったと言って泣き出します。例え記憶は無くなっても、おいしい魔法が自分と母親の絆だって分かったから・・・。それだけじゃなく、礼羽は亮のお節介で母親と対面することになり、久しぶりに母親と話すことが出来ました。その後、母親を見送ったときに彼女から「誰かに作ってあげたことがあるような、懐かしい気持ちになった」と言われ、礼羽は母親と弟の姿が見えなくなるまで、涙を必死で堪えるのでした。
フェアが終わった後、礼羽と紗々もマシュマロツリーで働くようになり、更に銀行からも融資を受けられるようになって何もかも順調に行っていた矢先、従業員(佐藤の義理の両親のこと)が麻薬取引をしていた問屋が倒産したというFAXが送られてきます。マシュマロツリーはその問屋に仕入れを頼んでいたため、材料を入手することが困難な状況に陥ってしまったため、翌朝緊急会議を開きます。ひとまず2日はお店が営業できるところまでは知恵を絞ることが出来ましたが、それ以上は不可能で、花音も新しい仕入れ先を探して街を奔走して頑張り、皆の前では笑顔を見せていたものの、1人でいるときは泣いていました。彼女の涙を見た亮は、スヴニールを始めとした洋菓子店を回って材料を分けてもらえるように交渉しますが、どこも断られてしまいます。ただ、ジェイクからヒントを貰った亮は洋菓子店への交渉とは別口でアプローチしていました。それが、商店街全体で食材を仕入れるというものでした。商店街のお店1つ1つでは小さいけど、商店街全体となれば大口の取引先となり、値段も安くなり無理もある程度は聞いてくれるからというのが亮の考えでした。そして、その在庫を管理するのは倒産した問屋の社長。仕入れ先の倒産は商店街に大きな影響が出ていましたが、これならばその問題も解決できると商店街全体で亮の案に乗ることにします。それだけじゃなく、これまで関わってきた人たちが次々と協力を申し出てきます。そして、それはマシュマロツリーの皆が再建に頑張ろうと努力してきたからこそ賛同してくれたことでもありました。その様子をずっと見ていた花音はこのお店のためにこんなに人が集まってくれるなんて・・・夢なら醒めないでと言い、そんな彼女に常連さんが夢なんかじゃないと寄り添います。そして、皆このお店が大好きでしていること、あなたたちが普段、私たちに対してそう思っているのと同じと伝えると、花音はありがとうございますと言って涙を流すのでした。
仕入れ問題は無事解決したものの、スヴニールから分けてもらえることになったザッハトルテ用の特殊なチョコはスヴニールにも在庫が少ないため、次の入荷までマシュマロツリーは臨時休業することになりました。休んでいる間は何もすることがなかったため、礼羽の提案でスキルアップのためという名目で合宿することになり、ジェイクに頼んでスヴニールの研修施設を使わせてもらうことになりました。合宿の話で盛り上がる中、亮は花音、汐、紗々、礼羽の4人からアプローチを受けます。そして、女の子たちの様子をただ眺めていただけの亮は、JCから誰を選ぶか聞かれ、1人の女の子を選びますが・・・。
・・・と、いうわけで、1人目は春日部花音ちゃんでした~。
私の好みといったらこの子でしょ!w
春日部花音 キャラクター紹介
両親を事故で亡くしたため、父親が経営していた洋菓子店“マシュマロツリー”を継いだ娘。神扇学園2年生で亮とは元クラスメイトだったが特別親しいわけでもなかった。男子の間では絶大な人気を誇るアイドル的存在。現在はお店の近くのアパートで一人暮らしをしている。紅茶に詳しく、亮とJCによって紅茶神(ティーゴッド)という二つ名を付けられる。
困った人を放っておけない心優しい娘で、亮が行き倒れているところを助けた。明るく前向きな性格だが、ほわほわしてて危なっかしいところがあるため、放っておけない気にさせる。夢は継いだお店を続けて自分を含めて皆を笑顔にすること。
普段はゆるふわな感じだが、仕事に関してはテキパキとしている。しかし、時折ドジをやらかすことがあるので、やはり危なっかしい。普段は直感で動いているせいか、考えるのが苦手で考えすぎると知恵熱が出てしまうアホの子。暗いところも苦手だがホラー映画は好き。亮や汐など自分の親しい人が活躍すると何故かドヤ顔をする。マジ天使。
