2017年1月発売タイトル第3弾は、きゃべつそふとデビュー作「星恋*ティンクル」でした!
デビュー作ではありますが、キャラの良さから期待値が高かった作品ですね。
店舗特典はこちら。
結局、そらはちゃんと珠希ちゃんの2人だけになりました。本来はそらはちゃん一択だったんですが、体験版をプレイしてからは珠希ちゃんと咲良ちゃんも良いなぁと思うようになり、あとは予算の都合で珠希ちゃんだけになりました。
星恋*ティンクル 概要
病弱な妹・群雲そらはの為に風光明媚な港町・渚沙町へと引っ越してきた主人公・群雲景が、渚沙町でしか見られない不思議な星“ナギ”と同じ名前を持つ少女・鳴瀬川凪と出会い、星夜部という町の祭りを盛り上げるための部活に誘われるという恋愛AVG。
群雲兄妹は叔母の家に引っ越してきて転校生として新しい学園生活を送りますが、この町に不可解な掟があることを知ります。その掟とは、この町でしか見られない不思議な星“ナギ”の存在をこの町の外に知られてはならないという奇妙なもの。その理由については明確にはなっておらず、冬に行われるお祭・星夜祭も町の住民以外は禁止されています。星夜祭は12月に行われますが、この祭はかつて町を襲った災いを封じ込める儀式が元になっています。“ナギ”については分かっていないことも多く、凪の母親が“ナギ”について色々と研究しています。
渚沙町には神社を管理し星夜祭を仕切る織紙家、代々医者をしている花々見家、議員一家の神谷家などがあり、織紙家や花々見家の人間には特殊なチカラ「神技」が使えます。織紙家は“仁”の神技で人の感情を見たり人に好かれる力を持っており、花々見家は“知”の神技で瞬間記憶能力を持っています。ただし、「神技」は万能ではなく使うにはそれ相応の代償を必要とします。神技は全部で三種類あると言われていて、残り1つ“勇”の神技は神谷家に伝わってたようですが、この力は失われているとされています。尚、景やそらはも同様に特殊な力が使えますが、それが「神技」かどうか本人たちも知らず、兄妹以外2人が特殊な力を使えることを知る人は誰もいません。
そして、今回、凪が星夜部を創って町の外の人にも“ナギ”を知ってもらいたいと景に部活の勧誘をするところで物語は動き出します。
星恋*ティンクル 共通ルート あらすじ
途中、そらはが見栄を張って兄を起こし降りる駅を間違えるというアクシデントはあったものの、新しい引っ越し先である叔母の真千の家へとたどり着いた群雲兄妹。荷物の整理をした後、身体の弱いそらはには留守番をしてもらい、1人で買い物に出かけます。そして、開けた場所へ出たとき、猫と遊んでた少女が車に轢かれそうになっていたため、慌てて助けようとすると、彼女の身体に触れる前にその姿が消えてしまい、道路に飛び出してしまった景は轢かれてしまいます。交通事故を無傷で済ませたものの、その「反動」がきたため、浜辺で休むことに。すると、先ほど消えた少女が声をかけてきます。少女としばらく会話をして、彼女が渚沙町についての印象を聞いてきたため、この町の綺麗な景色が気に入ったと景が言うと、少女は渚沙町が一番輝くのは夜なんだよと教えます。少女の名前は鳴瀬川凪。落ち着きがない彼女は、景の買い物に付き合うと言っておきながら、猫を見つけるとその猫と一緒にどこかへ行ってしまうのでした。
翌日、転校初日から遅刻しないよう、そらはを連れて学園への道を覚えようと散策します。すると、途中でメイドを発見したため、声をかけます。街の人の顔と名前をほとんど覚えているというメイド少女は兄妹が地元の人ではないことをすぐに看破しますが、景が引っ越してきたと挨拶をすると、自己紹介を始めます。彼女の名前は花々見咲良。咲良が2人のことをカップルと言ったため、咲良に声をかけてからというものずっと景の後ろに隠れていた人見知りのそらはにしては珍しく話に食いついてきて、カップルに見えたことについて詳しく聞くと、嬉しそうな顔をして咲良のことが気に入ります。咲良はメイド服を着ていたものの、メイドではなく客寄せのために着ていました。彼女の後ろにある建物の看板には「花々見診療所」と書いてあり、彼女の親や姉が医者をしているようでした。近くに大きな総合病院が出来て患者を取られてしまったと嘆く咲良に、そらはが体調不良になったらここで診てもらうと言うと、咲良はお礼を言うのでした。
咲良と別れた後、彼女から教えてもらった町を一望できる場所・ポートタワーへと向かった2人。そこで良い景色を見て感動しますが、そらはが疲れてしまったため、お昼は家で食べることになり、一旦家に帰ります。お昼を食べた後、そらはが眠そうにしていたため、彼女を寝かしつけ、今度は1人で町に出ます。そして、山の麓まで来ると神社を発見したため、そちらへ向かいます。すると、焼き芋の匂いがして、その匂いに釣られるようにして奥へと行くと、そこには巫女服を着た少女が焼き芋を食べていました。景に見つかるとバツが悪くなり逃げようとしますが、猫がまとわりついて動けなくなっていたため、景が助けます。どうやら彼女は動物が苦手なようでした。景が猫を境内の外に連れて行った後もどってくると、まだ彼女はその場に留まっていました。お礼を言ってなかったと言って、お礼した後、自己紹介してきます。織紙珠希。それが彼女の名前でした。珠希としばらく話をした後、家に帰りますが、その途中で凪を発見。何をしているのかと声をかけます。すると、凪は星を見ていたと答えたため、彼女の視線を追うとそこには一番星が輝いていました。凪はその星を“ナギ”と呼び、あたしと同じ名前なんだよねと笑います。しかし、悲しそうな顔をして、ナギの存在は外には知られてないと言って“ナギ”と“星夜祭”のことを話します。そして、説明が終わると帰っていくのでした。
