2017年3月発売タイトル第1弾は、クロシェットの「はるるみなもに!」でした(*'∇')
2017年上半期で最も期待しているタイトルです~。ものすごーく楽しみにしてました!
店舗特典はこちら。
結局、英麻ちゃんと芽以ちゃんだけにしました(他にも付いてるけどw)。何故か芽以ちゃんの方が多めなのは、見た目的には芽以ちゃんの方が好みかなって思ったからw
でもトータルでは英麻ちゃんです!!
はるるみなもに! 概要
再開発で近代化が進む海側と、神社を中心に昔ながらの村風景が残る山側が混在する地方都市・玉津江市。海側と山側にはそれぞれ海の神と山の神を祀った神社があり、その山側の神社・神楽谷神社の宮司の息子である山神立貴が、海側の神社・玉津江海神社の海神・瑞宝叶比売命と出会い、へっぽこ神様である彼女を一人前の神様にすべく協力することになり、一緒に頑張っていくというお話。
玉津江市は海に面した平野部である市街を玉津江と、その後背にそびえる向津山を中心とした山岳部である神楽谷の2つに分けられます(昔はそれぞれ別の町でしたが今は1つの自治体になっている、ただし、更に昔は現代と同じく1つの町だった)。昔ながらの神楽谷では神様への信仰心が篤いですが、都市開発が進んだ玉津江の方はそれが薄いのが特徴。しかも、玉津江の“玉津江海神社”は神主がいないため維持が難しい状況が続いており、場所も立貴たちが通う玉津江海神学園に隣接し、そこの生徒が当番制で掃除をしたりして神社を何とか維持しています。
元々、玉津江全体を治めていたのは神楽谷神社の祭神でしたが、二千年前に外来の神に海側を託し、自分は山へ退いたため、その言霊が二千年経った現代においても有効になっていて、それ故に二代目祭神である山神水緒里は山を下りることが出来ません。言霊は神様にとっては非常に重要な力であり、先代の力をほぼそのまま受け継ぎ強大な力を持つ水緒里であっても言霊を破ることは出来ません。一方の海神である叶は、元々は人間でしたが1年前に突然神となった新米の神様。それ故に自分の力を上手くコントロールが出来ず、へっぽこ神様として立貴たちからも不安視されています。
基本的に神様はどこかの神社に祀られているものですが、偶に帰るべき神社のない神様もおり、まだ土地神である叶の力が弱く守護の力が機能しない玉津江には時々外来の神様がやってきます。
はるるみなもに! 攻略情報
攻略情報ですが、最後の選択肢だけで決まるようなものです(爆)
だから俺も信じられる→そのあたりを抜きにしても、と言い添える→いや、叶がそう言うなら・・・→伊吹が話したくないのは分かる→大丈夫です、弁えています→なら、きちんと褒めねば→むしろありがたい→言った以上はきとんと応えねば→少なくとも英麻にはもう謝らせたくない→それだけじゃないよな?→任意のヒロインを選べばOK。
はるるみなもに! 共通ルート あらすじ
珍しく自分の前に姿を見せた木の精霊についてこいと言われ、後を追いかけた山神立貴。木の精霊に案内された場所は山の川で、そこに着くと精霊に呼ばれた理由がすぐに分かりました。川で女の子が溺れていたのです。しかも、女の子の足が岩に挟まっていたため、1人ではどうすることも出来なかったことから、いつも持ち歩いている「山神守護」というお守りを使って妹の水緒里を呼び出します。すると、すぐに水緒里の分け身が現れ彼女を助けます。女の子はしばらくすると意識を取り戻しますが、目を覚ますとすぐに立貴に向かって、あなたみたいな人に祀られたいと言ってきます。水緒里はそのとき“神気”を感じ取ったため、彼女が玉津江の新しい海神であると理解したのでした。
その後、神社に戻ると幼馴染の松房英麻が待っていて、新しい海神に挨拶します。そこへ、巫女の刀根依子がやってきて、新しい海神を出迎え、水緒里のところへ案内します。しかし、本殿の中で待っていたのは水緒里ではなくモモンガの使い・もんがーでした。どうやら水緒里はゲーム中だったらしく、先ほど呼んだときに分け身だったのも英麻とゲーム中だったからでした。その後、水緒里が本殿にやってきて、2人は挨拶を交わします。“瑞宝叶比売命(ミズタカラカナウヒメノミコト)”と名乗った彼女が川で溺れてた理由は、水緒里に挨拶しに神楽谷神社に行こうとしたら、貰った地図が風に飛ばされてしまい、ようやく拾ったところで見つけた綺麗な川に感動していたら足場の岩が崩れ、挙句にその岩が足の上に乗ってしまい溺れてしまった・・・ということでした。本来なら自分の力で何とかできるはずですが、彼女はまだ神としての力が欠けており、それ故に水緒里も自分の結界に彼女が入って来たことに気付きませんでした。そんなのが海神になって大丈夫なのかと不安になる立貴でしたが・・・。
水緒里との挨拶を済ませると、玉津江海神社の巫女である別院紗智帆が迎えにきたため、瑞宝叶比売命は帰ることになりましたが、その前に紗智帆に許可をもらい、助けてもらったお礼にと自分の名前を教えます。“春ヶ崎叶です”と。そして、立貴がその名を呼ぶと、突然彼女の様子がおかしくなり、更に立貴に触れられると身体が光り出し、光が消えると叶は神器を携えた神々しい姿になっていたのでした。