子どもの頃、“あすま”という名の男の子に助けてもらったことがあり、その時もらったウサギのお面を今でも大切に持っていて、その影響か時々語尾が“ぴょん”になる。彼女にとっての初恋らしく、その男の子にもう一度会いたいと思っているが・・・。
春日部花音編 あらすじ
合宿が決まり、皆が帰った後、1人で残って伝票作業をしていた花音。亮はそんな彼女にコーヒーを入れてあげます。すると、花音は亮が内緒で賃貸物件を探していたことについて咎めますが、亮は給料も貰ってるからいつまでも店の倉庫に住むわけにもいかないからこれはケジメだと言うと、花音は勝手に出て行かないことを条件に許します。そのとき、突然停電が起きて、暗いのが苦手な花音は思わず亮にしがみつき、亮はそんな彼女の柔らかい身体を直に感じてお互いに意識してしまうのでした。
翌日、2人は合宿の準備のために買い物に行きますが、すっかり夜になってしまい、亮が暗いのは苦手じゃないかと言います。すると、花音は街灯があるし真っ暗じゃなければ平気と答え、暗いことも悪い思い出ばかりじゃないと言って、昔話を始めます。それは、10年ほど前のこと。父親が毎年クリスマスの時期になると児童福祉施設にケーキを届けに行っていて、花音もそれについていきました。父親が施設の大人たちと話をしていたため、子供たちのところへ向かうと、男の子(佐藤だった)から自分たちは恵まれない子供なんかじゃないと言われ、花音は泥団子を投げられた挙句、ロッカーに閉じこめられてしまいます。花音はロッカーの暗い中で泣いていましたが、そこへ他の男の子が助けてくれました。それがうさぎのお面を被った“あすまくん”でした。そして、彼は花音をいじめた男の子のことをフォローしつつ謝り、花音にうさぎのお面を被せ、うさぎは涙を流さない生き物なんだ、だからキミももう泣くのはやめるぴょん、だってケーキ屋はみんなを笑顔にするものなんだろ?と言います。“ケーキ屋はみんなを笑顔にするもの”その男の子の言葉が花音にとっての原点でした。だから暗いのは苦手だけど良い思い出もあると話します。亮は自分のいた施設と似たようなところはあるものなんだなとこの時はそう思っていましたが・・・。
そんな話をした翌日、スヴニールの研修施設に来たマシュマロツリーのメンバー(何故か久太郎や太一やしずかも一緒でしたがw)。そこはかつて亮が暮らしていた児童養護施設の近くでした。そこで数日合宿をしますが、最終日の早朝に亮は児童養護施設に行ってみることにします。すると、施設へ向かう途中で散歩している花音と会い、向かう方向が同じだったため、一緒に行くことに。しかし、施設が近付くにつれ、亮の容態はどんどん悪くなってしまい、休憩途中で意識を失ってしまいます。そして、施設にいた頃の夢を見ます。
亮は孤児で児童養護施設で育ちました。その施設では里親に引き取られた子どもが出ていく日を“特別な日”としてお祝いして、普段は食べることが出来ないケーキが振る舞われる決まりになっていました。その日は亮が里親に引き取られる日で施設の仲間たちと一緒にいケーキを食べ、施設を出ていきましたが、引き取られた先の環境はお世辞にも良いとは言えませんでした。里親手当。国と自治体から毎月支給されるそれが目当てで亮を引き取ったのです。食事もろくに与えられない環境に加えて暴力、そして安価な労働力として、子守や箱詰めなどの内職もやらされていました。結果、亮は引き取られた先で問題を起こし、逃げ帰るように施設に戻りました。亮は施設の仲間たちに温かく迎え入れられ、ここが“家”なんだと思い、里親によって傷ついた心も次第に薄れて行き、再び他の里親に引き取られますが、そこでも同じ目に遭い、施設に戻ってきてしまいます。しかし、施設の人は亮の訴えを聞こうともせず叱りつけるだけでした。そうしている内に、いつしか亮の中ではケーキを出されると家から連れて行かれ虐待される・・・そんな風に結びついてしまい、ケーキが食べられなくなってしまったのでした。