そして迎えた転校初日。クラスで紹介された景は無難に自己紹介を終えますが、同じクラスには珠希がいました。しかも、席が隣だったため、珠希は驚きます。一方、そらははクラスで自己紹介を何とか終え、不安になりながらも自分の席へいきますが、隣の席が咲良だと知ると、嬉しくて泣きだし、咲良を“神さま”と呼びます。そして、咲良から“友達”と言われたそらはは、今まで兄がいなければ何も出来なかった自分に初めての友達が出来たと喜ぶのでした。
昼休みになり、珠希に学園内を案内してもらった景。途中、咲良の着替えを見てしまうというハプニングはあったものの、珠希のお蔭で概ね場所を把握。半日一緒に過ごして、珠希は景のことを「自分のことより相手のことを大事にしてしまうタイプ」と評します。だから、もしも景に恋人が出来たら「幸せ」でもあり「不幸せ」でもあると言い、自分はもしも恋をするなら一方的な恋ではなく肩を並べて支え合える関係が言いと言うと、景は彼女の言葉に感心し、珠希に友達になってほしいとお願いします。これまで圭は、妹のそらはさえいればそれで良い、友達も親ですらもいらないと思っていましたが、心のどこかでそれは寂しい生き方だとも思っており、これを機に変わろうと決意します。丁度、そらはが兄離れを決意したように。こうして、景と珠希は友達になったのでした。
その後、屋上に行くと、凪やってきて景に抱きついてきます。珠希に注意されて離れた凪ですが、珠希にセンパイと呼ばれていたため、彼女が年上であることに景は驚きます。凪はお昼に誘いますが、2人はこれから学食でお昼を食べる約束をしていたため、それは次回にすることにして、景に部活の勧誘を始めます。星夜部。それは凪がこれから創ろうとしている部活で、活動内容は星夜を祝うこと。つまり、星夜祭を盛り上げることでした。しかし、そらはのことが気になる景は、彼女が部活をやるかどうかの意志を確認してからにすることにし、部活については保留します。凪もその場は何とか納得し、2人は学食に向かうのでした。
放課後、そらはと一緒に下校しますが、学園を出る途中で花壇の手入れをしている咲良を発見。手伝うことにします。その手伝いが終わって3人で校門まで行くと、丁度珠希も生徒会の仕事を終えて帰るところだったため、3人で下校することに。その下校途中でそらはに部活をやるかどうか聞きますが、そらはは家から一歩も出たくないという引きこもり発言をします。珠希は景が凪に勧誘されたことを気にしているのだと思い、景が星夜部に入るのは反対だと言います。その理由は星夜部の活動内容に関係していました。星夜部の活動は星夜を祝うこと。しかも、町の中ではなく町の外でも。渚沙町が崇めるナギは、町の外に知られてはならないという厳格な掟があり、毎年催される星夜祭も外に告知は一切しておらず、参加者も住民だけに限られていました。観光客がたまたま星夜祭の存在を知って参加を希望したとしても、自治会がそれを許さないほどに。だから、ナギの存在を町の外に広めたいと考えている凪が作る星夜部には反対しているのだと言います。渚沙町に来たばかりの群雲兄妹にはその感覚は理解できませんでしたが・・・。
珠希や咲良と別れ、商店街で買い物を済ませた2人は、家に帰り夕飯の支度を始めようとしますが、呼び鈴が鳴らされたため、景が玄関に向かうと、そこには凪がいました。どうやら景のことを尾行していたようで、目的は部活への勧誘でした。景は彼女から部活について詳しく聞こうと思い、夕飯を御馳走しますが、凪とそらはは相性が悪く、そらはは彼女のことを警戒します。凪はそんなこと意も介さず景の作った料理に満足しますが、景が部活のことを知りたいと言うと、部活について説明を始めます。ナギのことをもっと多くの人に知ってもらいたい。しかし、宣伝するには1人では無理だから星夜部を作って賛同者を募りたい。景は凪の言い分には納得しますが、そもそもどうしてナギの存在を外にも知らせたいのかという根本的な部分を聞くと、凪はこう答えます。ナギの寿命がもうすぐ尽きるからだよと。彼女が星夜部を創ろうと思ったキッカケは、ナギの光が消えてしまうことを知ったからでした。それを突き止めたのがナギの研究をしている凪の母親でした。凪の母親の研究は町の人も認めており、ナギの寿命が残り僅かだと知った町の人たちは、今年の星夜祭を例年以上に盛り上げたいと考えているようでした。星の寿命なのでナギが寿命を迎えるのはいつになるか分からないけど、凪は町の人にお祭りを任せるだけじゃなくて、ナギのためになにかやりたいと考え、星夜部を立ち上げようとしていました。もうすぐ消えてしまうナギをより多くの人に見上げてもらいたいから。景を勧誘したのは、景が渚沙町を気に入ってくれたのとこの町に来たばかりで町のしがらみとは違う視点でナギを見上げてくれるからでした。
凪は星夜部を創る理由と景を勧誘する理由を話すと、景の手を取って外へと連れ出します。そして、2人が辿り着いた場所は、景と凪が出会った場所でした。凪に言われて空を見上げると、そこは満点の星空。その中心に煌々と輝くナギ。そして、そのナギの光を浴びた海面までもがきらきらと光っているという空と海の光の共演に感動します。その景色を見せた凪は、この景色を町の外の人にも知ってもらいたい、もうすぐ消えるナギの命をせめてもっと多くの人々にこの光を目に焼き付けてもらいたい・・・そのためにも、キミに賭けてみたいと伝え、景は彼女の考えに共感します。しかし、部活を立ち上げるのに必要な部員数は5人。掟に縛られる町の人の賛同は得られないかもしれないと言うと、凪は「あたしを誰だと心得るー!何とかなるなる、鳴瀬川凪だー!」と答えるのでした。
