2018年5月発売タイトル第2弾は、ういんどみるの「約束の夏、まほろばの夢」でした(*'∇')
りんかちゃんのおっぱいに惹かれて買いました(どどーん
いや、ういんどみるさんはずっと買い続けてるからですよ、決して、りんかちゃんのおっぱいだけで選んだわけじゃないですよ(爆)
約束の夏、まほろばの夢 概要
とある田舎町にある学園“蒼ノ森学園”に通う主人公・十河涼太と、その田舎町に観光にやってきた同世代の女の子・神宮りんかが出会い、不思議な夏休みを経験していくというお話。
約束の夏、まほろばの夢 世界観・設定
【とある田舎町】
主人公・十河涼太やその幼馴染たちが暮らしている田舎町。町の名前は不明だが、かつては村だったらしく、今は複数の村が合併して町になった。電車も1時間に1本しか通らず、街中でさえもスマホの電波がギリギリ届く程度。その代わり自然豊かである。
神社もあるが、他の街からやってくる人は少なく、地元民しか参拝に来ない。町の規模にしてはそこそこ立派な学園がある。
【蒼ノ森学園】
田舎町にある学校。ド田舎にあるだけあって、1学年に1クラスずつしかないため、クラスメイト全員が顔馴染である。人数が少ないこともあってか、イベントも少ない。名物といえば夏休みの補習授業くらいなもので、これについては、田舎の学園のため普段の授業が充実しているとは言い難いし塾に行くのも不便な土地だからという理由で始められたが、一部の学生からは不満の声があがっている。
図書室には大量のラノベがあることでも有名で、ラノベ好きの図書委員が学園側を上手く丸め込んで買い揃えたらしく、東渚沙はそのラノベ目当てで図書室に通い詰めている。ただ、その図書委員はだいぶ前の生徒だったせいか、ラノベも10~20年前の作品が多い。
ここの学園の生徒会長は雑用が主な仕事であり、選出方法も選挙ではなく前任者からの指名で選ばれるシステムになっているせいか、生徒の中には今誰が生徒会長なのか知らない人も多い。尚、現在の2年生は曲者があまりに多く、現生徒会長である十河涼太は彼女たちの相手をするのに苦労している。
【能力】
主人公・十河涼太とその幼馴染たちが使える特殊な力。それほど強力な力ではなく、時々便利に思える程度で、幼馴染同士にしか効果がないという謎の制約がある。しかし、幼馴染ではないはずの神宮りんかにも通用することが判明している。
約束の夏、まほろばの夢 キャラクター紹介(ヒロインの簡易的に紹介)
十河涼太
本作の主人公。蒼ノ森学園の生徒会長を務めている。両親が幼い頃に事故死したため、現在は蒼森家でお世話になっている。幼馴染の中ではリーダー的存在・・・というか、他が協調性ゼロのため自然とそうなってしまったが、個性的な彼女たちにいつも振り回されている苦労人。
能力は“こころえのぐ”。他人の感情を操作する能力で、怒っている人を何の脈絡もなく笑顔に変えたり、その逆も出来たりと、人の感情を意のままに操れるが、その感情はすぐに戻ってしまうため、一時しのぎにしかならない。
神宮りんか
都会から来たらしい、大きなおっぱいが目を引く自称観光客の女の子。幼馴染同士にしか通用しないはずの能力が彼女にも通じるようだが・・・。
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
東渚沙
蒼森家に居候している幼馴染の1人。引き籠り気味でラノベ好き。運動神経がゼロで頭もあまり良くないが、スイーツ作りだけは得意。
一ノ瀬星里奈
蒼森家に居候している幼馴染の1人。実家が町で唯一の剣道場をやっていて、彼女も剣道をやっている。道場は祖父が経営していたが、その祖父が体調を崩してしまい、道場は休業中のため、彼女は町の外にある道場に数日もの間、出稽古に行っていることが多い。
風見陽鞠
蒼森家に居候している幼馴染の1人。山登りが趣味で何日も山に篭って帰ってこないことが多く、半分野生化している。
嵐野祭
涼太のクラスメイト。姉が3人いる(通称アネーズ)。祭曰く、姉は3人ともなかなか口やかましい人たちらしいが、彼女自身もなかなか口やかましくていつもテンションが高い。
実家が農業をしており、学園卒業後は実家の手伝いをするつもりでいるが、姉全員が嫁に行ったら実家を乗っ取るという野望がある。実家が山奥にあるため、自転車通学とはいえ、学園に来るのにも一苦労らしい。
たまにではあるが、町にある喫茶店でアルバイトしているが、料理から帳簿つけまで何でもできる万能ウェイトレス。アホの子っぽいが、数字に強く理数系が得意で意外に成績優秀。自分の野望を達成するために簿記3級まで持っている。
尚、彼女は幼馴染たちを苗字に仇名をつけて呼んでおり、涼太は“トガー”、渚沙は“アズ”、星里奈は“いちのん”、陽鞠は“かざみん”と呼んでいる。泉実のことは何故か苗字ではなく名前に仇名をつけて“ズミー”と呼んでいる。
それよりも私服の腋が気になる(どどーん
三雲ホタル
学園唯一の新聞部員の1年生。マイペースな性格で、普段は無表情無感情だが、取材のことになるとまるで別人になったかのようにハキハキする。運動能力はからきしだが、やはり取材のときだけは尋常ではない粘りを発揮し、どこまでもついてくる。
陽鞠とは仲良しで最近の陽鞠は涼太たちよりも彼女との方が距離が近い。趣味はワイドショー鑑賞、PCは自作できる程度の知識があり、簡単なプログラムくらいなら組める。
蒼森歩
涼太たちがお世話になっている町で一番の名家の娘。涼太たちよりも年は1つ上で、涼太たちにとってはお姉さん的存在。涼太の前の生徒会長でもある。蒼森家は両親が仕事で留守にしがちで、祖父母も別棟で暮らしているため、蒼森家の家事は彼女が全て取り仕切っている。家事は自分の仕事だと言い張っているため、涼太たちは家事を手伝ったことがない。ただし、スイーツのみ渚沙が得意なため、特別作ることを許可されている。
優しくて世話焼きだが、茶目っ気があり、ときどき無茶ぶりしたり下ネタを言ったりして、涼太たちを困惑させて喜んでいる。ほんわかしてのんびりしているように見えるが、勘は鋭く下手な嘘は通じない。そして、ニコニコ笑顔で怒り、怒らせると非常に怖く、星里奈ですらも逆らえない。
りんかのことについて、何か心当たりがあるようだが・・・。
雨夜泉実
涼太のクラスメイト。女の子のように見えるがれっきとした男の子。あまりに可愛く見えるため、泉実が入学した直後、体育の着替えのときだけ泉実を隔離するか職員室で話し合いが行われたことがある。結局、本人が気にしてないため、着替え時の隔離の話は無くなったが、男子の間では着替えのときは泉実のほうを見ないことが暗黙の了解になっている。