目を覚ました亮はかつて花音に拾われたときの光景を目にし、そのときのやり取りを再現しますが、彼女がずっと自分の震える手を握ってくれてたのとと彼女の笑顔を見て、花音の事が好きなんだと自覚します。けど、彼女には他に好きな人がいる・・・だからこの想いは胸に秘めるだけにしようと亮は考えます。その日の夕方、研修施設に児童養護施設の職員が亮のもとを訪ねてきます。そして、かつて里親に虐待されていたことを知らず施設に戻ってきたことを叱ってしまったことを謝ります。その虐待のことも最後に亮を引き取った宮原氏が調べて施設にも教えたようでした。亮も戻ってきた自分をちゃんと育ててくれたし、こちらこそありがとうと伝え、職員と和解します。こうして、亮は心の中にあったわだかまりが解けるのでした。
研修施設からの帰り、亮は皆に自分のことを話しますが、花音は1つ気になっていたことがありました。それは施設の職員が亮の事を“あすま”と呼んでいたことでした。そのことを亮に聞くと、亮は元々は“遊馬亮”といいう名前だったけど、引き取られてからは“宮原亮”という名前になったと説明します。そして、お面を付けていた“あすまくん”は?と聞き、亮が僕だよと答えると、ずっと“あすま”が名前だと思っていた花音は自分の初恋の相手が亮だったことを知り、驚くのでした。
翌朝、仕入れ問題も片が付き、マシュマロツリーはリニューアルオープンしますが、花音は亮のことが気になって仕事になりませんでした。汐は花音を心配して声をかけ、事情を聞くと、仕事が終わった後に皆を集めて作戦会議をします。しかし、紗々や礼羽も亮のことを狙っていたため、それなら1人ずつ告白していって、ダメだったら次の人を応援するという案でいってみることにします。そして、視察の体にして亮をデートに誘いますが、浮かれていた花音は偵察という口実だったことを忘れ完全に恋人気分でデートを楽しんでしまい、夕方になり亮にレポートの件を聞かれると、亮に話した目的のことを思い出し、慌てて思わず告白してしまい、こんな風に言うつもりはなかったと泣きだしてしまいます。亮はそれを見て、昼間にイベントで貰った狐のお面を付けてかつて施設でそうしていたように花音を励まします。すると、花音は落ち着きを取戻し、あすまくんで宮原くんが大好きと言ってお面越しにキスをしますが、恥ずかしさに耐えられなくなって先に帰ってしまい、戸惑った亮は取り残されてしまうのでした。
翌日、スヴニールとのコラボイベントで花音がモデルとしてウェディングドレスを着ることになっていました。綺麗な花音に亮は完全に見惚れており、イベントも大成功。その後、花音がキスしたことを皆に話すと、汐たちは2人が付き合い始めたのだと思いますが、まだ想いが伝わってないことを知り、相談に乗ることにします。一方、花音のことを毛呂に相談しようと思っていた亮は、丁度毛呂の方から連絡してきたため、ファミレスで落ち合って話をします。すると毛呂は好きな人にフラれたと言いますが、まだ諦めてない様子でした。しかし、毛呂が他の人とは既にキスを済ませたという話を聞いて亮は驚き、詳しく事情を聞くと、そのときは相手からキスの練習をしたいと言われ、自分もその人のことを何とも思ってなかったからどうも思わなかったという話を聞いて、亮は花音のキスをただの練習だったのかと誤解してしまいます。こうして、両想いなのにどんどんすれ違ってしまう2人ですが、亮は花音のことを考えていて仕事中も上の空になっていたため、汐はそんな亮に花音のことを考えていたのかと聞くと、亮は汐に花音のことを相談することにします。それを陰でこっそり聞いていた花音は、亮が自分の好きな人を誤解しているのだと知り、その誤解を解くためにその日の夜に亮の部屋にうさぎのお面を持って突撃します。そして、そのうさぎのお面の裏側に書いてある“あすま”という文字を見せると、鈍感な亮でもさすがにそのお面が誰の物だったかを思い出し、あまりに出来過ぎた偶然に「ウソだろ!?」と驚きます。すると、花音は何もウソじゃない、ふたりの出会いも私の気持ちもと言って、今度こそ亮の唇にキスをします。こうしてようやく想いが通じ合った2人は恋人同士になったのでした。