翌日。ナギのことをもっと知るために珠希の家にあるという文献を見せてもらえないかと聞いてみると、珠希に断られてしまいます。その後、凪の母親の研究でも分かるかもしれないと考え、凪にお願いして研究所に連れて行ってもらえることになった景は、放課後行くことになりますが、途中まで一緒に下校した珠希から文献を貸し出さない理由について聞きます。ただし、他言無用という条件付きで。文献を貸さなくなった理由は、最近になって何者かに社殿に不法侵入され文献を盗まれそうになったからでした。星夜祭も近くなってきたため、厳重に社殿を守ることにしたため、現在は文献などの資料の貸し出しを一切禁止していると珠希は話し、景も凪も納得します。珠希と別れた後、凪の案内で彼女の家に着きますが、そこが研究所でした。凪の家が研究所だったのです。しかし、あいにく母親は不在だったため、その日は進展もなく帰ることにしたのでした。
その日の夜、そらはから園芸委員会の管理する花壇が荒らされていることについて相談を受けた景。最近、咲良が1人で手入れをしており、昨日も景たちが手伝ったばかりなのに、今日になってもう荒らされていたのは景も見ていたため、協力することにします。昼休み、凪や珠希も交えて花壇荒らしについて話し合いますが、景は解決する方法は1つしかないと断言。それは現行犯逮捕でした。景はここ最近毎日荒らしているなら、見張っていれば今日中には解決するはずだと言うと、そらは達も景が無茶しないよう、皆で一緒に見張ることにします。そして、放課後になり、一旦家に帰って支度してから再び学園に集まった景たち。しばらく何事もなく見張っていて凪が空き始めた頃、小さい女の子が出現。しかし、その女の子は花壇の花を見ると姿が消えてしまいます。景は同じ現象を凪と初めて会ったときに見ていたことから、凪に少女のことを聞こうとすると、再び足音が聞こえたため、息を潜めます。そして、姿を現したのは、渚沙町では議員一家と呼ばれているか神谷家の息子でした。神谷は景たちに見つかると逃げ出しますが、景があっさりと捕まえます。神谷はそらはや咲良のクラスメイトでした。花壇を荒らした動機は自分より成績上位な咲良の集中力を削ぐため。中間テストを間近に控えたこの時期に頻繁に花壇荒らしを始めたのはそれが理由でした。神谷は咲良が「瞬間記憶能力」を持っているから絶対に敵わないと知りつつも花壇荒らしをしていたと言います。「瞬間記憶能力」というのは花々見家に伝わる特殊な力「神技」でした。町の人も「神技」については知っていましたが、それはあくまで祭のときの神事というイメージしかなく、渚沙町に来たばかりの景たちにとっては初耳でした。しかし、景はその「神技」が自分たち兄妹が持つ特殊な力と似ていると考えます。
完全に逆恨みだった神谷の話を聞いて、咲良は自分が悪いと謝り、自分の能力に頼って勉強に本気で取り組んでなかったから、これからは名前を書き忘れると言います。そうすれば神谷が勝てるから。それで満足?と聞かれた神谷は、それで満足できるわけがない、お前が本気を出した上で勝ちたい、そうでないと何の意味もないと答えます。そこで景が口を挟み、もう答えが出ているじゃないか、花壇荒らしで本気を出せない咲良に勝てて満足できるのかと。そう言われて神谷は、1番無意味なことをしていたのは自分自身だったことに気付き、自分のしたことを反省し、謝ります。そして、今度のテストは正々堂々と勝負しろと言うと、咲良は笑顔でそれを受けます。こうして、花壇荒らしの一件は解決するのでした。
中間テストが終わった頃、神社では珠希が恐れていた事態がついに訪れてしまいます。文献が何者かに盗まれてしまったのです。珠希の父親は星夜祭が近いから、事を大きくしたくないと警察に通報することはせず、自分たちで捕まえるしかないと言います。珠希は咲良の花壇荒らしを見事に解決した景のことが頭に浮かび、昼休みにその景から自分が悩んでいることを見抜かれたため、景に相談することにします。すると、一緒にその話を聞いていた凪は、その盗まれた文献に心当たりがあると言います。そして、凪が神社に行けばそれで解決すると言ったため、放課後、神社へと向かいます。そして、遅れてやってきた凪が盗まれた文献を持ってきたため、珠希に犯人と疑われてしまいますが、凪は家の前に置かれていたと説明。書物は盗まれたもので間違いなく、全て揃っていたことから、釈然としないまま文献盗難事件は一応の決着を見ますが、当然これで終わるわけはありませんでした。
翌日、またも文献が盗まれてしまい、昼休みにまた皆で集まって相談することに。すると、凪がまた研究所の前に置いてあったと言って、文献を見せます。景は昨日の盗まれた状況について詳しく聞き、花壇荒らしのとき同様に張り込みことにします。そして、夜になり、神社に集まって社殿を張り込みますが、珠希がまたも猫に囲まれてしまい、大騒ぎ。この分では犯人は現れないだろうと思っていましたが、珠希を追いかけていたはずの猫が唐突に向きを変え社殿の方へ向かいます。不思議に思っていると珠希の父親がやってきたため、景は第一発見者である珠希の父親に盗まれたときの情報を聞くことに。すると、盗まれたと気付いたのは猫が社殿に集まっていたからだと話したため、今の状況もそれと同じだということに気付き、急いで中を確認してもらいます。すると、やはり文献は盗まれていました。見張っていたのにどうやって盗まれたのか謎のままでしたが、瞬間記憶能力を持つ咲良が、珠希のところにやってきた猫の数と去って行った猫の数が合わないことに気付き、景にそのことを報告。景はそれは手がかりになるかもしれないと考えますが・・・。
