こばとの独り言

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「千の刃濤、桃花染の皇姫」 あらすじ・感想その2 鴇田奏海編

2016年09月25日 00時08分47秒 | 美少女ゲーム

刻庵救出作戦で【朱璃に同行する】を選ぶと共通ルートが続きます。

千の刃濤、桃花染の皇姫 共通ルートその2 あらすじ
【花篝】(続き)
朱璃に同行することにした宗仁。朱璃は1人でも大丈夫と言い張りますが、朱璃が無理矢理ついてくることになったとき、私を守りなさいと言ってしまったことから、しぶしぶ宗仁の同行を許可します。
その後、2人で帝宮に侵入。何とか紫霊殿まで辿り着きますが、紫霊殿の扉を調べている朱璃が何者かに襲撃されたため、宗仁は慌てて守ります。宗仁は重傷を負ったものの、朱璃を守ることができましたが、どこからか声がしてその声の主はどこかへ去って行ってしまいます。
禁護兵がやってくる気配がしたため、2人は来た道を戻り滸たちのもとへと向かいますが、滸は数馬相手に苦戦していました。朱璃は自分が蘇芳帝の第一皇女であることを名乗り、2人の戦いを止めます。しかし、槙家は300年前に1度だけあった稲生家との御前試合で負けてしまい、それ以降再三の御前試合の申し込みをしていたにもかかわらず、稲生家と皇帝に無下にされてきたことを挙げ、朱璃に御前試合を要求します。
朱璃は殺し合いをしないことを条件に御前試合を許可。宗仁を審判として2人は再び対峙しますが、その前に数馬は滸が本物の稲生家当主か確かめたいと言い出します。それを証明する方法は、滸が持っている刻庵の呪装刀「不知火」を抜かせること。不知火は稲生家当主として認められた者のみ力を引き出すことが出来る呪装刀でした。
滸は「明義隊」の一件で自責の念にかられており、自分は当主に相応しくないと心の中で思っていましたが、審判である宗仁に抜いて今までの自分を斬れと命じます。それを聞いた滸は、弱かった自分を認め、それを斬ることを決意。そして、不知火を抜きます。すると炎に包まれた不知火の刀身が現れ、数馬もそれを見て槙家の呪装刀「黒鉄」の力を解放。しかし、勝負は一瞬でした。黒鉄では不知火の炎を防ぐことは出来ず、300年前と同様に御前試合は稲生家が勝利したのでした。
勝負が付いた後、滸が刻庵と思われる遺体に近づくと、それが偽者であることに気付きます。数馬は刻庵はここにはおらず、小此木が撒いた種だったことを話し、どこにいるかは知らないと答えます。朱璃は数馬に奉刀会に戻るよう命じ、数馬は戻るつもりはないと返しますが、御前試合を受けたということは私を皇族と認めた、それなら主の命に従うのは当然だと言い放ち、数馬はそれを聞いて1人で爆笑。しかし、脱会した身だと数馬が言うと、まだ脱会したことが公表されていないことを聞かされ、挙句に目の前で脱会届が破られると観念して奉刀会に戻ることにするのでした。
数馬が奉刀会に戻ったところで、地下牢を脱出することにしますが、そのとき閃光手榴弾が投げ込まれ、宗仁は咄嗟に朱璃を庇い、更に数馬がその巨体で全員を庇います。爆音で何も聞こえない中、宗仁は数馬の意志を汲み取り、朱璃たちを連れて地下牢を脱出。何とか無事花屋まで戻ってきます。お店に戻ってくると、鷹人は数馬から手紙を預かっていると言って宗仁に手渡します。その手紙には謝罪や滸への期待、槙派の武人たちへの指示等が書かれていました。
一方、「美よし」の外で遠くの帝宮を眺めながら数馬のことを考えていた睦美。2年前、数馬は「八月八日事件」が起こった後に自分の門弟が情報を流したことに責任を感じて自害を図ったものの、それを睦美に発見され一命を取り留めます。睦美はそんなことを思い出しながら、夜空を見ると流れ星が消えたため、数馬が死んだと思い込んだ矢先、屋根の上から熊のような大男が落ちてきて驚きます。落ちてきたのはその数馬本人でした。睦美は胸の中で勝手に数馬を殺していたことを反省しつつ、数馬を介抱するのでした。
翌日、奉刀会本部にて、昨晩の刻庵救出作戦についての経緯説明及び数馬の死と遺言を公開。宗仁と滸は睦美から数馬がまだ生きているという報告を受けていましたが、数馬本人から「然るべきときまで伏せておけ」と言われたため、そのまま死んだことにし、奉刀会をまとめあげます。そして、滸は奉刀会会長に正式に就任することや、刻庵の生存は不明ながらもうそのことに会の力を使うことはしないと宣言。そこにはかつての弱い滸の姿はなく、会長としての立派な姿がありました。槙派の武人たちも滸の姿を見て、共に戦うことを誓います。こうして、奉刀会は新会長・稲生滸の下、一致団結するのでした。
【火取虫】
帝宮の地下牢で数馬と戦った後、エルザは奏海の部屋を訪れます。エルザは侵入者がいたことを奏海に報告し、再び捜索に戻ろうとしますが、奏海がエルザの怪我に気付き手当をします。そこでエルザは奏海に協力してもらうために、小此木がいる限り国民は苦しめられると話し、彼女にこのまま小此木の人形として生きるおつもりですかと質問します。すると、奏海が自分には力がないから仕方ないと答えたため、エルザは陛下ならば小此木を討ち皇国に平和な未来をもたらすことが出来ると訴えます。奏海がエルザならば皇国を自由にできるのではと言いますが、エルザの父である総督が小此木から賄賂を受け取っているため、共和国から小此木を排除する命令がくだることは有り得ませんでした。
エルザは国政の変革はその国の人間によってなされなくてならないと説得を続け、自分には力がないという奏海に対し、武人に一斉蜂起させればいいとけしかけます。すると、奏海は目の色を変え、エルザの計画を聞くことを決意。
エルザの計画はこうでした。奏海が武人の代表である滸に小此木の討伐を要請。滸には武人を取りまとめさせ、然るべき日に武装蜂起、小此木を討ち取ってもらう。小此木討伐後は翡翠帝が親政を敷く旨の声明を出し、共和国もそれを認める。翡翠帝は名実ともに皇国の王となり、武人もまた今までの罪を許され、新体制下で相応の地位に就く。その後、国の体制は翡翠帝の一声で議会制民主主義に移行。皇帝という地位は名目上の国王として存続させるというものでした。しかし、それは共和国の属国であることに変わりなく、エルザは1つだけ嘘を吐いてました。彼女は武人を許すつもりはなく、この計画で武人を殲滅することが最大の目標でした。
エルザは奏海が乗り気になっていたため、計画通りに行けると思っていましたが、奏海もまたエルザが思っている以上の器でした。奏海は引き受ける代わりに、宰相を打倒した後、皇国から皇帝の制度をなくして欲しいという条件を付け加えます。予想もしなかった提案にエルザは驚き、地位を捨てるという奏海の思惑がまったく読めませんでした。そして、奏海ならば容易く操れると思っていたエルザは少し考えを改めるのでした。
奏海の部屋から出ると小此木が待ち構えており、武人を撃退したことについて礼を言います。誠意が感じられない礼を無視してエルザは、武人を侵入させたことを理由に禁護兵では心もとないから共和国軍が帝宮を警護すると小此木に言い放ち、先ずは計画の第一歩を進めるのでした。
春が過ぎ夏。廃刀令が敷かれ、武人には厳しい監視がつくようになっていました。廃刀令の目的は奉刀会の拠点の摘発であることは明らかでした。奉刀会は滸の下で活動をしており、資金稼ぎとしてアイドル活動を続け、杜音の協力で全国各地にある神殿から呪装刀を集め、数馬は未だ傷が癒えていないことから明義館と興武館との交流を図りお互いの間にあった溝を埋めていました。帝宮も共和国軍によって警護されるようになって、奉刀会としては今はまったく手が出せない状態になっており、朱璃は悔しそうに帝宮を見ていました。ただ、奉刀会としても手をこまねいているだけではなく、子柚の尽力によって判明した奪われた呪装刀の武器庫への奪還計画が進められており、それも1週間以内に実行される予定となっていました。
学園において。宗仁と滸はエルザに呼び出され生徒会室に入ると、そこにはエルザだけではなく翡翠帝も一緒にいました。既に朱璃を主と認めている滸は何か言いたげでしたが、ここでエルザ達に不審がられるとまずいと感じた宗仁は滸にアイコンタクトでそのことを伝えます。滸はすぐ宗仁の意図を汲み取り、翡翠帝を皇帝として扱い頭を下げますが、奏海が宰相を討ってほしいと依頼してきたことに驚きます。その理由を聞くと、エルザが話した通りの計画を奏海は口にしますが、滸は古来より仕えてきた主を廃する計画に加担することは出来ないと生徒会室を出ようとしたため、宗仁はそれを止めます。
宗仁は出来る限りの情報を集めようとエルザと交渉を進めますが、共和国軍が協力するという証明として呪装刀を全て返却するよう要求。エルザは一考した後、手配することを約束。その代わり協力してくれる武人の名簿を渡すことを条件に付けます。お互い合意したところで、今度は朱璃と古杜音と紫乃の3人が生徒会室に入ってきました。彼女たちもエルザに呼び出されたようでしたが、全員が揃うとエルザは新生生徒会の発足を宣言。何も聞いてない朱璃たちは理由を聞きますが、エルザは皇国の未来を担う朱璃たちに翡翠帝の計画に協力してほしいとお願いしてきます。他の面子はともかく朱璃は身分を明かしていないため、身元が割れたことを懸念した宗仁でしたが、朱璃の身のこなしで武人だと勘違いしていたことから、ひとまず安心。そして、エルザは皆を生徒会役員にした理由は計画を円滑に進めるために話し合いの場所が必要だからだと答えるのでした。
エルザは計画には作戦名が必要だと言い、考えてきた案を言いますが、どれも仰々しいため却下。しかし、宗仁達皇国側が考えた作戦は地味だとエルザが主張したため、朱璃の提案で翡翠帝に決めてもらうことになりました。突然指名された翡翠帝は驚きますが、しばらく考えた後、「竜胆作戦」と名付けます。「竜胆」は鴇田家の家紋であり、これまでの所作から翡翠帝が武人の教育を受けていることに気付いていた宗仁と滸は、ここでも鴇田家の家紋を指定してきたことから、彼女には何かあると察します。その後、作戦名も役名も決まったところで、お茶で乾杯。こうして小此木打倒までの仮初の同盟を結んだ新生徒会が発足するのでした。
その日の夜、宗仁は朱璃と滸に小此木を倒すところまでは協力して、それ以降はこちらで勝手に動くという考えを伝えます。宗仁たちの目標は皇国の再興であり、共和国のような民主主義国家を作るのが目的ではないからです。滸は武人として約束をたがえることに難色を示したものの、宗仁の発案ということもあり、苦渋の決断をし宗仁に任せることにします。その後、朱璃と翡翠帝が生徒会室で仲良さそうにしていたことから、いつ知り合ったのか聞き出すと、休み時間にトイレの前で会って、そこで「蝉爆弾」(死にかけの蝉の横を通ると急にその蝉が襲い掛かってくることw)の被害にあったことを話します。その話を聞いて先程の生徒会室での翡翠帝の所作を見ていた滸は、翡翠帝は宗仁の義妹の奏海ではないかと推察。彼女は自分の正体を伝えようとしているのではないかと。そして、奏海だと思った根拠は2つ。1つは奏海は幼い頃から蝉が苦手だったこと、もう1つは作戦名に鴇田家の「竜胆車」を使ったから。
鴇田家の人間は宗仁を残して全滅したという話でしたが、正確には行方不明で遺体は発見されていませんでした。記憶を失くした宗仁が覚えていないのはともかく、滸が分からなかったのは3年前と髪型も化粧もまったく違うから(正確には幼馴染が皇帝になっているわけがないという思い込みの方が正しいw)。朱璃もそれを聞いて自分も菜摘の正体が分からなかったことに気付き、意外とそういうものかと納得。それはともかくとして、武人の家で育ち皇帝を騙る罪の重さを知っているはずの奏海が何故翡翠帝を騙っているのか気になったものの、本当に奏海かどうかその真偽を確かめることにするのでした。
翡翠帝が学園に登校する日。彼女の護衛をする役目を与えられていた宗仁は早朝から校門で翡翠帝を待っていました(同行した朱璃はどうして偽者を守らないといけないと不満を漏らしていましたがw)。エルザの指示通り翡翠帝の護衛は付いてくることなく、朱璃が先導して宗仁は翡翠帝の半歩後ろを歩いていました。宗仁は以前古杜音を武人町に連れて行ったときに拾った奏海の物と思われる櫛を見せると、翡翠帝の表情が変化。宗仁がこれは義妹が使っていた物だと言うと、翡翠帝は空き教室を指さし、案内してほしいと宗仁にお願いします。そして、空き教室で2人きりになると、翡翠帝は「お兄様」と言って抱きつき、泣いて喜びます。滸の予想通り、翡翠帝は奏海でした。その後、頃合いを図って朱璃も教室に入り、改めて自己紹介。そして、奏海が翡翠帝として皇帝を騙ることになった経緯を聞き出します。
3年前の戦争が始まった頃、奏海は夕飯の買い物で武人町を離れており突然の空襲から逃れることが出来ました。炎が上がる武人町を見て慌てて戻る奏海は途中で帝宮に向かう宗仁を見かけました。奏海は武人町に戻るのではなく、宗仁の後を追いようやく見つけましたが、そこで見たのは宗仁が何者かと一騎打ちをしている姿でした。しかし、それも一瞬で目の前で爆発が起き、宗仁も奏海もそれに巻き込まれ、奏海は宗仁についてはそこまでのことしか覚えていませんでした。奏海が目を覚ますと帝宮のどこかの部屋で寝かされており、小此木の家来によって助けられたことを知ります。小此木は皇国の置かれた状況・・・蘇芳帝が亡くなり皇女も行方不明だと奏海に教え、戦後の皇国民の気持ちを支えるためには皇帝陛下が必要だと言い、奏海に皇帝になるよう頼んできました。奏海は流石に皇帝陛下の替え玉になることには難色を示しましたが、兄を探すことを条件に依頼を受けてしまったのです。小此木が奏海を選んだ理由は、武人の家で育ったならば一定の教養があること、そして先の戦争でほとんどの武人が死んでしまったことから誰も正体に気付かないだろうということでした。
奏海から翡翠帝になった経緯を聞いた宗仁は、最後に1つだけ質問します。「皇帝を騙ったことをどう考えている?」と。奏海は武人の娘ならば自害してでも断るべき話だったと思うと答え、然るべき時が来たらこの身を以て罪を償いたいと言います。それは宗仁の期待した答えでしたが、喜びはしませんでした。朱璃は2人のやり取りを見て、奏海が自害することについて何とも思わないのかと宗仁を非難し、奏海の自害を止められないならばなるべく引き延ばすよう命令します。宗仁は武人として筋が通らないと言いますが、朱璃が「命令」を強調したため、しぶしぶ承知。その後、奏海に皇国を民主化したいというのは本心かと聞くと、奏海はそうだと答えます。奏海にとって共和国と同じくらい皇帝を憎んでいました。三種の神器がありながら国を守ってくれなかった皇帝陛下。必死に戦った武人は身分をはく奪され魂である呪装刀も奪われた。しかも戦犯扱い。そういう風に皇国をダメにしてしまった制度を全て取り除く・・・それが奏海の真の目的でした。奏海は奉刀会が残ってること、目の前にいるのが本物の皇女であることを知らず、皇女は生きていることを2人に教えます。そのとき、丁度チャイムが鳴り、話は中断。その後奏海も公務のため学園を早退するのでした。
エルザは3人が空き教室から十数分もの間、出てこなかったことを目撃していました。何か誰にも聞かれたくない話をしたのだと思ったエルザは、その日の夜、翡翠帝の部屋に行き、強引な手を使って彼女の日記を覗き見ます。すると、そこには兄と再会したときの様子が書かれていました。エルザは翡翠帝が小此木の傀儡であることは知っていたものの、皇族の血筋ではないということは知りませんでした。奏海はエルザに信用してもらうために、翡翠帝になった経緯を話し、皇女殿下も生きていることを話すと、エルザは皇女が生きていたことに驚きます。そして、奏海から宗仁が兄であることは誰にも言わないで欲しいとお願いされ、ふと疑問が浮かびます。奏海の兄が宗仁であることは小此木も把握しているはずで、宗仁も隠すことなく本名を名乗り学園にい通っている・・・小此木が彼を逃している理由が思いつかず、何か裏があるのでは・・・と勘ぐりますが現状では何も分からないため、ひとまず奏海からのお願いを聞き入れ、黙っていることを約束。奏海は武人出身であることから、自分を裏切ったことをやんわりと責めれば今後は彼女に対して主導権を握れると思い、計画がやりやすくなったことを内心喜び(もっともエルザ自身も奏海を騙していますが)、次は武人への対応・・・宗仁たちが皇帝が偽者なら作戦には参加できないと言っていたかと聞くと、奏海は言葉を詰まらせながら「いえ、特には」と答えます。しかし、そんな奏海の受け答えのときの表情や言動から、エルザはもしかしたら計画の途中で彼らが裏切るかもしれないと考え、今後の動向を慎重に見極めることにするのでした。
戦争の頃の夢を見た宗仁。翌朝、古杜音に身体を診察してもらいましたが異常なし。しかし、それこそが不思議だと古杜音は言います。宗仁は戦いのたびに重傷を負いますがその後驚異的な回復力を見せ潰れた腕でさえもすぐに回復してしまったほどでした。因子に関しても古杜音の知らないものであり、鴇田家に入る前の宗仁を滸ですらも知らないことから、自分のことを知るには出自から調べる必要があると考えます。そして店長の鷹人から戦後に宗仁を見つけた場所と状況を聞くと、奏海の聞いたこととほぼ一致。一週間瓦礫の下にいたということでしたが、それは宗仁の回復力によるものだと推察します。その後、学園に登校するとエルザに1人呼び出された宗仁ですが、エルザから「美よし」に行きたいと言われ警戒します。彼女が1人でも行くと言ったため、宗仁は上手く嵌められたと思いながらも無用なトラブルを避けるために同行することに。事前に睦美には連絡を入れ、トラブルを防ぐために奉刀会の会長である滸にも同席してもらい、会食がスタート。その席で、エルザは翡翠帝について質問してきます。彼女が既に翡翠帝の正体に気付いていると悟った宗仁は、奏海が義妹であると認めた上で、エルザに自分たちの計画がバレて竜胆作戦が中止にならないように慎重に言葉を選び、何とかエルザには納得してもらいます。エルザとの会食が終わった後、紫乃がやってきたため、協力者であることからエルザとの会話の内容を教えます。紫乃は2人がエルザと上手くやって計画が成功する様、彼女のことについて少し話をします。
エルザの父、ウォーレン・ヴァレンタインは軍人としての能力もさることながら、それ以上に金の集め方に関して長けていました。戦争をして必要のない攻撃をして兵器を消耗させ金を集め、そのお金を政治家にばらまき自分の地位を上げていったのです。つまりウォーレンは人々の命の上に築かれたものでした。滸はそれを聞いて虫酸が走ると言いますが、紫乃は滸以外にも同じように思った少女がいたと言います。それがエルザでした。そんな父を持つエルザの幼い頃は今以上に理想主義で、共和国の戦争が本当に世界の人々を幸せにすると本気で信じていたのです。けど、成長するにつれ共和国のやり方に疑問を抱くようになります。そして、自分の身に着けているもの、周囲の環境、それら自分を作っているもの全てがウォーレンが稼いだ血に汚れた金で賄われていると知り、それから3日間、吐き続けました。まるで自分に流れている血を全部吐き出すかのように。けど、エルザはグレることなく共和国内部から変えようと自ら軍人になることを選びました。それを聞いた宗仁は彼女の言っていたことを思い出し、紫乃から「仲良くしてやってほしい」と頼まれ、既に仲良くやっていると答えます。しかし、紫乃はそうではない、皇国の未来のことを言っている・・・つまり、皇国が再興した後も共和国との良好な関係を保ってほしいというお願いでした。宗仁達もエルザも笑っていられる結末にしてほしいという紫乃の願いを聞いて、宗仁は彼女は自分たちが裏切るつもりでいることに勘付いているのではと思い、慎重に言葉を選んで「覚えておく」と答えるのでした。
新生徒会発足以降、竜胆作戦とは別に学園行事として準備を進めていた臨海学校当日。久しぶりに翡翠帝と会える日ということで、朱璃はこの日の内に奏海を説得して味方に引き入れたいと宗仁に言います。宗仁たちは生徒たちの安全を守るために監視をしていましたが、宗仁はずっと海に浮かんでいる巨大な空母を見ていました。そこへエルザがやってきて、1週間後にウォーレンがあの空母で共和国に帰り、皇国からまきあげた賠償金で本国の議員に挨拶に行く予定となっていました。その政治家は翡翠帝と結婚する予定の人物でした。宗仁は総督がいない間の指揮は誰が執るのかと聞くと、エルザが恐らく私だろうと答えます。そして、父がいない間に竜胆作戦を決行したいと言い、宗仁たちも了承。夕方になり、エルザが共和国人の引率で奏海の傍を離れたときを見計らって、彼女を説得することにしますが、奏海はエルザの味方でいると断ります。しかし、朱璃が皇姫だと知ると、彼女に対してどうして国を武人を守ってくれなかったのかと責め立てます。宗仁たちは奏海を止めようとしますが、朱璃は奏海の批判全てを受け止めようとしていたため、そのまま見守ることにします。朱璃は奏海からの批判を全て受け止めた上で、それでも皇国を共和国の手から取り戻し、国民が安心して暮らせる国を作らなくてはいけないと覚悟を示します。かつて宗仁や奏海が平和に暮らしていたあの頃の皇国を取り戻したい、だから力を貸してほしいとお願いすると、奏海は朱璃のことをずるい人と言って、力を貸すことを了承します。ただし、3つの条件をつけて。
奏海の出した3つの条件。1つ目は共和国を追い出してもエルザの命は救うこと、2つ目は皇国の民主化と帝政の存続については国民に是非を問うこと、そして、3つ目はお兄様を私にください・・・ということでした。2つ目までは朱璃も納得しましたが、3つ目はさすがに意味が分からず、朱璃だけでなく宗仁や滸まで茫然としてしまいます。奏海は兄を見つけてもらうためだけに小此木に魂を売り、皇帝を騙りました。朱璃が名乗り出た時点で自分は大罪人として死なねばならないのだから、それまでの間、兄と一緒にいさせてほしいということでした。しかし、これには朱璃も難色を示します。宗仁は私のために命をかけてくれると言ってくれた、そんな臣下を自分の利害のために売りたくないと。頑なな朱璃の態度に、もしこの条件を飲まなければエルザに朱璃の正体を話すと奏海に脅迫されたため、宗仁は条件を飲むことに。すると、朱璃が怒ってどこへ行ってしまったため、朱璃を滸に任せることにし、宗仁は皇国再興までの間、奏海の臣下として傍にいることになりました。しかし、嬉しくて抱きついてきた奏海が一向に離れようとしないため、宗仁が取った態度は・・・。