学園唯一の美術部員であり絵は上手いが、モチーフには拘りがあり、日本人女性は見飽きたからと金髪の女性を描きたがっている。尚、2つ年下で双子の妹がいるが、かなりのクセ者らしく、兄を女装させようと、兄にぴったり合う女物の服を買い集めてるなどして、兄を困らせている(本当に兄に女子の制服を着せたという伝説も残している)。
約束の夏、まほろばの夢 共通ルート あらすじ
学園からの帰り。十河涼太は神社に寄り道しますが、そこで不思議な踊りを踊っている見覚えのない女の子を発見。涼太はしばらくその子の踊りを見ていましたが、女の子が可愛いと思っていると、その女の子もこちらに気付きます。涼太は自分の知る癖の強い人たちから受けているような被害に遭わないよう金は払わないと先制攻撃しますが、女の子はそんなつもりはなかったらしく、どんな被害妄想なのと驚きます。その直後、踊りを見られたことを知った女の子は急に「もう殺るしかない」と過激な発言をし、今度は涼太が驚くのでした。
一悶着が終わった後、女の子は神宮りんかと普通に名乗り、涼太も自分の名前を名乗りますが、涼太が“十河涼太”と名乗ると、りんかは涼太の顔を見て急に泣き出します。涼太がそのことに驚いていると、りんかもどうして自分が泣いているのか分からないと言い、困った涼太は、何となく“こころえのぐ”を使います。すると、りんかは涙を浮かべながら笑い出したため、ますます混乱。涼太も“こころえのぐ”が彼女に通じてしまったことに驚き、自分の感情が制御できなくなったりんかも我慢できずに走り去っていくのでした。
翌朝、幼馴染の東渚沙の着替えを見てしまった涼太は、咄嗟に“こころえのぐ”で彼女の怒りの感情を笑いに変え、逃げ出します。その後、渚沙に謝って、家主の娘である蒼森歩と3人で朝食を食べますが、そのとき、こっそり歩に対して“こころえのぐ”を使用したものの、通じませんでした。それもそのはず、涼太の“こころえのぐ”は幼馴染同士しか通じないのです。渚沙は涼太が“こころえのぐ”を歩に使ったことに気付いたため、朝食を食べ終わって散歩に出た後、涼太に何故能力が通じない歩に“こころえのぐ”を使ったのかを聞きます。涼太は彼女にりんかのことを話すか迷いますが、トラブルに弱い渚沙に話したら夜も眠れなくなるくらい悩むかもしれないと思い、答えを保留。渚沙も涼太がそのうち話すと答えたことから、大人しく引き下がります。
その後、駅前に着くと、りんかと再会。彼女が街を案内してほしいと言ってきたため、2人は商店街など色々な場所にりんかを連れていきますが、最終的に神社に辿り着くと、街案内を始めてからずっと1人で考え事をしている様子のりんかは、この神社は有名なのかと聞いてきます。先ほどから、りんかの不穏当な言動が目立つため、渚沙は“ひみつでんわ”で涼太に話しかけますが、その“ひみつでんわ”にりんかが割り込んできたため、渚沙も涼太も驚きます。能力を解除した後、渚沙はりんかに対し、何者か聞くと、りんかは涼太と渚沙の他に、まだ会ったことがないはずの一ノ瀬星里奈や風見陽鞠の名前まで口にします。その2人は涼太たちの幼馴染であり、まだりんかには名前を言ったことがなかったため、3人揃って困惑してしまうのでした。
夏休みの補習で課題が出たため、家でそれに取り組んでいると、外で怪しい物音がしたため、この田舎に強盗かと思い外に出てみると、家の外には数日前から出稽古に行っていた一ノ瀬星里奈の姿がありました。帰ってくる予定はもっと後だったため、彼女がいることに驚いていると、その反対側にはりんかの姿もありました。りんかを家の中に招き、星里奈に帰ってきた理由を聞くと、能力の“あしたよほう”で、涼太が怪しい女を捕まえようとしてうっかり胸に触って殴られるというのを見たから助けてやろうと思ったと話します。りんかのことをビッチ呼ばわりする星里奈と侮辱されたりんかは一触即発の状態になるのでした。
翌日、歩に許可を貰って学園の中にまで観光にやってきたりんかは、放課後、涼太に観光案内の続きをしてもらおうとしますが、そこへ新聞部の三雲ホタルから取材を受け、色々と質問されたため、答えられないと言って涼太の手を引いて逃げ出します。河原まで逃げ込んだりんかは、ふと以前にも涼太と一緒に逃げたことがあるような発言をしますが、涼太にはその記憶がなく、言った本人も混乱していたため、涼太は再び“こころえのぐ”を使って、彼女を落ち着かせます。涼太は、りんかが不思議がっていたため、りんかなら言いふらすことはしないだろうと思い、“こころえのぐ”について説明すると、りんかは何かを思い出したのか、涼太のことを“リョー君”と呼びます。涼太はそんな呼ばれ方をされた記憶がないのに、そういう風に呼ばれた途端、心臓が大きく跳ね、懐かしい気持ちが湧き上がり、ますますりんかに対する謎が深まるのでした。
歩に言われてもう1人の幼馴染、風見陽鞠を連れて帰るよう言われた涼太は、一緒についてきた渚沙や星里奈と山に登って陽鞠を捜すも、あまりにも広範囲に及ぶため、なかなか見つからず困っていると、陽鞠の悲鳴が聞こえてきたため、急いで声がした山頂へと向かいます。するとそこには、りんかに押し倒されている陽鞠の姿がありました。どうやら、山を歩いている見知らぬ人を見かけた陽鞠が声をかけ、それに驚いたりんかが陽鞠を押さえ付けたようでした。双方の誤解が解けた後、りんかが1人で観光に来たという話を聞いた陽鞠は能力“うそおおかみ”を発動し、りんかが嘘を吐いていると指摘します。涼太たちは陽鞠の能力がりんかに効いたことにすぐに気付き、以前、星里奈が視たという未来も、実はりんかの未来だったんじゃないかと予想します。陽鞠は皆よりもツーテンポくらい遅れて、りんかに自分の能力が効いたことに驚き、いくつか彼女に質問をしますが、嘘をあっさりと見抜く陽鞠に戸惑ったりんかは、再び逃げ出してしまうのでした。
陽鞠から、りんかは嘘を吐いていて、特にこの町に来た理由である“観光に来た”という部分が大きな嘘であるという情報を聞いた涼太ですが、真実を知ることを恐れて、自分からりんかを捜そうとはせず、問題を先送りにしていました。翌日、皆で川遊びをすることになり、涼太は店に注文した材料を受け取りに商店街に向かうと、そこにはりんかと彼女を取材しているホタルの姿を発見。2人も一緒に川へと連れて行きます。そして、皆で川遊びをしたりバーデキューしたりして楽しんだ後に解散となりましたが、りんかに色々聞きたいことがあった涼太は彼女と話をしようと思ったものの、りんかが皆と遊んで喜んでいる笑顔を見て、水を差すこともないだろうと思い、再び先送りにするのでした。