見張りに失敗した翌日、やはり凪の家の前に文献は置かれていて、珠希たちは研究所の方を見張ればいいんじゃないかと言いますが、景は研究所だと神社より長い時間見張ってないといけないからと言い、自分の考えた作戦を皆に教えます。そして夜、景の考えた作戦を決行。作戦は、珠希が社殿の近くで焼き芋を食べ、猫をおびき寄せ、その猫を見張るというもの。そして、珠希に群がった猫を観察していると、1匹だけ別行動を取る猫を発見したため、後を追いかけますが、その猫は社殿の裏手の隙間から中に入り文献を持ち出していました。しかし、猫を操っている人間がいるはずだと思った景は、その猫を捕まえることはせず尾行。すると、いつか花壇の前に現れた少女が姿を現します。景が捕まえようとすると以前と同じように消えてしまい取り逃しますが、凪が彼女のことを何か知っている様子だったため聞いてみると、彼女は姿が見えなくなっているだけで近くにいるとだけ答えます。景は動物に好かれる珠希なら猫を操って猫の嗅覚で犯人を見つけられると思い、珠希も猫を操ってみると猫たちは本当に少女を探し始め、猫が集まった場所に違和感を覚えた咲良がさっきと何か違うと指摘すると、少女は観念し再び姿を現し、リーベルと名乗ります。
記憶喪失で自分の名前以外覚えていないリーベル。彼女はお嬢様のために存在していると言い、景がそのお嬢様について聞くと、凪と答えます。学校で見かけたことがあったのは、凪が通ってた学校を1度見たくなったから。主人と呼ばれた凪は、知り合いではないと言いますが、それも完全には否定しいきれず、見覚えがあるかもしれないと言います。彼女が文献を盗み研究所まで運んだのは、凪とその母親が文献を必要としていたからでした。リーベルは凪以外の言うことは聞こうとしませんでしたが、凪が泥棒はダメと言うと、彼女ももう泥棒はしないと誓います。こうして、彼女自身のことは何も分からないまま、文献盗難事件は解決するのでした。
11月のある日のこと。そらははその日珍しく景に起こされる前に起きていましたが、それは体調不良からくる早起きでした、そらはは新しい友達が出来たことから学園には行きたいと考えており、それと同時に兄に心配させたくないという思いから景には体調不良であることを黙って学園に登校します。昼休み、凪と凪の友人以外には見えないリーベルも交えていつも通り中庭で昼食を取りますが、凪はこの場にいる全員を星夜部の部員にすると宣言。景はいつもはすぐ凪の言葉に反応するそらはがこの日は大人しいことから、彼女の方を見ると倒れそうになっていたため、そらはを抱きかかえ、保健室へと連れていきます。事前に咲良が連絡してたため、保健室には咲良の姉で保健医の楓が待っていました。彼女の言動には若干不安を覚えるものの、腕は確かだったため、薬を飲んで落ち着いたそらはを彼女に任せることにし、昼休みが終わることから景たちは教室に戻ります。景は楓の診断が、疲労からくるものと言ってたため、そらははまだ今の生活に馴染めず無理をしていた反動がきたのだろうと考え、凪にはそらはの体調が心配だから部活には入れないと言い、凪も今日の状況を見ていたことから、もう勧誘はしないと言います。放課後、そらはの熱は下がりますが、また兄に心配させてしまったと反省。兄が星夜部のことに興味を示しながらあと一歩を踏み出せないのは自分のせいだと思っていました。そらはは兄の幸せを願っていて、自分がその足枷になっていることに負い目を感じており、自分がすべきことを考えますが・・・。
翌日、そらははまた熱を出したため、景は学園を休ませますが、1人で部屋にいることに寂しさを覚えたそらは、少し体調が良くなったことを理由にして制服に着替え学園に登校します。学園はまだ授業中でその途中で教室に入ることには抵抗があったことから、屋上に行って一休みすることにしますが、屋上から景色を眺めているとき眩暈がしてフェンスに寄りかかります。しかし、学園の屋上のフェンスは老朽化が指摘されており、そらはがよりかかるとそのフェンスがぐらついていましたが、体調が悪いそらはは気付いていませんでした。一方、休み時間になった景の前にリーベルが姿を現し、そらはが学園の屋上にいることを教えます。圭は急いで学園の屋上に向かうと、フェンス際にそらはを発見。彼女の表情を見てそらはが学園に来た理由は寂しかったからだと理解。そらはは辛い過去を思い出してしまうことから、1人で留守番するのが苦手であり、景はそのことを知りながら配慮が足りなかったと反省。そらはに声をかけると、そらはは景に見つかったことに驚き後ずさりフェンスに体重がかかると、フェンスと一緒にそらはも転落してしまいます。珠希がフェンスの老朽化のことを話していたことを思い出した景は、すぐに飛び降りそらはを捕まえ、彼女を抱きかかえたまま落下。“チカラ”を使ったことで衝撃を抑えられましたが、“チカラ”を使った反動と怪我でまともな状態ではありませんでした。それでも、そらはが無事だったことには安堵し、意識が戻ったそらはに俺も学園を休むべきだったと謝ります。そらはは兄さんは何も間違っていない、私はもうひとりじゃない、例え家でひとりになっても今はもう昔と違う、兄さんが帰ってきてくれる・・・そんなのとっくに分かっていたはずなのにと目に涙を浮かべます。すると、景はだったら2人とも間違った、これからは気を付けよう、それでチャラだと言います。そらはは景に泣き止んでほしい、そらはが泣いていると涙で溺れそうだと冗談を言われると、兄さんのイジワルと言ってようやく笑顔を見せ、“チカラ”を使い景の身体を治すのでした。
景はそらはを連れて早退し、彼女をベッドに寝かしつけ、楓に診察してもらいます。楓の診察が終わった後、そらはは目を覚ましますが、夢を見ていたと話します。それは景が星夜部に入ったという夢でした。そらはは私はひとりは嫌いだけど、兄さんを縛りたくない、私のせいで兄さんが好きなことを出来ないのはもっと嫌だと伝えます。丁度そのとき、凪たちがお見舞いに来ますが、そらはは再び寝付いたため、景はひとまずリビングに3人+リーベルを案内します。そこで凪は星夜部について、今回のことで景に星夜部に入ってもらいたいと思ったと話します。そらはと一緒に。景がそらはのことを大事にしていることは分かっているけど、何も1人で守る必要はない、もっと仲間を頼ってほしいと言います。景はそらはを1人にしない代わりに、自分が独りになっているのではないかと。それを聞いた景は、その言葉が先ほどそらはが言っていた言葉と重なっていることに気付きます。そして、その日の夜、そらはも自分の意志を景に話しました。私も星夜部に入りたいと。景もまた凪にそらはを守る方法は1人ではないことを教えてもらったことから、星夜部に入ることを決意したのでした。
