2017年10月発売タイトル第1弾は、LassPixy最新作「Pure Marriage ~赤い糸物語 セリカ編~」でした(*'∇')
待望のセリカ編です!一時期はLass倒産で発売も危ぶまれましたが、無事発売されて嬉しいですわ~(*'∇')
もちろんタペストリー付で買いました(*´Д`*)b
ペーパーも付いてました。
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
Pure Marriage ~赤い糸物語 セリカ編~ 概要
数年前に両親を交通事故で失くした主人公・花咲桃真が、町でも有名なお金持ちの屋敷に住むお嬢様の広原・D・セリカを交通事故から助けたところ、彼女の父親に気に入られてしまい、セリカと結婚してほしいと告げられる恋愛ADV。
ヒロインは主人公の幼馴染の星ヶ丘まどか、主人公の憧れのお嬢様・広原セリカ、主人公の妹の花咲さくらの3人がいますが、今回結ばれるヒロインは桃真の初恋の相手である広原・D・セリカとなります。
Pure Marriage ~赤い糸物語 セリカ編~ キャラクター紹介
花咲桃真
シリーズ通しての主人公。交通事故遭遇率が非常に高く、よく生きていられるなレベルだが、ちゃんと生きているので悪運の持ち主と言える(爆)
基本的に自分勝手で頭が悪くあまり深く考えずに発言し、いざとなると優柔不断ですぐ他人を理由にして物事を判断する癖があり、その度にヒロイン達に怒られている。ぶっちゃけ、何故このヘタレ男が好かれるのか理解できない(ぁ
広原・D・セリカ
セリカは町で有名なお金持ちのお嬢様で今作のヒロイン。桃真やまどかとは幼い頃に窓越しに知り合っていたが、今まで桃真たちとは紙とペンを使ってコミュニケーションを取り合っていただけで、直接話したことはなかった。
桃真はセリカのことを“ラプンツェル”と呼んで彼女に憧れており、今もセリカのところまで定期的に会いに行っている(まどかは中学生になった頃には同行しなくなった)。セリカの方も桃真とのコミュニケーションで得たことは全て大切な思い出として記憶しており、間接的にではあるが会ったことのない桃真の妹・さくらの事も知っている。
生まれてからずっと屋敷から出たことがない正真正銘の箱入りのお嬢様だが聡明で、アホな桃真の考えていることくらいはお見通し。そして、広原家の娘として、いずれは父親が決めた相手と結婚するという運命を受け入れ覚悟も出来ている(もちろん本心は違うが)。その為、桃真のことを慕っていても、桃真の中途半端な気持ちを受け止めようとはせず、桃真が選んだ相手のことを祝福すると決めている。
彼女が屋敷から出られないのにはある理由があるが・・・。
星ヶ丘まどか
まどかは桃真の幼馴染で1作目のヒロイン。容姿は人の目を引く美人系だが、性格はちょっと大雑把でサバサバしている。桃真とは同い年だが花咲兄妹に対してお姉さん気取りでいる。
桃真のことが好きだが、普段の付き合いからか素直にそれを表に出せないでいる。桃真に対しては無防備な姿を見せることが多いが、それは桃真に女の子として見てもらいたいため。そして、将来桃真のお嫁さんになるために密かに花嫁修業をしており、家事は一通りこなせるが桃真の前ではまだ披露していない。
両親のいない花咲兄妹のために隠れてバイトしており、時々帰りが遅くなることがあるが、兄妹にはそのことを秘密にしている。詳しくは1作目を参照。
花咲さくら
さくらは桃真の妹。昔はお兄ちゃん大好きっ子だったが、今は兄を避けており疎遠になっている。しかし、今でもお兄ちゃんのことは大好きで、その気持ちをずっと隠している。
花咲家の家事全般を任されていて料理は得意。又、成績優秀で将来医学部を目指しており、只今猛勉強中で、学費が免除になる特別推薦枠を狙っている。
兄を避けるようになったのには、ある理由があるが・・・。
クリフォト