翌日、玉津江海神社の神事で叶がお披露目されるため、立貴はお手伝いも兼ねて英麻と見に行きますが、お披露目では昨日見せた神器をまとっておらず、見物客は大きく落胆してしまいます。そのとき紗智帆が立貴に合図をしたため、英麻を置いて本殿に入った立貴ですが、彼女に昨日のをお願いしますと言われたため、また名前を読んで触れると再び叶は神器を纏いました。その後、立貴のサポートもあり無事に初めての神事を終えた叶は、立貴に礼を言い少し話があるため、紗智帆に許可をもらって立貴と街を歩き海岸までやってきます。そこで彼女は生まれつきの神様ではなく、元々は普通の人間だったと話します。だから人間の名前もあると。彼女の力が不安定なのは元々は人間で神力に目覚めてまだ1年しか経っていないからでした。ただ、何故立貴がいると力が発揮できるのかという理由は不明のままでした。叶はまだ未熟な神様でしたが、ちゃんとここの土地神になりたいと決意を話します。神様になる前の叶は身体が弱く、両親に迷惑をかけて挙句に二人とも事故で亡くなってしまったため、両親の御霊が眠るこの地で土地神になってもう一度両親に会いたいと話し、だから、私を神様にしてくださいと立貴にお願いします。彼女から強い意志を感じ取った立貴は、そんな叶の願いを聞き入れ、出来る限り力を貸すと約束するのでした。
神様としての神格を上げるにはまずその土地に住む人に認めてもらわなくてはならないため、まずは学園に転入して地道に認知度を上げていく方が良いということになり、叶は学園に転入されますが、自己紹介の時点で色々と不運に見舞われ躓いてしまいますが、窓から転落しても無事だったことから、不本意ながらクラスメイトには叶は神様であると認知させることに成功するのでした。その日の昼休み、紗智帆の呼び出しにより神社当番の人が呼び出され、立貴も一緒に神社へと集まりました。紗智帆の用件は叶の引っ越しの手伝いでしたが、荷物が少なかったためあっさりと終わったため、叶はお礼として飲み物を御馳走することにし、立貴や仲良くなった英麻と一緒に学食へ向かいます。学食では英麻の元クラスメイトである伊吹明日海と会ったため、英麻が叶を紹介しますが、明日海は叶を見るや態度を変え、神様とか信じていないと言って立ち去ってしまい、叶はそんな明日海の態度を受けてさすがにショックを受けます。明日海に神様を否定され落ち込んだ叶でしたが、その日の下校途中、車に轢かれそうになった女の子を海神の力で助けると女の子と運転手に感謝されます。立貴はそれを見て、叶は両親を事故で亡くしたという過去に目を背けるのではなく立ち向かう子であることを知り、きっときちんとした海神になると確信するのでした。
ある日のこと、昼休みに水緒里の使いであるもんがーが学園にやってきて、叶に玉津江の妖怪の元締めに挨拶して協力してもらった方がいいと伝えます。その元締めはどこにいるか分からないけど、紗智帆の父親と一緒に水緒里のところに挨拶しに来たことがあったから、紗智帆に聞けば分かるかもということで、立貴と叶は紗智帆を尋ねます。そこには生徒会役員の今小町丹菊も同席していましたが、2人とも見たことがないと言います。しかし、学園には七不思議の1つとして、永遠の三年生と呼ばれている妖怪がいつの間にか三年生の中に紛れ生活しているという噂話があることから、その妖怪ではないかと話し合っているところに、もんがー(水緒里)がやっきて丹菊を見ると元締めさんと呼んだため、立貴と叶は驚きます(紗智帆はグルだった)。正体がバレた丹菊は、話がしたければ捕まえてみろと言って、逃げ出したため、2人は彼女を追いかけます。なかなか見つけられない2人でしたが、紗智帆にヒントをもらい、“元締洞”と呼ばれる彼女の住処の近くを当てることが出来、丹菊に海の中へと招待されます。こうして、叶は妖怪の元締めである丹菊に認められ、妖怪たちとの協力体制を敷くことができたのでした。
丹菊たち妖怪との提携をした日の夜、英麻は1匹の犬を拾い、かわいそうだからと一時的に世話をすることになりました。翌日、家の都合で早退した英麻の見舞も兼ねて立貴は叶を連れ彼女の家である和菓子店・松房堂へと向かいます。しかし、松房堂は定休日ではないのに見せを閉じていたため、もう1つのお店である甘味処・茶房まつふさのほうへ行きます。すると、英麻がウェイトレスとして出迎えてくれ、事情を話します。どうやら、お店の機械が一気に壊れてしまったらしく、英麻にSOSを出したとのことでした。壊れた原因は分からないものの、英麻はメニューを限定して甘味処の方だけでも開店させるため手伝いでそのまま早退したのでした。事情を聞いた後、立貴と叶は食事を注文して一休みしますが、その後、英麻が犬がいなくなったので店を離れられない自分の代わりに探してきてほしいと頼んできたため、立貴と叶は犬探しに出かけます。しかし、行く先々でトラブルが発生しているのを見て、叶がもしかしたら同じ原因があったりするのかもと言ったため、立貴は海神である彼女の言うことを信じることにします。そして、丹菊たちと同じような存在なのではないかと話し合い、例えば貧乏神ではないかと言い合っていると、犬っぽい何かが姿を現します。しかも、英麻が言った犬の特徴とソックリだったため、彼女が拾った犬が貧乏神だと知って驚きます。叶は立貴に協力してもらい何とか神器を纏うことは出来たものの、貧乏神には歯が立ちませんでした。