※【皇国再興のためだ、とやかく言うまい】を選ぶと共通ルートが続き、【奏海の情熱に応えるのも義兄の務め】を選ぶと奏海ルートに入ります。

・・・と、いうわけで、2人目は鴇田奏海でした!

何の偶然か、私の本来のプレイ順である「妹は2番目」だけはしっかり守られましたw さすが私のお兄ちゃん力です(謎

鴇田奏海 キャラクター紹介
奏海は宗仁の義理の妹。武人の鴇田家に生まれ育ったため、武人の教育を受けていますが彼女自身は武人ではありません。宗仁が鴇田家にやってきたときから義兄のことを慕っており、それは今でも変わりません。
戦争後行方不明になっていた兄を探すことを条件に皇国の皇帝・翡翠帝の役を引き受け、戦後の3年間ずっと国民の心の拠り所となっていましたが、政治的には彼女を皇帝に仕立て上げた小此木の操り人形でした。
本来の彼女は家庭的で応急処置などの心得もあり甘えんぼで少々気弱な女の子。しかし、実際はとても行動力があり、大好きな“お兄様”のためとあらば、自分の命を懸け、国民すら人質に出来るほどに兄のことを愛しています。
偽の皇帝・翡翠帝として周囲を騙していることがどういうことなのかは理解しており、兄と再会できたことで、然るべきときに罰を受ける覚悟でした。そして、エルザにその立場を利用されようとしていましたが・・・。