セリカが“くりりん”と呼んでいる黒猫。関心のない相手には顔を見せたり挨拶はしない。セリカにだけはよく懐いている。
本当はただの黒猫ではないが・・・。
猫耳少女
寝ている桃真の前に突如現れたネコ耳の女の子。猫の恩返しと言って桃真を誘惑してくるが、その時の桃真には既に心に決めた相手がいたため失敗に終わる。
桃真はこのやり取りを夢の中の出来事だと思っていたが・・・。
広原・D・ルドマン三世
どう考えてもおかしいとしか思えないが、セリカの父親である。いつも白いふんどしで上半身裸。非常に暑苦しい。
ものすごい金持ちで色々な無理も無茶も押し通すことが出来る家柄だが、実際にどんな仕事をしているのかは不明。セリカの話では、いくつかの企業の経営に関わっていたり、投資の相談に乗っている模様。
Pure Marriage ~赤い糸物語 セリカ編~ あらすじ
幼い頃、小指を怪我して幼馴染と妹に指を舐められたときの夢を見ていた花咲桃真は、幼馴染の星ヶ丘まどかの叫び声に起こされます。その後、最近めっきり会話が少なくなった妹のさくらが作った朝食を久しぶりに食べた桃真は、妹との関係改善をすべく、家事をしているさくらに話しかけますが、冷たくあしらわれてしまい、打ちひしがれたまま学園に登校します。登校途中まどかを見かけたため、声をかけて一緒に行くことにしますが、まどかから放課後“ラプンツェル”のところに行くのか聞かれます。“ラプンツェル”とは、更級町の住民からは「広原城」と呼ばれている大きな屋敷にある塔の頂上の部屋の窓から町を見下ろしている薄幸そうな美少女のことでした。桃真とまどかは幼い頃にその少女とコミュニケーションを図ったことがあり、まどかは中学に上がってからは同行しなくなりましたが、桃真はラプンツェルとの交流を続けていました。桃真にとっては初恋で一目惚れだったからです。
放課後、桃真は途中までまどかと一緒に帰ったとき、車に轢かれそうになったお婆さんを助けます。お婆さんを助けた直後、まどかが幼い頃に交通事故に遭ったことを思い出したのも束の間、今度は同世代の女の子が車に轢かれそうになっていたので、再び桃真が助けます。桃真が助けた女の子は今日桃真が会いに行こうとしていたラプンツェル本人でした。広原セリカ・・・それが彼女の本名でした。セリカは桃真と出会えたことを喜び、今日初めて屋敷の外に出てみたと話します。そして、桃真が小指を怪我しているのを知ると彼女はその傷口を舐めはじめます。すると桃真にはかつてまどかやさくらに舐められたときにも見えた赤い糸が見えます。セリカともっと話がしたいと誘ってみた桃真に対し、セリカは父親の許可が必要だと話すと、彼女の父親である広原・D・ルドマン三世が突然現れ許可します。ルドマンは娘と先程助けた下僕の老婆を助けてくれたことに対して礼を言った後、桃真のことを“婿殿”と呼び、桃真もまどかも驚きます。先程の老婆はセリカの婿に相応しいか試すためのルドマンの仕掛け人でした。誰も老婆を助ける男がいないと嘆いていたところに現れたのが桃真で、想定外だったセリカを助けたことも高評価に繋がっていました。そして、両親がいない花咲兄妹のことは全て広原家で面倒を見るというルドマンの言葉に釣られそうになった桃真ですが、まどかの必死の説得と目に浮かべた涙を見て冷静になります。ルドマンはまどかの気持ちを考えていなかったことを反省し、1度彼女としっかり話をしたほうが良いと言います。そして、3日間の猶予を与えるからそれまでに結論を出してほしいと桃真に告げるのでした。
家に帰った桃真はルドマンから持ちかけられた結婚話をさくらにします。桃真は最初さくらの学費等を理由にしていましたが、そのことにさくらは激怒。そして、結婚のことを軽く考えている桃真を説教し、まどかのことをどう思っているか聞きます。これまでまどかのことを友達だと思っていた桃真ですが、さくらに言われてそれだけじゃないことを自覚。しかし、好きかどうかまでは分かりませんでした。連絡が取れなかったまどかとは翌日学校で会い話しますが、桃真が結論を出さない限り家には行かないと言って少し2人の間に距離が出来てしまいます。放課後になりまどかと一緒に帰ろうとしたものの、友人と約束があるからと断られ、しかたなく家に帰ると、さくらが出迎えてくれます。数年ぶりにさくらと夕食を一緒に食べたとき、良い機会だと思った桃真は、さくらに自分を避けるようになったのか聞いたものの教えてもらえませんでした。