幸い貧乏神の穏形は見破ったため、一時的に追い払うことは出来たものの、海神が自分より弱いと分かった以上、棲みついてしまう可能性が高いことから、早急た対策が必要になりました。丹菊たち妖怪では神には歯が立たないため、叶自身が何とかしなければならず、どうしようかと相談していたところ、“珍魂奇魂甕津雷媛神(ウズノミタマクシミタマミカツイカヅチヒメノカミ)”と名乗る神が唐突に現れ、手を貸そうと進言してきます。その“雷神さま”は、久しぶりに神様連盟に顔を出したところ、最近人間から神になった玉津江の海神がへっぽこだという噂を聞き、手を貸すことにしたと言います。どうやら、叶のことは神様の間でも有名になっているようでした。翌日、立貴は隠し通すことが出来ないことから、英麻に正直に拾った犬は貧乏神だったことを話します。放課後、英麻は弁当を持って1人で貧乏神を捜しにいきますが、浜辺のところで差し出した弁当の中身が減っていることに気付き、貧乏神の穏形を見破ります。貧乏神は自分を土地神に差し出すのかと言いますが、英麻はそんなことを気にせず、貧乏神に食事と“びー”という名前を与えます。そして、食事をあげるから人を貧乏にしなくてもと言いますが、それが貧乏神のプライドに障ってしまい、貧乏神は怒って去ってしまうのでした。
一方、神を信じない明日海は、家に帰るとこれから出かける母親と会いますが、母親の背中に何かが憑いているのを発見し、無理矢理引き離します。明日海が母親から引き離したのは貧乏神でした。貧乏神は快かった母親の方から引き離された腹いせに明日海に憑りついてきたため、明日海は思わず「助けて神様」と叫びます。すると、他の場所で立貴たちと貧乏神を探していた叶は、それを察知し、立貴と雷神を連れて明日海のもとへと向かいます。そして、貧乏神に憑りつかれた明日海を発見し、明日海から「助けて春ヶ崎」と呼ばれると、叶はそれに応えるように立貴の力を借りずに神の姿へと変身。そして、雷神の力も借りて、見事貧乏神の力を封じることに成功します。立貴は貧乏神に対し、何もしなければ無下にはしませんと伝えると、貧乏神から「わしも祀ってくれ」と言われ驚きます。その後、話はトントン拍子に進んで神楽谷神社で祀ることになり、英麻は貧乏神と再会することが出来たものの、貧乏神が言うことを聞かなかったため、水緒里が格の違いを見せつけ従わせようとしていました。しかしそれを見ていた英麻は納得がいきませんでした。立貴も立場としてはこうするしかなかったものの、心の中ではこのままでいいのかと疑問に感じていて、けれども貧乏神に仕事をさせるわけにはいかないことから私情を殺して英麻を説得しようとします。すると、立貴や水緒里の気持ちも汲んだ上で、英麻は貧乏神をウチで預かると言い出し、立貴も彼女に貧乏神を託すことにします。こうして、玉津江で発生した貧乏神騒動は一件落着となるのでした。
英麻の優しさに触れた貧乏神は福の神へと転身し、立貴たちを驚かせます(姿が違うとか性別が女だったからとか他にも理由はありましたが)。玉津江海神神社を後にして神楽谷に戻って来た立貴は、依子から水緒里が川へ泳ぎにいってまだ帰って来ていないと聞いたため、迎えに行くことにします。すると、水緒里が何故か明日海と一緒に泳いでいたため驚きます。2人は1年前から交流がありましたが、明日海は水緒里のことを神様と知りながら、まるで普通の人間のように扱っていました。彼女は貧乏神の一件で叶に助けを求めたものの、未だ神様の存在を信じていなかったため、立貴は叶と明日海の仲を取り持とうと考えます。そんなある休日、紗智帆の代わりに神社の備品チェックに玉津江海神社を訪れた立貴は、鳥居の前にいる明日海を発見。明日海は否定したものの、叶に用があるのだと思い、備品チェックを手伝ってもらうという名目で彼女を神社まで案内。そして、仕事が一段落した後、水緒里と叶で態度が違う明日海に一歩踏み込み、何故神様を否定するのか聞きます。立貴は事前に明日海の家族について調べており、父親が海難事故に遭って亡くなったことが原因ではないかと当たりを付けていました。実際、明日海は海神がいれば父親が死なずに済んだと思っており、だから父親を助けなかった神様の存在を信じていませんでした。水緒里は山神だからまだしも、叶は海神だから。事故は3年前だったことから、叶はまだ神様ではなく、明日海もそのことは分かっていましたが、感情はどうすることも出来ませんでした。そして、叶に先日の件のお礼を言うという本来の目的を果たさずに明日海は帰っていくのでした。
明日海と別れた後、学園の方で雷が落ちたため、雷神様の仕業だと思い、校舎内に入ると、教室で雷神と丹菊が言い争いをしていました。昨晩からずっと居たという雷神の言葉を聞いて、彼女は帰る場所がないのではないかと思い、実際に聞いてみると、本当に帰る場所がなくて困っていたようでした。雷神さまは今まで神社に祀られたことがなく各地を放浪としていました。近年の技術の進歩により昔に比べて雷の被害が少なくなっており、雷神信仰が薄れていることが原因でした。雷神は誕生したときから神格が他の神よりも高いものの、人に認知されていない神でり、祀られる神社もなかった珍魂奇魂甕津雷媛神。そこへ玉津江の噂を耳にしたため、雷神はへっぽこな海神を一人前になるまで手助けし、自分の力を示そうと考えたのです。そうしなければ自分がどうして生まれたのか分からないと。それを聞いた叶は共感し、2人は意気投合するのでした。とはいっても、未だ帰る場所の雷神のためにどこかないかと検討した結果、英麻を頼ることに。英麻の家には既に福の神となった“びー”が住んでいましたが、もう1人くらい増えても構わないとアッサリ引き受けます。雷神は貧乏神と一緒にされては困ると言い張ったものの、英麻の話術と食事に釣られてしまい、そのまま英麻の家に住むことになったのでした。翌日、立貴が叶の神の力を引き出した件について、雷神にも同じことが出来るかどうかを実験する際、叶は人の名前のときにそうなったということから、雷神は立貴に名前を付けるよう命じます。そして、付けられた名前は“幡上芽以”でした。検証では特に何も起こりませんでしたが、芽以は人としての名前を大変気に入り、今後は芽以と名乗ることにしたのでした。