川遊びの翌日、そろそろりんかとのことにも決着をつけようと思った涼太は、補習が終わった後、幼馴染3人を連れてりんかを捜しに行きます。そして、星里奈の“あしたよほう”でりんかが神社にいることが判明したため、4人は急いで神社へと向かいます。そして、りんかと会って、この町に来た目的を聞こうとしますが、りんかは頑なに口にしようとせず、しまいには彼女も“忘れて”と言って能力を発動。涼太が今ここに来た理由となる記憶を消し去ります。“にっきけしごむ”。彼女がそう言うと、皆の目の前にりんかに似た巫女服を着た女性が現れます。その女性はすぐに消え、戸惑いを隠せない5人でしたが、ひとまずりんかの能力によって消された涼太に今の状況を説明し、引き続きりんかに星里奈が質問します。誕生日はいつかと。すると、りんかは10月27日と答えます。その10月27日は、涼太、渚沙、星里奈、陽鞠の4人と同じ誕生日でした。能力持ちと幼馴染以外での共通点、それが誕生日。何故その日に生まれた人のみが同じ境遇になっているか、その理由は不明でしたが、偶然では片付けられないものがあるのは確かでした。
誕生日まで同じということを聞き、それなら話した方がいいかもと考えたりんかは、頑なに拒否していた、この町に来た理由を話します。りんかは少し前にTVでこの町を見て、初めて見たはずで来たこともないはずなのに、カメラが映す場所すべてに見覚えのある場所ばかりで、しかも、カメラが映す前にそこに何があるか分かるほどでした。あまりにはっきり分かって気になりだしたりんかは、この町が何なのか、確かめたくなり、この町へとやってきました。りんかがこのことを頑なに隠そうとしたのは、姉からそれは錯覚で、人に話したら変に思われるから話してはダメと言われたからでした。錯覚じゃなくとも、それはそれでもっとまずいからと。陽鞠の能力でりんかが嘘を吐いてないことは分かっていたため、りんかの言ってることが本当かどうかの確認はせず、涼太は次の質問をします。この町の確認はもう終わっただろうから、次にお前はどうしたいと。すると、りんかは、ここ数日町を回って皆とも会って、皆と自分に繋がりがあることが分かって、自分の目的も分かった、私は行かなきゃいけないところがあると答えます。しかし、それがどこかまでは、りんかは話してくれませんでした。
翌日、昨日のりんかのことが不完全燃焼に終わってしまい、どうしてもりんかのことが気になった涼太は、補習を抜け出してりんかを捜しに行くことにします。しかし、同じことを考えていたのか、渚沙たちもそれぞれ別ルートを使って補習を抜け出してきたため、校門前で合流。4人でりんかを捜しに行きます。一度手分けして捜しますが、りんかの目撃情報もなく、どこにも見当たらなかったため、3時間後に合流し、次の対策を練ろうとしていると、涼太たちの前にりんかが出現。りんかはだんだんと記憶を取り戻したのか、涼太たちを捜していたようで、今後はすぐに会えるようにと先ずは連絡先の交換をします。その後、りんかは4人と一緒に行きたいところがあると言って、涼太たちを山へ連れていきますが、その道は山を知り尽くしている陽鞠ですらも知らない道でした。そして、りんかの案内で来た場所には、小さい山小屋がありました。その山小屋を見て不思議な感情が沸きあがり戸惑う涼太たちに対し、りんかは“みんなの秘密基地”だと教えます。そして、5人でその山小屋に入り、りんかが床下に隠されたタイムカプセルを取り出すと、皆もそれが何なのかを思い出します。すると、突然この山小屋で皆が遊んでいる映像が頭の中に思い浮かびます。そして、タイムカプセルの中にあった10年後の自分に充てた手紙を読んで、りんかが皆を昔の呼び方で呼ぶと、4人とも自分たちと一緒に遊んでいた少女、りんかのことを思い出しました。しかし、そこでまた新たな疑問が浮上します。それなら何故りんかのことを忘れ、りんか自身もわすれていたのか。りんかの能力“にっきけしごむ”でそうなったとしても、どうしてそんなことをしたのか。りんかもその理由を思い出そうとしますが、だんだんと辛くなって山小屋を飛び出してしまいます。涼太たちもあまりにも突然に蘇った記憶に戸惑っていたため、誰も追いかけようとしませんでした。
りんかも幼馴染であると判明したものの、それ以外のことはまだ分からず終いで、モヤモヤとしていた涼太たち。しかし、りんかに連絡を取ろうにも返事がなかったため、今日も学園をサボって捜しに行こうかと考えていたところ、4人の様子がおかしいことに気が付いていた歩からりんかの宿泊先の旅館の住所と連絡先を教えてもらったため、早速隣町にある旅館へと向かいます。しかし、駅前で電車を待ってると駅舎からりんかが出てきたため、場所を神社に移して話をしますが、りんかはようやく何か思い出せそうだけど旅費が無くなりそうだから帰ることにして、皆に挨拶しに来たと説明します。それを聞いた涼太たちは、渚沙の能力を使ってりんかに分からないように相談し、このままりんかを帰したくないという結論に達したため、涼太が代表してまだ帰したくないことを伝え、自分たちがお世話になっている歩に頼んでみると提案します。もしも断られて歩に家を追い出されても、皆で秘密基地に住めばいいと。りんかはそこまでしてもらうわけにはいかないと言いますが、涼太に帰りたいのかここに残りたいのか本当の気持ちを教えてくれと言われ、“こころえのぐ”で感情を落ち着かせてもらうと、この町に残ることを選択するのでした。
・・・と、いうわけで、1人目は神宮りんかでした~。
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
神宮りんか キャラクター紹介
都会から来た大きなおっぱいが目を引く観光客の女の子。幼馴染同士にしか通用しないはずの能力が彼女にも通じ、本人を含め幼馴染全員が不思議がっていたが、後に彼女も能力者であることと涼太たちの幼馴染であることが判明する。
まだ正体が判明する前は町の外にある旅館で寝泊まりしていたが、幼馴染だと分かってからは涼太たちと同じく蒼森家で居候することになった。ただ、夏休みが終われば帰ってしまうため、あくまでも“お客さん”という立場を貫き、皆からは一歩引いた態度を取っている。