翌朝、桃真は、もう1度ルドマンと会い、考える時間の延長をもらえるよう交渉すべく、広原家の屋敷に向かいます。広原家の屋敷に着いたもの、インターホンに出たメイドにアポイントを取っていないことを理由に門前払いされそうになります。しかし、緊急な話があると言うと、セリカが応対することになりました。桃真はもっとセリカのことを知りたいから考える期間を延長してほしいと言うと、セリカは広原家には奇妙な習わしがあるため、難しいかもしれないと話します。その習わしとは、ある年齢になると伴侶を選び結婚しなければならず、結婚すれば外に出ることが出来るというもの。桃真はそんなのは古い考えだと批判しますが、セリカは家族のために必要とされる役割を担うことを良しとする者もいるから理解してほしいと言います。
セリカの境遇に同情しそうになった桃真ですが、セリカからそういった理由で結婚しようというつもりなら私の方からお断りさせて頂きますと心を読まれてしまいます。セリカの覚悟と心意気を知った桃真は、自分がガキだったことを思い知らされます。その後、セリカからの積極的なアプローチを受けた桃真は、心と身体が分離してしまったかのようにセリカに吸い寄せられ思わず抱きしめ、キスをしそうになりますが、それを止めたのはセリカが飼ってる猫のくりりんでした。冷静になったセリカは勢いに任せて卑劣な真似をしてしまったと言い、その言葉に桃真は違和感を覚えます。その後、桃真はセリカの身体を触ってしまったことに責任を取ると言いますが、セリカはそれを拒否。桃真も男としての体裁だけでセリカを選ぼうとしたことを反省し、今度はちゃんとルドマンとの約束の期限内に答えを出すとセリカに約束するのでした。
期限内に答えを出すとセリカと約束した桃真は、授業が始まっている時間になっていることに気付いて学園に向かいますが、完全に遅刻でした。しかし、セリカに会って話をしてきたことをまどかに伝えようと、嫌がる彼女を無理矢理学園の外まで連れていき、話そうとします。すると、まどかは話を聞こうとせず学園に戻ろうとして道路に飛び出してしまい、車に轢かれそうになります。まどかは桃真のおかげで何とか助けられましたが、桃真に助けられたことで冷静になり謝ります。桃真はまどかに、さくらに忠告されちゃんと相手を理解した上で決めたいから時間をくれと頼んできたが、それが不可能だと分かったことを伝えます。すると、まどかがどうしてわたしにまでそういう話を教えるのかと聞いてきたため、桃真はその理由を答えようとして告白の寸前までいきそうになり誤魔化します。結局お互い告白までは至らず、未だ友達以上恋人未満の関係は続くことになりましたが、結婚話が持ち上がってからというものギクシャクしていた2人はいつの間にか仲直りしていたのでした。
セリカとまどかとの狭間で揺れ動く桃真。夜まで外を散歩しながら考えたものの、結論が出ず家に帰った桃真は、2日連続でさくらと夕飯を食べます。桃真はさくらに進路のことを聞きますが、さくらは学費が全額免除になるという医学部の特別推薦枠を狙っていると答えます。ただ、そこを狙うにはボーダーラインギリギリだという話をしたため、桃真は自分がバイトを増やすからさくらはバイトを減らして勉強に費やすと良いと言うと、さくらはそれを拒否。今でも無理をしている桃真に、バイトを減らしてほしいとお願いするさくらですが、今度は桃真がそれを拒否します。さくらは私の学費を理由に結婚しないで欲しいと再度忠告すると、桃真はセリカにも似たようなことを言われたからそんなことはしないと伝えます。