雷神が人間の名前を手に入れた翌日、玉津江に台風が直撃するということで、その日は午前中で授業が終了となりました。そして、帰りのホームルームになると、芽以がすっ飛んで教室にやってきて、学校が終わったら海神社に来て欲しいと言います。海神社には、立貴や叶、芽以の他に紗智帆と丹菊がいました。丹菊は玉津江にやってくる台風について昨晩のうちに調べており、その台風の正体が嵐の神であることを突き止めます。これから対策を・・・というとき、空を飛べる芽以は、単独で嵐の神を止めに向かいます。そして、嵐の神を説得していた丹菊の部下・化け鯨の忠告を聞かずに嵐の神に攻撃したものの、雷は嵐の一部であったことからまったく歯が立たず、返り討ちにあってしまいます。芽以は吹き飛ばされる直前、玉津江に帰るという嵐の神の言葉を聞き、嵐の神が乗っている船に人間の言葉で“あすみ丸”と書いてあるのを発見します。海神社まで吹き飛ばされた芽以は、そのことを立貴たちに報告。玉津江に縁があり、あすみ丸という漁船に乗っている嵐の神。そこまで聞いて立貴たちは嵐の神の正体を知ります。それは、明日海の父親のことでした。そして、学園まで避難してきた明日海がその話を聞いており、2人かかりで食い止めるという作戦に彼女はお父さんを追い払わないでと懇願します。しかし、嵐の神がまだ上陸していないにもかかわらず街に被害が出始めており、もはや一刻の猶予もありませんでした。明日海は父親のところへ行きたいと海へ向おうとしますが、それは自殺に等しい行為だったため、立貴は彼女を止めます。しかし、突然親を亡くし親に会いたい一心で神になることを決意した叶は、自分と似た境遇の明日海に行かせてあげようと言い、海神になったんだから彼女の気持ちも守ってあげたいと立貴と芽以に訴えます。そして、その強い意志により神の姿となり、立貴はその姿を見てあることを思いつくのでした。
立貴の考えたことは作戦と呼べるようなものではなく、化け鯨が必死に説得を試みて上陸までの時間を稼いでいる間に、明日海を嵐の神のもとへと送り届けつつ、街を守るというもの。しかし、町を守る方法については思いついていませんでした。そこへ叶が芽以は雷神なのだから雷から町を守ることが出来るはずと言ったため、嵐の神による雷撃が落ちたとき、試しに芽以がその雷を自分に落ちるように命じたところ、雷撃が全て自分に集中し町を守ることに成功。芽以はこれまで自分には雷で攻撃するしか出来ないと思っていましたが、それ以外にも出来ることがあると分かり、嵐の神に敗北して喪失気味だった自信を取り戻し、町を守る役目を買って出ます。町のことは芽以に任せた立貴たち。明日海を嵐の神に送り届ける手段については、叶の神宝である薙刀で暴風雨を切り拓いて“凪の道”を作るということを思いつきます。しかし、暴風雨を薙ぎ払うにもその時間は限られているため、水平線の半分まで近づいたところまで待つ必要がありました。ただ、水平線は暗く見えなくなっていたため、立貴は丹菊たちにライトを用意してもらいます。あとは発電機が来れば準備OKでしたが、発電機は重要な施設に優先して回されてしまったため、こちらにはなかなか届きませんでした。近くで雷を受け止めていた芽以は、自分の力を使えば良いと提案。そして、そのお蔭でライトが点灯し、嵐の神を捉えることが出来たため、叶が暴風雨を薙ぎ払い、明日海が父親のもとへと泳いでいきます。そして、明日海が父親に向かって叫び、嵐の神が娘の姿を見ると嵐は鎮まります。その後、明日海と父親は短い邂逅を経て、明日海はようやく父親の死を受け入れることが出来たのでした。
立貴達の活躍により、玉津江の危機は去りましたが、その翌日、神楽谷神社は早朝から急な神事を執り行うため慌ただしく動いていました。何も聞かされてない立貴は、ひとまず学園に登校することにします。立貴は昨日お世話になった人に一通りお礼をしに行きましたが、明日海の態度は変わっていませんでした。しかし、それが表向きの態度であることが昼休みに判明します。神社当番に呼ばれた立貴と叶が海神社に向かうと、そこには明日海の母親を始めとした砂取の人たちが大勢いました。そして、明日海を守ってくれたこと、夫の形見であるあすみ丸が戻ってきたこと、そして町を守ってくれたことを感謝の言葉を伝えると、叶も神の姿となりお礼を返します。放課後、芽以へのお礼と福の神のびーを祀るため英麻と一緒に彼女の家に行きますが、その途中で聞き覚えのある囃子の音がしたため、恐る恐るそちらの方を見ると、そこには何故か山を下りることが出来ないはずの水緒里が神楽谷の人が担ぐ神輿に乗っていました。水緒里が二千年来の言霊を神事を執り行ってまで破り山を下りた理由・・・それは先の嵐の神の一件で、神様連盟が未熟な海神の助っ人として水緒里を選んだから(水緒里がそう仕組んだからでもあるw)。こうして、水緒里も玉津江海神学園に通うことになったのでした。