・・・と、いうわけで、1人目は叢雲そらはでした(*'∇')
群雲そらは キャラクター紹介
そらはは景の妹。生まれつき身体が弱く、基本的に引きこもりで歩く体力もほぼ皆無。そして、私生活に支障が出ているほどのポンコツ娘で、家事も何も出来ません。着替えですらブラを自分で付けることが出来ず、兄にやってもらっているほど。加えて、そらはが何かしようとするとトラブルが発生することから、そらはが頑張ろうとすると兄がそれを阻止するほどのポンコツっぷりを発揮します。あと、着替えが面倒なせいかノーブラでいることが多いw ただ、身体が弱い割にはスタイルは抜群で、ヒロインの中で1番スタイルが良い。
兄妹2人で暮らして来たこともあり、兄無しの生活は考えられないほどのブラコンですが、兄が妹の世話をするために友達付き合いも部活動もしてこなかったため、そらははそのことをずっと気にしており、兄にはもっと自分のやりたいことをやってほしいと願っています。その為に自分を変えようと努力しようとしますが・・・。
群雲そらは 攻略情報
そらは編、珠希編、咲良編は選択肢「お言葉に甘える」まで共通のため、その次の珠希の選択肢でセーブしておき、そこからロードし直せばOKです。
帰宅する→ブラジャーをつけてあげる→お願いする→花壇の手入れを手伝う→お言葉に甘える→珠希を気にかける→一緒に風呂に入ってあげる→ネコ部のこと
※そらは編クリア後、メニュー画面の「AFTER」でそらは編のアフターストーリーが見られます。
群雲そらは編 あらすじ
12月に入ったある日、景とそらはが一緒に登校していると、どこからともなく歌が聞こえてきます。その歌に聞き覚えのあったそらはは、声がする方へと走っていきますが、駅前まで来るとその歌声が聞こえなくなってしまいました。無理してチカラを使ったそらははまた体調を崩したため、景はそらはを学園の保健室で休ませることにします。遅刻して教室に着くと、珠希から星夜部の創部届が受理されたと報告を受け、昼休み、そらはの見舞で星夜部のメンバーが集まったことから、皆で部活のことについて話し合うことにしました。部室は放置されたプレハブ小屋だったため、最初は掃除をすることに決定。昼休みを使って部室に行って掃除して、放課後はいよいよ星夜部として活動を開始します。先ずは星夜祭のお手伝いで配布物の団扇の作成をすることに。凪は不満タラタラだったものの、1日目は無事終了。部活が終わって家に帰ると玄関が開いていたため、景が警戒しながら家に入ると、そこには叔母の群雲真千がいました。景は彼女と連絡を取り合っていたため、ある程度面識はありましたが、そらははほとんど初対面に近かったことから人見知りが発動。さらに真千がしばらく家に滞在することになったことから(元々真千の家ですがw)、兄に甘えたいそらはからは不満が出てしまいます。しかし・・・。
その日の夜、家の中から朝聞いた歌がどこからともなく聞こえてきたため、そらはと一緒にその場所へ行くと、そこはお風呂場の脱衣所で真千が下着姿で立っていました。そらはが先ほどの歌について聞くと、真千は母親・・・そらはから見ると祖母に当たる人からよく聞かされた子守唄だと答えます。そらはは寝る時にいつも祖母が歌う子守唄を聞いており、祖母が亡くなったときはショックでしばらく寝込んだほどのお祖母ちゃん子でした。娘である真千は事情があって母と別々に暮らすことになり、その代わりに景とそらはが母の元で暮らしていたことは知っていたため、そらは達と一緒に暮らせたことは祖母にとって幸せなことだったと伝えると、そらは泣き出します。その後、そらはは、彼女に誘われてやや無理矢理に一緒にお風呂に入ることに。そのとき、子守唄の歌詞を教えてもらいますが、その歌詞が“ナギ”について語っていることに気付きます。子守唄はナギについての伝承が元になっており、代々群雲の家(正確には叢雲の姓に連なる縁戚)に伝わってきた唄だと教えられます。災いに関する歌詞の意味を考えたら物騒な子守唄だと思ったそらはですが、真千から躾の一環だったのかもと言われると納得。その後、そらはは自分の母(真千の姉)のことも真千から聞きますが、真千も姉とは一緒にいたことがなかったことから、兄妹で仲が良い景とそらはのことが羨ましいと言います。そらはも物心がついた頃には母親が既に亡くなっており、祖母が育ての母親となっていましたが、なんとなく真千のような優しい人だったのだろうと思い、真千に先ほどまで取っていた失礼な態度を謝り、真千さんのことが好きだと伝え、この家に呼んでくれたことを感謝します。すると、真千も家族が増えてすごく嬉しいとお礼を返します。こうして、そらはと真千は打ち解けたのでした。