そして、もしもセリカもまどかも選ばず、さくらが以前のように接してくれるなら、当分は誰とも特別な関係にならないと話します。すると、さくらは急に昔の口調に戻り狼狽え、残酷で卑怯だよと言って自分の部屋に戻ってしまいます。桃真はさくらが自分を避けるようになった理由がないか昔のことを思い出そうとしますが、それと繋がるようなものはなかったため、翌朝寝坊したのを良いことに妹の部屋に侵入して何か理由になりそうなものはないか探そうとします。そして、さくらの部屋で見つけたのは、さくらが捨てたと言ってた桃真がプレゼントした万年筆と一緒に洗うのはイヤと言っていた桃真のパンツで、それを見た桃真は間接的にさくらの気持ちを知り動揺するのでした。
遅刻して学園に着くとまどかが休みであることを彼女の友人から聞いた桃真。2人からまどかが桃真やさくらに何かあったときのための貯金として1年前から工事現場でバイトしていることを知り、今日もバイトのために休んでいることを聞きます。桃真は学園をサボってまどかが働いている工事現場に向かい、仕事が終わったところで彼女に声をかけます。花咲家の問題なんだからまどかは気にしなくていいと桃真は言いますが、まどかはただの自己満足だからと返します。2人はしばらく口論しますが、お互いのことを考えていると分かると自然と抱き合い告白する雰囲気になりますが、まどかがそれを拒否します。まどかが拒否した理由。それは、桃真にとってセリカが憧れの女の子だったことを知っていたからでした。けど、まどかやさくらの気持ち、セリカの覚悟を知った桃真は、明日ちゃんとルドマンとセリカの前で結論を出すと約束します。自分自身の心を絶対に裏切らない答えを出すと。すると、まどかも一緒に行きたいと言い、桃真の頬にキスをして帰って行くのでした。
家に帰りお風呂に入ると、バイトから帰ってきたさくらが風呂に入ってきて驚きます。さくらは桃真の背中を流しながら、ずっと桃真に助けてもらってて、今回の件で桃真が決断を下せないのは私の問題があるからだと話します。自分が重荷になっていると。さくらのそんな言葉を聞いて、桃真はようやくさくらが自分を避けるようになった理由・・・両親が亡くなったときに桃真がさくらに自立できるようになれと言ったからだと気付きますが、さくらはそれは半分正解だと教えます。その後、一緒にお風呂に入ってさくらからのHなアプローチを受けた桃真は、自分が反応してしまったことに動揺し、風呂を出て自分の布団に潜り込みます。さくらはすぐ追いかけてきて、一緒に寝たいと言って桃真の布団に入りこみ、お兄ちゃんのことが好きと告白します。さくらが桃真を避けるようになったのは、自立できるようになるためだけじゃなく、兄を男の人として意識するようになったからでした。さくらは、これまで周囲の目を気にして自分の気持ちを抑えていましたが、セリカとの結婚話で兄が遠くに行ってしまうのではないかと怖くなったため、それなら自分の気持ちを打ち明ければ結婚しないと言ってくれるかもと考えたのです。そして、さくらもまたまどか同様に桃真が打算抜きで誰を選ぶか見たいと言って同行することを決めます。そして、運命の日。1日街の中を歩いて考えて桃真が出した結論は・・・。
桃真が選んだのはセリカでした。ずっと好きで今もそうだからと。セリカも桃真の告白を受け取り、選ばれなかったまどかやさくらも覚悟は出来ていたため、2人を笑顔で祝福します。その後、結婚式で着る服の採寸をした桃真は、傷心のまどかやさくらのフォローをしようと家に帰りますが、そこは既に宴会状態になっており、何故かくりりんも一緒にいて、まどかとさくらは桃真に対する愚痴を言いたい放題言っていました。その後、宴会も終わり、くりりんはルドマンに連絡したところ、一晩預かることになりました。しかし、夜中になり寝ている桃真をネコ耳の女の子が起こします。女の子は以前桃真が助けたお婆さんの飼い猫で恩返しに来たと話し、わたしの身体をもてあそんで下劣な欲望を満たすがいいニャと言い出します。しかし、桃真は心に決めた人と明日結婚するからそれは出来ないと拒否。すると、ネコ耳の女の子は誘惑を諦めて姿を消すのでした。