水緒里は人生で初めての登校に大はしゃぎしますが、立貴と叶に部活を作ろうと提案します。それは神様部という水緒里が叶に神様の力の使い方等をレクチャーするための部活動でした。立貴たちが部活動について話し合っていると、そこへ明日海がやってきて、先日の台風の一件で明日海の父親を説得室づじぇていた化け鯨を紹介します。明日海に憑りついていると聞いて驚く立貴たちでしたが、明日海の父親との約束で明日海を見守ることにしたと聞いて、ひとまず納得します。その後、水緒里は明日海も神様に勧誘し、更に芽衣を学園に編入させて入部させることを提案。それを聞いた立貴は、水緒里は玉津江では行動に制約が出るため、未熟な神様の叶、化け鯨が憑りついた明日海、押しかけ神様の萌衣の3人を目の届く範囲に置いておきたいのだと理解します。しかし、部活動をするには顧問が必要ということで、生徒会長である紗智帆に相談すると、1人だけ部活の顧問をしていない人がいると聞きます。それは冴野先生でした。しかし、冴野先生は余計な仕事は増やしたくないと考えている教師のため説得が難しいと考えますが、叶がやる気を見せたため、当たってみることにします。冴野先生は神様部の話を聞くと、今の時代に海神は必要かと問いかけます。叶は答えに詰まりますが、立貴は少なくとも自分には必要だと答えると、冴野先生は自分のことを名前の“望都”の方で呼ぶことを条件に顧問を引き受けます。その後、水緒里は芽以と初対面をしますが、芽以は水緒里の勧誘を断ります。先日の一件で自分にも出来ることはあるのだと分かった芽以は、叶の助っ人を水緒里がしてくれるのなら、今は自分のやるべきことを考えたいということでした。水緒里も彼女の断る理由に納得しますが、叶とは違う意味で心配になる性格の萌衣のため、立貴は彼女のことが気になったものの、英麻が芽衣のことは引き受けると言ったことから、彼女に任せることにしたのでした。
翌日、英麻に説得された芽以は学園に編入してきますが、叶のために創部された神様部には入らないと改めて断ります。その後、部室を割り当てられたため、放課後は早速部室で活動を開始します。しかし、週末だったことから、土日に校外活動をすることだけ決めてその日は終了となりますが、下校途中で未熟な海神の噂を聞きつけた妖怪たちが玉津江に押し寄せてきて、丹菊たちでは抑えきれくなったため、叶が水緒里のサポートを受けて追い払います。自分が思った以上の力が出て驚いた叶に、水緒里がそれだけ信仰が集まっているのだと説明すると、立貴はそれならと周囲にいた人たちに叶を信じるならば嵐でも怪異でも薙ぎ払ってみせると言うと、人々はそれを受け入れ、叶に大喝采を送ります。翌日、貧乏神の一件から妖怪などにも色々事情があるのだと考えた立貴は、学園を早退して街に押し寄せてきた妖怪たちの事情を1人1人聞いていきますが、何故か妖怪たちは立貴に祀ってほしいとお願いします。さすがに立貴は何かおかしいと思い始めますが・・・。
そのことを叶でも水緒里でもなく英麻に相談しようと彼女の家を訪れますが、福の神に案内されて英麻の部屋に入ると彼女は着替え中だったため裸でした。普段、異性であることを意識させないよう気を遣っていた英麻はしきりに立貴に謝りますが、立貴もまた自分のしたことを謝り、家を飛び出します。その後、浜辺で頭を冷やして英麻とメールでやり取りしてお互いに先程のことは忘れることで決着。そして、浜辺をそのまま歩いていると、芽以と会います。芽衣は悩んでいる様子で、人とあまり接触してこない自分が人に祀られることなんてないと嘆いていたため、立貴は今まで自分が叶の補佐役としてしか芽以と接していなかったことに気付き、改めて山神立貴として芽衣を感謝の気持ちを伝えます。すると、芽以は大いに喜び、あなたの祭神になったかのようですと言って笑顔を見せます。そして、立貴は芽衣にまで“立貴に祀られたい”と言われてしまうのでした。
翌日。初の校外活動は神楽谷神社の奥、御神体“輝く滝”がある元宮の方で行われます。その翌日は海水浴で修行も兼ねて遊ぶことになりましたが、女性陣の水着姿に充てられた立貴は1人で休んでいました。そこへ水緒里がやってきて、神様や妖怪が立貴に祀られたいと言っている理由を話します。水緒里もまた立貴に魅了されている1人でした。水緒里は立貴のその力を“神殺し(女殺しと似たような意味)”と名付け、立貴をそうしたのは自分だと言います。立貴は山神である水緒里の兄として頑張り続け、水緒里が気分よく過ごせるように考えていました。そうやってずっと山神である水緒里と接し続けた結果、その気遣いが神殺しに昇華したのでした。水緒里は皆がおにいに惹かれてる・・・だから、おにいが誰を選ぶのかでもあると言います。しかし、立貴は神楽谷神社宮司家の七十九代目であり、将来は水緒里を祀っていく身。だから他の人を選ぶなんてと言いますが、水緒里はそれもおにい次第だと返します。神職が複数の神を祀ることなんて今は普通のこと。だから、私に縛られないでおにいの将来はおにいが決めてほしいと伝えると、依子の元へと走ってしまいます。その後、水緒里の背中を見送った立貴は、彼女に言われた言葉を思い返し、1人の女の子に自然と目が向いてしまいますが・・・。