鴇田奏海編 あらすじ
宗仁は奏海にエルザの監視を頼み、特に朱璃の正体を知られないようにと言いつけ、他に紫霊殿について調べてもらうことにします。奏海は以前帝宮に侵入してきた人物が宗仁だと知ると、自分が調べるからもう無茶をしないと約束して下さいと兄を叱るのでした。
8月8日。2年前に奉刀会が壊滅状態に陥った「八月八日事件」の犠牲者への黙とうを済ませた後、滸は「竜胆作戦」の日取りを奉刀会の会員に報告します。ウォーレン総督が本国に帰った3日後の8月16日に決起すると。エルザとの協力の下、小此木を討ち、翡翠帝を伊瀬野に連れていき臨時政府を樹立後、全国各地にいる武人や警察、国民有志に決起を呼びかけ独立運動を起こさせ、共和国を交渉の席に着かせ皇帝陛下より共和国に対し休戦を申し入れてもらう・・・これが奉刀会による竜胆作戦の概要でした。奉刀会の会員たちはこれまでにないほどに興奮しており、準備も概ね済ませてあることからあとは決起の日を迎えるだけでしたが・・・。
一方その頃、奏海は宗仁に依頼された任務を果たそうと紫霊殿について調べていました。しかし、一向に手がかりが見つからないままでどうしようか悩んでいると、小此木が奏海のもとに訪れます。奏海の行動が小此木の耳に入ったからでした。小此木は「三種の神器」について調べるのは止めろと忠告しますが、奏海はそれに頷きませんでした。小此木が無理矢理にでも頷かせようとしましたが、そこへタイミングを見計らったかのようにエルザも部屋に入ってきます。小此木はエルザの手前、それ以上奏海に迫ることはなく、逆にエルザの真意について奏海にヒントを出します。武人を一網打尽にする秘策があると。奏海はそんなことは初耳で小此木が退室した後、エルザに真意を問います。彼女は帝宮の警備権を奪うための方便だと答えたものの、額には冷や汗をかいていたため、奏海はエルザが嘘を吐いていると確信。これまで兄に関しての直感で間違ったことは1度もなかったから。一気にエルザを信用できなくなった奏海は、もう1つの任務であった彼女の監視を強化することに。エルザからは余計なことをしないようにと釘を刺されたものの、奏海は自分の優先順位はお兄様が第一であると主張。エルザはそれを聞いて裏切るつもりかと問いますが、兄とエルザが協力関係にある以上はエルザを裏切るつもりはないと答えます。そして、エルザはその言葉を一応信じることにし、奏海が兄に身売りしたことに気付かないまま、退室するのでした。
翌日、学園で奏海はエルザのことを宗仁に報告。その後、宗仁に自分を攫ってほしいと“お願い”します。宗仁は困ったものの、妹には逆らえず方法を考えると了承。奏海は大喜びしますが、そのとき宗仁は反対側の廊下を歩いていた朱璃の背後にエルザが忍びよるのを目撃。朱璃は銃(のようなもの)を突き付けられたまま生徒会室まで連れて行かれ、朱璃のことを「皇姫殿下」と呼びます。朱璃は正体を知られるわけにはいかないとシラを切りますが、そのとき宗仁が生徒会室に飛び込み、エルザもそれ以上の追求は止めます。しかし、昨晩奏海と話したときに奏海の言動から朱璃の正体を察していたため、朱璃は自分の正体を明かした上で騙していたことを謝ります。それでも朱璃は竜胆作戦については実行するつもりであることを訴えますが、エルザは偽物の皇帝の下で本物が満足するはずがないと言って不信感をあらわにしていました。
朱璃は元より権力に執着はなく統治者としての義務を果たそうとしているだけ、エルザや翡翠帝が平和な皇国を作るなら身を引くつもりだと言いますが、金と権力に執着する父親を見てきたエルザは人は欲望に抗えないと朱璃の言葉を信じようとせず、理想はいつか汚れ現実という泥の中に沈んでいくと言います。すると、朱璃はだから戦って必死に這い上がろうとすると返すと、エルザは同じようなことを宗仁にも言われたことを思い出し、ひとまず朱璃のことは信じることにします。しかし、武人のことはまだ信じていなかったため、信じるに値する材料を要求します。すると、宗仁は奉刀会のアジトで呪装刀の受け渡しを行うと言い、自分たちのアジトを教えることで証明することにします。エルザは宗仁がアジトを教えたことから信じることにします。しかし、エルザはその情報を以て奉刀会を潰すつもりでした。
その日の夜、美よしで会合を行った宗仁たち。交渉上アジトを教えてしまったことを滸に報告。念のため決起の日の集合場所は変えた方が良いと提案。そして、エルザが裏切ることを前提で動くことも併せて提案します。根拠は奏海の証言でした。あとは、200人近い武人が集まれてすぐに共和国に知られない場所はどこかないか探すことにしますが・・・。
8月13日。ウォーレン総督が本国へ帰国する日を迎えます。美よしでは宗仁たちがテレビでその様子を観ていましたが、そこへ奏海がウォーレンに見送りの言葉を述べます。しかし、途中で奏海の表情が変わったため、宗仁たちは何かするつもりだと思いましたが、それは奏海が小此木によって仕立てられた偽者であるという自白でした。テレビは途中で裏切られ、事前に何も聞かされていなかった宗仁たちも混乱します。何故、竜胆作戦を台無しにするようなことを言ってしまったのかと。
一方、式典は更に混乱していました。ウォーレンは帰国を中止。竜胆作戦は延期せざるを得ない状況になっていました。エルザもまた宗仁たちと同様に奏海が何故竜胆作戦を台無しにするようなことをしてしまったのかと憤りますが、ひとまず彼女と話をするために総督府の控室に連れていきます。二時間後、事後処理を終えたエルザは奏海のいる部屋に行き、彼女を問い詰めますが、奏海はお兄様を守るために武人を一網打尽にする竜胆作戦を潰させてもらったと平然と答えます。自分を信じる国民など関係ない、全てはお兄様のため・・・エルザは奏海の覚悟を見誤っていたのです。挙句、エルザのしていることは全てが中途半端、本当に皇国のことを考えてるなら今すぐ総督閣下に皇国を介抱するように頼んだらどうか・・・それが出来ないなら結局エルザのやってることは総督閣下と同じだと指摘。痛いところ突かれたエルザは何も言い返せず言葉に詰まります。そして、エルザはようやく全ては皇国民のためではなく自分のために皇国を民主化するのだと認めます。エルザはそれでも翡翠帝の力は必要だったため、協力をお願いしますが、奏海はお兄様に危害が及ばないのならという条件付きで了承します。奏海は自分が偽者であることを気にしていましたが、翡翠帝が偽者であるかどうかについては何か証拠が出ない限り国民が本物であってほしいと願っているので問題はないというエルザの言葉に納得するのでした。
翌日、奉刀会本部では昨日のことについて会合を行っていました。ウォーレンは帰国を取り止め、小此木は共和国監視の下、帝宮に篭っており、帝宮を警備している共和国軍は倍以上に増えたことを宗仁が報告。そして、翡翠帝については「偽者」であるという証拠は何一つ上がっていないと報告し、余計な混乱を避けることにしました。これは奉刀会の結束を乱さないために翡翠帝の正体について疑う発言はすべきではないという滸と朱璃の判断でした。そして、一斉蜂起の延期を伝えますが、そこに小此木死亡という情報が入ってきて本部がざわつき始めます。死因は調査中という情報でしたが、宗仁たちは共和国が手を下したと判断。そこへ子柚がやってきて、翡翠帝の殺害を総督府が計画しているという情報を教えます。ウォーレンが小此木と翡翠帝が共犯であったと判断を下したからでした。奏海は元々死ぬ覚悟でしたが、自害と共和国人に殺されるのとでは訳が違うと考え、元より家族として宗仁は奏海の救出を単独で行うことを決意。今の奉刀会では総督府と戦うだけの戦力はないこともあり、滸は個人では協力したいと思ってても、会長としての立場から動くことは出来ませんでした。朱璃は奏海のことを偽者ではなく本物の皇帝として認めた上で、自分がいない3年間、国民の心を守ってくれたのだから、皇帝を騙った罪は許されるべきということを本人に伝えたいと宗仁に言い、宗仁もそんな主の言葉に感謝を伝えるのでした。
8月15日。奏海救出作戦決行。鷹人に協力してもらい、総督府に花を納品する車の荷台に隠れていた宗仁は、車を降りると夜になるまで隠れつつ、歩哨の巡回経路を観察していました。そして、その警備の隙を突いて総督府に侵入。奏海のいる部屋に入ります。そして、奏海を連れ出そうとしますが、奏海は自分が皇帝を騙った罰を受けるため死ぬ覚悟を決めていて逃げることを拒否していました。しかし、奏海を許すという朱璃の言葉を伝え、お前は俺が守ると言うと、奏海は宗仁に身体を預けます。しかし、その瞬間、異変に気付いたウォーレンが部屋にやってきて散弾銃で宗仁を撃ち、宗仁は倒れてしまいます。奏海は宗仁の呪装刀を拾おうと時間稼ぎをしますが、それすらも見抜かれていました。しかし、事態に気付いたエルザが部屋に駆けつけた隙を狙って、奏海は簪を使ってウォーレンの喉を刺し殺してしまいます。しかし、宗仁も満身創痍であることから2人は抵抗することなく捕まります。驚異の回復力であっという間に歩けるまで回復した宗仁は、奏海と共にエルザのもとへ向かいます。エルザは父の死については軍人だからと受け止めており平然としていましたが、それよりもその父親を翡翠帝自らが殺してしまったことを問題視していました。そこで宗仁は自分が殺したことにしてほしいとエルザに提案。偽者であるという証拠がない翡翠帝にはまだ利用価値はあると考えているエルザはその案に乗ることします。しかし、奏海はもしもお兄様を殺すなら翡翠帝として武人や国民を使い共和国に対して反乱を起こすと宣言。エルザは彼女が兄のためなら国民を犠牲にしても構わないという信念を持っていることを既に痛感していたため、奏海の“お願い”を聞くことにします。兄を守るためなら何でもするという奏海の覚悟を受け止めたエルザは降参し、ウォーレンのことは病死したことにすると決定。その代わり、奏海は翡翠帝としてエルザ指導の下で皇国の民主化を進めることになりました。そしてもう1つ。今後翡翠帝として生きる鴇田奏海としての最後のお願いとして、1日だけお兄様と一緒にい過ごさせてほしいと懇願。エルザも鴇田奏海としての最後の願いを聞き届け、許可するのでした。
8月16日。日中はずっと宗仁の傍を離れなかった奏海は、鴇田奏海として幸せな時間を過ごします。そして、夜になり朱璃に対して民主化を認めてもらうようお願いします。ここで朱璃が反対すれば彼女を主として認めた宗仁は奏海と対立をしなければならなくなる・・・しかし、朱璃は皇国民が帝政が不要というのなら身を引く覚悟だと言います。そして、奏海自身は皇国のことをどうしたいのかと問うと、奏海はエルザを信じて言う通りにすると答えたため、奏海が兄のためにしか動かないと判断した朱璃は、その兄を制御して奏海を修正することにします。朱璃の意図を読んだ宗仁はもしもエルザが裏切った場合は、自分が責任を取ると誓います。すると奏海は頭越しに交渉しないでほしいと訴えますが、兄にこれは俺と朱璃の契約だと言い放ち、奏海に考えを改めさせます。兄の命を守るためエルザの操り人形になるだけではいかなくなってしまった奏海は難題を突き付けられることになりましたが、兄の命のため皇国を守ることを朱璃と約束。朱璃も奏海のことを皇帝として認め皇国を託すことにします。その日の夜、奏海は宗仁の部屋を訪れ自分の想いを打ち明けます。宗仁もまた皇帝を騙ってまで兄を捜そうとした奏海のその想いと覚悟を受け入れ、彼女を抱くのでした。
エルザが総督に就任する日。あの偽者宣言から初めて翡翠帝が公の場に姿を現すということで国民全員が注目していました。エルザは総督就任の挨拶で、皇国が独立し、やがて皇帝は権限を失って国の象徴となり、政治は国民の選挙で代表を選ぶ民主国家になっていくことを伝えます。その後、翡翠帝が檀上に上がる番となりましたが、国民に嘘を吐き続けた奏海は国民が自分を認めてくれるかどうか不安に思い、その檀上に上がることを躊躇していました。しかし、檀上に上がると式典会場が揺れるほどの割れんばかりの歓声が沸き起こり驚きます。朱璃が言っていた通り、血筋は関係なく3年間国民を守っていたのは紛れもなく奏海であり、例え偽者だったとしても国民は奏海を皇帝として認めていたのです。自分が国民に必要とされている・・・そのことを強く感じた奏海は、未だ国民を偽ったという罪悪感はあったものの、それよりも優先すべき感情が彼女の中に芽生えました。国民を守らなくてはいけない・・・その想いは紛れもなく朱璃が認めた皇帝そのものでした。こうして、奏海は翡翠帝として皇国の真の皇帝となったのでした。

鴇田奏海編 感想
奏海ちゃんの「お願い」はなかなか強烈ですねw 何度も“お願い”された宗仁もエルザも奏海ちゃんには完全敗北してましたしねぇ・・・w しかも兄に対してはあの上目遣い。これを計算でやってるなら恐ろしいですが、上目遣い自体は無自覚にやっているのだからそれ以上に恐ろしいw 無自覚な行為ほど攻略不可能なことはないw 計算なら構えてれば何とか耐えられるけど無自覚は常に不意打ちだからなw あんな風にお願いされたら断れるかーい!w 甘え上手にも程があるwwwww
奏海ちゃんはある意味、朱璃ちゃんや宗仁より迷いがないですよね。お兄様の事が第一で、そのためなら何でもするっていうところが。あれだけエルザに傾いていたのがエルザが宗仁にとって危険な存在だと分かればあっさり手のひら返しますし、兄が危険だと判断すれば翡翠帝としての立場を利用して国民の命すら交渉の材料にするし、敵国の総督すらその手にかける。一見何も知らなそうな小娘に見えますが、自分の信念をハッキリと持っていました。彼女自身は武人の教育を受けただけで武人そのものではないけれど、自分の守りたいもののために命を懸ける・・・その心根は立派な武人でした。というか、もはや狂気の領域ですよ、あの愛情表現はwww 普段は甘えんぼの妹で可愛いのですけどね、本気になった奏海ちゃんはちょっと・・・いやマジ怖いw 特に余談のエピソードは完全に病んでるよ!wwwww
あとは、皇帝となる人間は血筋ではなく皇帝としての義務を果たせるかどうかの覚悟にあるといった感じですかね。奏海ちゃんは兄が第一であり、その心は国民の方を向いてなく、それが皇帝としての奏海ちゃんの最大の欠点でした。朱璃ちゃんはそれを見抜いていて、それならばと宗仁を制御して奏海ちゃんを上手く誘導していましたね。そして、最後は自ら国民を守ると決意して本当の皇帝になっていました。エルザや共和国に関しては放置気味だったけど、まぁ奏海ちゃん主体の物語としては良かったんじゃないでしょうか。
Hシーンは4回。おっぱいはメインヒロイン5人の中で1番小さいのですが、妹なので特に気にしな・・・ごめんなさい、やっぱり妹でもおっぱいは大きい方が良いです(爆) まぁでも小さいのはもう仕方ないので妹ならOKですw ただまぁ、おっぱいはあまり見せてないっていうか微妙に隠れてる感じなのが残念だったなぁ・・・個人的には初体験のHの前戯のときのCGで初体験を済ませてほしかった。あのCGで本番してくれたら最高だったのになぁ・・・それが残念。1番良かったのは屋外の騎乗位かな。1番おっぱい見せてたので。あとは余談の最後のHか。どうせなら全裸でやってほしかったけどね~。っていうか、またも全裸なしなのかぁぁぁぁ!!私は別に全裸厨ではないけど、1人1つは全裸Hが欲しいなとは思いますね~。
一般シーンだと、兄が正体を明かして抱きしめあうシーンかな。この時点ではこの妹可愛いのぅ・・・と単純に思ってたわけですが、奏海ちゃんの行動力は予想の斜め上をいってて驚きましたなw あとはお花屋さんで店番をしてるとき。私服姿は結構好きでした。可愛い。あとは余談でのヤンデレっぷりが面白かったですw そんなわけで、奏海ちゃんは甘えんぼで甘え上手。家庭的だし、これだけなら文句なしの可愛い妹属性なんですが・・・やはり兄のことになると暴走して病んでしまうところをどう受け止めるかですかねw まぁお兄ちゃんとしては、どんな奏海ちゃんでも受け止めてあげるべきなんでしょうね!うんw とにかく本当にお兄様が大好きなんだなぁ~と怖いほどに伝わってくる妹でした。うん、本当に怖い(爆)