翌日、慌ただしい結婚式を終えた桃真とセリカは初夜を迎え2人は結ばれます。翌日、セリカに言われ普通に学園に登校した桃真は、まどかから結婚して浮かれているのは分かるけど、さくらのことも気にかけてあげてほしいと言われ、広原家に帰る前に花咲家に寄ります。さくらはセリカが料理が出来ないことを知り花咲家に伝わる料理を教えられないのは残念だと言い、無意識に兄の分まで作っていた夕飯をお土産として兄に渡し、入れ物は後でセリカと一緒に返しにくればいいと言って桃真を追い出します。その日の晩、広原家の夕食はさくらの料理が並びますが、セリカがさくらから花咲家の料理を教わりたいと言ったため、桃真は家に行けば教えてもらえるはずだと答えます。しかし、セリカとルドマンは、屋敷にさくらを連れてくるように言い、その様子が不自然だったため、桃真はふとある大事なことを聞くことを忘れていたことに気付きました。それは、何故セリカは屋敷の中だけで生活していたのかでした。夕食後、その事をルドマンに聞こうとすると、夫婦の間で話すのが良いだろうと答えます。そして、ルドマンはもしもセリカが事実を伏せたり誤魔化すようであれば、深くは問い詰めないでほしい、そうなったら儂から話すと桃真にお願いします。その後、セリカと部屋で2人きりになり、桃真が事情を聞こうとするとセリカは最初は誤魔化そうとしましたが、流石に隠し通せないと分かり、桃真に自分の秘密を話します。
セリカが外に出ない理由は、母親の血統に由来する特別な体質が不特定多数の人に迷惑がかかるからでした。それは、セリカが近くになると精神的に不安定になり、奇怪な行動を取り、男女問わず破廉恥なことを人前でも初めてしまうというものでした。そうなるのはセリカの容姿に関係があり、大勢の人が参加していた昨日の結婚式でも、もしセリカに変化が表れたら参加者を避難させる手筈になっていました。セリカは普通の人間ではなく、人間の父親とサキュバスの母親の間に生まれたのがセリカでした。セリカの母親はセリカを産むと魔力が不足してしまったため、すぐに魔界に戻ってしまいましたが、普通の人間として産まれたセリカはルドマンと共にこちら側の世界に残っていました。しかし、幼い頃に不完全な形でサキュバスの血が目覚めてしまいます。力を上手く制御できないセリカは、容姿がサキュバスになると無制限に魅了の力が働いてしまい、周囲の人を混乱させてしまいました。そして、意識的にサキュバスの姿にもなることが出来ず、力も制御できないセリカは、周囲に迷惑をかけないために屋敷から出ることが出来なくなりました。何度かサキュバス化していくうちに分かったことは、セリカ自身が強い感情を抱く場合のみ変化するというものでした。結婚相手の探し方が独特だったのも呪術的な占いにより、セリカを幸せに出来る相手を探すためのもので、理想的な夫と結ばれたなら、定期的に精を得ることで不安定な能力も落ち着くだろうという推測でした。だから、セリカはその性質から桃真との初夜では変化すると覚悟していましたが、最後まで変化することがなかったため、話す機会を失ってしまったようでした。