・・・と、いうわけで、1人目は松房英麻ちゃんでした~。
幼馴染+世話焼き好き+CVが花澤さくらさん+巨乳。うむ、最強である(爆)
松房英麻 キャラクター紹介
英麻は立貴の幼馴染で両親が経営する老舗和菓子屋・松房堂の看板娘。立貴のことは「たー」と呼んでおり、2人は物心が付く前から付き合いがある。
社交性がありしっかりしてて世話焼き好きで困っている人や動物を見たら放っておけない性格のため、周囲からの信頼は厚い。ただ、気遣いが出来る故に、自分のことについては迷惑をかけないよう一線を引いてしまい抱え込む傾向にある。
特技はドヤ顔(違)。料理上手で家庭的な一面を持ち、皆のお母さん的な存在。立貴とはお互い気を遣って異性であることを意識しないようにしていましたが・・・。
松房英麻編 あらすじ
先日の英麻の裸を見てしまった一件から、お互いに意識しあい少しギクシャクしていた立貴と英麻。英麻は立貴が「男の子」であることを彼女たちに意識させないようにするために気を遣っていることを知っていたため、いっそのこと私のことガン見しちゃいなよと言い放ちます。男の子の部分が我慢できないならと。そんな英麻の気遣いに立貴は、男としてグッとくる、だからとりあえず見る風なんてのは無理だと伝えるのでした。英麻は自分にとって始めて意識した女の子だからと。すると、2人は何かを誤魔化すかのように笑い合うのでした。
週明けの月曜日。水緒里たちと話し合い、次の三連休で神様部の合宿することにしたため、また英麻に手伝ってもらおうと立貴が頼みに行くと、引き受けてくれると思っていた英麻が断ってきます。学園内での合宿で部外者が参加したらまずいだろうからともっともそうな理由を言って。そこへ芽衣がやってきて、らしくないと英麻に言います。そして、芽衣は英麻が断る理由を色々と勘違いして、自分も参加すれば英麻も参加すると考え、合宿への参加を表明します。すると、英麻はようやく首を縦に振り、合宿に参加することを決めたのでした。
その後、望都から許可を貰い、早速合宿の買い出しに出かけた立貴と英麻。英麻はそれが終わると寄り道がしたいと言い出し、2人は海岸沿いの道に出ます。そこで2人は思い出話に花を咲かせ再び元の距離感に戻りつつありましたが、2人でお化け屋敷に行ったときの話になり、英麻が怖がって立貴の腕にしがみついたときに2人がお互いに異性を意識してしまったことを思い出します。それまでは距離感がほとんどゼロだった立貴と英麻が、それがキッカケでお互い一定の距離を保つようになってしまったのはその頃からでした。立貴は思い切ってあの頃のように腕を組んでみるかと言いますが、お互いに緊張してしまい、それは出来ませんでした。しかし、それでも立貴は英麻との距離を縮めようとしますが、最後の最後で自分には水緒里を祀っていく役目があるから女の子を意識していいのかと考えてしまい、結局踏み込むことができませんでした。自分1人では決断しきれなかった立貴は、その日の晩、父親に相談してみることにします。立貴は自分が神職になるという立場で女の子を意識してしまうのは穢れていることだからマズイのではないかと言いますが、父親はその悩みをアッサリを解決します。立貴がそんな風に女の子を断ってしまったら、山神家も七十九代目で途絶えてしまうと。すると、立貴も父親に言われてようやく自分が思い違いをしていることを知り、それと同時に自分の気持ちにも気が付くのでした。英麻のことが好きだったのだと。
そして迎えた神様部の合宿。立貴は何度か英麻に告白するタイミングを見計らっていましたが、なかなか思うように言えませんでした。そんな立貴の態度に英麻はだんだん不安を覚え、嫌われてしまったのではないかと考えます。立貴に嫌われないために皆のサポートを頑張ろうとしますが、頑張ろうとすればするほど空回りしてしまい、落ち込んでしまいます。それに気付いた立貴は、叶と芽以に協力してもらい、彼女を励まし、英麻が協力してくれてるから合宿がスムーズにいっていると伝えます。すると、立貴が自分のことを必要としてくれていると思い直した英麻は再び元気を取り戻します。その日の夕飯が好調すぎて翌朝の食材が不足すると見た英麻は買い出しに行くことを提案しますが、合宿中に学校の外に出るには顧問の許可が必要で、望都がそれを許可するとは思えなかったため、英麻は望都がいない隙を狙って立貴と買い出しに行きます。その帰り、2人きりになれるタイミングは今しかないと思い、英麻に好きだと告白しますが、英麻が困惑しているのを見て、失敗したと後悔します。結局、英麻からの答えを聞くことが出来ず、挙句に勝手な外出を望都に怒られて、立貴は自分が悪かったと反省するのでした。