さてさて、お次はエルザ・ヴァレンタインです~。

「千の刃濤、桃花染の皇姫」のあらすじ・感想はこちら↓
稲生滸編】【鴇田奏海編】【エルザ・ヴァレンタイン編】【過去編】【椎葉古杜音編】【宮国朱璃編】【サブヒロイン編】 

「千の刃濤、桃花染の皇姫」のグッズ購入品はこちら↓
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「Deep Love Diary -恋人日記-」&「アキウソ -The only neat thing to do-」 体験版公開

2016年09月24日 18時49分20秒 | 美少女ゲーム

2016年10月28日発売予定Campus第7弾タイトル「Deep Love Diary -恋人日記-」と2016年11月25日発売予定Campus第6弾タイトル「アキウソ -The only neat thing to do-」の体験版が公開されています(*’∇’)

第6弾タイトルより第7弾タイトルの発売日が早くなってるのはアキウソが発売延期したからですねw

体験版は公開されたものの、自分は現在新作の方に取り掛かっているため、体験版をプレイする時間がありません。可能な限り早くプレイしたいのですが、恐らく10月になるかと思います。まぁCampusさんのは短いのでもしかしたら9月中にプレイ出来るかもしれませんが・・・。

・・・いつも思うんですけど、エロゲの日に体験版公開は止めてほしいですよね。新作にかかりっきりになって体験版のプレイが遅くなってしまいます。せめて1週間前とかにしてほしいものですなぁ。
まぁそれもこっちの都合なんですけど、新作プレイに追われてしまい、遅れに遅れて体験版プレイするの忘れてしまうこともありますしね。「夏の魔女のパレード」の体験版第2弾はダウンロードだけはしたけど結局プレイするの忘れてしまいましたし・・・。

とりあえず、忘れないうちにプレイしますw

「Deep Love Diary -恋人日記-」の公式サイトはこちらから↓ 

『Deep Love Diary -恋人日記-』応援中!

あゆま紗由先生の描くおっぱいは好きなので楽しみですわ~(*’∇’)

「アキウソ -The only neat thing to do-」の公式サイトはこちらから↓

アキウソ -The only neat thing to do-

金髪巨乳は良いです。( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!

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「千の刃濤、桃花染の皇姫」 あらすじ・感想その1 稲生滸編

2016年09月24日 00時10分19秒 | 美少女ゲーム

2016年9月発売タイトル第1弾は、オーガストの「千の刃濤、桃花染の皇姫」でした!

千桃はオーガストの新作で、体験版の内容も良かったことから、今年1番の期待作でした!

特典はこんな感じ。もちろんプレミアムパックですよw

はい、店舗特典は古杜音ちゃんですw
自分にとって古杜音ちゃん一択なんです!古杜音ちゃん可愛い!大好き!!(*´Д`*)b

千の刃濤、桃花染の皇姫 概要
百名近い巫女が維持する呪力障壁「呪壁」によって守られているため、周辺国家から「神に護られた国」と呼ばれ、2千年もの間一系の皇家によって統治されてきた「豊葦原瑞籬内皇国(とよあしはらのみずがきのうちのすめらみことのくに)」。3年前に国を守る呪壁が突如として機能停止したことで周辺国家への侵略を続けるオルブライト共和国の手に落ち、皇国を統治していた蘇芳帝は反逆者の宰相・小此木時彦によって暗殺され、以降は皇国従来の政治形態を温存し、皇家の血筋を引くとされている翡翠帝を傀儡として共和国の総督府が統治を行っています。
皇国が共和国の支配下に置かれたことにより、皇国人は共和国人を裁くことが出来なくなったため、共和国人によって好き勝手され放題。当然反感を抱く者は大勢いて、帝国を守る武人たちが反抗するために「奉刀会」を結成しますが、総督府に反感を抱く者は厳しい取り締まりを受け、2年前の“八月八日事件”により、奉刀会は壊滅状態。しかし、現在でも奉刀会は残っており、彼らは地下に潜伏し、武装蜂起するために準備しています。彼らの目的は翡翠帝を救うこと。翡翠帝を救い、一度天京を出て地方に臨時政府を作った後、独立を宣言し全国の有志に決起を呼び掛け、共和国を交渉の席に着かせることです。奉刀会と共和国の圧倒的な兵力差を覆すには武人にしか扱えない巫女が命を捧げて鍛造する呪術の結晶「呪装刀」が必要で、現在奉刀会はそれを集めるために活動をしています。
主人公の鴇田宗仁は武人でしたが、先の戦争時の戦闘中による負傷により戦争以前の記憶を失くしています。リハビリ後は表向きは学生として七割近くの生徒が共和国人である天京帝立学院に通って放課後は糀谷生花店という花屋で働き、裏では奉刀会の監察として会長の稲生滸のサポートをしています。
そして、ある日、小此木を暗殺するために天京へと戻ってきた蘇芳帝の娘・宮国朱璃と彼女の暗殺行為を阻止した宗仁が“再会”したことで物語は動き出します。
尚、宗仁はHシーンもボイス有りに出来ます。男の声が入っても平気だぜ!って人はそちらをどうぞw
攻略に関しては、「穢翼のユースティア」同様に段階的にルート分岐していきます。それからクリアするとクリアしたヒロインの「余談」が解放され、それぞれクリアしたヒロインの後日談が見られます(ほぼHシーンですがw)。サブヒロインのルートも用意されてるようですが、こちらはまだ未確認。