桃真と結ばれ、秘密を知られて離婚することになったとしても、桃真以外と結婚するつもりはなく、桃真との初夜の思い出を胸に人里離れた場所でひっそりと暮らすつもりと話すセリカ。桃真は人里離れた場所で1人で暮らすなんてと言いますが、セリカはくりりんがいるから大丈夫と言って、くりりんを呼びます。くりりんはセリカが何度目かのセキュバス化で偶然魔界から呼び出した使い魔で、セリカに言われるとくりりんは人の姿になって桃真を驚かせます。その姿は夕べ桃真を誘惑してきたネコ耳の女の子でした。くりりんはまだ桃真のことを認めていませんでしたが、桃真はそのことは大して気にせず、むしろ、くりりんの存在のおかげで魔界や魔法、サキュバスが実在するのだと実感します。セリカはこれで桃真とお別れだと呟きますが、桃真はそれがなんだと突っぱねます。サキュバスだろうと悪魔だろうと俺は広原セリカが好きで結婚したし、別れるつもりなんてない、今でも大好きだと言って。セリカはその言葉に驚き、1つだけ確認します。桃真が一目惚れしたという2人の出会いのとき、自分はサキュバスの姿をしていたかと。そして、桃真がそんな姿はしていなかったと答えると、セリカは自分の制御できない魅了の力で桃真の心を歪めたわけじゃないと安心して涙ぐみます。桃真はそんな彼女の姿を見て、セリカは魅了の力で子どもの頃の桃真が自分を好きになってそれが今も継続しているだけだったのではと考えて怖かったのだと気付き、セリカの側から離れないと言って抱きしめると、嬉しくなったセリカはサキュバス化し、そんなセリカを見て桃真は可愛いじゃないかと伝えるのでした。
桃真が協力して、これまでセリカが怖がって出来なかったサキュバスの制御をする修行を始めることにした2人。サキュバス化しても部屋に閉じこもったりはせず、人から自然と溢れてくる生命エネルギーを吸い取ることで少しずつ制御も出来るようになっていました。そんなある日のこと、ルドマンがセリカに内緒で屋敷にいる人間たちを連れて旅行に行きます。桃真はまだ外を出歩けないセリカとの新婚旅行の気分を味わってほしいと屋敷の留守番を頼まれ引き受けましたが、何も話を聞いてなかったセリカはクリフォトがいるとはいえ、不安な気持ちでいっぱいでした。そして、不安な気持ちが爆発して傍にいるクリフォトと百合展開に発展しそうになったため、クリフォトは逃げて急いで桃真にすぐ学校から帰ってくるように連絡します。連絡を受けた桃真は、急いで屋敷へと戻ると、セリカはサキュバス化していて、不安な気持ちを桃真に話します。桃真がルドマンが何も言わなかったのはサプライズのつもりで、自分たちに新婚旅行気分を味わってほしかったからだと説明しますが、暴走しているセリカはまったく聞く耳を持たず桃真を押し倒します。エッチした後、セリカは正気に戻って謝りますが、桃真も黙っていたことを謝り、今後はこういうセリカを1人にするようなサプライズはやらないと約束し、不安な気持ちが消えたセリカを連れて夕飯の買い出しに出かけます。そして、何事もなく買い物デートを終えて屋敷まで戻ってくると、セリカがサキュバスの羽根を桃真に見せ驚かせます。セリカは一昨日から自分の意志で自由に姿を変えられるようになっていました。一緒に買い物に出掛けることを躊躇しなかったのはそれが理由のようでした。1人ぼっちになって不安な気持ちを暴走させてしまい、まだ未熟であることを痛感したセリカですが、桃真と一緒なら出掛けることは平気だと確信したのでした。
桃真と一緒に買い物をするようになり、セリカはそろそろ料理を覚えたいと思い、買い物の途中で会ったさくらとまどかに相談して、今度の休日に屋敷で料理教室をすることになりました。しかし、その前にセリカが桃真に弁当を作って大失敗してしまい、その時初めてセリカがナマモノが嫌いであること、そのせいで加熱しすぎて失敗したことが分かり、桃真はどうセリカに言って良いか分からず、さくら達に教われば良いとセリカを責めるような言い方をしてしまいます。そして、セリカから謝ってくるものだと思っていた桃真ですが、数日セリカから少し距離を置かれたことで危機を感じ、彼女と向き合って話をします。そして、セリカから謝ってくるだろうという自惚れた考えをしていたこと、弁当を作ってくれたことへの感謝とこれからも作ってほしいという言葉を最初に言うべきだったと反省して、セリカにそのことを伝えます。すると、セリカも誰にも教わらなくても桃真が満足できる料理が出来る、桃真なら何をしても何を言っても喜んでくれると自惚れていたことを反省し、お互いに謝ります。こうして初めての夫婦喧嘩は無事解決するのでした。