物怖じしない性格で、すぐに場の雰囲気に溶け込み適応力が高いが、向こうの学校ではぼっちらしい。普段あまり喋ってないせいか口を開けば余計なひと言を加えてしまい、人に怒られることが多い。尚、普段の言動からアホの子っぽい印象を受けるが、実は名門校に通っており優等生である。そして、運動神経も良い。
能力は“にっきけしごむ”。りんかが望む対象の記憶の一部を任意に消し去ることが出来る。他の幼馴染のソレとは違い、一時的なものではなく、継続して効果があるため、忘れた記憶を思い出すことは困難を極める。
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
神宮りんか編 あらすじ
涼太たちの説得もあり、歩から許可をもらい、りんかは蒼森家に居候することが決まって、更に学園の補習にも参加することになりました。皆にはあっさり受け入れられたものの、りんかはあくまで“お客さん”という立場を貫いており、一歩引いた態度を取っていました。そんなある日の事。星里奈は、“あしたよほう”で、夏休みの終わりに、涼太とりんかの2人が街を出て行く予知夢を見たため、渚沙と陽鞠にこのことを相談します。2人が付き合うかどうかはともかく、涼太が街を出て行くというのなら止めたい、しかし、それが正しいのか分からない。結局、3人で話し合ったものの、このときは結論が出ませんでした。その後、涼太はりんかと一緒に何か記憶の手がかりはないか再び秘密基地に行きますが、タイムカプセルの手紙以外特になく、涼太はもう一度手紙を読んでみます。そこには渚沙、星里奈、陽鞠の3人の将来について心配している様子が書かれていましたが、りんかのことについてだけ何も書かれていなかたっため、不思議に思います。何か暗号とかあるのかもとりんかが言ったため、とりあえず、涼太はその手紙を持ち帰りますが、何度読み直しても暗号らしきものはありませんでした。そんな時、陽鞠が課題を見てほしいと懇願してきたため、勉強を見てあげますが、それが終わって陽鞠に手紙を見せると、陽鞠は手紙が入っていた封筒に仕掛けがあることに気付き、それを剥します。すると、そこにはもう1通手紙が入っていました。涼太はどうせ大したものは書かれていないだろうと思い、陽鞠に読ませますが、将来の自分がりんかと結婚しているかという内容になっていて、それを聞いた瞬間、涼太は当時の自分がりんかに恋心を抱いていたことを思い出したのでした。
陽鞠から情報が流れ渚沙と星里奈にも、涼太の初恋の相手がりんかであることが知れ渡りますが、3人の反応は様々でした。渚沙は涼太の初恋を応援しようとし、星里奈は皆の関係が壊れないよう涼太が街を出ていくのを阻止することを優先し、陽鞠は傍観の立場を貫いていました。涼太とりんかの2人はというと、再び秘密基地を訪れていましたが、そこでりんかが思い出したのは、誰かが手紙を入れた封筒に何か仕掛けをしていたことくらいでした。涼太はそれは自分のことだとすぐに分かったものの、その手紙の中身まで追及されないよう黙っていましたが、その日の晩、りんか本人にその手紙を見られてしまいます。手紙を見たりんかは家の外まで走って逃げていき、涼太は神社まで追いかけてようやく捕まえます。りんかが逃げ出した理由は、手紙を読んだことだけじゃなく、その手紙の内容は既に知っていて、その時の自分の気持ちも思い出していたからでした。りんかもまた、涼太のことが好きだったのです。2人はりんかの能力で記憶を消されていただけだたっため、その記憶が蘇ると当時の想いが鮮明に蘇ってきて、戸惑いを隠せませんでした。りんかは再び逃げ出そうとしたものの、足が全て転倒しそうになり、涼太が慌ててそれを抱きとめ助けます。そして、お互いに見つめ合い、幼い頃の気持ちをそのままに2人はキスをするのでした。
当時の想いがよみがえったばかりで勢いそのままにキスをしてしまった2人。昔のことはともかく“今の気持ち”がどうなのか、そこがハッキリしておらず、りんかは涼太から逃げていました。涼太も涼太でりんかに対してどう接すればいいか迷っており、そんな2人の昨晩のキスを目撃していた星里奈は、2人の邪魔をするよりも涼太の幸せを優先することにし、りんかのことで悩んでいる涼太に助言します。2人が付き合い涼太が街を離れて自分たちの関係が変わってしまうかもしれない、それでも涼太は自分の気持ちを優先したほうがいいと。星里奈から背中を押された涼太は今の自分の気持ちを伝えるべく、逃げるりんかを追いかけますが、その途中でりんかを尾行していた陽鞠から連絡があり、彼女は秘密基地にいるという情報をもらいます。それを聞いた涼太は一旦家に帰り、ある物を持ってりんかのいる秘密基地に向かいます。秘密基地に入ると陽鞠の情報通りにりんかがいて、涼太はりんかの目の前で持ってきた昔の自分の想いが綴られた手紙を破り捨てます。りんかはそれは大事なものなんじゃないのと言って驚きますが、涼太は、大事なものには違いないが、これはもう過去のことと返します。そして、この手紙がキッカケだったとはいえ、それでもこんなにもりんかへの気持ちがはっきりしているのは、今のりんかのことが好きになっていたからだと告白します。すると、りんかはどうして先を越しちゃうのと逆キレして、わたしも今のリョー君のこと、好きになってるんだよと返事をします。こうして、2人は結ばれ恋人同士になったのでした。
恋人になって数日、2人は周囲に隠して付き合っていましたが、まだ不慣れなせいかぎこちない日々を送っていました。そんなある日、皆が出かけてしまった後に家でイチャついていたところを渚沙と歩に目撃され、あっさりと関係がバレてしまい、それからは交際をオープンにしていました。その翌日、りんかはお世話になっている歩への恩返しとして神社でお手伝いを始めます。そして、歩も初日ということもあって様子を見に来ますが、その時、涼太にりんかのことについて1つだけ情報を教えます。りんかはここの神社の分家筋であり、この街に居た時は苗字が違っていたと。その帰り、りんかから更に詳しく教えてもらいます。りんかの両親は離婚し、りんかは母親と一緒にこの町を出ました。その後、母親は再婚し、苗字も再婚相手の神宮に変わったと。そして、“にっきけしごむ”で忘れていたとしても、この町との縁は切れてなかった、やっぱりわたしはこの町の子、リョー君たちと同じなんだよと言って嬉しそうに笑います。そんなりんかを見て涼太は何となく彼女と手を繋ぎますが、そこを渚沙が見ていてショックを受けていたようでした。涼太は渚沙が何に動揺しているのか分からず戸惑っていましたが、りんかは渚沙の気持ちに気付いたようでした。そして、翌日、事故が起こります。