部活動が開始されて早々、期末テストがあったことから、先ずはテスト勉強を優先させることに。そらはが赤点の可能性があったことから、景は“ご褒美”をエサにして勉強させ、彼女の赤点を回避させます。しかし、部活をしたり勉強を頑張ったり色々あったせいか、そらははまた体調を崩して寝込んでしまいます。景はまた楓に頼みそらはを診てもらうことになりましたが、家まで来て真千の姿を確認すると楓は普段のおちゃらけた雰囲気から真面目な雰囲気へと一変させます。楓は医者としてそらはの診察をしますが、その後、花々見家と群雲家は相容れない存在であり、群雲そらはという“災い”は二度と妹に近づかないでほしいと言って帰って行きます。その後、景は学校に戻りますが、聖夜部の皆に“災い”について聞くと、珠希たちは“災い”とはナギの呪いのことであり、神技のことを指している可能性が高いと答えます。神技はナギからもたらされたものであると言われており、かつての神技は遙かに大きなチカラを持っていたため、使い方を誤ればそれが“災い”になるということでした。“災い”が“ナギの呪い”と言われているのはそこからきてました。だから、神技を町の外に出すことが禁じられている・・・つまり、“災い”をこの地に封じ込めるというのはそういう意味があると話します。景はその話を聞いて納得しましたが、それだけでは楓がそらはのことを“災い”と言った説明の答えにはなっていなかったため、ますます気がかりになります。何故なら自分やそらはは神技かどうかは不明な普通とが違うチカラが備わっているから。真千なら何か知っているかもしれないと思い、家に帰って聞いてみると、彼女は2人のチカラは渚沙町に伝わる神技そのものだと答えます。しかし、景はもう1つ気になることがありました。それは、楓がそらはに対してだけ“災い”と言い、同じく“チカラ”を持つ景に対しては何も言わなかったことでした。花々見家と群雲家が相容れないなら、叢雲家の人間である景に適用されないのは妙だと。真千はそのことについては分かりませんでしたが、叢雲家が神技を町の外に持ち出したことで御三家から“災い”扱いされたことがあったのは事実だけど、今はもう変わりつつあると伝えます。景はそれを聞いて、そらはと咲良がこれからも友達でいるために、楓との仲を取り戻したいと考えますが・・・。
終業式。そらはようやく体調が戻り登校しましたが、咲良に距離を置かれてしまいます。一方、景はようやく楓を捕まえることが出来たため、そらはだけを“災い”扱いした理由を聞きます。すると、楓は渚沙町ではなく“花々見家にとって”の“災い”がそらはであると答えます。何故そうなのかは機密事項だから話せないと言いますが、景たちの祖母が禁忌を犯し、災いの種である景たちの母親を産んでしまった・・・その生い立ちを知ればおのずとすべてが分かる、そのことは真千が知っているとだけ教えます。しかし、そらはと咲良のことに関してだけは頑なに態度を改めることはしませんでした。放課後、そらはと会った景は、彼女が元気がなかったことから、咲良と何かあったことを察し、この問題は必ず解決するからと約束。そらはも兄のことを信じることにし、その日はそらはが病み上がりであることから部活を休んで帰ります。その日の夜、そらはを寝かしつけた後、真千に母のことを聞くと、彼女は過去の因縁に巻き込みたくないから教えられないと言いますが、景がそらはを苦しめる因縁だったらそれがなんであろうとも叩き潰すと覚悟を示すと、真千は母の生い立ちに話し始めます。
真千の母・・・景たちの祖母は元々は花々見家の人間でした。そして、神谷家の者と結婚。両家から反対される中で、2人は織紙家の神社で秘密裏に式を挙げました。その後、2人の間に産まれたのが景たちの母親と真千でした。真千たち家族は、“群雲”という仮の姓を名乗って生きることを余儀なくされていました。その理由は、神技を持つ者同士の契りを禁じるという町の掟があったためでした。禁じられているのはルーツが同じだから。その言葉を聞いて、景はかつて珠希と咲良が遠い親戚でありルーツが同じであると聞いたことを思い出します。両家の人間が結婚したことで、2人の子どもは花見家の神技“知”と神谷家の神技“勇”の2つの神技を併せ持って産まれてきます。1つでも強力なチカラなのにそれを2つも持った状態で産まれてくる・・・それは脅威となりえることから、災いを成す子ども、忌み子として扱われました。その忌み子こそ、景たちの母・万夜でした。神技は女性に受け継がれやすく、しかも先に生まれる方が血を色濃く反映することから、長女の万夜だけが忌み子として扱われ、神谷家の中で監禁同然に育てられることになりました。景たちの祖母はそんな自分の子を助けるために、夫の手引きを経て、万夜を連れて渚沙町を抜け出します。“災い”を外に逃がしたとあって、祖父は神谷家から絶縁され、残されたもう1人の娘である真千と共に姓を変えて暮らすことを命じられました。その与えられた姓が“群雲”でした。万夜は2つの神技を持つ代償として産まれたときから身体が弱く、外で一般人と結婚して景とそらはを産んだものの、すぐに亡くなってしまいます。そして、万夜の体質は、“女性の方に血が反映される”という御三家の特性そのままに、長男の景ではなく長女のそらはに受け継がれました。つまり、万夜のチカラを受け継いでいるのはそらはの方である・・・ということでした。真千はこのことを話さなかったのは、親が酷い仕打ちを受けていたことを知れば、景たちがこの町を恨むかもしれないと考えていたからでした。真千はいつでもこの町を離れても良いと言いますが、景はこの町は好きになれないけど、この町に住む友達は好きだと言って、渚沙町に残る意思を伝えます。これからも渚沙町でそらはと一緒に暮らすと。一緒というのは真千も含まれていると話すと、真千は涙を浮かべて微笑むのでした。