英麻はずっと立貴のことが好きでした。まだ立貴が水緒里のお付きのお役目をしていた頃、立貴を巡って水緒里と張り合ってしまったくらいに。しかし、二次性徴期を迎えた頃、お化け屋敷で英麻が怖がって立貴にしがみついて、その頃から膨らんでいた英麻の胸に触れて立貴が異性を意識してしまい、その直後に彼がお役目を降ろされしまいます。立貴がそのことで落ち込んでいたとき、英麻はそんな立貴の様子を見て自分では水緒里にはなれないと悟ってしまいます(実際にはお付きを降ろされたのは別の理由で英麻のこととは直接は関係なかったが英麻はそのことを知らない)。だから、英麻は今のポジションを選びました。立貴の負担にならないように、気軽に接することが出来るように・・・極力異性を意識させない関係を作ってきました。立貴の邪魔をしたくないから。けど、今度は立貴から「好き」と言われてしまったため、英麻は今まで抑えてきた自分の気持ちが溢れだしてしまいました。立貴に告白された直後はあまりの驚きに返事が出来ませんでしたが、合宿が終わって自分の部屋に戻ってくると、英麻は喜びの感情を爆発させます。そして、昨晩咄嗟にでもOKの返事が出来なかったことを今更後悔するのでした。
翌日、英麻はどうやって立貴に告白の返事をするか考えますが、放課後に神様部に差し入れを持っていって、そこで立貴の手伝いをしつつタイミングを見計らうことにします。しかし、考えれば考えるほど悪い方向に考えてしまい、一線を引いてあと一歩が踏み出せませんでした。そんな英麻を見て自分と似た性質をもっているのだと思った望都は、英麻が1人になったところで彼女を呼び止め、自分とあなたは同じで一線を引いてしまうタイプだと言い、思いのままに行き来すべきであり、自分のようにはなってほしくないとアドバイスします。すると、英麻は自分がどうするべきなのか、少し見えたような気がしたのでした。
部活が終わった頃、英麻は福の神や芽以の様子を見に来てほしいと立貴にお願いし、立貴は英麻の雰囲気から何かあると予感して、彼女の提案に乗っかることにします。その帰り、2人は再び子どもの頃の話をして追いかけっこを始めますが、逃げる英麻を捕まえた立貴はそのまま彼女を後ろから抱きしめてしまいます。立貴が慌てて離れようとすると、英麻はこのままが良いと言ったため、しばらく彼女を後ろから抱きしめた状態でいました。すると、英麻が立貴に自分の想いを打ち明けようとしていたため、立貴はしばらく待っていましたが、英麻はなかなか口にすることが出来ませんでした。そこで立貴は彼女が言いやすいよう、再び自分から英麻が好きだと告白します。すると、英麻はようやく自分の気持ちを立貴に伝えます。あたしも好きと。こうして、お互いの気持ちはようやく繋がり、2人は恋人同士になったのでした。
恋人同士になった2人。初デートで初体験を済ませますが、夏休みに入っても部活は継続中で、英麻もお店の手伝いがあるため、あまり会えない時間が続いていました。そんな時、叶の修行も兼ねて土地神としての認知度を広げていこうという話になりましたが、あまり良い案が思い浮かばず、英麻に相談することになります。水緒里が1度はまつふさに行きたいと言い出したため、皆でまつふさに行き、英麻の休憩中にそのことを相談しますが、英麻は近所の困っている人を助けていけばいいんじゃないかと提案。水緒里はそれならその困っている人を探す情報収集と立貴と英麻に任せ、自分は叶の特訓を見る方が効率が良いと提案。それは夏休みでもなかなか2人きりになれない立貴と英麻への配慮でもありました。こうして、2人は街へ聞き込みを開始することになりましたが・・・。
叶の力で街の人のサポートをすることになり、実際着実に成果は上がっていましたが、世間に広めるにはこれだけでは足りないと立貴は考えていました。部室に差し入れにやってきた英麻にも相談したものの、なかなか名案が思い付きませんでした。そして、誰も部室にいなかったため2人でイチャついていたところを望都に見られてしまい問い詰められますが、立貴が責任を取ることを伝えると、望都は2人のことを認めます。そのとき、立貴は望都の言葉から、あることを思いつきます。それは、玉津江で結婚式を挙げる人を叶に祝福してもらうというものでした。
立貴が思いついた“神前式で本物の神様に立ち会ってもらう”という結婚式計画。しかし、そんなに都合よく結婚式を挙げるカップルはおらず、困っていました。そこへ、神様部の様子を見に来て事情を聞いた大斗が、条件に合うのは立貴と英麻しかいないと言い出します。立貴も英麻とは遊びで付き合っているわけではなかったため、名案だと思い、早速英麻にお願いしてみます。俺と結婚式をしてくれないかと。すると、英麻は何を言われたか一瞬理解が出来ず固まってしまい、改まってお願いされると、立貴に告白されたとき以上に驚きます。しかし、2人きりで話し合い、立貴から改めて結婚を申し込まれると、英麻は「あたしをみんなの前でたーのお嫁さんにして」と受け入れるのでした。
立貴と英麻の結婚式。それは叶のことを広めるためのデモンストレーションでしたが、2人にとっては本物と違いなく、婚約式のようなものでした。2人の両親に報告し、神様部のメンバーで準備を進め、いよいよ本番を迎えます。そして、神前式で叶が2人に祝福の言葉をかけると、立貴と英麻の小指が赤い糸で結ばれ、神前式は成功に終わります。しかし、その赤い糸は予定にはなかったもので、更に叶によるものではありませんでした。誰もが叶がしたものだと思っていましたが、式が終わった後、叶は赤い糸は自分がやったことじゃないと否定します。そこへ望都がやってきて、種明かしをします。赤い糸は望都の神力によるもので、彼女もまた神様の1人でした。塞の神・・・境界線を守る神様でしたが、時代も変わり人と物が自由に行き来するようになり、自分を見失った彼女は次第に力を失い、人として暮らすことにしました。力を失っていたと思っていた望都でしたが、自分とよく似た性格の英麻と出会い、自分がした助言により境界線を乗り越えていった彼女が立貴と結ばれ、立貴からも責任を取るという言葉を引き出したことで、望都は“塞の神(元々の力であった「塞ぐ」という意味から転じて生殖と縁結びの神徳を持つ神)”として目覚めました。赤い糸の演出は彼女なりの祝福と感謝の印でした。そして、これから海神社で執り行われる神前式には協力すると約束するのでした。