その日、渚沙に図書室の整理を頼まれた涼太は、渚沙と2人で整理をしていましたが、そろそろ帰ろうというとき、渚沙がバランスを崩して倒れそうになります。涼太が咄嗟に抱きとめて渚沙は無事でしたが、丁度その直後にりんかが様子を見に来たため、涼太たちは誤解であることを説明。りんかも特に気にすることなく納得していました。そう、表向きは。しかし、翌日の朝、りんかの心の声が突然頭の中に聞こえてきたため、これは渚沙の“ひみつでんわ”だと思い、渚沙に確認にし行くと、渚沙もわざと使ったわけじゃなく勝手に発動してしまっていると説明。“ひみつでんわ”は距離さえ置けば能力が無効化されるものの、むやみに人の心が聞かれてしまうのは問題であり、特に今のりんかにとっては大問題で、登校途中にも“このままじゃダメ”と心の声が聞こえてしまい、涼太や渚沙から距離を置いてしまいます。りんかは、明らかに昨日の涼太と渚沙のことを気にしている様子でした。そして、放課後、生徒会室で仕事をしていると、渚沙がやってきて、今の状態のままはすごくヤバイから何とかしたいと言ってきます。涼太は慌てて解決を図って悪化させるのはマズイから先ずは距離を置いたりすれば大丈夫だろうと思っていましたが、渚沙はそんな悠長なことは言ってられないと怒鳴ります。そして、この問題を解決するために、渚沙はあたしを振ってほしいと涼太にお願いします。
渚沙の能力の暴走は渚沙自身がそうさせているようでした。それは意識してやったことではありませんでしたが、その原因は渚沙が抱いた嫉妬にありました。涼太を図書室に誘ったのは、2人の邪魔しようと思ったわけではなく、涼太が自分から離れて行く気がして、ただ涼太と一緒にいたいだけでした。しかし、あんなことになって、りんかに見られたとき、りんかがショックを受けていたのを見て、涼太とりんかの間にはヒビが入ることもあると知り、2人が付き合い始めたからと言ってずっと付き合い続けるわけじゃないと思ってしまいました。能力が暴走したのも、“ひみつでんわ”があればもっと2人の関係を壊すことが出来るかもと思ってしまったからでした。渚沙は星里奈の予知を聞いたとき、片想いの辛さを知っていたから、涼太のことを応援するつもりでいました。しかし、いざ2人が付き合っているのを見ると、感情がそれに納得してくれませんでした。だから、嫉妬してしまったのです。しかし、渚沙は自分が涼太とりんかの関係が壊れることを望むような人間でいたくないと思い、だから涼太にこの恋を終わらせてほしいと頼みます。しかし、渚沙からちゃんと告白されたわけでもない涼太はどうすればいいのか戸惑っていましたが、ひとまず渚沙にちゃんと言おうと思ったところ、ずっと盗み聞きしていたりんかが乱入。そのとき、渚沙の能力が再び暴走し、しかも本人に解除できなくなってしまいました。しかし、能力の暴走を止めるために、このまま涼太に自分を振ってもらうよう再び頼みますが、りんかがダメと大声を出して止めると、能力の暴走も止まりました。りんかは渚沙に対し、こう言います。わたしはなぎのことも好き、なぎが好きだから、なぎが自分を傷つけようとしているのは見逃せない。なぎが傷付くくらいなら、わたしが我慢すればいい、それにこれくらいのことでリョー君との関係が壊れるとは思っていない。なぎが入り込んでくる隙間は作らない。だから、なぎが傷付く覚悟を決める必要なんかないと。そして、渚沙の暴走の原因は、2人の関係を壊そうとしたからではなく、そうやって自分の気持ちが良くないものだと思ってしまったことではないかというのが、りんかの見解でした。その証拠に、りんかと話をした渚沙は落ち着きを取り戻し、能力の暴走も治まったようでした。
渚沙の問題も解決し、そろそろ夏休みも終わろうという頃、りんかがしんみりしていたのを見たのか、歩が気を利かせて皆を連れ出し1日家を空けてくれます。涼太とりんかは2人きりで過ごしますが、その翌日、蒼森家に1人の女性が訪ねてきました。応対した涼太は、見覚えのない戸惑いますが、その女性の姿を見たりんかは驚きます。その人は、りんかの姉・神谷奈津でした。奈津の用件はただ1つ。“早く帰ってこい”でした。しかし、りんかはこの家の家主がいないときには帰れないと抵抗し、奈津も挨拶はしておきたいとのことで、家主が帰ってきたら連絡がほしいと言い、奈津は別の用事で一旦出かけていきます。姉がいなくなりホッとしたところへ、歩のところから脱走してきた陽鞠が帰ってきますが、りんかの姉のことを聞くと、りんかに帰りたくないのかと聞きます。りんかは“帰らないわけにはいかない”と答えますが、陽鞠はそれを能力で嘘だと見破ります。本心と嘘がまじったそのりんかの回答に、涼太は少しだけ嬉しくなりましたが、あまり時間は残されていませんでした。涼太は“りんかは複雑な何かを抱えている”と陽鞠から言われ、りんかのことをもっと理解しようとしますが・・・。
翌日、りんかが神社に出掛けている間、奈津が蒼森家を訪ねてきます。奈津はりんかがいないことを知ると、涼太に用があると言って話をします。りんかがこの町の出身で、この町のことを忘れていたことを奈津も把握していました。りんかが特に気にしている様子もなく、母親もこの町のことを思い出したくなかった様子だったため、奈津も深くは追及していませんでした。忘れているならその方が神谷家としては都合が良かったから。それを聞いて涼太は、それならりんかがこの町に長く滞在することを知った時点で迎えにくるべきだったのではと言いますが、奈津は母親が許可をしたからしばらく様子を見ることにしたと答えます。りんかは家では旅行どころか遠出もしない子でした。さすがに奈津も心配していました。頭はいいけどこのまま引きこもりになるのではないかと。そんなりんかが、終業式が終わった直後に出掛けて、この町に居座ってしまった。この町を嫌いはなずの母親が滞在を許可したのも、引き籠りがちなりんかが変われるのならと思ったからで、奈津が迎えに来たのは、母親の許可があるとはいえど、我慢の限界にきたからでした。その後、奈津は歩と話をするために蒼森の家に入っていき、涼太はりんかの本心を聞くために陽鞠の力を借りることにします。“こころえのぐ”で陽鞠の好奇心を煽って。