景はそらはの部屋に行き、寝ているそらはに対し、必ず守ると言い、そらはを捨てた父親のようにはならないと固く誓います。万夜は身体が弱かったため、景を産んだときに相当無理していたことから、2人目を産むことに夫は反対していました。しかし、それでも万夜は2人目のそらはを産みます。しかし、万夜の身体は出産に耐え切れず、そらはを産むとすぐ亡くなってしまいます。それまで温厚だった父でしたが、万夜が亡くなってからは人が変わってしまい、そらはを愛してはいませんでした。そらはを産まなければ万夜は死ぬことはなかったのだから。父親はそらはの育児を放棄すると、行方不明となります。その後、しばらくの間は、祖母が親代わりになって景たちを育てますが、間もなく亡くなってしまい、それからは兄妹2人で暮らしてきました。そらはは母親と同じように身体が弱く、不思議なチカラが使えることも同じでした。そらはのチカラは「体力の増強」と「怪我の治癒」の2つ。治癒のチカラでは体質は治せなく、体質を強化するにもう片方のチカラを使えばその反動がやってくる、その反動にそらはの身体は耐え切れないことから、景は彼女にはなるべくチカラを使ってほしくないと考えていました。特に体力の増強は体質の弱いそらはには危険なチカラでした。以前、外で祖母の子守唄が聞えたとき、そらはが走ったときに使った影響で倒れそうになるほど消耗していたことから、それは明白のことでした。そらはは幼い頃から寝込むことが多く、景はいつもそらはの看病をしていました。そんな2人きりの兄妹はある約束をします。それは、いつまでもと共にあるという約束。そのとき景は、そらはに課せられた重荷を共に背負うことを誓います。そして、その願いは叶うことになりました。何故なら、そらはの持っていたチカラを景もまた使えるようになったのだから。一方、そらははチカラの一部を景に明け渡したことで負担が減り、以前ほど体調不良を起こしにくくなっていました。そうなった理由は不明のままですが、兄のおかげであることは間違いなく、いつも自分を守ってくれる兄に感謝していました。しかし、それと同時に兄に余計な苦労を背負わせていると引け目を感じていました。私だって兄さんを守ってあげたい・・・そう願うそらはは、兄を安心させるために自分を変えようと考え、渚沙町に来てから「できる妹」になろうとしていたのでした。
兄のためにも自立したい・・・そう願っていたそらはは景に対してちょっと距離を置こうとしましたが、それを良しとしない景にプロポーズに近い言葉を受けて呆気なく轟沈してしまいます。その日はクリスマスイブで景はある計画を立てていたことから、そらはを外に連れ出しデートをします。ポートタワーで夜景を見せたとき、そらはに望むプレゼントは何かと聞くと、そらはは咲良ちゃんと仲直りしたいと答えます(その前に兄と一緒にいたいと答えましたがw)。それを聞いた景は、そらはを家に連れて帰ります。すると、家の外から例の子守唄が聞こえたため、そらはが急いで外に出ようと玄関に行くと、そこにはサンタやトナカイの衣装を着た星夜部の3人が待っていました。家庭の事情でクリスマスをしたことがない景やそらはを主役にしたクリスマスパーティ。その準備がそらはが欠席している間にしていた星夜部の活動でした。一見星夜部の活動とは無関係でしたが、凪がナギ以上に仲間のことが好きという意見から、クリスマスまでの間、星夜部は聖夜部へと変わり、そらはに内緒で準備が進められていたのでした。咲良がそらはと距離を置いていたのは、彼女がドジっ子のため、うっかりしてそらはにバレてしまう可能性があったことから、それが変な態度になってしまっただけでした。最初から星夜部の皆には過去の因縁なんて関係なかったのです。子守唄は咲良も知っていて、その理由はこの子守唄が花々見家で伝わっていたからでした(祖母は元々は花々見家の出身)。思わぬサプライズプレゼントにそらはは泣いて喜び、その後、クリスマスパーティが行われますが、その様子を見ながら真千は楓に電話します。花々見家の次期当主として、忌み子のチカラを受け継ぐ“群雲そらは”という存在を見過ごすわけにはいかないと過去に囚われていた楓に対し、真千は過去の因縁は私たちの代で終わらせなくてはいけない、景たち次の世代には過去に囚われない新しい時代を作ってもらうべきと言い、景やそらはを渚沙町に呼んだのはその期待があったからだと伝えます。そして、真千が子どもたちを信じてみましょうと言うと、楓は過去に囚われてそらはに酷いことを言ったことを謝ることにしたのでした。
クリスマスパーティが終わった後、ナギから受け取ったクリスマスプレゼントを見せたいから後で部屋に来て欲しいとそらはに言われた景は、準備が出来たと聞いて彼女の部屋に入ると、そこには何故か裸リボン姿のそらはがいました。プレゼントの内容を凪に任せるんじゃなかったと頭を抱えた景でしたが、そらはから自分が兄さんへのクリスマスプレゼントであり、処女を貰ってほしいとまで言われた景は、そらはからの強い想いを倫理観で拒否できるわけもなく、妹を抱くことを決意したのでした。
翌日、星夜祭当日。恋人同士になった2人ですが、普段からそれっぽい感じだったため、周囲は2人の関係が変わっている事にまったく気づいていませんでした。最初は星夜部として一緒に祭りを楽しんでいましたが、それぞれ仕事や手伝いがあったことから、いつの間にか景とそらはの2人きりになっていました。そらはが久しぶりに兄の作った料理が食べたいと言ったため、家に帰りエッチしたりご飯を食べたり、再び出かけて祭りを楽しみ、夜になり夕食を済ませると、真千から再び家を出るという話がありました。真千は出会ったときからまた家を空けることは仄めかしていましたが、そらははショックを受けて家族だからずっと一緒にいてほしいとお願いします。けど、真千にはやることがありました。彼女は今までずっと景とそらはの父親を捜していたのです。そして、ようやく父親を見つけることが出来たため、今度は父親と交渉して、このまま育児放棄を続けるのなら、2人の親権を譲り受けるつもりだと話します。そして、真千は二人に問います。私はあなたたちの母親に相応しいかどうかと。すると、景の言葉を代弁するかのようにそらはが即答します。「私はもう、真千さんのこと、とっくにお母さんのように思っていたんです」と。
群雲そらは編 感想
