ここ1週間ほど「ファイナルファンタジー7リメイク」をプレイしておりました(*'▽')
オリジナル版発売当時はそりゃーもう凄かったものです。まぁDQ3みたいな社会現象まではいかなかったものの、その映像に多くの人が驚いていました。今見ると、微妙な感じになってしまうのは仕方ないんですが、当時はアレが凄かったんですw
ただ、映像が凄かったというのはあるにはあるんですが、FF7が伝説となった1番の理由は、やはり「エアリスの死」でしょう。これが無かったら、キャラ人気と映像が綺麗だったRPGで終わってた可能性もあります。実際には、やり込みをやった人にはわかると思うんですが、マテリアシステムの自由度の高さは、やり込みRPGの代表作品であるFF5にも匹敵するんですけど、残念ながら通常プレイではそれを知ることは出来なかったですねw
そんなわけで、感想をば。
シナリオ
基本的にはオリジナル版に沿った展開にはなっていきますが、AC以降の作品の影響も受けた内容になっており、「フィーラー」という存在を使って、だいぶアレンジされています。オリジナル版を知ってる人向けに、途中途中でこの後に起こる出来事がチラホラとムービーで挿入されたり、かなり最初の方で早くもセフィロスが登場したり・・・。当然アレンジされてる部分については、良い部分もあれば悪い部分もあって、そこの感じ方は人それぞれだと思います。
良かった部分を言えば、ジェシー&ビックス&ウェッジの出番が増えた事ですかね。それにより7番街崩落イベントが熱い展開になっていたのが良かったです。オリジナル版では出番が少なく、まったく気にしてなかった3人だけに(ビックス&ウェッジに関してはFF6に続いての登場だったので最初は「あ、あいつらだw」とは思いましたがw)、3人の出番が増えたのは良かったと思いました。・・・今回のエンディングを見る限り、助かったのはビックスだけ?ウェッジは7番街崩落では生き残ったものの、神羅ビル内でフィーラーに吹っ飛ばされた後は行方不明だし、ジェシーは7番街崩落後から出てきてないし。
ラストですが、今回はミッドガル脱出までが描かれています。そして、最後はラスボスらしくセフィロスとの戦いがあります。オリジナル版の最終決戦を知ってるなら、見覚えのあるムービーもいくつか見られ、なかなか良かったと思います。ザックスも出てきます。AC以降のFF7シリーズを知っていて、フィーラーという存在が気にならないのであれば、今回のアレンジは良かったんではなかろうか。自分はフィーラー邪魔だなって思ってましたがw
さて、「エアリスの死」というFF7の中でも最も衝撃的なシーンを回避するのか、それともオリジナル版の運命には抗えないのか、続編にも注目ですね。
キャラクター
オリジナル版からの変更点は基本的には無し・・・と言いたいところですが、バレットが少しウザイですw 特に序盤。クラウドの事を認めた後のバレットは、オリジナル版くらいには落ち着いたかなぁって思いますが・・・いや、声がついたからウザイだけで、元々ああだった気がする(爆)
クラウドはオリジナル版ではそれほど頭痛にはなってなかったように思えますが、今回はリメイクとなっているせいか、序盤からだいぶネタバレ的な行動をするようになっています。
FF7の二大ヒロイン(ユフィファンにはすいませんw)のティファとエアリスについても、オリジナル版同様に、「見た目大胆な衣装だけど性格な内向的なティファ」と「清楚な印象を受ける衣装だけど活発的なエアリス」となっていますが、エアリスに関しては活発さがより強調されてお転婆娘になってますねw あと、ザックスのことを匂わせる言動がちょっとだけ増えた印象です。
尚、レッドXIIIについては、仲間にはなるものの、自分で操作したり育成したりというのは出来ず、完全オートキャラになっています。続編では操作可能となるのかな?