りんかがいる神社に陽鞠と向かった涼太は、りんかに“いったいどうするのか”と聞きます。すると、りんかは困った顔をして、お姉ちゃんが来たから帰ることにする、来なくても帰らなきゃいけなかったけど、それは仕方ない、わたしは長居しすぎていた、心残りはあるけど普通に帰るしかないと答えます。すると、能力を使った陽鞠にその言葉が嘘であると見破られます。陽鞠が言うには“心残りがある”というのは本当だけど、“普通に帰るしかない”は嘘ということでした。りんかは普通に帰るだけじゃなく、何か企んでいる・・・そう感じ取った涼太と陽鞠は、りんかを問い詰めます。すると、りんかは神社で働くようになって力が戻ってきた、今なら自由に能力が使える、けれど自分の記憶を元に戻せなかった。この夏の想い出もあの夏の思い出も、全部消しちゃいたいと本心を話します。しかし、この時はそれ以上のことをりんかは語らず、話は中断してしまいました。
その日の夜、りんかが神社から帰ってこなかったため、再び陽鞠と2人で神社に迎えに行きます。りんかがどうして皆の記憶を消そうと考えるようになったのか、彼女は頑なに話そうとしませんでした。まだ皆の記憶を消すことを躊躇していたものの、先ずは涼太の記憶を消してしまえば踏ん切りがつくと能力を発動しようとしますが、その間に陽鞠が割って入ります。陽鞠が昼間りんかを追い詰めるほどに能力を使ったのは、涼太の能力を受けていたからですが、陽鞠はそのことに気付いていました。それでもなお、涼太に協力したのです。りんかのことが好きなのは、涼太だけじゃないから。陽鞠は涼太もりんかも好きだから、お互いの気持ちを伝えるために能力を使った、けどそれは良くないことだったと言って謝りますが、そのとき、突然に陽鞠が発作を起こし倒れてしまいます。2人は急いで陽鞠を家まで運びますが、その頃には陽鞠は回復していました。りんかは皆と別れるのが辛かったから、いっそ自分も含め皆の記憶を失くしてしまおうと考えていたことを話し、本当にもうそれはやらないと約束します。すると、陽鞠はある違和感に気付きます。りんかが“本当に”と言ったため、思わず能力を使おうとしましたが、その能力が使えなかったのです。しかし、陽鞠は特に気にしていなかったので、能力を消失した理由は不明だったものの、この件はとりあえず片付いたのでした。
翌日、奈津が迎えに来たため、りんかは帰ることになりました。それを知った学園の皆は送別会をしようということになり、結局帰るのは翌日に延期となりましたが、涼太はこのままりんかを帰らせてはいけないような気がしつつも、踏ん切りがついていませんでした。夜になり、幼馴染3人に呼び出された涼太は、どうしたいかを聞かれます。涼太は常識的に考えてりんかは帰らなくちゃいけないと答えますが、常識的ではなく涼太自身はどう思っていると聞かれ、答えられませんでした。そこで、陽鞠が自分がどうしたいかではなく、りんかの気持ちを考えればいいと言われ、涼太はようやく自分がどうしたいかを理解します。りんかと一緒に全ての記憶を取り戻すこと。それがりんかの心残りでもあったから。しかし、残り時間は少なく、涼太に出来ることも限られていました。翌朝、りんかが帰る日。朝早く起きた涼太は、歩にこのままりんかを住まわせたいと言ったら許可してくれるかと聞くと、歩はあっさり許可します。しかし、それには両親の・・・特に奈津の許可が必要だと言います。歩ですら太刀打ちするのが難しいレベルの相手に涼太が出来ることはただ1つでした。それは、りんかを連れての逃避行。記憶を取り戻すには時間が足りない。しかし、このまま帰したら有耶無耶になってしまう。それだけはどうしても避けたかったから。奈津には見抜かれていたものの、りんかと一緒にいようとする涼太を見て、りんかも逃避行に協力することにし、一瞬の隙を突いて逃げ出します。奈津は何でもできそうな雰囲気でしたが、足の速さでは2人の方が上だったため、2人は何とかまくことに成功。辿り着いた先は神社でした。すると、少し遅れて渚沙、紗理奈、陽鞠の3人も駆けつけます。どうやら奈津は歩が時間稼ぎして足止めしてくれているようでした。
渚沙たちもりんかの記憶を取り戻すことに協力すると言い、どうやったらりんかの記憶が戻るのか話し合おうとしたところ、りんかが発作を起こします。それは陽鞠のときと似たようなものでしたが、明らかに別物でした。発作が治まると、りんかの雰囲気が変わっていました。突然口調が変わったりんかに涼太は戸惑い、能力を失ったのか確認すると、りんかは能力を失うことは有り得ない、全ての能力はわたし一人のものだったのだからと答えます。涼太はその答えを聞いて、見た目はりんかだけど、中身はりんかではないと確信。そして、戸惑う涼太たちに対し、彼女は昔話をします。
この地には、かつて巫女がいました。その巫女は守り神のような存在で、遥か昔から、生まれ変わりを繰り返してきました。何度も何度も生まれ変わり、長い時間を生きてきました。巫女自身も遠い前世の記憶はすっかり薄れてしまい、自分が誰なのかも分からなくなっていました。神社はその巫女を奉るために作られました。巫女は孤独でした。人の子に生まれながらも、人の中では生きられない存在。祭り上げられ、神社で孤独に生きるしかありませんでした。あまりに長すぎる孤独に、巫女の心は耐えられなくなりました。だから、彼女は最後の転生で、その魂を五つに分けました。そして、五つに分かたれた魂は、この町で生まれた5人の子に宿ることになりました。それが涼太たちのことでした。能力が5人の間にしか通じなかったのは、元が同じ魂を持った人間だったからでした。魂を5つに分けたのは、友達が欲しかったから。長い時間、孤独を過ごした巫女は誰かと触れ合いたかった。それが、魂を分けることによって生まれた、自分の分身と言うべき存在であっても。それでもいいから、誰かと友達になりたかったのです。同じ魂を持つ5人は、同じ日に生まれ、同じ時を過ごしていく。1つの同じ魂を宿した、お互いに呼び合う5人だから。ただ、能力まで分割されたのは巫女にとっても予想外でした。元々の能力は土地神として土地を守るために使うのであれば誰にでも使えました。それが涼太たちの持っていた能力の真実。巫女の魂が分割され涼太たちに分け与えられたとはいっても、涼太たちの魂は涼太たちのものであり、あくまで巫女の魂の一部が溶け込んでいるだけでしたが、りんか以外の4人は魂の一部だけでしたが、りんかだけは魂の殆どを受け継がれていました。つまり、りんかは直接血を継いでいるわけではないけど、巫女の子孫ということでした。りんかはこの神社の分家筋の生まれ、巫女が転生するのはこの神社を守ってきた一族の娘で、その誰に転生するのかという決まりはありませんでした。この代ではたまたまりんかが選ばれただけでした。