夫婦喧嘩も円満に解決し、早速仲直りのエッチをしようとした桃真ですが、この日はさくら達が屋敷に来て料理教室をする日だからとセリカに止められてしまいます。その後、さくら達が来る前に桃真とクリフォトで基本的な料理のいろはをセリカに教えることにしますが、そこで意外な事実が判明します。セリカはナマモノへの過剰な衛生観念がある事以外はとても筋が良く、2人が少し教えただけで簡単な料理ならば上手に作れるようでした。屋敷に来たさくら達はセリカの作った料理を見て、教えることは無さそうと言いますが、セリカは以前の失敗から加熱に関しては不安があるのと、桃真の好物であるという鶏肉料理の神髄を教えてほしいと言い、料理教室が始まります。サキュバスの力も自分の意志で使えるようになったり、料理も出来るようになり、今まで出来なかったことを色々と経験できるようになったセリカ。しかし、ある日、セリカはいくでも食べられると夕飯に出たお肉をたくさん食べてしまい、食べ過ぎで夜の営みが出来ずに眠ってしまいますが、桃真が目を覚ますとセリカがサキュバス化していて、しかも力を暴走させていました。桃真はエッチが終わった後にまだセリカが求めてきそうだったため、セリカから一旦離れて旅行中のルドマンに連絡を取ろうとしますが、結局セリカに押し倒され、魅了の力をまともに受けた桃真は逆らうことが出来ずにエッチして限界まで精気を奪われてしまいます。翌朝、セリカは正気に戻り謝りますが、桃真が学校から帰ってくると、セリカは再び桃真とエッチすることしか考えられていなかったため、自分から部屋に閉じこもって桃真と距離を置くことにしました。昨日のエッチではクリフォトの協力で何とか桃真は死なずに済んでいましたが、このままだとセリカに精気を吸われてミイラになってしまうとクリフォトから警告されたため、桃真も距離を置くことにします。しかし、クリフォトからセリカの心の葛藤を見せてもらった桃真は、このままセリカを放っておくことは出来ないと言います。そこでクリフォトは、セリカと繋がっている自分とエッチして、セリカの感覚に快楽を逆流させそれで落ち着いた隙にクリフォトが性欲を抑制する力をセリカに打ち込めば元に戻ると提案します。桃真はやむなくその提案を受け入れクリフォトとエッチをし、セリカの力の制御を取り戻しますが、その代償としてクリフォトは力を失い普通の黒猫になってしまうのでした。
自分のサキュバスの力のせいでクリフォトとの意思疎通が出来なくなったセリカは激しく落ち込み、自分の大切な人に迷惑がかかるのならこのまま部屋から出ない方が良いと再び部屋に閉じこもってしまいます。桃真も事情が事情とはいえ、クリフォトを抱いてしまったことが負い目になり、セリカに言いたいことも言えず、2人の距離は桃真がセリカのことを“ラプンツェル”と呼んでいた頃よりも離れてしまっていました。そんなある日、2人が夫婦喧嘩していると思ったまどかから、出会った頃みたいに窓越しに会話したらどうかとアドバイスをされたため、何も良い案が思いつかなかった桃真は、まどかに言われたアドバイスを実践してみることにします。以前のようにセリカのいる部屋に小石を投げて合図をし、今度は文字ではなく言葉で直接セリカに伝えます。本来ならお互いの声など聞こえるはずもないのに、何故か聞こえることを不思議に思う2人ですが、そのまま2人は周囲の目を気にせず夫婦喧嘩を始めます。そして、セリカの全てを受け入れる、愛しているという桃真の言葉に嬉しくなったセリカはサキュバス化し、そのまま窓を割って桃真のもとへと降り立ちます。そして、セリカは桃真の趣味でコスプレしてるという体にして2人は商店街まで買い物をします。こうして、2人は恥ずかしい仲直りをしたバカップルにして夫の高度な趣味にコスプレで応じる妻という伝説を商店街に残すのでした。