神前式の片付けも終わり、部室で打ち上げパーティをした後、2人きりになった立貴と英麻はそこでエッチをし、いつか本物の初夜を迎えようと約束。その後、帰りに浜辺に寄った2人。月の光に照らされた海と綺麗な星空を眺めながら、立貴は将来神職に就くまで待っててほしいと伝えると、英麻は待たないと返し立貴を驚かせます。少しでもたーに近づきたい、けど、待ってただけじゃたーには近づけない。だからたーとずっと一緒にいるからと笑顔で言うのでした。
松房英麻編 感想
前半は主人公が神職に就くには女の子を意識してはいけないと思っていたのと、英麻ちゃんが過去の出来事(詳しくは水緒里編で分かる)から自分から境界線を引いていたため、距離感といい、幼馴染属性としては定番の展開が続きましたが、恋人同士になった後はイチャラブ全開でしたなぁ。英麻ちゃんが甲斐甲斐しくお世話してくれるし、結婚や家族をテーマに終始明るいお話でとても良かったと思います。事実上の結婚式が見られただけではなく、子どもがいるというエピローグまで備えてるし、もう何も言うことはありません!満足しました(*´Д`*)b ただ、神前式について、赤い糸の演出は良かったけど、式が終わった後の望都先生の話の方が主軸になってたような気がしたのは少々残念だったかな。先生が神様だったっていうのはオマケで良かったはずですけど・・・。
恋人になる前に主人公が若干ヘタレたけど、幼馴染シナリオでのもどかしい関係のときは時折見られるものなので、許容の範疇です。その後、すぐにちゃんと答えを出して自分から告白したので、その辺は良かったかな。英麻ちゃんも返事を出すまでに時間がかかったけど、自室で萌衣たちの前で悶える姿はそれまでの英麻ちゃんのイメージを変えるのに充分なインパクトがありましたw 皆の前では「お母さん」って感じだけど、主人公と2人きりのときは甘えてくるのがとても可愛かったですねぇ。それ以上に主人公の世話を焼く方が多かったですし、自分が幼馴染属性に求めているものが英麻ちゃんにはほとんど備わってたので、良かったですわ~。
Hシーンは5回。巨乳揃いのクロシェットヒロインの中でも特に大きい部類に入る英麻ちゃんなのでHシーンには期待しておりました。5回中本番があるのは4回。最後のHは2回連続で本番があります。最初のHは前戯だけで終わってしまって残念でした。ああいう途中で邪魔が入って中断するというのはあまり好きではないし、1回損した気分になるので止めてほしいなぁというのが正直な気持ちです。初体験と最後の2連発はおっぱい見せてくれたので概ね満足でしたが、クロシェットらしく、パ○ズ○フェ○がなかったのが不満でしたね。何故あのCGでパ○ズ○フェ○にしなかったんだ・・・。次のHシーンでおっぱい見せるフェ○はしてくれたけど途中で主人公が余計なことを始めたので若干不満だったな。ヒロインがご奉仕してくれてるときに主人公が何かするというのは好きではありません。そこはヒロインのご奉仕をじっくり味わうところだろうが!!本番もバックでおっぱい見せないし、しかもお尻を叩くというSMチックな要素もあるし・・・そこは不満でした。4回目の屋上エッチは着衣エッチなので論外です。おっぱいヒロインなのにおっぱいをわざわざ隠す意味はあるのか?最後のHシーンでそれらの不満を取り払ってくれたので良かったけども。まぁでも、英麻ちゃんのおっぱいのボリューム感はヤヴァイですね。すごいですね。もっとおっぱい見せてほしかったかなって思うところはありますが、おっぱいを見せる本番HCGは満足でした。( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
一般シーンだと、英麻ちゃんが自室で悶えるシーンとか割と好きですw 最早別人www それから芽以ちゃんが家族としてずっといることになったシーンとその後の守り神になると決めたシーン。英麻ちゃん、芽以ちゃん、福の神の三姉妹は見てて微笑ましい気持ちになるので、もっと3人の絡みを見たかったですね~。それから、芽以ちゃんの和服ウェイトレスも見せてほしかったですぞw あとはやはり神前式とエピローグですね。神前式の赤い糸の演出は良かったです。エピローグは私が好きな終わり方の1つである“ヒロインと結婚して子どもがいる未来”だったので、非常に満足しました!やっぱり英麻ちゃんが1番良いのぉ~(*´Д`*)b
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
さてさて、お次は山神水緒里ちゃんです~。
「はるるみなもに!」のあらすじ・感想はこちら↓
【松房英麻編】【山神水緒里編】【春ヶ崎叶編】【伊吹明日海編】【幡上芽以編】
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私も英麻ちゃんにお世話されたい(*´Д`*)