千の刃濤、桃花染の皇姫 共通ルートその1 あらすじ
【雪割草】
宰相の小此木時彦の裏切りにより暗殺された蘇芳帝。蘇芳帝の娘は1人の武人に助けられ生き延びることが出来ましたが、皇国は裏切り者の小此木の手により共和国の手に落ちました。小此木は蘇芳帝から全権を託されたという嘘の遺言を公表し、名もなき少女を翡翠帝として即位させ後ろ盾となり実権を握ったのでした。
それから3年後。総督府に反抗を続ける奉刀会は会長の稲生滸の指導の下、武装蜂起の準備をしていました。会議が終わった後、宗仁は遅れてやってきた副会長の槇数馬と一悶着あったものの、自分が世話になっている花屋に帰ると、店長の乾鷹人から配達を頼まれたため、車で配達に向かいます。仕事が終わった後、呪装刀輸送の情報が入ったため、その輸送経路を実際に走っていると、要人を乗せていると思われる黒塗りの高級車が通ります。そのとき、悪寒が走ったため、空の方を見上げると、信号機の上に1人の少女が立っていました。
その少女の斬撃により先頭の車両は断ち切られます。すると、車からは護衛が数名出てきて「陛下をお護りしろ」と言ったため、宗仁は驚きます。自分たちの救うべき相手がすぐ近くにいたのです。少女は次に翡翠帝の乗る車を狙ったことから、宗仁はとっさに短刀の鞘を投げ、彼女を食い止めます。翡翠帝の車が走り去ったのを確認した宗仁は、負傷し逃げる少女を追いかけます。
少女に追いついた宗仁はその顔を見て、初対面のはずなのにそうではない何かを感じとります。少女の方は見覚えがあり宗仁が覚えてないと言うと「薄情者」と言いますが、宗仁が名乗ると彼女は「やっと名前が聞けた」と笑顔を浮かべ、自己紹介します。「宮国朱璃、蘇芳帝の第一皇女であり、ただ一人残された皇家の正当な後継者」と。朱璃は自分の首を取って翡翠帝への土産にすれば良いと言いますが、宗仁は身体が動きませんでした。殺してはいけないと本能が訴えたのです。少女を守れ、それがお前の使命だと。
宗仁は本能の赴くままに朱璃の持っていた呪装刀を借りて、彼女を追ってやってきた護衛たちの銃撃を全てはじきます。そして、朱璃を抱えてその場から逃げ、自分の部屋まで連れて行き治療します。翌日、目を覚ました朱璃は再び小此木を殺そうと外へ出ようとしますが、宗仁はその身体では無理だと止めます。宗仁は朱璃に血筋を証明できるものはないかと言うと、朱璃は「あなた」と答えます。戦争中に朱璃と会ったことがあると分かった宗仁は、彼女なら何か知ってるかもしれないと問い詰めると、朱璃は記憶が戻るかもしれないからその場所に連れて行ってほしいと宗仁にお願いします。
朱璃に頼まれ2人が向かった先は、代々の皇帝が埋葬されている陵墓でした。朱璃はそこで3年前に助けられたことや、血を拭ってくれたときに渡された手ぬぐいを見せたりもしましたが、宗仁は思い出すことは出来ませんでした。しかし、昨晩朱璃を助けたときの感覚と彼女を信じることにします。そして、血筋を証明する方法を一緒に探すことを約束。朱璃は宗仁が自分のことを信じてくれたことに喜び、早速小此木の暗殺に向かおうとしますが、宗仁はそれを止めます。独裁者である小此木を殺してしまえば皇国は無政府状態となり共和国によって皇国は潰される。ここで、小此木に復讐しようとする朱璃と、国の将来を考え手段を選ぶべきと主張する宗仁は対立します。話が平行線を辿る2人ですが、朱璃は3月20日・・・敗戦の日に小此木の暗殺命令をするから、そのときまでに自分が主にふさわしいと分からせると言い、宗仁もまた朱璃に暗殺を諦めさせると返します。こうして、2人の運命共同体は始まるのでした。
店長に事情を話して匿ってもらいつつ、店長の呪術で朱璃の治療をしてもらうことになったものの、問題は奉刀会への説明でした。朱璃の血筋を証明できるものがないため、滸たちの説得が難しいからです。しかし、滸はすぐ宗仁のところへやってきますが、10分ほど猶予をもらい、朱璃に滸のことで相談します。宗仁は朱璃の素性を隠して紹介しようと提案しますが、朱璃はその案を却下。武人の棟梁である稲生家の人間に信じてもらえないようではこの先が暗いからと。しかし、結局証明できるものがないという理由で信じてはもらえませんでした。翌日、勅神殿の道場で滸と稽古をした宗仁。滸はこれまでと剣筋が違う、記憶を失う前の宗仁に近いものがあったと驚き、その理由を問うと、宗仁は朱璃のおかげだと話します。滸は彼女のことを信じていませんでしたが、彼女が本物なら奉刀会にとってこれ以上ないほどの御旗になることから、宗仁の説得に応じ敗戦の日までは彼女を斬らないことを約束します。
朱璃が宗仁と同じ学園に通うことになり、その初日。宗仁は先ず共和国総督の娘エルザ・ヴァレンタイン上級大佐を紹介します。2年前の八月八日事件で奉刀会を壊滅状態まで追い込んだのが彼女でした。その後、同じく共和国人の軍人・ロシェルや、皇国を代表する財閥の総帥・来嶌紫乃と紹介されますが、特にエルザとは国のことで熱論を繰り広げることになり、宗仁は冷や汗をかくことになりました。その日の夜、配達の傍ら朱璃を連れて天京の案内をした宗仁。暴力にさらされる皇国人を見て、朱璃は助けに行こうとしますが、宗仁はそれを止めさせます。朱璃は宗仁を糾弾しますが、宗仁が“奉刀会”が残っていることを話すと、朱璃は喜び宗仁に臆病者呼ばわりしたことを謝ります。そして、帝京まで着くと、朱璃は三種の神器があれば血筋を証明できるのではないかと話します。神器は帝京の奥にある皇帝専用の神殿にあると朱璃は予想していましたが・・・。
呪装刀輸送日が決まり、その前日の夜。朱璃の記憶を頼りに帝京への侵入を試みようとした宗仁たちでしたが、小此木によってことごとく入口を塞がれていました。諦めて帰ろうとしたとき、輸送車らしき車が前を通ったため、呪装刀の輸送車ではと思った宗仁は追跡を開始。その後、滸からも呪装刀の輸送が1日早まったという連絡を受けたため、宗仁は助手席に乗る朱璃を下ろそうとしますが、朱璃は頑なに拒否。宗仁は仕方なく車から出ないことを条件に同行することを許可します。そして、作戦通りに輸送車を襲撃しますが・・・宗仁が担当した車両の中から1人の女の子が出てきます。彼女の名前は椎葉古杜音。巫女を束ねる斎巫女でした。彼女を車まで連れていくと、朱璃は驚きます。古杜音は朱璃が伊瀬野という皇家縁の土地で潜伏していた頃の友人でした。その後、彼女を安全な場所まで運んだ後、宗仁は名乗りますが、今度は古杜音が驚きます。それは宗仁のことを先代の斎巫女からよく話を聞いていたからで、戦争時に亡くなったとされる先代斎巫女について話を聞きたかったからでした。しかし、生憎宗仁は記憶を失くしているため何も知らず、古杜音は肩を落とすのでした。
斎巫女との繋がりが出来た奉刀会。滸は宗仁に斎巫女に呪装刀を研いで貰えないか交渉してほしいと頼まれます。宗仁は単身で神殿に行ったものの門前払いされてしまい、どうしようとか考えていたところ、古杜音の方が学院に通うことになり、アッサリと目的を達成。呪装刀を1本研いでもらいます。そのとき、古杜音はお礼の代わりに今は廃墟になって立入禁止区域になっている武人町に連れて行ってほしいと宗仁たちに依頼。先の戦争で亡くなった武人たちのために慰霊を行いたいということでした。宗仁たちは話を聞いてその依頼を引き受けることにします。その帰り、宗仁は朱璃が最初に着ていた衣装「呪装具」を古杜音に鑑定してもらったらどうかと提案。斎巫女のお墨付きならば滸たちも無視はできないだろうということでした。それから、宗仁は朱璃に何故暗殺に拘るのかと質問します。小此木を殺すだけでは変わらないのに。そもそも、朱璃は小此木を殺して国を変えようという意志はなく、母の仇を討ったら自分も死ぬつもりでした。皇国の安寧と豊穣を守れなかった時は、その身を以て大御神に赦しを請うべし・・・それが皇家に伝わる帝王学でした。命を賭して皇国を守れなかった責任を取ろうとする朱璃と、これからの皇国を変えて行こうとする宗仁。2人は根本的に考え方が違っていたのです。しかし、それでも宗仁は彼女を死なせないと誓うのでした。
古杜音との約束の日、宗仁と朱璃と古杜音の3人は武人町へと向かいます。そして、武人町に着いた後、滸の実家で慰霊の儀式を執り行うことになり、宗仁も実家に行ってみることに。そこへ義妹のものと思われる櫛を発見。持ち帰ることにします。その後、慰霊の儀式により多くの霊が成仏したのを見届けると、桃の花弁がどこからか降ってきて、宗仁は急に頭痛に襲われます。直後、魂の成仏を目撃した共和国軍に包囲されますが、朱璃は気絶した宗仁を抱えながら古杜音と一緒になんとか武人町を脱出。しかし、川に落ちてしまいますが、宗仁に頼まれて予め待機していた滸によって救出されます。朱璃は失った意識の中、皇家に仕え最期の最期まで自分を鍛錬してくれた里中との日々を思い出します。目を覚ました後は、宗仁を見捨てなかったことについて、2人で問答を繰り返すのでした。
翌日。この日は翡翠帝が学院に登校する日でした。翡翠帝はやってくるなり校舎から自分を見ている生徒たちに挨拶しますが、宗仁と目があったとき一瞬動きが止まります。宗仁は記憶を失う前に彼女と会ったことはあるのかと思いますが・・・。昼休み、翡翠帝が食堂で一般の生徒と同じように過ごそうとしていたところ、共和国人が勝手に翡翠帝の写真を撮り始めます。それでも翡翠帝はそれを受け入れていましたが、翡翠帝を侮辱されたと思った皇国人の生徒が共和国人の生徒に殴りかかり乱闘騒ぎに。宗仁は騒動になるやいなや、翡翠帝を救出しその場を離脱します。翡翠帝と話す機会を得られた宗仁はチャンスだと思い、自分が働く花屋の名刺を渡し、記憶がないことを説明した後、以前に会ったことがあったかを聞きますが、翡翠帝はありませんと答えるのでした。その日の内に帝京から注文があり、宗仁と朱璃は商品を届けるため帝京内に入りましたが、そこに待ち受けていたのは朱璃が命を狙う小此木でした。既に朱璃のことは知られていたのです。
皇国を売りとばし、今回の面談もただの暇つぶしと言う小此木を一喝する朱璃。そんな彼女の姿を見て宗仁は証明など不要だと感じます。朱璃は小此木と話したことで自分の考えを改め、小此木を暗殺したところで国は変えられない、大義ある戦いを経て社会を変革しないと・・・と語り、小此木のことを暗殺ではなく国民の前で裁かれるべきと言います。宗仁は彼女が考えを改めたことを嬉しく思い、約束通り彼女に忠誠を誓うのでした。
小此木の自白を録音していた朱璃と宗仁は、滸たちと行きつけの店で落ち合い、そこに古杜音を連れていきます。古杜音に朱璃の呪装具を鑑定してもらった結果、本物の皇家の呪装具であることが判明。更に小此木の自白を録音したものを滸に聴かせると、彼女もようやく朱璃を皇家の人間と認めますが、その直後、店内がざわつきはじめます。テレビ画面を見ると、翡翠帝が共和国高官の結婚を敗戦の日に正式発表という速報が出ていたのです。もし、皇家と共和国の人間が結婚したら、皇国人は精神的に共和国と戦うことが出来なくなる上、生まれた子供が帝位を継ぐことになれば皇国と共和国は一体となってしまう・・・それこそ本当の敗北でした。
宗仁と滸は奉刀会の暴発を防ぐために本部に向かいます。本部には集合をかけてないにもかかわらず、既に大半のメンバーが集まっていました。滸は槇を筆頭とした血気盛んな者たちを必死に説得します。彼女がそこまで必死になっていたのは、3年前の戦争で自分と一緒に戦った明義隊(稲生家の明義館に通う若者を集めた部隊)が自分一人を遺して全滅したことが大きく関係していました。そんなとき、古杜音から連絡が入ります。朱璃が行方不明になったというのです。古杜音が朱璃の部屋にいるというので急いで戻った宗仁は、彼女と一緒に辺りを捜索しますが三時間も前の話だったため、見つけることは出来ませんでした。誘拐された可能性が高いと踏んだ宗仁は、古杜音に呪術で探すことは出来ないかと聞くと、古杜音は朱璃の持っていた呪装具を辿れば分かるかもしれないと朱璃の部屋で儀式を始めます。そして、古杜音が見たのは宗仁にとって見覚えのある倉庫群でした。一方、朱璃は犯人から幻覚を見せられていて、宗仁を人質に取られ小此木の首を狙うことと宗仁の命、この2つを天秤にとられており、彼女が出した結論は宗仁でした。自分の使命よりも宗仁を取ってしまったのです。
宗仁と滸は2人でその倉庫に向かいます。すると、宗仁は朱璃の気配を察し、倉庫の場所を特定に突入します。倉庫の中には誰もおらず、朱璃が気を失っているだけでした。そして、外に連れ出そうとした瞬間、テロリストがいるという通報を受けたエルザたちによって包囲されてしまい、宗仁は滸に朱璃を連れて逃げるように指示したあと自分が囮になります。エルザ達共和国軍と一戦交える宗仁でしたが、呪装刀の力で共和国軍を一蹴。エルザとも“穏便に”話を付け、その場を去り滸たちと合流します。意識を取り戻した朱璃は何者かに小此木から手を引くよう脅迫されたと言いますが、記憶が混乱しているようでした。宗仁と滸は犯人の目的がはっきりしないと疑問に感じていましたが・・・。
夜が明け古杜音を勅神殿に送り届けた後、朱璃と稽古をした宗仁。稽古が終わってお店に戻ってくると滸から槇派の数名が奉刀会を脱会したという連絡が入ります。暴走させないために脱会した者を探す宗仁たち。夜になり、連絡が取れなかった槇を発見。彼と話している間に滸から間に合わなかったという連絡を受け、宗仁は肩を落とすのでした。
そして、迎えた3月19日。皇国がもっとも盛り上がるお祭り・桃花染祭。宗仁と朱璃、途中から古杜音も加わり花屋で仕事をしていましたが、それが終わったあと、学園に咲いている桃の花を見に行きます。そこで朱璃は急に皇家にしか伝わっていない伝統の桃花染の舞を見せると言い出します。その舞は以前彼女が見せるのを嫌がっていたものでした。誘拐されてからの朱璃の様子がおかしいと思っていた宗仁は妙な胸騒ぎがしましたが、その悪い予感は的中します。その日の夜、ふと目が覚めた宗仁は朱璃の部屋に行くともう彼女の姿はありませんでした。そこには手紙があり、一通は「皆へ」、もう一通は「鴇田殿」と書いてありました。手紙には宗仁のもとを去ることへの謝罪と自分が主には相応しくないことと主従関係の解消が書かれていました。宗仁は彼女が大人しく伊瀬野に戻るわけがないと思い、恐らく翡翠帝の婚約発表を止めるつもりだろうと考え、部屋を飛びだし朱璃を探します。一方、滸は朱璃がいなくなった報を受けてはいましたが、まったく別のことを考えていました。それは共和国から奪い取った呪装刀が関係していて・・・。
朱璃は陵墓で隠れていました。そして、母親に幻覚の中とはいえ国よりも想い人を取ってしまったことを謝罪し、せめて式典で翡翠帝と小此木の正体を明かそうと誓っていましたが、ふと背後に誰かいることに気付き咄嗟に飛びます。振り向くとそこには呪装刀を持った滸の姿がありました。その様子から朱璃はいつもの滸ではないと悟り、自分も呪装刀で応戦します。滸は『なぜ私から宗仁を奪うの?許せない』と呟き、再び襲い掛かります。朱璃は自分の死を覚悟しましたが、そこに駆けつけたのは宗仁でした。宗仁は古杜音からもらった情報で朱璃のもとへ駆けつけたのです。しかし、元々実力伯仲の2人の戦いにおいて、朱璃を庇ってできた肩の傷は宗仁にとって致命傷でした。徐々に押され始める宗仁ですが、朱璃を守る事ただそれだけを考え、戦い続けます。朱璃はもう主従関係は解消したのだから守らなくても良いと言っても宗仁は言うことを聞きませんでした。どんなに傷付いても滸に立ち向かう宗仁の姿に、朱璃は戦争にときの彼の姿を重ね、そんな宗仁の背中を見て、朱璃は宗仁が言っていたことの意味を理解します。主は臣下の覚悟を受け止め、自らの運命を臣下に委ね、自らの言葉で臣下を戦場に送り出し、全てを見届けること。自分のすべきことを理解した朱璃は、宗仁を止めるのではなく、私のために勝ちなさいと命じます。すると宗仁の力は解放され、一瞬で決着が付きます。宗仁は刀ごと滸を斬るつもりでしたが、刀が折れたと同時に滸の目に戸惑いの色が見えたため寸止め。滸はそのまま気を失うのでした。
