「私と出逢えたこと、後悔しないで下さい」
終わった・・・終わっちゃいました・・・。
感動的な展開の続いたCLANNADアフターストーリー最終巻。
ジャケットもラストに相応しい岡崎一家&古河夫妻です。
最終回「小さな手のひら」
これまで少しずつ展開していった朋也たちの住む街のもう1つの世界の物語。その秘密が明かされると共に、月日は逆戻りし、汐が産まれたときに戻る。
そして、朋也たちが長い長い坂道を上って進んだ先に訪れた本当の幸せ。本当に朋也と渚に「お疲れ様」って言ってあげたい気分です。
ちなみに、このサブタイトルは原作の真EDのタイトルでもある。もちろん、アニメ版でもちゃんと流れている。グランドフィナーレを飾るに相応しい歌だ。
つか、後半の風子には笑わせていただきました。風子ネタは面白いねぇ。
そうそう、気付いている人は多いと思うけど、ここからEDテロップで歩いているキャラに風子と汐が追加され、番外編以降からサブタイトルが出る画面のときにもう1つの世界の”汐”が出ます。
番外編「一年前の出来事」
これは公式アナザーストーリー「光見守る坂道で」での渚のエピソード「勇気を出して」と杏のエピソード「男友達」を織り混ぜた話になっており、杏に関する部分はかなりアレンジされている。
タライのシーンはこれでもか!っていうぐらい、スロー映像になっててちょっとウケた。朋也と渚ってこの頃から近くにはいたんだよね。お互い話さなかっただけで。
どうせなら、「光見守る坂道で」をOVA化して全エピソードやってほしいなぁ。さすが原作のシナリオライターたちが書き上げた本編に繋がるオリジナルエピソードだけに良い話ばかりだよ。
個人的ですが女子高生時代の早苗さんが可愛くて大好きです(笑)
総集編「緑の樹の下で」
このサブタイトルの場所はいわずとも分かるはず。この話はその通り総集編で、朋也と渚が出会ってから汐が産まれるまでのダイジェスト版。
付け加えるなら、渚が亡くなったときの”記憶”も語られている。どうやら朋也だけは記憶を引き継いでいるみたいだね。
最後のシーンはオリジナルで、汐と風子が寝て、その横に朋也が座っている。汐が起きた後、渚が声をかけるんだけど・・・。
「しおちゃーん、パパー、ふぅちゃん、そろそろ帰りましょう」って言ってるんだけど、やっぱり、朋也のことは「パパ」になってるんだねぇ・・・子供が産まれるとどうしてもそうなっちゃうのかな。
つか、渚は声だけかよ∑( ̄□ ̄;)!!
もう1つの世界「杏編」
これは第1期のときにDVDに収録された智代編に続く、朋也が渚以外のヒロインと付き合った場合のIFの世界。その第2弾。
この杏編。Key作品史上でもっともドロドロした恋愛劇で、ぶっちゃけ世界観が違う気がしたんだけど、その辺はKey10周年記念イベントのときの28日の方の「CLANNADトークショウ」で、杏役の広橋涼さんがMCやってた魁さんに突っ込んでましたね(笑)
あ、このシナリオを書いたのは魁さんです。
原作とは若干違う部分もあるけど、杏の悩み苦しむ姿が何度も出ていてちょっと辛かった・・・。杏は結構好きなキャラだよ。朋也のことが好きだってことがすぐ分かるし、素直になれないその性格がちょっと可愛い。
でも、このシナリオはちょっと・・・って思ってしまうね(笑)
これで「CLANNAD ~AFTER STORY~」も終了。これはKey作品+京都アニメーションの最高傑作。
このクオリティで「リトルバスターズ!」を作ったら、Key史上最高のシナリオ「リフレイン編」は涙で画面が観られないっしょ!
多分いずれ京都アニメーションさんがアニメ制作してくれるだろうけど、すごい期待しています!
その前に「智代アフター」か・・・。でもこれはどうなんだろう。シナリオが短すぎて13話完結にしても大分引っ張らないと持たない気がする・・・。
CLANNAD本編の智代編だけを再編集して最初にやれば何とかなるか。