恋人同士になってデートをした2人。その日は初エッチするつもりで花音は亮を部屋に泊めることにしますが、いざエッチをしようというとき、母方の実家である鷲宮家から電話がかかってきて話があるから実家に戻ってこい、来なければマシュマロツリーを潰すと言われ、お預けにされてしまいます。すると、今度はジェイクから電話がかかってきて、マシュマロツリーには肩入れするなと圧力をかけられたと話します。花音はあまたのグループ企業を支配下に置き、日本の政財界に強い影響力を持つ国内屈指の名門・鷲宮グループの直系の血縁者でした。現在その鷲宮家を取り仕切っているのが花音の祖母であり、実質的なことは花音の母親の弟・・・つまり叔父さんがしているようでした。花音は母親が駆け落ち同然で家を飛び出したことを聞いたくらいで実家のことについては何も知りませんでした。ひとまず、花音は話を聞きに行くために、母親の実家へ数日間行くことになりましたが・・・。
翌日、ジェイクから鷲宮グループの次期総帥が花音になったという話を聞き、驚いたマシュマロツリーのメンバーたち。亮は花音に確認するために彼女に電話しますが、他に誰かいたのか切られてしまい、それ以上音信不通になってしまいます。ジェイクから秘書室の電話番号を教えてもらい、汐が花音のことにういて問い合わせると問答無用で切られてしまいます。花音は昨日の電話ではマシュマロツリーが潰されることはなくなったと言っていましたが、そのあまりの態度にもしかしたら花音が総帥になったときに約束を反故されてしまうかもしれないと考え、JCたちは乗り込む勢いでしたが、亮はジェイクですら敵わない巨大な相手だったことから、情報が入る前に動くのは危険と判断。彼女が戻ってくる場所を守るために、万が一圧力で仕入れ先との取引や銀行からの融資が止められても大丈夫なようにするのが先だと考えます。そして、皆にそれぞれやることを指示した亮は当面のお金の工面をするために、じいさんの形見である腕時計を質屋に持っていきますが、質屋には2000円だと言われ、じいさんに騙されたと思ったこれはじいさんから自分の力で何とかしろという意味で捉え、自分のすべきことが見えた亮は花音を奪い返す決意を固め、知り合い全員を集めて花音奪還作戦を立案します。すると、丁度明日、鷲宮グループのCEOである花音の叔父が花音を紹介がてらスヴニールに連れてくるとジェイクが話したため、奪還作戦の場所をスヴニールの本社に決めます。そして、翌日。ジェイクの協力の下、商店街の人たちはスヴニール本社を色々といじくり、見事に花音を脱出させることに成功。2人はまりんの車でスヴニールの研修施設に向かいます。そこで亮は花音の意志を聞き、彼女が総帥を継ぐつもりはなく戻ってくるという話を聞いて安堵します。そして、皆にも報告した後、2人は初デートの続きをして初体験を済ませるのでした。
翌日、花音はマシュマロツリーに戻ってきますが、叔父がお店にやってきて、花音の意志を聞きます。花音は最初こそ少し怯えた様子でしたが、亮が手を繋ぐと今度はハッキリとした態度で、マシュマロツリーを選んだことを伝え、自分を騙したりお店に圧力をかけるなら今後一切関わってこないでほしいと言います。すると、叔父は後ろに控えていた総帥を呼びます。その総帥とは、亮がマシュマロツリーに来る前からの常連でずっと花音たちを支えていたお婆さんでした。常連のお婆さんは息子が独断でやってしまったことだと謝りますが、事態が飲み込めない花音たちは戸惑うだけでした。そして、改めて叔父から常連さんが鷲宮グループの総帥で花音の祖母だと聞くと、マシュマロツリーの皆は驚くのでした。その後、事情を聞くと、花音をずっと見守ってきた祖母の話を叔父が誤解していたことが発覚。お店のことも現状のマシュマロツリーの繁盛ぶりを知らず、亮が来る前の3ヶ月前の経営危機のことを心配して余計なことをしでかしただけでした。こうして、鷲宮グループからの圧力は無くなるどころか協力するとまで言われ、花音奪還作戦は成功に終わるのでした。