滸との決着が付いた後、朱璃は宗仁の運命を見届ける勇気がなかったことを認め、これからは私も私の為すべきことをしてあなたに応えたいと誓います。そして、宗仁にその身とその命を今一度私に捧げなさいと命令。宗仁も朱璃に忠誠を誓います。すると、何もない中空から突然桃の花が舞い降りてきます。宗仁が驚いていると、朱璃はこう言います。「これは私の涙。物心ついた時から私は涙を流せないの」と。そして、これで泣くのは最後にすると誓い、宗仁もまた朱璃を泣かせるのは最後にしようと誓うのでした。
その後、古杜音がやってきて滸の治療を開始、宗仁と朱璃は遠くの式典を見ていましたが、突然会場が爆発。翡翠帝を含めた多くの要人がこの爆発に巻き込まれるのでした。
【花篝】
爆発に巻き込まれても無事だったエルザが周囲を見渡すと、先ほどまで談笑していた来賓たちの呻く姿がありました。その中には既に動かなくなった者もいましたが、傍らから翡翠帝の呻き声がしたため、慌てて駆け寄り抱き起します。奏海は幸いかすり傷程度だったためエルザは安堵し、事態の収拾に動こうとしたところ、奏海に血が出ていると言いわれ、彼女は初めて自分の脚が血に濡れていることに気付きます。奏海に応急処置をしてもらったエルザは無事だった者から状況を報告してもらい、各人に指示を出していると、そこに小此木がやってきます。エルザは奏海を小此木に任せて自分は現場に残ると言うと、奏海からお礼にと小さな木彫りのキーホルダーを渡されます。エルザは彼女が小此木の傀儡の人形だと知っていましたが、そんな彼女の態度を見て翡翠帝自身に少し興味を持つのでした。
その後、状況を把握し事態を収め報告書をまとめたエルザは、父ウォーレンに報告しに行きますが、ウォーレンは犯人を武人に仕立て上げようとしていました。エルザは理不尽な理由で取り締まることは間違っていると反論したものの、ウォーレンは聞く耳を持っていませんでした。ウォーレンに結果を残した者のみが主張できると言われ、今回の式典の総警護を任されていたにも係わらず悲惨な事態を招いたエルザは何も言い返すことが出来ずに退室。しかし、エルザは心の中ではまだ諦めていませんでした。
その頃、朱璃と滸の治療のために勅神殿に急行した宗仁達。治療を受け意識を取り戻した滸は古杜音から自分が操られたことにショックを受けていました。呪装刀にかけられた呪術よって負の感情が利用されたという古杜音の診断に、宗仁がその負の感情について滸に聞こうとすると、朱璃に出て行くよう言われ仕方なく退室。宗仁が退室したのを確認した後、滸は自分が何故操られていたのか思い出していました。朱璃に宗仁を取られたくないという嫉妬心、それが滸が操られた原因でした。朱璃からはこうなったのは呪装刀のせい、だから手打ちにしましょうと言われたものの、武人として自分の失態が許せない滸はけじめをつけるために自害しようとします。朱璃に死ぬなと命じられても尚も死のうとする滸に対し、朱璃はそれなら死よりも重い罰を与えると言い、滸はそれを受けることにします。朱璃からの罰は「臣下として朱璃を玉座につけること」でした。それは義務であり義務を果たす前に自害することも許さないと言われ、上手く嵌められたと思った滸でしたが、その罰を受け入れ朱璃に忠義を誓い、彼女の臣下となるのでした。
朱璃と滸の話が済んだ直後、滸に武器庫がエルザ率いる共和国軍に襲撃されたという連絡が入り、宗仁と滸、そして朱璃の3人は奉刀会本部へ戻ります。そこで滸は呪装刀の7割を共和国軍に奪われたという報告を受けましたが、それでもなお呪装刀集めをすると宣言。すると、副会長の数馬はうじうじと刀集めなんてうんざりだと不満を爆発させ、滸と数馬は一触即発状態に。それを打ち破ったのは、密偵の子柚からの報告でした。それは2年前の8月8日・・・『八月八日事件』で共和国軍に拘束され死んだと思われていた滸の父・稲生刻庵が帝宮に囚われているという情報でした。しかし、共和国軍に捕えられたはずの刻庵が何故帝宮にいるのかという理由までは分かりませんでした。滸は子柚の報告を聞いて、父親の救出を決定。会長は父がすべきという滸とそれに反対する数馬で再び一触即発の気配になりましたが、監察役である宗仁が間に割って入り2人を止めます。すると数馬は年寄りの出る幕じゃないと刻庵の救出には協力しないことを宣言し、去って行きます。宗仁のお蔭で何とか奉刀会の分裂は避けられましたが・・・。
犠牲を払ってでも父親を救出しようとする滸に対し、宗仁は帝宮には3~4人の少人数で行くべきことと、奉刀会の分裂を防ぐために私的なものとして行うことを提案。朱璃もそれを支持したことで滸も納得。子柚からの事実確認の報告を待ち救出作戦を決行することとなりました。
一方、エルザはウォーレンに言われた通り、今回の件を武人の仕業だとマスメディアに説明。その後、軍に戻りウォーレンと話をします。今回の武器庫襲撃についてはウォーレンが掴んだ情報によるものでした。そして、ウォーレンが刻庵が帝宮に囚われているという情報を意図的に武人にい流したことを問い詰めますが、その件については自分の発案だと答え、刻庵を餌に武人を誘き出し一気に叩きたいと思惑を話します。場所を帝宮にした事については、小此木が今回の爆発事件の責任を取ってきたから任せたと答え、エルザは小此木を信用することが出来なかったため、何とか自分の部隊をねじ込めたいと考え、ウォーレンと交渉し許可を貰うのでした。
式典爆破事件の翌日。政府より3月一杯でこれまで許可されていた刀の所持を全面禁止及び回収するという通達があり驚く宗仁達。この通達で暴走しかねない奉刀会のメンバーを抑えた後に学園に向かうと、既に昼休みになっていました。食堂で朱璃と合流した宗仁と滸ですが、そこにやってきたエルザからやんわりと牽制されます。放課後、呪術の使い過ぎで倒れて学校を休んだ古杜音の見舞に勅神殿に向かった宗仁と朱璃。そこで古杜音から有力な情報を聞きます。古杜音が呪術を使って爆破現場を調べたところ、爆破は呪術によるものと判明。犯人まで特定は出来なかったものの、他に爆破によって石垣に開いた穴の奥が地下通路に繋がっているということが分かります。それを聞いた朱璃は帝宮の奥にある「紫霊殿」に眠るという「三種の神器」を手に入れ、それがあれば呪装刀がない奉刀会でも小此木たちに対抗できるかもしれないと提案。宗仁も現状を打破するにはそれが良いと賛成します。しかし、三種の神器については大まかなことは広く知られてても誰も詳しく知りませんでした。三種の神器のうち、あらゆる厄災から身を守る「天御鏡」、あらゆる知恵を授ける「八尺瓊勾玉」の2つは古杜音もあまり詳しくありませんでしたが、残る1つ「天御剣」については歴史書に具体的な記述があると言って2人にそれが書かれた書物を見せます。そこには天御剣が実際に使われたときの様子が書かれており、古杜音は天御剣は今の巫女とは比べ物にならないくらい強力な呪力を持っていたという太古の巫女が鍛え上げた呪装刀ではないかと推察。その呪装刀があれば何とかなるかもしれないと考えた宗仁と朱璃は、刻庵救出の他に三種の神器を手に入れることも目的に入れるのでした。
その帰り、花屋の前で一輪の花を持った数馬を見かけた宗仁。数馬は今夜会う女にあげるものと言って去って行きますが、その後、滸が奉刀会の資金稼ぎのためにやっているアイドル「菜摘」で公演している会場に足を運びます。菜摘をしているときの滸は会場にいる数馬に驚き危うく転びそうになったものの、無事公演は終了。公演後、滸に戻り数馬と会うと、彼は一輪の花と共に滸にまだ刻庵を救うつもりかと聞いてきます。滸が考えを改めるつもりはないと答えると、数馬は脱会届を滸に渡し、自分がいなくなれば奉刀会は1つに纏まると言います。そして、朱璃が現れてから色恋沙汰で色々あった滸に釘を刺し、滸は会長の器ではない、このままでは奉刀会は「明義隊」の二の舞になると言い放ち去って行くのでした。
滸が率いた若い者のみで構成された明義隊。3年前の戦争のとき、唯一無事だった明義隊のメンバーは、初めての戦争に興奮を抑えきれず冷静さを失って滸の独断で戦場に赴きました。しかし、滸と同じく明義隊の中にいた宗仁は途中で別行動を取ったため行方不明となり、他は数人を残して全滅してしまいました。もはや正常な判断力を失っていた滸は目の前の海に現れた軍艦に向かって突撃を敢行。途中で撃たれた滸は倒れ、死ぬことに恐怖を覚え、「死にたくない」と思うようになり幻覚を見ます。目の前に現れた明義隊の武人たちから何故撤退させなかったと責められた滸は、戦争から生き残ったものの、戦後の3年間ずっと後悔と自責に溺れていました。数馬の言葉で改めて明義隊を全滅させた自分は会長の器ではないことを理解した滸。だからこそ彼女は父親の救出に固執していたのでした。
翌日、滸は宗仁と朱璃に数馬が脱会したことを報告。それを聞いた宗仁は、まだ他の会員には知らせない方が良いと言い、「八月八日事件」の二の舞にならぬよう奉刀会のことを知りすぎている数馬の動向を探ろうとしますが、一向に手がかりは見つかりませんでした。数日後、鷹人から「美よし」から数馬が出てきたのを見たという連絡を聞いた宗仁達は、閉店時間を狙って「美よし」へと向かい、睦美から話を聞くことに。睦美は、奉刀会結成のとき、三主家の当主である刻庵や数馬と3人で皇国再興の日まで戦い抜こうと誓約を結びました。睦美は武人も自由な生き方をしても良いと考えており、奉刀会からの脱会が罪にならぬよう自分から率先して抜けました。刻庵が捕まった後、睦美か数馬が会長になるべきだったのではと宗仁が指摘すると、睦美は継げない理由があったと答えます。そもそも刻庵が捕まり奉刀会が壊滅に近い状態に追い込まれた「八月八日事件」は、何者かが決起の情報を漏らしたことが発端でした。公には情報を漏らした犯人は秘匿されましたが、その情報を漏らしたのが、槙家の「興武館」の門弟の1人でした。その門弟は、共和国の息がかかった女性に騙され情報を漏らしてしまい、事件の後に数馬宛に遺書を残して自害。そのことがあり、責任を感じていた数馬は会長を継がなかったのです。犯人を公表しなかったのは、稲生派が槙派を糾弾し、会が割れることを防ぐためでした。
数馬が不器用な人間だと知った宗仁。睦美からは滸を支えられるのは他家である自分や数馬ではなく宗仁だと言い、宗仁は刻庵からも頼まれ支えてきたつもりだと答えます。ただ、滸のことを会を率いるだけの実力はあると評価していたものの、明義隊のことが尾を引いて自信を失くしていると言います。宗仁は、彼女が奉刀会の会長ではなく「代行」だと主張するのも父親を救出することに固執しているのも全て不安からの発露であると見抜いていました。戦に勝って自信をつけさせるという宗仁に対し、睦美はそれだけじゃなく1人じゃないと教えることでも自信をつけられると付け加えます。そんな気の利いた言葉を言うことが出来ないと言う宗仁でしたが、睦美から「剣を以てお言葉となされませ」とアドバイスを受けると、宗仁は滸の傍を離れないように努めますと答えるのでした。
一方、滸は朱璃に明義隊のことを話していました。明義隊を全滅させた私に奉刀会の会長は務まらないという滸に対し、朱璃は自分も国を滅ぼした皇帝の娘だと返し、そんな自分が主としての価値があるのかと滸に問います。滸が朱璃の事を私の主だと答えたため、朱璃も滸は臣下としての価値があると思ったから受け入れた、誰でもいいわけじゃないと伝えます。それでも稲生家の当主は刻庵だと思っている滸に、朱璃は刻庵は関係ない、滸なら会を束ねられる期待に応えて欲しいと激励します。その後、話は変わって少し前から宗仁のことを避けていることについて聞くと、滸は明義隊が戦いに赴くとき、宗仁だけ別行動を取ったことを話し、別れる直前に宗仁に告白したことを話します。返事が戦が終わってからと約束したものの、戦争が終わって生き残った宗仁は記憶喪失で告白のことすら覚えていませんでした。それでも朱璃は、2人はお似合いだと思うと言いますが、滸には女性としては珍しい武人の強さの証でもある武人因子を持っているため子を成すことが出来ませんでした。女としての価値がなく戦うことでしか価値を見いだせない、宗仁もそう思っているという滸。朱璃は宗仁がそんなことを思っていることを知り怒って宗仁のところへ行こうとしますが、滸はそれでいいと止めます。稲生家は分家があるから自分がいなくても血は繋がるが、もしも宗仁と結ばれても鴇田家の生き残りである宗仁とは子を成すことが出来ず、鴇田家は途絶えてしまうから・・・だから告白が出来ただけでも満足だと。そして、朱璃の前に膝を突き、もう宗仁のことで揺るがない、主のために尽くしていくと改めて朱璃に忠義を誓うのでした。
結局「美よし」では数馬の動向は分からないままでしたが、滸と別れ宗仁と朱璃がお店に帰ると、血まみれの子柚が待っていました。鷹人が子柚を治療している間に滸を呼び、治療が終わった後、彼女から報告を受けます。帝宮に刻庵らしき姿を見たことと、数馬が帝宮で禁護兵として警備をしていたこと。子柚の傷は数馬によるものだったのです。子柚は数馬から手紙を預かっていると言い、滸に渡します。そこには刻庵の命を預かっている、助けたければ帝宮まで来いという内容が書かれていました。刻庵だけじゃなく奉刀会の情報も含みで人質にとられた滸は、明日の夜、予定通り父親を救出することを宣言するのでした。
一方、帝宮では奏海の部屋へエルザが訊ねてきました。爆発事件以降、安全が確認されるまで学園に通うことを禁じられた奏海にとって、エルザとの時間は楽しいものでした。エルザからこれからしばらく帝宮に滞在することを聞くと奏海は喜びますが、エルザには別の思惑がありました。奏海を扇動して決起させればそれに釣られて出てきた武人を一網打尽に出来ると。其の為に色々と探りを入れますが、そこでとあることに興味を持ちます。それは奏海からお礼として貰ったキーホルダーでした。奏海から貰ったものですが、それはお店で買った物と聞いたエルザは、以前このキーホルダーを見た宗仁と滸が懐かしい感じがすると言ったためでした。又、奏海がファンだという菜摘についても懐かしい声だと言っていたため、奏海と宗仁、そして滸の3人は何か繋がりがあると考えていました。奏海との会話の時間を終え、退室するとそこには小此木が待ち構えていました。小此木はエルザが自分の部隊を引き連れて帝宮に入ったことを快く思っておらず、エルザが何をしに来たのか問います。エルザは自分たちは見ているだけと言いつつ、小此木とウォーレンによる金の流れを断ち切るために、帝宮に攻めてくるであろう武人を自分が捕えて、警護の薄さを理由に帝宮に共和国の兵を送り込むつもりでいました。エルザによる民主化の要求をのらりくらりとかわす小此木と、小此木の庭である帝宮に土足で踏み込んだエルザ・・・2人は腹の探り合いを続けるのでした。
刻庵救出作戦決行の夜。紫乃の協力で車を提供された宗仁達はそれを使って検問を通り帝宮に侵入。石垣の穴から地下通路に入ります。そして、刻庵が捕えられているという地下へ向かう滸と三種の神器があるという紫霊殿へ向かう朱璃で一向は分かれることになりますが・・・。