セリカが暴走した原因は、彼女が桃真の子を妊娠したからでした。本来ならばサキュバスは妊娠したら使い魔に魔力を送り込んで力を蓄えコントロールしますが、セリカはそれを知らなかったため暴走してしまい、本来の方法ではなかったとはいえ結果的にクリフォトが使い魔の役目を果たしたため、元に戻ったようでした。そのことをようやく連絡が取れたルドマンから聞き、セリカはもっと自分の力と向き合っていればクリフォトはこんなことにならなかったと反省しますが、クリフォトは「気にするな」と言わんばかりに鳴きます。それから数ヶ月後、セリカは無事女の子を出産。2人の名前から取って「モモカ」と名付けられ、大切に育てられます。そして、それから数年後、少し成長した娘と未だ話せないクリフォトも連れてセリカの夢であった海を見に行くのでした。
Pure Marriage ~赤い糸物語 セリカ編~ 感想
セリカちゃん自身はとても可愛いし、サキュバス化するとエロエロになって良かったと思います。最初は箱入り娘で何も出来ませんけど自分から色々覚えようとして料理上手になったり尽くしてくれますし、お嫁さんと呼ぶにふさわしい子です!おっぱいも大きいし!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
ただ、シナリオの方に問題がありますねぇ。結末はセリカちゃんの妊娠・出産、そして子供が成長した姿を見せて良かったとは思いますが、その経過が・・・分かっていたとはいえ、セリカのサキュバスのことに話が集約してしまい、このシリーズのコンセプトであるイチャラブ部分が飛ばされてて、まどか編よりシリアス多目でした。シナリオの展開上仕方ないとはいえ、クリフォトとエッチしちゃいますしね。まぁその後もズルズルといって3Pまで懸念してた私としては、1回だけで終わったのでホッとしてますがw そもそもルドマンがきちんとサキュバスの特性について説明しておけば後半のような展開にはならなかったし、旅行に行って海外情勢が不安定で帰ってこられないとかそんな理由で不在にさせてたのも無理矢理感がありました。
期待していたHシーンですが、まどか編と比べて3回少ない上、ものすごく短くてすぐ終わってしまうエッチも多く、Hシーンに関しては手抜きと言われても仕方ない出来。CGは比較的おっぱい見せてくれたので良かったのですが、この内容では・・・。他メーカーの作品ですがプレカノの「となりに彼女のいる幸せ」並に短いものが多く(特にラストの本番Hのテキストは手抜きすぎて笑えるレベル)、実用的とは言えないですね。あと、結局パ○ズ○は体験版で見たとおりの着衣しかないんですね・・・期待しすぎた面もあるけど、さすがにこれは期待外れと言わざるを得ない。セリカちゃんのパ○ズ○フェ○は特に楽しみにしてたのになぁ・・・よりによって着衣とか有り得ないでしょ。そういう用途でなら、まどか編の方が実用的だと思いますね。折角巨乳でCGもおっぱい見せてたというのに、シーン自体が短いというのは致命的ですなぁ。
セリカちゃんが料理出来るようになるというシチュとか、成長した子供の姿が見られたりとか良い部分はありますが、コンセプト通りに前半はシリアス多目でも後半はイチャラブオンリーにしてほしかった・・・何故コンセプト通りに出来ないのか?このシリーズは、ヒロインがすごく良い素材なので問題はシナリオ。2ヶ月後に発売を予定しているさくら編がちょっと不安だ・・・これはシナリオライターをイチャラブ得意な人に変えてもらった方が良いレベルですぞ・・・。
「Pure Marriage ~赤い糸物語~」シリーズのあらすじ・感想はこちら↓
【星ヶ丘まどか編】
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まぁでも、セリカちゃんのおっぱいはとても良かったです。( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!