その後、祖母はグループの総帥であるプライドが邪魔して娘の結婚に反対してしまったことを後悔していたことを話し、和解しようとしたところを娘が事故で亡くなってしまいました。当初は花音を引き取ろうとしたものの、花音が一生懸命に店を再建しようと頑張っていたため、今更あなたを引き取りたいなんて言えないと思い、それならせめてと常連客となってマシュマロツリーに通うようになっていました。しかし、祖母は花音に騙して客としていたことに罪悪感を覚えていたため、もう二度とここにはこないから許してほしいと店を出て行こうとしますが、花音はそれを引き止めまた来てくださいと言います。やわらかい笑顔が集まる場所になるように、私の父が願いを込めて付けたのが“マシュマロツリー”であり、おばあちゃんの笑顔もここに集まってほしいからと伝えます。他のマシュマロツリーのメンバーも花音に続いて祖母を受け入れる言葉を伝えます。それを聞いた祖母は感謝の言葉を言い、こんな私でもこのマシュマロの木の下にいてもいいいのかしら?と聞き、花音もよろこんで、おばあちゃんなら大歓迎です!と答えるのでした。
祖母が帰り際に残した「お父さんのザッハトルテは優しい味だった。今のも美味しいけど、まだまだ精進が必要」という言葉が気になっていた花音は、まだマシュマロツリーに足りないものは何か気付きます。それはかつて花音の父親と母親が作り上げたザッハトルテを再現して、当時のお客様にもマシュマロツリーに集まってもらうこと。そうしなければ本当の意味でみんなの笑顔が集まるお店にならないのではないかと考えます。そこで取り出したのが鷲宮家を探検したときに見つけた母親の日記帳でした。そこには父親と一緒にケーキの試作をしていたときのことやメモもあったから、何かヒントになるかもと考えて持ち帰ったようでした。その日の夜、花音と2人で日記帳を読みますが、鷲宮グループの専属パティシエだった花音の父親のこと以外に、宮原の名前が出てきて驚きます。しかも、亮の祖父は花音の母親の駆け落ちの手引きやマシュマロツリーにも関わっていたことまでしたとまで書かれていました(駆け落ちには何気にまりんさんも関わっていた様子w)。その後も何日かに分けて日記を読み続けますが、亮は日記に書いてあるレシピを見て、ザッハトルテのところだけ“マシュマロ”ではなく“ましまろ”と書いてあることに気付きます。そして、じいさんがマシュマロの駄菓子が好きでそれを“マシュマロ”ではなく“ましまろ”と言っていたことも思い出し、これがザッハトルテに必要な材料だと考え、早速マシュマロの駄菓子を買ってきます。そして、礼羽がそのマシュマロの駄菓子を使ってザッハトルテを作ってみて、花音や祖母など父親のザッハトルテを食べたことがある人たち試食してみると、見事に味が再現されていました。そして、花音はマシュマロツリーに込められた想いに気付きます。
それはかつて花音が忙しい父親のために汐と同じようにケーキ作りを手伝いたいと言ったとき、花音には母親と一緒にお店に立って2人の笑顔でお店を幸せにしてほしい、マシュマロみたいな柔らかい笑顔の下にたくさんの笑顔が集まるように・・・それがマシュマロツリーに込められた本当の願いでした。だから、父親は花音にケーキ作りを教えることはしなかったのです。そして、そのことに気付いた花音は改めてお店の再建を手伝ってくれた皆に1人1人感謝の言葉を伝えると、ザッハトルテの完成を聞きつけた商店街の人や知り合い人たちが次々と集まってきて笑顔を見せ、ザッハトルテの試食会が開かれます。こうして、両親が理想としていた“みんなの笑顔が集まるお店”がようやく実現したのでした。
春日部花音編 感想
花音ちゃん、マジで可愛い。だんだん成長してしっかりするところは見せますが、アホチョロインな天然ゆるふわドジっ子天使なのは最後まで変わりませんでしたw 恋人になった後は可愛いだけじゃなく、甘えんぼなところも見せてたし、サイドストーリーまで進むと母性を見せるようになるし、ほぼ全持ちのヒロインじゃないですかw 初体験後はエロさを加えて天使なサキュバス状態になって主人公の精液を絞りつくしてましたし、向かうところ敵無し状態ですwww