グラフィック
FFシリーズといえばグラフィック。今回も綺麗なムービーを見せてくれており、最早ムービーと通常ゲーム画面の区別が分からないくらいになってますねw 背景も綺麗に描かれていますし、さすがにオリジナル版当時とは比べ物にならないくらいに進化しています。まぁ本当、映像だけは毎回凄いですね。
育成システム
オリジナル版のマテリアシステムを継承しつつ、武器のレベルアップシステムも追加しています。マテリアシステムについては、ほぼオリジナル版と同じ考え方で使える点は良かったです。これの組み合わせで難易度が結構変わったりするので、オリジナル版よりかはマテリアシステムを活用できるようになっています。
武器については、レベルアップしていき、スキルを習得させる事でより強化できるようになっています。また、バレットの装備品の中には近接用武器があったり、クラウドの釘バットでモーションが変わる等、武器によってキャラの特性に少し変化が出たりします。まぁ基本的にはオート育成でOKなので、あまり難しく考える必要はない点も良いですね。
戦闘システム
従来のATBを進化させたアクションバトルですね。ATBが溜まらないと魔法やアビリティが使えませんが、通常攻撃はいつでも可能。ガードするとカウンターが発動したり、回避でダメージを受けなかったり、敵をバーストさせると行動不能&ダメージアップする等、よりアクション性が強くなっています。アクションが苦手な人向けに、イージーモードとクラシックモードがあります。クラシックモードは、アクションをオートにしてATBが溜まったらを選択するという従来のATBに出来ます。
召喚は原則としてボス戦でしか使用できず、ほぼ1回きりの召喚になります。召喚するとゲージが無くなるまでは一緒に戦ってくれ、ゲージが無くなるとその召喚獣の必殺技で締めて還っていきます。かなり強力なので、召喚獣が発動できる状況になったらすぐに発動、HPが少なくなったボスが本気を出した事にゲージが無くなって必殺技で一気にトドメを刺すってのも何度かありましたw
残念というか、少しウザイなって思ったのは、戦闘中にもムービーが入る点ですね。いや、演出を盛り上げるためにムービーが入るというのは別にいいんです。問題はバースト直後にムービーが入るという事です。バーストさせたから、ムービーに入るまでに数秒のタイムラグがあるため、その間にコマンドを選んでしまうと、その行動が無効化されてしまいます。しかも、いつムービーに入るか初回プレイだと分からない。チャンスだと思ってリミット技とかを選んでしまうと最悪です。リミット技を選択した後にムービー入ってリミット技がキャンセルされた上、ゲージまで無くなってるという事態に何度か遭ったので、あれは続編では改善してほしいですね。
でも、ザコ戦も気が抜けなかったりする難易度なんで、戦闘で飽きるということは無いと思います。まぁ忙しくてイヤっていう人もいるかもしれませんけどもw
クエスト&ミニゲーム
メインシナリオには直接的には関係のないサブシナリオがクエストという形で追加されています。ミッドガルのスラム街に住む人たちの暮らしが分かるようになっており、FF7の世界観をより掘り下げるという意味では良かったと思います。数もそんなに多くなかったですし、難易度も高いわけでもなく、街の人の話を聞いていけばクリアできる難易度なんで、普通に楽しめました。
ミニゲームも結構あり景品も用意されてるので、息抜きも出来ます。オリジナル版のゴールドソーサーはそれだけで数十時間遊べるほどの完成度だったので、ゴールドソーサーが非常に楽しみですw
クリア後
クリア後はチャプターセレクトで好きなシーンに飛ぶことが出来るので、やり込んでいなかったミニゲームをプレイしたり、未回収のアイテムを回収したり、シナリオ分岐を探す等、コンプリートを目指す人用になっています。つまり、クリア後にやり直しが出来るので、1周目はストーリーだけ楽しんで、さっさとクリアしても良いと思います。
自分はコンプリートするまでプレイするか分かりませんが・・・。
総評
一言で言えば「オリジナル版が好きだった人は買っても損はしない」&「オリジナル版をプレイしていない人はやれ」と言った感じですかねw オリジナル版を知っていると懐かしさが込みあげてくるし、オリジナル版には無かった部分も面白かったです。
ここ20年ほど自分の中では評価がガタ落ちしてたスクエニにしては良いリメイク作品だったと思います。自分は続編が出るなら買います。続編すぐ出てくれるなら良いんですが・・・数年後ですかね?あまり長く待たせないでほしいなぁ・・・。
そんなわけで、自分のクリア時のレベルはこんな感じ。尚、アクション苦手なんで、イージーモードですw
ラストバトルはこの3人になるので、バレットのセッティングは適当でいいと思います(爆)
コンプリート率はこんな感じ。
ドレスって3種類もあるんですね・・・気になるw そこだけコンプリートしようかな?w 難易度HARDでのクリアは出来無さそうだし。