巫女の器となるりんかが街を離れたことは皮肉でしかなく、りんかがテレビでこの街を見てやってきたというのも偶然ではあったものの、巫女の魂を受け継いだりんかはいつか必ずこの土地に戻ってくることになっていました。それが運命だから。けど、りんかも涼太たちも魂を呼び合う存在なのに、人間であるが故、大人になるにつれ、心は離れていました。それが巫女の誤算。長らく孤独だった巫女は、人の関係が複雑であることを理解していませんでした。巫女の孤独な心を最も受け継いだのがりんかで、りんかは涼太たちがいない孤独よりも、涼太たちを忘れた孤独を選びました。それが、りんかが昔、皆の記憶を消した真実でした。結局、人の心を理解せず、魂を5つに分けた巫女の思惑は失敗に終わっていました。だから、全てを1つに戻すつもりでした。記憶を取り戻すことではなく、涼太たちの中にある巫女の魂を回収し、元通りにすること。それが、りんかの真の目的でした。ただ、知ってはいても“にっきけしごむ”でそのことすらも忘れていました。
りんかは昔、この町で暮らしていた頃、既に“巫女としての自分”を取り戻していました。自分が巫女の魂を継いでいること、その核であることを知っていました。涼太はそこまで聞いて、あることを思い出しました。昔の涼太もそのことをりんかから聞いていたのです。当時のりんかはこう涼太に言っていました。いつか、涼太たちから魂のかけらを取り戻したら、自分はまた孤独な存在になってしまうと。りんかは孤独を恐れていました。だけど、この町を出てからのりんかは巫女と同じように孤独になっていました。りんかは町を離れる前、涼太にお願いをしていました。もし自分が巫女になっても、ずっと一緒にいてほしいと。けど、それは自分勝手なワガママだと理解していました。だから、この町を去るとき、涼太の記憶も消していきました。りんかは孤独を忘れるために、幼馴染たちとの記憶を消した。けど、涼太の記憶を消した意味は違いました。涼太の記憶を消したのは、自分の願いを消し去るため。もう自分は一緒にいられないから、願うことすら止めてしまったのです。これが、りんかが思い出そうとしていた最後の思い出でした。
りんかの全てを話した巫女は、涼太たちの中にある魂を回収すると言い出します。りんかがつい最近、皆の記憶を再び消そうとしたのも、皆の記憶を消してから魂を回収しようと思っていたからでした。りんかにとってそれは無意識でしたが、それでも巫女としてやるべきことが分かっていたから。陽鞠は能力を手放そうと考えていたため、りんかが巫女として覚醒してなくとも回収できたようでしたが、他の3人はそうもいかなかったため、巫女は強制的に魂の回収に乗り出します。そして、渚沙も紗理奈も魂を回収され、残るは涼太だけになりました。涼太は魂も能力も俺とりんかとの絆、それを奪おうなんて許さないと抵抗し、巫女の中に眠るりんかに呼びかけます。本当にお前はそれでいいのか、いつまでも亡霊みたいな奴に乗っ取られてるんじゃない、俺のところへ帰ってこいと。すると、りんかは巫女に打ち克ち、意識を取り戻します。しかし、意識を取り戻したりんかは、ごめんなさいと言って逃げ出してしまうのでした。
りんかが走り去った後、遅れて奈津が神社にやってきます。涼太が事情を説明すると、全て分かっていたかのように内容を理解します。彼女もまたこの町の出身でした。父親が神社の本家筋の人間だったのです。つまり、元々奈津とりんかは親戚同士で幼い頃から知っている関係でした(りんかは町を離れたときに町に関する記憶を失っていたので知らない)。奈津の父親とりんかの母親が町の外で再会したのは偶然でしたが、両親も奈津もこの町に古くから残る因習が嫌いだったため、町のことを忘れているりんかには一切町のことを話すことはしませんでした。りんかが巫女であることは生まれた頃から言われてきましたが、それが本当かどうかは分かりませんでした。本来ならば物心がつくころには分かるはずが、りんかにはその自覚がなかったのです。何故なら、巫女の魂が分割されていて不完全だったから。奈津は涼太たちのことを昔から知っていて疑っていました。同年代の子たちが仲がいいのは普通でしたが、涼太たち5人はそれ以上のものを感じられたから。だから、りんかはこの町に戻って涼太たちと再び仲良くなったと聞いて不安になっていました。奈津も母親もりんかを巫女にはしたくなかったから。巫女になれば孤独になってしまうから。けれど、りんかは町を離れて都会に行っても孤独で決して幸せとは言えない状態でした。そして、皮肉にもこの町に戻ってきて、涼太たちを始めとして大勢の学園生たちと友達になり楽しく生活していました。それを見た奈津も自分たちがしてきたことが正しかったのか分からなくなっていました。陽鞠に指摘され自分が姉バカで過保護であると認めた奈津は、自分が正しいか分からなくなったから強制はしたくない、妹離れをしなくてはいけないと言い、りんかのことを涼太に任せることにしました(ただし、交際を認めたわけではないw)。
奈津にりんかのことを任された涼太は、りんかが逃げ出した場所・・・秘密基地へと向かいます。そこには涼太の予想通りりんかがいて、りんかは自分の中には巫女の魂そのものがあると話します。今までのりんかや涼太たちの行動は全て巫女によって導かれた結果なのかもしれない、けど、それだけじゃない。そもそも、巫女がどうのとかは関係ない。大事なのは、りんかと再会してりんかを好きになったのは自分の意思。自分の気持ちであるということ。そこには巫女も昔のことも関係ありませんでした。それでも巫女の魂が宿っているりんかには簡単に切り離せる話ではなく、魂を1つに集めて巫女に戻らなくてはいけないと言いますが、涼太はそれもまったく必要ないとバッサリ切り捨てます。この町を見て、誰か巫女の助けが必要な人がいるのか、みんな楽しそうにやっている。巫女は使命感に囚われて、これまでみたいに町の連中を助けようとしているんだろうけど、この町にはそんなものは必要ない。巫女も本当はこの町には守り神は必要ないと感じているはず。