シナリオですが、序盤は主人公の過去に触れ、そこから花音ちゃんの初恋の相手が主人公だったことが判明し、2人は付き合い始めますが、付き合うまでの流れが完全にプラハ1の聖良ちゃんと同じでしたねぇw アホっぷりは聖良ちゃんの方が上だったかもしれないけど、花音ちゃんも負けず劣らずのアホッぷりを見せます。しかし、花音ちゃんは普段からアホなのであんまり変わらな(ry シーン的には、お面にキスするところと唇にキスするところ、2人の気持ちが擦れ違ってた時と想いが通じ合った時の対比になっていて良かったと思います。中盤はイチャラブかな~って思ったらまさかの花音の家系の話に。共通ルートにそんな伏線ないじゃーんって思ったら最初から登場してたある人物が1番重要な伏線だったというオチw ここが1番シリアスなシーンでしたがあまり長引かなくて済んで良かったです。中盤の展開は印象的にはプラハ2の兎姫ルートのような感じですね。1つ残念なのは、折角の初デートを邪魔されたところ。最近のエロゲにこの展開がやたら多いんですけど・・・。これから初体験ってときに邪魔されるのが1番イラッとするのでこの流れは止めてほしかった。恋人になった後の初デートくらい良い思い出で終わらせてあげようよ。今まで伏線がキッチリ明示されてるならともかく、ものすっごい唐突に話が沸いて出てきましたしね。あの展開だけは納得いかなかったです。終盤はイチャラブしつつ両親のザッハトルテの再現をしようというお話。その最後に父親がマシュマロツリーに込めた本当の願いに花音ちゃんが気付くというとても良い形で終わらせています。ただ、共通ルートでは父親のことばかりで母親のことにあまり触れてなかった分、個別ルートはどちらかというと母親の方が重要でしたね。最終的にタイトルにある“ましまろ”の意味が分かるお話になっていて良かったです。家族に関するエピソードが多いせいか、共通ルートの時点から感動系が多いですね、今作は。とりあえず、初デートを邪魔されたこと以外はとても良い話だったので満足でした。
ままれ作品最大の目玉であるHシーンですが、花音ちゃんは7回(内、サイドストーリーで2回)。全てで本番Hがあり、内1回は2回本番があります。それと今回もありました。レイプ目w 体位的に聖良ちゃんやアリスちゃんのときと同じ構図のHCGがあったので、そこでまたレイプ目を見せるのかなって思ったらそこではなく直後の騎乗位で見せてましたね。本番Hでおっぱいを見せなかったのは2回なので概ね満足でした(まぁ内1回は主人公に右の乳首を吸われてるCGなので見せてないとも言いきれませんが、1回はバックなので完全に隠れてます)。パ○ズ○フェ○は2回あり、最初は横から見たアングルですが、おっぱい見せてたので問題なし。2回目のは体験版で見られたやつで、こちらは体験版のときにも言いましたが、咥えるときの差分のときに左の乳首が隠れてしまうのが残念でした。アングル的にはこっちのが好きだったんですけどね・・・本当に惜しいです。まぁでも、普段の可愛らしさとは裏腹にHシーンになると大胆になって性欲に底が見えないサキュバス状態になるので非常にエロて、その点はとても良かったです!
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一般シーンだと、普段からアホ可愛いので全部良かったとしか言えないw CG的にはエディングドレス姿が圧倒的に良かったですが、出来ればエピローグで見せてほしかったなぁ~って思ったりする。でも、あの衣装はマジで最高でした(*´Д`*)b あとはキスシーンですね~。お面バージョンと素顔バージョンの対比が良かったです。花音ちゃんらしさという点では、やはり扇風機ですねw 完全にアホの子全開wwwwwww だが、それがイイ!
花音ちゃん可愛いよ!マジ天使!!
さてさて、お次は皇鈴紗々です~。
「お家に帰るまでがましまろです」のあらすじ・感想はこちら↓
【春日部花音編】【皇鈴紗々編】【朝霞汐編】【礼羽ライコネン編】
「お家に帰るまでがましまろです」の公式サイトはこちらから↓
天使な花音ちゃんに癒されたい人生であった・・・(*´Д`*) #ましまろです