『しあわせの絵の具』

カナダのフォークアート画家モード・ルイスの半生を綴った抒情詩のような映画です

若年性リュウマチを患い不自由な手に絵筆を握って描かれる彼女の作品は幸せに満ち溢れています

二人が暮らす４m四方の小さな家は彼女の描いた絵で彩られ

現在美術館に移築されているそうです

ホントにかわいいおうち

まさに現代人が憧れるカントリーライフですが

ガスも水道もない質素な暮らしだったみたいです

２００７年に「開運、なんでも鑑定団」で大橋巨泉さんが持参したモード・ルイスの絵は

鑑定価格１００万円だったそうです！

『シェイプ・オブ・ウォーター』

『シェイプ・オブ・ウォーター』予告編 | The Shape of Water Trailer


早速、見に行きました

切なくもいとおしい愛の物語ですって！

怪獣映画じゃありませんよ

「美女と野獣」では野獣が王子様に戻ってめでたしめでたしでしたが

アマゾンの半魚人は最後に王子様になるんでしょうか？

R15指定だったのでエロもグロも暴力も嫌だなぁと思って見に行ったんですが

映像の美しさとファンタジーの妙で帳消しになりました

「シザーハンズ」が大好きなあなたにはお薦めですけど

難しいうんちくを語りたい正統派のあなたには意味不明かもね

B級映画の要素満載ですがアカデミー賞最多１３部門ノミネート

ベネチア国際映画祭では金獅子賞を受賞しました

『グレイテスト・ショーマン』

「グレイテスト・ショーマン」を観ました

１９世紀アメリカの興行師P・Tバーナムの成功物語を描いたミュージカルです

「レ・ミゼラブル」と「ラ・ラ・ランド」を足して２で割ったような映画です

音楽が素晴らしい

ショーの楽しさを体感しました

「ルージュの手紙」

「ルージュの手紙」予告編


師走の銀座で「ルージュの手紙」を観ました

カトリーヌ・ドヌーブはふくよかになれましたが相変わらずおキレイ！

音信不通だった亡父の先妻が突然現れたらどうしましょう

迷惑以外の何物でもありませんけどカトリーヌ・ドヌーブだったら仕方ないですね

母と娘どちらの立場も理解できて微妙ですけど深刻過ぎず時には笑いも交えて

パリの街とセーヌ川を背景に繰り広げられるオシャレな映画でした

映画『ドリーム』

映画『ドリーム』予告


アメリカと旧ソ連が熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた1960年代初頭

NASAに勤務する3人の黒人女性の実話を映画化しました

人種差別が激しい時代にしかも女性であることは

どんなに優秀な人材でも活躍するのは困難なことでした

有人飛行でソ連に先をこされてしまったことで国の威信をかけて

アメリカ初の有人飛行を成功させるために尽力した彼女たちに拍手です

NASAにIBMのコンピューターが導入されたことにより

多くの人が職を失うことになったんですね

AIの登場で人力が不要になる日もそう遠くないかも知れません

久しぶりにお目にかかったケビン・コスナーは役得とは言えなかなかよかったです

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』

キャサリン妃がプレミアに来場！『ボブという名の猫　幸せのハイタッチ』予告編


ロンドンの街でホームレス同然だったストリートミュージシャンのジェームスが

ノラ猫と出会ったことで薬物依存症から抜け出して人生をやり直す物語

イギリス人なら誰でも知ってる実際にあったお話

ジェームスはルーク・トレッダウェイが演じていますが

ノラ猫のボブ役は本人(本猫？)が出演していると言うのでこれは必見！

まあ、名演技でしたね

ハート鷲掴みされちゃいました

猫と一緒ならどんな困難も乗り越えられるんですね

家に帰って玄関に出迎えてくれたミーちゃんが１００倍愛らしく感じました

この子のために元気で長生きしようと思うわたくしでございます

ボブという名の猫

"A Street Cat Named Bob" The Big Issue cat - iPhone 4s 1080p


映画化された「ボブという名の猫」

ジェームスと愛猫ボブの実際の映像です

『マイ ビューティフル ガーデン』

『マイ ビューティフル ガーデン』予告編


イギリス人のライフスタイルにガーデニングは欠かせないもののようです

お庭の手入れをしないで放っておいたら家主さんから退去命令が

実際英国ではキレイに手入れされたお庭をキープすることが義務のようです

イングリッシュガーデンとホンワカ物語が幸せな気分にしてくれます

猫の額ほどの荒れ果てた我が家の庭を何とかしなければと反省しました

彼らが本気で編むときは、

『彼らが本気で編むときは、』予告編


生田斗真演じる性同一性障害のリンコと彼女？を取り巻く人々の物語です

障害と言う重いテーマに正面から丁寧に取り組んだ作品です

この映画を観たら中高６年間朝礼で行われてた運針を思い出しました

1mの白い晒の布を赤い糸で端から端まで只々縫うんですが

中1の入学したての頃は1本も縫えなかったのに

６年後の卒業時には誰もが３本以上縫えるようになってました

この運針は無我の境地に到達する修行僧のように無心にやらなくてはいけません

おしゃべりしてたりしたら怒らられます、ちっとも楽しくありません