※【滸に同行する】を選ぶと稲生滸ルートに突入、【朱璃に同行する】を選ぶと共通ルートは続きます。

・・・と、いうわけで、1人目は稲生滸でした~。

 

本来なら1番好きな古杜音ちゃんから見るのですが、この作品はルート分岐が特殊で段階的に順を追って分岐していく形になるので、好きな順とはいかないから仕方ないですねw
まぁ別に先に古杜音ちゃんから見ることは出来るけど、順番に見て行った方が多分良いと思います。

稲生滸 キャラクター紹介
滸は宗仁の幼馴染で武人組織「奉刀会」の会長代行。会長である父親の刻庵が共和国に捕まってしまい生死不明なため、娘である滸が会長代行を務めています。
武人の名家である三主家の1つ稲生家の跡取娘で、女性としては珍しく武人因子を持っており、実力も記憶を失って本来の力を発揮できていないとはいえ男の武人である宗仁と遜色ありません。
非常に真面目で目つきもキツイため誤解されやすく、身内以外からは怖がられてしまい、そのことを本人も気にしています。そんな彼女ですが、実は皇国内では知らぬ者はいないと言われているほどの人気アイドル「菜摘」本人であり、テレビの中では別人のように明るく元気な姿を見せています。そのアイドルをやっている理由は奉刀会の活動資金を稼ぐため。ただ、知り合いに見られるのは恥ずかしいらしいw
宗仁のことが大好きで、その好き好きオーラは誰の目に見ても明らかで、宗仁が記憶を失くした後も甲斐甲斐しく世話をしており、お弁当を作ってきたりと献身的なところがあります。
彼女は戦争中に「明義隊」という若い武人たちで編成した部隊の隊長を務めていましたが、その戦争で明義隊を自分のせいで全滅させてしまったと未だに後悔しており、自分に自信がなく、周囲に何を言われても会長“代行”と言い張り、稲生家当主ではないと主張しています。

稲生滸編 あらすじ
傍にいると約束したため滸に同行することにした宗仁。ただし、朱璃も一緒に行くことを条件としました。朱璃は1人でも大丈夫だと言い、再び話が元に戻りかけましたが、子柚が先に紫霊殿の方へ先行して調べてくることにし、朱璃が子柚に紫霊殿への道を教えた後、3人で地下牢へと向かいます。
地下牢に着くと、そこには数馬が待ち構えており、そして足元には拷問と思わしき傷を負った刻庵の見るも無残な姿がありました。数馬は拷問は俺じゃないと言った上で、死にそうだったから殺したのは俺だと言います。滸はそれを怒って聞いて抜刀し、数馬に斬りかかりますが、怒りだけが先走っている滸の斬撃は単調になっていました。
苦戦する滸。あっという間に自分の呪装刀を弾かれてしまった彼女に残されたのは、稲生家の当主にしか扱えない呪装刀「不知火」だけでした。滸は未だかつてその呪装刀の力を引き出せたことはなく、彼女が自分を当主だと認めない原因の1つにもなっていました。そして、数馬に挑発されて抜刀したものの、不知火は何の反応も示さず、数馬は落胆します。
睦美から数馬の人となりについて聞いていた宗仁は、彼の目を見て何か思惑があることを察し、滸にもちゃんと逃げずに向き合ってほしいと考え、助けに行こうとする朱璃を抑えて2人の行く末を見守ることにします。数馬が再び「このままでは奉刀会は明義隊の二の舞だ」と告げると舞は諦めようとしますが、そこへ朱璃の声が地下牢に響き渡ります。「諦めることは許さない、義務を果たすと誓ったのは嘘だったの」と。
朱璃の声を聞いて、咄嗟に数馬の斬撃を避けた滸は宗仁の目の前に転がりこみますが、宗仁は彼女を助ける様子が一切ありませんでした。宗仁は立ち尽くす滸に対し、戦わねば守れないものがある、それは戦争に限ったことではない、国も仲間も忠義も自尊心も、およそ価値のあるものは戦わねば守れない。守りたいものを自分の手で守れるというのは幸せなことであり、大切なものの運命を誰かにゆだねるのは悲しすぎる。俺は自分の手で戦えることを誇りに思っていると滸に伝えます。
滸は宗仁の言葉を聞き、自分の中にある朱璃への忠義・・・自分の中に守れるものがあると気付き、再び立ち上がります。己の忠義のために立ち上がった滸は「不知火」に語りかけます。するとそれに応えるかのように不知火から空気を焦がすほどの爆炎が吹き上がります。滸はようやくその呪装刀の力を引き出すことに成功したのです。それを見届けた数馬もまた槙家に伝わる呪装刀「黒鉄」の力を解放し、ついに2つの流派の当主がぶつかることになったのでした。
勝負は一瞬でした。2人の刀がぶつかった後、倒れたのは数馬の方でした。戦いが終わると滸は自分を立ち上がらせてくれた宗仁にお礼を伝えます。そして、数馬が殺したという刻庵の遺体を見ると、それは刻庵ではありませんでした。すると、数馬が起き上がり、刻庵などいない、小此木に引っ張り出されただけだと真実を言います。そして、禁護兵を地下牢から追い出し滸達が侵入しやすくしたのも数馬の仕業でした。数馬から話を聞いていると、子柚がやってきて自分たちが侵入してきた石垣の入口からエルザの部隊がやってきたことと後方からも別働隊がいることを報告。それを聞いた数馬は再び黒鉄を持って殿を務めようとします。そして、数馬は滸を奉刀会の「代行」ではなく「会長」として認め、別働隊を抑えるために1人残るのでした。
侵入した入口の方へ戻るとエルザとその直属部隊が待ち構えてました。朱璃からこの場を切り抜けることを任された宗仁と滸は圧倒的な力を見せつけ、エルザ直属部隊を一掃します。2人がお互いに自分の背中を任せ、数十人いる兵たちを次々と殺していく姿は圧巻で、朱璃も思わず見惚れていました。それと同時に自分に滸の代わりは務まらないことも思い知らされていました。武人2人の圧倒的な力を前にして撤退を余儀なくされたエルザ。その隙に朱璃たちは帝宮からの脱出に成功。尾行の確認をしながら花屋まで戻ると、鷹人が数馬から預かったといいう手紙を渡されます。その手紙には数馬からの謝罪の言葉と彼の思い、滸にかけている期待と激励、そして槙派の武人への指示が書かれていました。
一方、「美よし」の外で遠くの帝宮を眺めながら数馬のことを考えていた睦美。2年前、数馬は「八月八日事件」が起こった後に自分の門弟が情報を流したことに責任を感じて自害を図ったものの、それを睦美に発見され一命を取り留めます。睦美はそんなことを思い出しながら、夜空を見ると流れ星が消えたため、数馬が死んだと思い込んだ矢先、屋根の上から熊のような大男が落ちてきて驚きます。落ちてきたのはその数馬本人でした。睦美は胸の中で勝手に数馬を殺していたことを反省しつつ、数馬を介抱するのでした。
翌日、奉刀会本部にて、昨晩の刻庵救出作戦についての経緯説明及び数馬の死と遺言を公開。宗仁と滸は睦美から数馬がまだ生きているという報告を受けていましたが、数馬本人から「然るべきときまで伏せておけ」と言われたため、そのまま死んだことにし、奉刀会をまとめあげます。そして、滸は奉刀会会長に正式に就任することや、刻庵の生存は不明ながらもうそのことに会の力を使うことはしないと宣言。そこにはかつての弱い滸の姿はなく、会長としての立派な姿がありました。槙派の武人たちも滸の姿を見て、共に戦うことを誓います。こうして、奉刀会は新会長・稲生滸の下、一致団結するのでした。
滸が正式に奉刀会会長に就任した翌日、いつも通り勅神殿の道場で稽古をしていた2人。滸の太刀筋は確かに変化しており、宗仁からようやく一本取ります。滸はこれまでずっと記憶喪失になった宗仁の世話をすることで自分自身を保っていました。けど、それももう終わりにしてけじめをつけなくてはいけないと思い、滸は宗仁に甘え過ぎていたと言って、宗仁に離れても良いと伝えます。しかし、宗仁はそれを拒否。いつまでも共に在り共に戦っていこうと言い、口づけを交わします。その後、宗仁は記憶を失くす前に滸から宿題を出されていたことを思い出し、あのとき告白してきた彼女への返事をします。滸のことは好きでも嫌いでもない、どうしようもなく大切な存在でもう離れることは出来ないと。そして、再び2人は口付けを交わすのでした。
翌日の学園で交際をカミングアウトした2人は朱璃たちに祝福されます。そして、放課後に滸から買い物デートに誘われ、次の土曜日にデートします。その日は1日恋人として過ごしますが、夜になり別れの時間になると、滸はこれで恋人気分も終わり、明日からはまた武人に戻ると切り替えようとしますが、宗仁はまだ今日はまだ終わっていないと言い、滸に好きだと告白してキスをして、宗仁の部屋で一晩を過ごすのでした。
1日限りの恋人から武人に戻った滸と宗仁。2人は高台から天京を眺めていました。武人の取り締まりはますます厳しさを増し、未だ共和国に支配されている皇国を見て、滸は自分たちが武器を捨てれば平和になるのかなと少し弱気な一面を見せますが、宗仁はそれはまやかしの平和だと言い、もし滸が願うならどこか田舎に逃げてのんびり暮らすのも良いと試しに提案します。すると、滸は私が武人じゃなかったらそういうのも悪くない、けど私は稲生の武人だから最後の一人になっても戦うと答えます。そして、朱璃を守り皇国を再興することを宗仁と誓い合います。その後、滸の下に一本化された奉刀会は、徐々に勢力を強め、皇国の独立を勝ち取るのでした。

稲生滸編 感想
滸が数馬との戦いの中でトラウマである「明義隊」の一件を克服し、自分の守るべきものを見つけ武人としての誇りを持つようになり、奉刀会のリーダーとして立ち直るというお話。滸を会長として稲生家当主として相応しくなるよう立ち回っていた数馬はかなり良いヤツでしたね。ちょっと不器用過ぎるけど渋くてカッコイイおじさんでしたw 余談の方では女性陣にイジられてたけどwww
最後はすっごいざっくりに皇国が再び独立したことを言われていましたねw 個別ルートだと仕方ないことですが・・・その後も少しくら触れるのかなって思ってたらすぐ終わってしまって、ちょっと拍子抜けしました。アッサリでしたなぁ。なので、ほぼ数馬との戦いとその後のエルザ直属部隊を蹂躙するシーンがメインでした。というか、本気の2人を相手にしたエルザが可哀想w なんというか、エルザさん、やられ役が染みついているような・・・w
恋人になってからの滸は可愛いの一言。献身的で世話焼き好きなところが思う存分発揮されてて、お嫁さんっぷりがハンパなかったです!宗仁と2人きりのときは普段の真面目な態度とのギャップがたまらんですなw だから、この恋人パートはもう少し見ていたかったなぁ~というのが正直なところ。デートの1日と余談でしか見られないのが残念でした。とりあえず、朱璃たちが呆れるほどのバカップルになりましたねw 発売前の人気投票では1位でしたが、ますます1位が盤石になりそう・・・いや、僅差で2位だった古杜音ちゃんだって可愛いぞ!!(対抗心w
Hシーンは4回。初体験がバックだったので「ぇー(´д`)」って思ったけど、それ以降はおっぱい見せたので概ね満足でした。ただ、1つくらいは全裸エッチがあっても良かったんじゃないかなぁ~。どれも半脱ぎだし・・・。最後のエッチももう少し左手をずらしてほしかったかな~。おっぱい大きいのにパ○ズ○フェ○もないし・・・。そこが残念でしたな。それから、滸が服を脱いでるはずなのに、拡大するときにまた服を着てたりしてましたねw あのへん修正されないのかな?なんか違和感がありました・・・w
一般シーンだとやはり数馬との決闘~エルザ直属部隊との戦いですかね。胸熱な展開でしたが、覚醒した滸にとってエルザ直属部隊は最早かませ犬状態だったので哀れでした(爆) それから菜摘になったときの変わりようw 菜摘に変わる瞬間も描写されてたけど・・・あれだけであそこまで変われるって・・・女の子って凄いwww あと滸じゃないけど、睦美が勝手に数馬を死んだと思って反省するシーンが好きですw この2人も怪しいといえば怪しいけど、睦美さんは私のものだ(ぇ

さてさて、お次は鴇田奏海です~。

「千の刃濤、桃花染の皇姫」のあらすじ・感想はこちら↓
稲生滸編】【鴇田奏海編】【エルザ・ヴァレンタイン編】【過去編】【椎葉古杜音編】【宮国朱璃編】【サブヒロイン編】 

「千の刃濤、桃花染の皇姫」のグッズ購入品はこちら↓
エルザ・ヴァレンタイン&稲生滸Wスエードタペストリー】【鴇田奏海Wスエードタペストリー
椎葉古杜音Wスエードタペストリー】【宮国朱璃台紙テレカ&B2タペストリー&色紙バインダー
エルザ・ヴァレンタインWスエードタペストリー】【主題歌CD】【宮国朱璃Wスエードタペストリー&更科睦美テレカ
椎葉古杜音等身大タペストリー】【宮国朱璃テレカ

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「初恋サンカイメ」 店舗特典情報

2016年09月23日 19時38分48秒 | 美少女ゲーム

2016年12月22日発売予定ういんどみる最新作「初恋サンカイメ」の店舗特典情報が公開されています(*’∇’)

ちなみに本日9月23日から予約開始されてるので、タイミング図ってたんでしょうね。予約開始前に店舗特典が公開されるのはありがたいです!