そらは編は、叢雲兄妹の過去と2人がチカラを持っている理由、そして、群雲家と御三家との因縁のお話。ただまぁ、因縁に拘っていたのは大人達であり、星夜部の皆はそんなことをまったく気にしてなかったのですが。ぶっちゃけ、えっ?そこで終わりなの?っていうのが正直な感想。まさか恋人になってすぐ終わるとは思ってもみなかったでござるw 咲良ちゃんとの仲違いのも思ってたのとは違うオチでしたし、御三家の人が忌み子の娘であるそらはちゃんの存在を知ってから何かあると思っていたので、それも無く終わってしまって随分と軽めな内容だなという印象でした。まぁ変にシリアスになられるよりかはだいぶマシですが、なんとなく消化不良気味でしたね。
気になったのは叢雲家と花々見家の因縁についてですけど・・・花々見家の隠された秘密っていうけど、神谷家と花々見家は2人の結婚を知っていて(神谷家に至っては産まれた娘・万夜を監禁してたくらいですし)、織紙家の神社で式を挙げたというのなら、御三家全て祖母と祖父の結婚のことは知っていて、生まれてくるであろう子供が忌み子であることも分かってたはず。そうなると花々見家だけの秘密でもないような気がします。むしろ忌み子は御三家の秘密であり、引いては渚沙町の秘密となるのでは。そして、神技が持ち出されたことで叢雲家にも及んでしまったっていうけど、そもそも祖母と祖父が結婚して、忌み子である万夜が生まれ、祖母が監禁された万夜を連れ出したことから「叢雲家」が誕生したのであって、及ぶもなにも花々見家の隠された秘密とやらが群雲家そのものなんじゃないかなーって思ったりするんですけど・・・w
あと、この話だと、咲良ちゃんは忌み子のチカラを受け継いだそらはちゃんと会せるよりも、両家の血を継いでいる景と会わせる方が危険なんじゃないかなって思ったのは私だけでしょうか。だって、そらはちゃんと咲良ちゃんは会ったところで何もないけど(御三家の中ではそうではないのでしょうが実害はない)、景と咲良ちゃんが恋仲になったらその子供が忌み子になる可能性があるじゃないですか。そっちの方が御三家にとっては危険じゃないの?
それから、子守唄の伝承も群雲家だけじゃなく花々見家に伝わってたっていうけど、この話を聞いた限りでは代々花々見家に伝わっていて、叢雲姓になった祖母が万夜や真千さん、そらはちゃんに伝えたっていうだけなのでは・・・。まぁこの感想を書いている時点で全てのシナリオを見たわけではないのでその辺何とも言えんのですが。
まぁそんな設定上の話とかどうでもよく(ぁ)、そらはちゃんは可愛い。これだけはハッキリと言えよう。シナリオなんて気にしてはいけない。ずっとそらはちゃんを愛でていたい。このお話は、ただただポンコツな妹がポンコツのまま終わって兄に甘えるだけの真のポンコツ妹が出来るまでのお話を楽しめればそれでいいのである!(爆) いやだって、アフターでもう少ししっかりするのかと思いきや、逆に幼児化してるやんけ!!wwwwwww 「お兄ちゃん」と呼んでくれるのは嬉しいけど、成長どころか退行してどうするんだー!?ってツッコミ入れたくなったけど、それこそ正しくそらはちゃんのそらはちゃんたる所以なのである。どこまでいってもポンコツな妹、それがそらはちゃんなのである!!しっかりしているそらはちゃんなんて、そらはちゃんじゃない!このままポンコツでいてほしい!!それが全国のお兄ちゃん達の共通の願いであるッッッ!!!(爆)
ぁ、あと、自分は今日から真千さんの息子になります(*’∇’)(ぁ
真千さんも可愛すぎだろぉぉぉぉぉ!!もう、叢雲家の女性陣はどうなってるんだ!!こんな可愛い叔母さんがいるわけがない!(*´Д`*) どこまで純粋で天然なんだ・・・真千さんとエッチしたいと思ってしまった穢れた私が惨めになるほど、純真無垢な叔母さんでした・・・w
Hシーンは5回。本番Hも5回。その内おっぱい見せるHは3回ありますが、本編でおっぱい見せるのは初体験時のみとなります。最初はこのままおっぱい見せずに終わるのかと思って不安になりましたが、アフターで見せたので概ね満足。パ○ズ○フェ○もアングルは良かったので満足でした。だが、そらはちゃんとのHシーンで良いのは、お漏らしである。お漏らし。全てのHシーンでお漏らし完備!!凄い。ここまでお漏らしをするヒロインは多分初めてだ!www しかも、1度のHシーンで1回だけじゃなく何度もお漏らしする!!w さすがソフト発売前に妹聖水がグッズ化するほどであるw おっぱいも凄いけど、お漏らしもイイ!おしっこ星人万歳ヽ(´ー`)ノ
一般シーンだと・・・そらはちゃん発言が色々アレなので、いつ見ても面白いので、これがいい!っていうのではなく、全部イイ!と言うしかないというか、頑張ろうとして兄に拒否される漫才みたいなやり取りが好きですw イジられ属性でポンコツなそらはちゃんが可愛いw まぁでも、CGで言うならやっぱり真千さんとの入浴シーンかのぅ・・・( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!と心の中でおっぱい星人が暴れまくってしまったほどである(爆) いやー、真千さんとのHシーンが見たいなぁ・・・真千さんも良いおっぱいの持ち主じゃないですかー、真千さんルート作ってくれないかなー(゜▽゜)チラッ(ぁ
あとはそらはちゃんと真千さんの裸パーカーが最高ですね。特に真千さんは猫耳フード付とか可愛すぎでしょw 私の中で終盤は真千さんの方が印象に残っちゃったくらい可愛かったんですけど・・・どうしてくれるんでしょうかw 何はともあれ、そらはちゃん&真千さん最高でした(*´Д`*)b
さてさて、お次は花々見咲良です~。
「星恋*ティンクル」のあらすじ・感想はこちら↓
【群雲そらは編】【花々見咲良編】【織紙珠希編】【鳴瀬川凪編】
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群雲家の女性陣2人は私がもらったッ!(爆)