リンコさんの編み物はこの運針みたいでした

運針は５分間縫ったらすぐにほどいて白い布に戻しますが

リンコさんの編んだ作品は煩悩として溜っていくなんて・・・

編み物はもっと楽しいものよと言いたい

出来上った作品はどんなに小さくて下手くそでも愛情が湧いてくるのもです

編み物のことが気になって役者の演技とかどうでもよくなってしまいましたが

認知症の老婆役のリリーさんはこれが遺作になってしまったんですね

編み物愛好者としてはちょっと悲しい映画でした

『ラ・ラ・ランド』

『ラ・ラ・ランド』本予告


ららぽーとで「ラ・ラ・ランド」観ました

アカデミー賞で見事作品賞受賞！！

・・しなかったんですよね

前代未聞の顛末はドッキリでもやりすぎ

結局、エマ・ストーンの主演女優賞はじめ６部門でオスカー獲得しました

女優の卵とジャズピアニストの恋物語をミュージカルで楽しみました

古き良き時代のハリウッド・ミュージカルって感じで

素晴らしい歌とダンスにうっとり

『92歳のパリジェンヌ』

『92歳のパリジェンヌ』予告篇


リオネル・ジョスパン元仏首相の母親の実話です

「死ぬ権利」重いテーマですけど悲観的なとらえ方ではなく、

時にはユーモアも交えて物語は繰り広げられます

主役を演じたマルト・ヴィラロンガは実年齢８２歳だそうですがお見事！

今まで出来たことが一つづつ出来なくなって

家族に迷惑をかけるようになったら・・

私はちょうどこの映画の娘の立場ですけど母親の気持もよく分かります

オランダ、スイスなど安楽死が合法の国があることや

ディグニクスというスイスの団体が死ぬ権利を幇助することも

この映画を見たことで知ることができました

歌舞伎座行って来ました

八代目中村芝翫襲名披露を観てきました



例の「不徳のいたすところ」で一躍話題の人となった中村橋之助の芝翫襲名と

３人の息子たちもそれぞれ橋之助、福之助、歌之助襲名です

よっ、成駒屋！



歌舞伎座が新しくなって初めての観劇です

プログラムは「藩髄長兵衛」はじめ文句なしに楽しめました

七之助の「女暫」美しかったぁ～！

コント仕立てのアドリブもあって現代風だなぁと感心しました

以前、私の日本舞踊の師匠が旧歌舞伎座の舞台に立った時

楽屋から舞台裏を案内していただいて奈落の底まで見学しましたが

古い木製の大仕掛けがまるで迷路のように入り組んでいました

「ザ・ビートルズ～EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years」

「ザ・ビートルズ～EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years」本予告


ビートルズのライブに密着したドキュメンタリー映画です

キャバーンクラブから１９６９年アップルの屋上で行われた「Get Back」まで

世界中のツアーライブを身近で体験した人達のインタビューを交えて

彼らのサクサスストーリーが繰り広げられます

日本からは写真家の浅井慎平さんが武道館公演の模様や

当時の社会現象としてのビートルズを語っています

中でもウーピー・ゴールドバーグの逸話はとっても感動的でした

本編終了後、１９６５年のシェアスタジアムのライブが上映されます

本編よりこちらの方が見る価値ありと思いますよ

当時の音源では観衆の嬌声で何も聞こえなかったと言われていたのに

デジタル技術の進歩のお蔭で見事に再現されています

わたくしの青春のすべてがビートルズだったと言っても過言ではありません

もちろん武道館公演にも行きましたよ

当日着て行ったブルーのワンピースはしっかり覚えているのに

チケットの入手法がすっかり飛んでいます

来日中宿泊してたホテルが学校のすぐそばだったので

休み時間に見物に行ったりしました

あれから５０年・・・

私の葬儀の際には”Long And Winding Road”で出棺して下さいと

娘婿さんにお願いしてあります

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』予告編


ファンタジーの世界に行って来ました

難しいうんちくは置いといて圧倒的な映像美を堪能しました

いつも３Dは疲れるの覚悟で見るんですが今回は全然平気

なぜなら吹き替えだったからです

字幕を追う煩わしさがないので３Dは吹き替えがお勧めです

どうしてもJ・デップの声が聞きたい方は字幕でどうぞ

映画『マイ・インターン』

「マイ・インターン」は心がホッコリする映画でした

ネットのファッションサイトを運営する３０才の女社長と

彼女の元に配属されたシニア・インターンとの物語です

ジェネレーションギャップでクスっと笑える仕掛けですが

わたくし的にはデニーロ世代ですから失笑することも・・

この映画に悪人は登場しません

爆発したり戦ったり血飛沫が飛び散ったりもしませんが見応え充分

肌寒いこの時期に幸せな気分で心が和みます

ゴッドファーザーがカワイイおじいちゃんになってしまってビックリですが

名優はどんな役でもこなせるんですね

この映画は年寄りが若者と上手くコミュニケーションとる鍵が

あちこちに隠されててためになります

思ったことを即言葉にせず、過去の栄光を語らず

常に謙虚な態度でまず若者を認めるってことですかね

分かっちゃいるけどなかなか出来ない