※他に公式通販もあり、こちらは通販で唯一早期予約キャンペーンの色紙が付いてきます。他にも特典が付くそうですが、そちらはまだ不明。

私の場合は普通にグッドウィルかメディオ!のどちらかになりますね~。絵柄的にはグッドウィルかな。まぁ、おっぱい星人としては、ゆりの先輩しか選択肢がないのでw でも、公式通販のキャラとグッズ内容が判明するまでとりあえず予約は待つつもりです。
・・・っていうか、美咲もそうですけど、エミリアもBカップの割には大きく見えるんですが・・・まぁ公式のスリーサイズよりも見た目で巨乳に見えるならそれはそれでOKです!w

あとはリンちゃんが成長しておっぱい大きくなれば(ry

「初恋サンカイメ」の公式サイトはこちらから↓
http://windmill.suki.jp/product/sankaime/】 

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「千の刃濤、桃花染の皇姫」 宮国朱璃テレカ

2016年09月23日 00時03分15秒 | 美少女ゲーム

「千の刃濤、桃花染の皇姫」、宮国朱璃ちゃんのテレカを買いました(*'∇')

朱璃ちゃんもスタイル良いですよね~。というか、如何にもオーガストのセンターヒロインという感じですw
・・・ぁぁ、ユースティアは見た目は如何にもって感じですが、おっぱいだけ例外ですね(爆)

千桃もいよいよ本日発売ということで、もう楽しみで仕方ありませんなぁ~。今年1番の期待作なので!!
しかし・・・ブログはどう書けば良いのかねぇ・・・展開がまったく読めないし、ヒロイン個別ルートにどうやって分岐するのかも分からないし。あらすじだけ書いて終わりってわけにもいかないし・・・。悩みどころw ユースティアのような分岐だと個別ルートまで長そうですしね。まぁ実際にプレイしてからどうするか決めますか。もしかすると感想記事をあげるのは遅くなるかもしれません。
ともあれ、早くプレイしたい!

「千の刃濤、桃花染の皇姫」のグッズ購入品はこちら↓
エルザ・ヴァレンタイン&稲生滸Wスエードタペストリー】【鴇田奏海Wスエードタペストリー
椎葉古杜音Wスエードタペストリー】【宮国朱璃台紙テレカ&B2タペストリー&色紙バインダー
エルザ・ヴァレンタインWスエードタペストリー】【主題歌CD】【宮国朱璃Wスエードタペストリー&更科睦美テレカ
椎葉古杜音等身大タペストリー】 

「千の刃濤、桃花染の皇姫」の公式サイトはこちらから↓
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気になる新作タイトル:「リアルエロゲシチュエーション!」

2016年09月22日 20時02分13秒 | 美少女ゲーム

気になる新作タイトルのコーナー!

今回は、自宅すたじお第2弾タイトル「リアルエロゲシチュエーション!」。

自宅すたじおはデビュー作「ナデレボ!」が良かったので、新作が出たらチェックしようと思っていました。
まぁ若干斜め上の内容に驚きましたが・・・w

リアルエロゲシチュエーション! 概要
オタクが苦手なクラスメイト・宮之上環奈に恋をしたオタクな主人公が脱オタクを決意したところ、校内でも人気の高いクラスメイト・天咲彩愛から脱オタ絶対に阻止してみせるからと宣言され、彩夢からエッチなアプローチを受けることになるというラブコメADV。
それぞれ変態な性癖を持つヒロインとのエッチなシチュエーションを楽しむというもので、今回はエッチシーンにアニメーションが付いているそうです。(全てのHシーンかどうかは不明)
今回、断面図や射精箇所選択があるそうですけど、そういったものは設定切替が出来るそうなので安心です。やはり好みがあると思うので、それぞれの機能のON/OFFを付けて選択の幅を広げる方向なのは大歓迎です。

製品版のあらすじ・感想は【こちら】。

リアルエロゲシチュエーション! キャラクター紹介
天咲彩愛 身長162cm B92(Gカップ)

オタクな主人公に一目惚れしたため、ギャルからオタクにジョブチェンジしたクラスメイト。スタイル抜群で明るく元気で誰に対しても分け隔てなく接することが出来るため、校内でもトップクラスの人気を誇る。
主人公の脱オタを防ぐため、エロゲシチュ満載な過激なアプローチを仕掛けてくる。

宮之上環奈 身長163cm B84(Cカップ)

主人公の想い人で脱オタのキッカケとなったクラスメイト。一見クール女子に見えるがヤキモチ妬きで甘えんぼな一面を持つ。
主人公とはとある出来事で仲良くなり、彩愛に対抗するためエッチなアプローチを始めるが、エッチの知識が乏しいため、そのアピール方法は初々しい。だが、ドS。

里神ゆり 身長156cm B98(Hカップ)

主人公の幼馴染。主人公を異性として意識してから疎遠になっており、それを知らない主人公からは「避けられている」と思われてしまっている。
主人公が彩愛や環奈から猛烈なアプローチを受けているのを見て、自分の想いをぶつけようとアプローチを開始する。しかし、片想いをこじらせた結果、ド変態な性癖になってしまったが、本人はそのことに気付いていない。ドM。

 

紹介されてたのはメインヒロイン3人だけですが、私の好みを把握している人ならば、ゆりちゃんが1番好きというのは分かってもらえるかと思いますw 幼馴染で童顔爆乳のツインテールとか最高でしょw 問題はエッチのシチュエーションかな。紹介されてたHCGで変ななのがあったので。おっぱい見せてくれると良いなぁ・・・。あとは、彩愛ですね。同じくおっぱい大きいから!w 環奈は(ry
アブノーマルなエッチというのがどこまでアブノーマルなのかが1番気になるところで、あまり変な方向にいかれるのはイヤだなっていうのが正直なところ。アニメーションがあっても、おっぱい見せないんじゃ意味ないし、道具を使われるのもイヤだし・・・。その点が不安かなぁ。
あと、ぶっちゃけ「ナデレボ!」からは予想できない方向のコンセプトなので、ちょっと戸惑っていますw ナデレボみたいなエッチシーンなら大歓迎なんですけどね~。瑠紫亜ちゃんとかあま姉とかおっぱい見せてたし。あれでアニメーション付くなら最高でしょうw
ともあれ、ヒロインの見た目は好みなので、あとは続報待ちですね。とりあえず、体験版をプレイしてから買うかどうか決めようと思います。

「リアルエロゲシチュエーション!」の公式サイトはこちらから↓
http://www.j-studio.net/reaero/】 

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「僕と恋するポンコツアクマ。すっごいえっち!」 藤真咲莉B2タペストリー

2016年09月22日 00時06分58秒 | 美少女ゲーム

「僕と恋するポンコツアクマ。」、藤真咲莉ちゃんのB2タペストリーを買いました(*'∇')

これは確か、恋クマ本編発売後に開催された「立ち絵鑑賞モードスクリーンショットコンテスト」で金賞を受賞した作品をタペストリー化したものだったかと思います。
この衣装の咲莉ちゃんがすごく可愛くて、電気外祭りで買おうと思ったんですけど、さすがに買えなかったので通販待ち状態でした(´・ω・`)
咲莉ちゃんは恋クマで1番好きなんですよね~。おっぱいで言ったら圧倒的に優なんですけど、その他もろもろ含めると咲莉ちゃんになります。まぁ実際は2人とも同じくらい好きなんですけどね!

あとは梨々愛ママの抱き枕カバーが欲しいなぁ・・・w

「僕と恋するポンコツアクマ。」のあらすじ・感想はこちら↓
桐谷梨々愛編】 【藤真咲莉編】【綾崎優編】【有瀬川アルル編】【葵雅妃編】【サブヒロイン編

「僕と恋するポンコツアクマ。すっごいえっち!」のあらすじ・感想はこちら↓
すっごいえっち!

「僕と恋するポンコツアクマ。」シリーズのグッズ購入品はこちら↓
マグネットシート】【綾崎優B2タペストリー】【藤真咲莉抱き枕カバー】【電気外祭り2016夏グッズ
綾崎優B2タペストリーTG通販ver.

「僕と恋するポンコツアクマ。」シリーズの公式サイトはコチラから↓

スミレ『僕と恋するポンコツアクマ。』応援中!

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咲莉ちゃん可愛いにゃ~ハメハメしたい(*´Д`*)b(ぁ

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「はるるみなもに!」 店舗特典イラストラフ一部公開

2016年09月21日 19時34分46秒 | 美少女ゲーム

2017年3月24日発売予定クロシェット最新作「はるるみなもに!」の店舗特典イラストラフが一部公開されています(*'∇')

今回公開されたのは4店舗でした。まぁその内3店舗は私が予約確定してる店舗でしたけどw

( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!

うむ、まごうことなきおっぱいである!余は満足じゃ(*´Д`*)b
ソフマップ(芽以ちゃん)&げっちゅ屋(英麻ちゃん)&メディオ!(叶ちゃん)の3店舗は予約確定でしたが(早期予約を抑えるためにソフマップは予約済)、メロンブックス(芽以ちゃん)の絵柄も良いんですよね~。あとはトレーダー(芽以ちゃん)とゲーマーズ(英麻ちゃん)の絵柄が分かれば、予約数が決まりますわ~。
5店舗になるかなぁ~って思ったけど、絵柄次第では3人の店舗は全部買いで6店舗になりそう?w 大変だなぁ~。

「はるるみなもに!」はおっぱい的にHCGにも期待しておりますので、楽しみにしておりますぞ!

※gooブログではクロシェットのURLは貼れません。御理解下さい。

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「ナツイロココロログ」 コンプリートサウンドトラック

2016年09月21日 00時07分39秒 | 美少女ゲーム

「ナツイロココロログ」のサントラを買いました(*'∇')

もちろんタペストリー付で買いましたよ!

本当、この作品はヒロインが可愛いですよね~(*´Д`*)b

さて、何故このサントラだけ単独で買ったのかというと、これの予約が開始された時点では、まだ電気外祭りに行けるかどうかがハッキリしてなかったのです。加えて事後通販もいつになるか分かってなかった。
それなら確実にサントラだけでも抑えておこうと思って、予約してたんですよね。そしたら、これが最後に届いたというw だから単独での紹介になった次第です。

サントラなんで劇中で使われた主題歌やBGMが収録されていますが、他にヒロインのテーマ曲のヴォーカルバージョンも収録されております。
ヒロインのテーマ曲のヴォーカルバージョンは結構良かったので、まだ聴いてない人は聴いてみて下さい。個人的にはやはり鈴ちゃんの歌がお気に入り!
BGMだとヒロインのテーマ曲とか、記憶の扉とかが好きかな。

ロロログのFDっていつ頃になるのかなぁ~。来年の春あたり?まだイベントで告知されただけなので、どんな内容になるか気になりますね~。
出来れば本編では意外と少なかったイチャラブ主体でいってほしいなぁ。シリアス要素はFDには要らないですw
ともあれ、今後もロロログの展開には注目ですね!

「ナツイロココロログ」のあらすじ・感想はこちら↓
臣苗鈴編】【七国小都音編】【名城綺新編】【常磐久遠編】【梅宮香奈恵編】 

「ナツイロココロログ」のグッズ購入品及び頂き物はこちら↓
電気外祭り2015冬グッズ】【Character1 2016グッズ】【ロロログカフェタペストリー
発売記念タペストリー&臣苗鈴マグカップ】【臣苗鈴×リン抱き枕カバー(添い寝CD付)
応援バナーキャンペーン当選:白もち桜先生直筆サイン入りポスター
2016夏イベントグッズ】 

「ナツイロココロログ」の公式サイトはコチラから↓ 

Hearts『ナツイロココロログ』応援中です!

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鈴ちゃん可愛いな~理想的な妹ですよね~。「お兄ちゃん」って呼ばれたい(*´Д`*)b

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「星恋*ティンクル」 店舗特典イラストラフ公開

2016年09月20日 19時35分22秒 | 美少女ゲーム

2017年1月27日発売予定きゃべつそふとデビュー作「星恋*ティンクル」の店舗特典イラストラフが公開されています(*'∇')

巨乳っ子の比率が高いため、絵柄次第では店舗特典選びに難儀しそうだと思ってましたw

・・・そういえば、咲良ちゃんが1店舗しかないんですね。この子も結構気に入ってるだけに・・・そらはちゃん&珠希ちゃんに偏ってるのが何とも・・・。いや、この2人も好きなので余計に困るwww
自分はソフマップは確定済、メディオ&トレーダーのも欲しいところ。あと、咲良ちゃんと珠希ちゃんも欲しいので、アマゾン&げっちゅ屋って感じですかね~。・・・あれ?5店舗になってしまうぞ(爆)
そして、真千叔母さんのグッズ追加とかないんですね・・・いつかグッズ化してほしいです。出来ればタペストリーか抱き枕カバーで!w ・・・え?凪ちゃん?ああ、おっぱいが小さ(ry
そういえば、通販でも早期予約が付くのは嬉しいですね。ただ、店舗のとは背景色とかが違うらしいです。まぁ、キャラの絵柄が同じなら自分はそれでOKです。貰えないものと思ってたのでw

「星恋*ティンクル」はキャラがすごく自分好みなので来年早々の期待作です!楽しみ!

「星恋*ティンクル」の公式サイトはこちらから↓ 

きゃべつそふと第一弾「星恋*ティンクル」応援中!

そらはちゃんの胸囲・・・もとい、脅威のIカップおっぱいが早く見たい(*´Д`*)b

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