けど、巫女の力はいらないと言いつつも、涼太は最後に“こころえのぐ”を使います。りんかの本心を聞き出すために。巫女の力が戻っているりんかには効果が薄いのか、涼太は何度も能力を使い、りんかに訴えます。すると、りんかはようやく本心を口にします。“巫女のことも昔の約束も全部どうだっていい、涼太君とずっと一緒にいたい”と。すると、りんかの身体が光り出し、りんかと巫女の魂が分裂し、巫女がりんかの身体から出てきます。そして、2人の過去のことなんてどうでもいいと言える心の強さを目の当たりにした巫女は、それが自分のことのように嬉しかった、2人の互いを想う心が心地よかったと柔らかな笑顔を浮かべ、生まれ変わって良かった、私が求めていたのは友ではなく恋だったのかもしれない、それをりんかが教えてくれたと言い、涼太の中にある最後の魂のかけらを回収します。そして、涼太から、あんたの能力には振り回されたが、だからこそこの夏が楽しかったのかもしれない、りんかをここに連れてきたのもあんただった、だからありがとうと言われると、巫女はりんかと同じ年頃の少女の声になり、その言葉でわたしは満足したとお礼を言い、消えていくのでした。
神宮りんか編 感想
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
りんかちゃんのおっぱいは大変素晴らしいィィィィィ(゜▽゜)!!!!・・・コホン、りんか編はもろにグランドルート的な話ですね(爆) メインとなる大筋の部分の謎はほぼ解けてしまいます。いえ、そうなるだろうことはやる前から分かってたけどw でも、仕方ないじゃない、りんかちゃんが1番好きだったんだから!(どどーん そんなわけで、りんか編は最後に見るのが良いかもしれません?
終始りんかちゃんの謎に迫る的な話で、巫女さんが話す謎の部分は割と分かりやすく説明されてて良かったですが、そこに辿り着くまでがなかなか進展せず、三歩進んで二歩下がる的なやり取りが延々と続く感じがもどかしかったかなぁ・・・。主人公が問題を先送りにする性格だからっていうのも大きいですね。あんたいつまで放置しとくねんってずっと思ってました。まぁ、りんかちゃんもすぐに逃げ出すし、そんな2人の性格もあって、割と長引いてた感じがしますね。結局、最後は巫女さんが強引に話を進めてしまうしw 今までのやり取りは何だったんだろうと思ってしまったヽ(´ー`)ノ
イチャラブに関してはあんまりありません。それにイチャラブっていうよりラブコメって感じです。2人ともすぐボケとツッコミをやるので、イチャイチャ感はあまりなかったですね。ほぼイチャラブ=Hシーンだと思ってもらえばいいかと。常に他の誰かが一緒にいた印象がありますしね。りんかちゃんも家庭的な一面があったし、割と世話好きみたいなところも見せてたので、そういう部分でイチャイチャを見せてほしかったかなぁ・・・そんなわけで、イチャラブに関しては物足りませんでした。
りんかちゃん自身のことに関しては、ノリが良くて親しみやすい性格をしているように見えて、自分のことをあまり話さず誤魔化すのが上手い女の子って印象って感じがしました。ある意味ミステリアスというか。基本的に見せてる表情と考えていることが違うんですよね。だから、主人公のことが本当に好きなのかよく分からないまま話が進んでいたように感じられました。それを補完するためなのか、渚沙ちゃんの能力の暴走に関する話があったけど、あれも結局はりんかちゃんがあまり自分のことを話さなかったし、幼馴染も大事だからと渚沙ちゃんのやろうとしていたことを遮っただけで、涼太への感情に関することにはあまり触れてなかったし(最後は一応渚沙ちゃんに予防線は張っていたけど)。そのせいか、このエピソードも渚沙ちゃんの方が主人公への想いが強いんじゃね?っていう印象しか残らなかったです。スマートにやりすぎてあまり本心を隠しすぎてしまうのもどうかなと思ったヒロインでした。これはシナリオ部分にも言えることですね。だから無駄に長引いていたというか。そう感じられたので。本心を隠し続けたから最後のシーンがあったのだろうけど、逆に言えば最後のシーンのために、りんかちゃんが恋愛してる描写が少なくなってしまうという恋愛ゲームとしては本末転倒なお話になってしまいました。そこが1番残念な部分でした。もっと主人公のことが好きっていうところを見たかった。っていうか、図書室の一件も、主人公はりんかちゃんの本当の気持ちを“ひみつでんわ”で知ってたはずなのに、表向きの態度だけを見て勝手に大丈夫だって判断して何もせず、結果的に女の子2人の方が行動を起こして解決したっていうだけで、コイツ本当に何もしねぇなって思いました。だから余計にりんかちゃんの本心が見えにくかったんですよね。アイツの問題を先送りする癖は何とかならんかったのか?
Hシーンは4回。内1回はアフターストーリーになります。作中最強のおっぱいということで期待していましたが、おっぱい見せる率は3/4。過半数は超えてたので概ね満足です。パ○ズ○フェ○も完備したし、Hシーンに関しては不満は少なかったかな。不満をあげるとするならば、アフターストーリーの前戯が足○キだった点かな。あれだけのおっぱいを持っているんだから、授乳手○キとかにしてほしかったなぁ・・・。足○キは星里奈とかに任せればいいんじゃないのかなーって思った。あと、細かいところだけど、フェ○のときも服を脱いでいたので、おっぱいは隠さずに見せてほしかったですわ~。まぁそれぐらいですかね。だからHシーンには大きな不満ではありません。自分は本番Hでおっぱいを見せることと、おっぱいを見せてるパ○ズ○フェ○さえ見られればそれで満足する人間なのでw
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
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ところで、まともにやりあったら歩さんでも敵わないという奈津さんが恐ろしいですね・・・w ただ、たぶん、あと2~3年もすれば逆転しそうな気がしますがw 歩さんも“今は”まだレベルが足りないって言ってたしw 奈津さんも手ごわいけど、歩さんの方が底知れないですしねw
・・・はっ!?歩さん!?い、いえ、これは言葉の綾といいますか・・・・あああああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・